掃除機の想定使用期間は6年? 買い替えに役立つ4つの知識とは?

今年も暑い夏がやってきました。そして、暑さといえば家電製品の天敵。精密機械を壊す大きな原因です。暑い中で掃除機を使っていれば、不具合を引き起こすリスクも高まることでしょう。

そこで、今回は掃除機の寿命や掃除機選びのポイントなど、買い替えに役立つ情報をご紹介します。ぜひ、最後までお付き合いくださいね。

  1. 掃除機の買い替え時期について
  2. 掃除機の寿命が近くなると起きる不具合
  3. 掃除機選びのポイント
  4. 掃除機の処分方法

1.掃除機の買い替え時期について

1-1.平均寿命は10年

掃除機の想定使用期間は7年程度とされています。しかしながら、国立環境研究所の『製品使用年数データベース』によれば、掃除機の寿命は8~12年です。平均すれば10年ということになりますね。ただし、この統計は2008年までのものなので、現在の高性能掃除機がどれだけの寿命になるのか、正確な値は出すことができません。

また、掃除機の種類によっても寿命が変わってきます。たとえば、紙パック式掃除機のように単純な構造の掃除機なら、10~15年程度使っても壊れない場合もあるようです。逆に、サイクロン式掃除機では数年で壊れることもあります。もちろん、紙パックだから寿命が長く、サイクロン式だから短いというわけではありませんので悪しからず。

サイクロン式がすぐに壊れてしまう原因は、フィルターの手入れを面倒くさがっておこたることが原因。小まめに掃除してフィルターをキレイにし、定期的にフィルターを買い換えれば長持ちするはずです。

1-2.企業の想定する使用期間は6年前後

掃除機の修理用部品は、製造終了から6年間しか保管されません。つまり、製造が中止してから6年たてば修理することができなくなるということです。もちろん、販売直後に製造中止になると言うことは滅多にありませんが、数年もすれば製造が終了することでしょう。ですから、買い替え時期は6年を目安にするのも1つの手となりますね。

2.掃除機の寿命が近くなると起きる不具合

2-1.モーターが壊れた

掃除機の寿命を語る上で最初にお話ししなければいけないのが、モーター。モーターは掃除機の心臓であり、掃除機の寿命はモーターの寿命と同義ともいえるほど密接に関係しているからです。

そして、モーターには寿命があります。寿命は掃除機の使用品どうによって大きく変わりますが、基本的にはカーボンブラシという部分がすり切れて使い物にならなくなると、モーターの寿命です。

モーターには寿命があります。寿命に至る時期については、掃除機のご使用頻度により大きく変動しますがモーターの部品である「カーボンブラシ」が摩耗したときがモーターの寿命です。

モーターが寿命を迎えると通電しなくなり、完全に掃除機として使えなくなるでしょう。ですから、モーターに異常を感じるようになれば、寿命が近いと思ってください。

2-2.動かない(起動しない)

電源を入れても掃除機が動かなくなるというのも、寿命が近いことを示す代表的な症状。原因はモーターか基板の異常が考えられるでしょう。

2-3.モーターから火花が出る

モーターから火花が出るのも時々見られる症状です。モーターからは火花が出るのは普通のことではありますが、掃除機の外まで火花が出ることはまずありません。

外まで火花が出ているようでしたら、何かしらの異常が発生している証拠。寿命が近いと考え、買い替えるのが無難です。

2-4.異音や異臭がする

まれに見られる症状で、電源基板が過電流などの不具合を起こしているのが原因です。この状態を放置すると基板が壊れるのはもちろん、電流の異常によってモーターなども破壊するでしょう。結果、修理不可能なほどの状態にまで陥ることがあります。保証期間内でも、完全に壊れていると、保証が効かないこともあるので、注意してくださいね。

3.掃除機選びのポイント

近年ではアメリカの『iRobot社』が開発したロボット掃除機の『ルンバ』や、イギリスのダイソン社が販売するサイクロン掃除機など、高性能・多機能の掃除機が数多く販売されています。

このほかにも多種多様な掃除機があり、日本の大手家電メーカーであるパナソニック、東芝、日立、シャープなどの会社からも競うように開発され、その選択の幅は日々広がっていると言っても過言ではありません。

しかし、選択の幅が広がったがゆえに、選ぶ際にはどのように選べばいいのか分からないという人も増えているようです。そこで、この項目では掃除機を選ぶ際のポイントについてご紹介します。

3-1.集じん方式で選ぶ

掃除機選びで大きなポイントとなるのが集じん方式です。集じん方式には主に『紙パック式』『サイクロン式』のに種類に分けられます。

『紙パック式』の特徴としては、密閉性が高い構造のため吸引力が強いことが挙げられるでしょう。また、吸ったゴミを捨てる際に紙パックごと捨てられるため、ゴミに触れることがなく衛生的です。

デメリットは、吸引力が落ちやすいことが挙げられます。また、排気のニオイが臭かったり細かいホコリが吹き出たりすることがあるでしょう。

『サイクロン式』の特徴としては、吸引力の持続性が挙げられます。これは排気とゴミの経路が別であることによると口調です。また、紙パックを使用しないので経済的であるというのも重要なポイントでしょう。

デメリットとしては、ゴミを捨てる際にゴミの粉が零れたり、舞い上がったりすることが挙げられます。そのほか、フィルターの掃除や定期的な取り替えといった、メンテナンスが必要です。

ゴミに直接触りたくない人など、衛生面を気にする人は紙パック式。経済面や吸引力の持続性ならサイクロン式を選ぶと良いでしょう。

3-2.タイプから選ぶ

掃除機は『7タイプ』に大きく分けることができます。一般的に家庭で使われるキャニスター型や身の回りを掃除するコンパクトなハンディ型。自動でお部屋の掃除してくれるロボット型や、布団のダニを除去する布団クリーナーなどなどさまざまです。

では、どのようなタイプがあり、どのような特徴があるのか見ていきましょう。

  • 『キャニスター型』…… 私たちの思い浮かべる掃除機と言えばこれでしょう。本体の下に車輪が付いており、引きながら移動するタイプです。パワーが強力で吸引力にすぐれています。
  • 『ショルダー型』…… ストラップを肩にかけ、持ち運びしながら使うタイプ。階段や家具の上など、重いキャニスター型などでは難しい場所を掃除するのに役立ちます。
  • 『ハンディ型』……片手で持ち運びできる小型タイプ。ショルダー型よりもさらに小型です。狭い場所やすき間などの掃除に力を発揮しますが、本体が小さい分パワーが弱くなるのがデメリット。
  • 『スティック型』……立てて置ける縦長のタイプです。置きやすいので、収納場所が限られる家庭などに最適でしょう。
  • 『ロボット型』……掃除機自体が動いて掃除してくれるタイプです。便利ではありますが、コードや絨毯などの段差で動かなくなってしまうことも多く、家庭によっては無意味な場合もあります。
  • 『スチームクリーナー』…… 高温の蒸気を噴射し、汚れを浮かして落とす掃除機です。台所のガス代や換気扇、レンジ周りの油汚れのほか、床や窓、外壁などさまざまなシーンで活躍します。
  • 『布団クリーナー』…… 布団に付着したダニやホコリ、花粉を取り除く専用クリーナーです。

4.掃除機の処分方法

新しいものに買い替えるとなると、今度は不要になった掃除機が出てくるはず。では、どのように処分すれば良いのでしょうか。

基本的には以下の2つの方法で処分することとなります。

  • 自治体に回収してもらう
  • 不用品回収業者に依頼する

おすすめは不用品回収業者に依頼して回収してもらう方法です。

自治体による処分の場合、掃除機は粗大ゴミとして扱われます。しかし、粗大ゴミを捨てるには粗大ゴミ券を購入するために面倒な手続きが必要となり、面倒です。

粗大ゴミの出し方

  1. まずは自治体に収集を依頼します。この時、必要となるゴミ処理券の金額と受付番号などを聞区のを忘れずに行っておきます。
  2. ゴミ処理券をコンビニやスーパーなどの取扱店で購入しましょう。ゴミ処理券は処分する品目によって金額が変わってきますので、間違えないように注意してください。
  3. ゴミ処理券に受付番号などの必要事項を記入しましょう。
  4. ゴミ処理券をゴミに貼り付け、回収日当日の朝に指定の場所へ運びます。

粗大ゴミを出す手順は以上の通りです。さらに、粗大ゴミの回収には決められた曜日があるため、タイミングが悪いとゴミを捨てるだけで1週間以上かかってしまうこともあります。これはとても面倒ですよね。

しかし、不用品回収業者の場合はこれらの問題がすべて解決します。電話1本ですぐに来てくれますので手間かがかかりませんよ。さらに、ついでに処分したいものがあれば引き取ってくれますので、ついでに不用なものを処分するのも良いでしょう。

まとめ

いかがでしたか?

今回は掃除機の買い替えにまつわる記事をご紹介しました。

  1. 掃除機の買い替え時期について
  2. 掃除機の寿命が近くなると起きる不具合
  3. 掃除機選びのポイント
  4. 掃除機の処分方法

掃除機は1度買えば長く使うものですし、価格も高価です。買い替えの際には今回の記事を参考にして、慎重に行ってくださいね。