加湿器の処分にお困りの人へ! ごみ・リサイクルなど処分方法教えます。

加湿器は、肌や喉の乾燥対策に欠くことができない生活家電です。最近では、1台だけではなく部屋ごとに設置しているご家庭も増えています。けれども、加湿器は故障したり古くなったりすると「どうやって処分すればいいの?」と迷ってしまうものです。加湿器は、小型でシンプルな構造のものから大型で高性能なものまで種類が多く、処分方法も異なります。そこで、ここでは加湿器の処分にお悩みの人に向け、廃棄・リサイクル・下取り・買い取りなど、さまざまな方法をご紹介しましょう。

  1. 加湿器を処分したい、廃棄したい、捨てたい
  2. 小型家電リサイクル法と加湿器
  3. 加湿器の処分~自分で捨てる場合~
  4. 加湿器の処分~販売業者の下取りによるもの~
  5. 加湿器の処分~リセールする場合~
  6. 加湿器の処分~回収業者に頼む場合~
  7. 加湿器の処分~よくある質問~

この特集を全部読むことで、加湿器の処分方法にもいろいろあることがおわかりいただけるでしょう。自分にとって最適な処分方法を見つけてください。

1.加湿器を処分したい、廃棄したい、捨てたい

処分方法を決める前に、加湿器の基礎知識を学んでみましょう。

1-1.加湿器の人気と特徴

冬は外気が乾燥するだけではなく、エアコンやストーブなどの暖房器具で室内も乾燥します。乾燥すると、肌のうるおいがなくなり肌荒れを引き起こすだけではなく、鼻や喉の粘膜も乾くのでインフルエンザや風邪にかかりやすくなるのです。そこで、室内に適度な湿度をもたらしてくれる生活家電として「加湿器」が人気となっています。

一般的に、人が「快適だな」と感じる湿度は40%~60%の間です。40%よりも下がると肌や唇、喉などに乾きを感じます。湿度設定ができる加湿器を使用すれば、快適な湿度を保つことができるのです。けれども、ひとくちに加湿器といってもさまざまな種類があり特徴も異なります。次の項で詳しくご紹介しましょう。

1-2.加湿器の種類

加湿器は、スチーム式・気化式・超音波式・ハイブリッド式の4種類に分かれます。それぞれの特徴をご紹介しましょう。

1-2-1.スチーム式加湿器

一番オーソドックスなタイプで、電気で水を高温にして蒸気(スチーム)を出す構造になっています。スチーム式は2つ種類があるのです。

  • ポット式:お湯を沸かすポットと同じで、本体のタンクに水を入れスイッチを押すだけのシンプルな構造になります。加湿能力が高く手入れが楽なのがメリットでしょう。ただし、音がうるさい・電気代が高い・デザインがおしゃれではないなどの問題点もあります。
  • 蒸発皿式:本体の蒸発皿に水を入れ加熱して蒸気にします。ポット式よりも電気代は安く音も小さくなりますが手入れが面倒です。

1-2-2.気化式加湿器

水を含んだフィルターに、内蔵ファンの風を当て加湿する構造です。短時間で加湿でき、電力をあまり使用しないので電気代は安くなります。ただし、パワー不足なので広い空間には向いていません。また、細菌の発生を防止するために定期的なフィルター交換と掃除が必要です。

1-2-3.超音波式加湿器

超音波で水に振動を与え微粒子に変えて、内蔵ファンで空気中に拡散する構造です。熱を発生しないので電気代を抑えることができます。また、おしゃれなデザインが多いのも特徴です。ただし、水を熱湯にしないため、水に含まれている雑菌なども一緒に拡散してしまうのが難点でしょう。

1-2-4.ハイブリッド式加湿器

スチーム式・気化式・超音波式の短所を改良したタイプになります。加熱した蒸気を、超音波式か気化式で室内に拡散する構造です。急速に加湿ができ、部屋の乾燥状態に合ったモードに自動切り替えができます。また、電気代はスチーム式より安いのもメリットです。ただし、高機能なので値段は高くなります。

1-3.加湿器の寿命について

加湿器は、寿命が近づくと以下のような故障が起こりやすくなります。

  • タンクの水が温まらず蒸気が出ない、蒸気の量が少ない(スチーム式・超音波式・ハイブリッド式)
  • 振動を起こす部品の動きが悪い(超音波式)
  • 音が急に大きくなった(超音波式)
  • 送風ファンが動かない(気化式)

タイプによっても異なりますが、加湿器の寿命は平均「5年」といわれています。ただし、本体の掃除・水あかの除去・フィルターの交換などメンテナンスをしていないと、寿命はもっと短くなるのです。

1-4.修理か買い替え・廃棄か?

加湿器の調子が悪くなると、修理に出したほうがいいのか、買い替えしたほうがいいのか見極めに迷うものです。一般的には、メーカーの保証期間内であれば無料で修理をしてくれます。ただし、消費者が間違った使い方をして故障した場合は、有料になることもあるのです。

保証期間が過ぎている場合は、寿命の「5年」を基準に考えましょう。また、購入金額や修理代も含めて判断する必要もあるのです。修理代は、製品・メーカー・故障内容により異なります。数千円の加湿器で保証期間が過ぎている場合は、修理代を払って使い続けるよりも買い替えをするほうがお得です。数万円の高額な高機能加湿器の場合は、メーカーに修理代を問い合わせ、金額によって判断するといいでしょう。

1-5.加湿器は何ごみ?

加湿器は、広い空間を加湿できる大型からデスクの上に置ける小型までさまざまな大きさがあります。大きさによって、粗大ごみか燃えないごみになるのです。一般的に、粗大ごみは「縦・横・高さがだいたい30センチを超えるもの」となっています。ただし、自治体によっては「50センチ以内」などサイズが異なるのです。また、小さい加湿器については「小型家電リサイクル法」に基づいた回収を行っている自治体もあります。小型家電リサイクル法については、次の項で詳しくご説明しましょう。

2.小型家電リサイクル法と加湿器

加湿器を廃棄するにあたって知っておきたいのが「小型家電リサイクル法」です。どのような制度なのでしょうか。

2-1.小型家電リサイクル法について

「小型家電リサイクル法」は、正式には「使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律」という名称です。平成25年の4月1日からスタートし、現在は徐々に各自治体で取り組みが広がっています。

小型家電は金・銀・銅・鉄・アルミニウムなどの有用な金属を使用しているのです。現在、1年間にごみとして出る小型家電は約65万トンで、そこに含まれている金属は約28万トンになり、金額にすると844億円分にもなります。そこで、小型家電リサイクル法を定め、価値ある小型家電をそのまま廃棄せず、回収して再資源化し有効活用することになったのです。

2-2.加湿器は対象品目か?

小型家電リサイクル法では、400品目以上の家電が回収対象になっています。加湿器ももちろん対象になっているのです。しかしながら、小型家電リサイクル法は参加している自治体と、していない自治体があります。また、回収対象になる品目も異なるのです。加湿器を回収に出すときには、事前に自治体に確認してください。

2-3.対象品目の処分方法

小型家電は、以下の方法で回収してから処分します。(自治体によって異なる)

  • ボックス回収:役所などに設置した「小型家電回収ボックス」に、不要な小型家電を入れてもらう方法です。
  • ステーション回収:燃えるごみ・燃えないごみと同様に、ステーション(ごみ収集場)に「小型家電回収用コンテナ」を置き、不要な小型家電を入れてもらう方法です。自治体が決まった日時に回収します。
  • ピックアップ回収:粗大ごみや燃えないごみとして出た小型家電を、自治体の職員がごみ処理場でピックアップして回収する方法です。
  • そのほか:市民団体が決まった日時・場所で回収する方法や、地域のイベント時に回収コンテナを設置して回収する方法もあります。

回収した小型家電は、リサイクル事業者が分解・破砕(はさい)・選別をします。そして、金属製錬事業者が有用な金属を取り出しメーカーに渡すのです。メーカーは、それを原材料として製品に使用し再び製品となって消費者の手に渡ります。

上記に挙げた回収方法の中では、「ボックス回収」が一番ポピュラーです。後の項で詳しくご説明しましょう。

2-4.注意点

小型家電リサイクル法は、参加している自治体とまだ参加していない自治体があります。また、回収方法も異なるので各自治体のホームページをチェックするか、電話で問い合わせをしてください。

3.加湿器の処分~自分で捨てる場合~

加湿器を自分で捨てる場合、どのような方法があるのでしょうか。

3-1.自治体回収の場合

自治体にごみとして回収してもらう方法です。粗大ごみに出すか、小さければ燃えないごみに出すことができます。また、「2.小型家電リサイクル法と加湿器」でご説明したように、自治体によっては小型家電リサイクル法に基づいた回収をしているのです。

3-2.自治体回収で自分がやるべきこと

加湿器を自治体の「粗大ごみ」に出すときには、自分で回収の手配をする必要があります。

  1. 自治体の粗大ごみセンターに、電話かインターネットのフォームで回収を依頼する
  2. 回収してもらいたい加湿器の個数と大きさを伝える
  3. 回収日時を予約し回収場所と処分費用を聞く
  4. 処分費用は「有料粗大ごみ処理シール」で支払うので、3で教えられた金額に相当するシールを購入する
  5. 処分する加湿器にシールを貼り、予約日時に指定回収場所に出す
  6. 自治体の回収車が回収する

粗大ごみセンターの連絡先や、有料粗大ごみ処理シールの販売場所は、各自治体のホームページに掲載してあります。地域によっても異なりますが、加湿器の処分費用は一般的に300円ほどです。回収ではなく自分で粗大ごみセンターに持ち込めば、処分費用が半額になります。

インターネットでは「家電を分解すれば燃えないごみに出せる」という記事を見かけることがあるでしょう。けれども、基本的に粗大ごみは「品目」で判断します。分解・解体しても粗大ごみ扱いになるので注意してください。

3-3.粗大ごみのメリット・デメリット

自治体の粗大ごみに出す方法は、手軽で処分費用が安いのもメリットです。しかしながら、以下のようなデメリットもあります。

  • 希望する日に回収の予約ができないことがある
  • 回収日当日、朝早く回収場所に出さなければならない
  • 重い加湿器を自分で回収場所まで運ばなければならない
  • 粗大ごみセンターに運ぶ場合、加湿器を積める車が必要

3-4.回収ボックスに捨てる方法

「2-3.対象品目の処分方法」でご紹介したように、不要になった小型家電を「小型家電回収ボックス」に入れる方法です。

回収ボックスは黄色や黄緑色で、設置場所は自治体の役所玄関・大手家電量販店・大型スーパーマーケットなどになります。回収ボックスに入れられるのは、だいたい「縦15センチ×横40センチ×奥行き25センチ以下」の小型家電です。回収ボックスの設置場所や、入れてもいい小型家電のサイズなど詳細は自治体によっても異なります。ホームページなどで確認してください。

3-5.回収ボックスのメリット・デメリット

回収ボックスは、不要になった加湿器を中に入れるだけなので気軽で簡単です。また、無料で利用できるのもメリットでしょう。ただし、以下のようなデメリットもあります。

  • 自治体によっては回収ボックスの設置を行っていない
  • 回収ボックスに入れてもいい小型家電のサイズは自治体によって異なり、処分したい加湿器を入れられないこともある

4.加湿器の処分~販売業者の下取りによるもの~

新しい加湿器に買い替えをする場合は、販売業者の下取りサービスを利用できることもあります。買い替えのタイミングや時期、下取りについてご説明しましょう。

4-1.こんなときは買い替えがベター

加湿器の寿命といわれている「購入から5年」が近くなり、「1-5.加湿器の寿命について」でご紹介した症状が現れている場合は、買い替えをしたほうがいいでしょう。

また、五千円以下のリーズナブルな加湿器で保証期間が過ぎている場合、修理代を数千円支払うよりも買い替えたほうがお得です。基本的には、数万円もする高額な製品でもない限り、保証期間が過ぎた加湿器は処分して新しい製品に買い替えをしたほうがいいでしょう。

4-2.新製品が安い時期は?

メーカーによっても異なりますが、一般的に加湿器の新製品リリースは、本格的な乾燥シーズンを前にした「8~11月」といわれています。新製品発売前後は、今まで新製品だったものの値段が下がることが多いのです。8月になったら、メーカーのホームページや家電販売店などのホームページをこまめにチェックして、値下がりするタイミングを狙いましょう。

また、家電販売店では、年末年始・決算期・ボーナス時期にセールを行います。この時期は、新製品でも値引きをするので加湿器を安く手に入れられるチャンスです。

4-3.販売業者の下取りについて

下取りとは、お客さまが「対象になる新製品を買うこと」を条件に、不要な家電を買い取りすることです。しかしながら、ほとんどの販売業者では下取りを行っていません。お金ではなくポイントで還元するシステムや、古い製品を買い取るのではなく無料回収する販売業者が中心です。「新しい製品と同じ製品・同じ個数・一定の値段以上の製品」などが条件となっています。

4-4.通販業者の下取りについて

通販業者では、新しい製品に買い替えをするときに下取りを行っているところがあります。家電販売店と同様「同じ製品・同じ個数・一定の値段以上の製品」が下取りの条件です。

4-5.手数料について

新しい製品を購入しても、業者によっては古い製品を回収する手数料や運搬費・送料などを取ることがあります。金額は業者によって異なるのです。

4-6.下取りのメリット・デメリット

下取りは、新しい加湿器を購入すると古い製品を引き取ってくれるので処分の手間がかからず便利です。けれども、新しく製品を購入しなければならない、製品の値段に制限があるなどいろいろな条件があるのがデメリットでしょう。

4-7.注意点

下取りを希望する場合は、まず、新しい加湿機を探す前に「下取りを行っている販売業者(通販業者)」を先に探す必要があります。また、下取りの条件や方法、手数料なども事前に問い合わせをして確認してください。

5.加湿器の処分~リセールする場合~

まだ使用できる、ほとんど使っていないなどの加湿器は廃棄処分にするのはもったいないものです。リセール・リサイクルで有効活用する方法があります。どのような方法があるのかご紹介しましょう。

5-1.買い取りしてもらえる加湿器とは

以下のような加湿器は買い取りが可能です。

  • 未使用もしくは新品同様で使用感がなくきれいな状態のもの
  • 最新モデルもしくは1~2年前のモデル
  • 高機能のハイブリッド加湿器
  • 空気清浄機と一緒になっている加湿器
  • 人気ブランド (カドー・ダイソン・バルミューダ・パナソニック・ダイニチなど)の加湿器

5-2.リサイクルショップ

生活家電を扱っているリサイクルショップに買い取りしてもらう方法です。買い取りの流れは、お店によって詳細が異なります。

5-2-1.買い取りの流れと買い取り相場

一般的には、加湿器を店頭に持ち込み査定を依頼します。見積金額に納得がいけば交渉成立となり、現金で支払ってもらえるのです。買い取り価格は、メーカー・製品の種類・未使用か使用済みか・製造年からの経過年数・製品の状態によって大きく異なります。一例を挙げると、カドー・パナソニック・ダイソン・バルミューダなど人気ブランドの高機能加湿器の場合、未使用・未開封の新品なら約半額弱~半額ほどの買い取り金額です。

5-2-2.リサイクルショップのメリット・デメリット

家の近くに生活家電を扱っているリサイクルショップがあれば、加湿器の買い取りが可能か、回収に来てもらえるかなどを気軽に聞くことができます。けれども、近くにない場合は自分でこん包し宅配便で送らなければなりません。また、加湿器は衛生面を気にする人が多いものです。中古の場合は買い取り不可能、もしくは二束三文の低価格でしか買い取ってもらえないこともあるのがデメリットでしょう。

5-3.ネットなどのリセール

インターネットのリセールといえば、オークションが一般的です。大手オークションサイトは、無料登録をするか無料会員になれば利用できます。

5-3-1.オークション出品の流れと入札相場

まず、オークションサイトに利用申し込みをします。そして、売りたい加湿器の写真を撮影し、商品の名前・メーカー名・特徴・使用年数・ダメージの有無などの説明文を添え、開始金額と期間を指定して出品してください。入札相場は、ブランド・製品の状態・使用年数・購入時の価格などによって大きく異なります。あまり状態のよくないものや古いものは、ほとんど値が付かないと思っていたほうがいいでしょう。

5-3-2.オークションのメリット・デメリット

オークションは、デジタルカメラとパソコンなどがあれば気軽に参加できます。リサイクルショップで買い取りを断られたものでも、買い手が付くことがあるのも魅力です。しかしながら、以下のようなトラブルに巻き込まれるデメリットもあるので注意してください。

  • 商品を送ったのに、落札者が代金を支払ってくれない
  • 傷や不具合はチェックしたのに身に覚えのないクレームを付けられた
  • 商品は届いているはずなのに「届いていない」といいはられた

5-4.高価買い取りのコツ

できるだけ高額で買い取りをしてもらうためには、以下のようなことに気を付けましょう。

  • 加湿器の外側をきれいにする
  • 水を入れるタンクなど、内部も掃除する
  • 保証書・取り扱い説明書・付属品をそろえる
  • 購入時の外箱があればそれに入れる

6.加湿器の処分~回収業者に頼む場合~

加湿器を自分で処分するのが大変な場合は、回収業者に依頼をする方法もあります。

6-1.回収の流れや回収方法

不要になった生活家電などを回収する業者はいろいろあります。回収方法は業者によって異なりますが、以下のような方法があるのです。

  • 持ち込み回収:業者の事業所に不要品を持ち込む
  • 宅配回収:ダンボールに不要品を入れて業者に送る
  • 出張回収:業者のスタッフが自宅に来て不要品を回収する

出張回収の場合は、申し込みフォームや電話で回収を依頼→業者の訪問日時を決める→スタッフが当日訪問して回収するという流れになります。

6-2.回収料金について

回収業者によって料金はさまざまです。加湿器の場合、大きさや重さ、処分する個数によっても異なります。一例を挙げると、5キロ以下の加湿器は1,000円~です。全国対応の回収業者・パソコンダストなら「回収料金も送料も無料」となっています。

6-3.回収業者のメリット・デメリット

宅配回収や出張回収のある業者を利用すれば、自分で粗大ごみの手配をしたり、回収場所まで運んだりする手間がいりません。また、加湿器以外にも処分したい家電などがある場合、まとめて回収を依頼できるので暮れの大掃除や引っ越しのときに便利です。いつでも自分の都合がいい日時に依頼できるのもメリットになります。

デメリットは特にありません。ただし、信頼できる業者を探す必要があります。どのような業者を選べばいいのか、次の項でご紹介しましょう。

6-4.回収業者選びのポイント

業者を選ぶときには、ホームページで以下のことを確認してください。

  • 会社の所在地・電話番号・メールアドレスなどが明記してある
  • サービス内容を明確にしている
  • 無料問い合わせ・相談窓口がある
  • 古物商の許可を持っている(古い家電を回収しリユース・リサイクルする場合に必要)

6-5.コストをかけずに回収してもらうコツ

不要になった加湿器の回収には、できるだけお金をかけたくないものですよね。一般的には、不要品の回収は回収費用や運搬費用などが必要になります。けれども、無料で回収する業者もあるのです。全国対応で、パソコン・不用品の回収を行っているパソコンダストは、回収費用が無料になります。また、店頭持ち込み・宅配回収・出張回収のすべてを行っているのです。

パソコンダストでは、パソコン・スマートフォン・ハイスペックゲーム機など「送料無料対象商品」が1点でもあれば、ほかの小型生活家電などを無料で回収します。無料で回収した中古品の中で可能なものはメンテナンスや修理を行い再販売をするので、「無料回収」が可能なのです。詳細は、パソコンダストの回収方法をぜひご覧ください。

6-6.無料回収業者についての注意点

街中を「不要な家電を無料で回収します」とアナウンスしながらトラックで周回している業者を見かけた人は多いでしょう。

最近、このような業者と利用者のトラブルが増加しています。特に多いのが、「無料回収といっていたのに、車に積み込んでからお金を請求してきた」というケースです。さらに、高額請求に驚き「粗大ごみに出すから断る」といったら「今さら、荷物は下ろせない」とすごまれたなどという例もあります。

トラックに会社の名前も電話番号も書いていない業者の場合、苦情をいうことができません。そのような業者は何の許可も得ていない違法業者がほとんどです。身元の確かな信頼できる業者を選びましょう。

7.加湿器の処分~よくある質問~

加湿器の処分についてよくある質問をご紹介しましょう。

7-1.回収ボックスを利用するとき

Q:デスクに置くタイプの小型加湿器を回収ボックスに入れようと思います。注意することはあるでしょうか。

A:「3-4.回収ボックスに捨てる方法」でご紹介したように、自治体によって回収ボックスに入れられる小型家電のサイズは異なるのです。事前に、正確なサイズをホームページで確認してください。また、処分する前に加湿器内部の水は完全に乾かしましょう。持参した袋から出してそのままボックスに入れてください。電池式のものは抜いてから入れましょう。

7-2.ハイブリッド加湿器について

Q:5年前に購入した2万円ほどのハイブリッド加湿器が故障しました。修理か買い替えかで迷っています。

A:メーカーにもよりますが、加湿器の寿命は5年です。そして、加湿器は構造が複雑なので、多機能なものほど修理代もかかります。場合によっては部品交換になると1万円以上かかることもあるでしょう。愛着があって手放せない加湿器ではない限り、新製品を購入したほうがお得です。

7-3.加湿器以外にも処分したい家電がある

Q:引っ越しをするので、古い加湿器だけではなく空気清浄機ほか家電類をまとめて処分しようと思っています。回収業者に頼みたいのですが、数が多いと高くなりそうで心配です。

A:処分したい品物の中に、パソコン・液晶モニター・液晶テレビ・タブレット端末・スマートフォンなどのアイテムはあるでしょうか?  パソコンダストでは、リストにある「無料回収対象商品」が1点でもあれば、ほかの家電も無料で回収しているのです。宅配回収は全国、出張回収は都内で対応しています。

7-4.宅配買い取りで製品を送るとき

Q:加湿器のほかに、不要になったデジタルカメラとノートパソコンがあるので、パソコンダストの宅配買い取りを利用しようと思っています。こん包するときに気を付けることはあるでしょうか。

A:ダンボールに製品を入れ、すき間に新聞紙などのクッション材を詰めて、中で製品がガタガタ動かないようにしてください。また、付属品がある場合は一緒にお願いします。詳しくは、こちらをご覧ください。

7-5.加湿器に含まれる有用金属について

Q:加湿器は小型家電リサイクル法の対象品目で、有用な金属を含んでいると聞きました。どのような金属ですか?

A:メーカーや製品によって異なりますが、加湿器から得ることができる金属には以下のようなものがあります。含有量が多いのは、銅・アルミニウム・鉄・鉄・亜鉛・鉛です。また、アンチモン・ニッケル・クロム・チタン・バリウムなども含んでいます。(環境省資料より)

8.まとめ

いかがでしたでしょうか。加湿器はいろいろな種類とサイズがあるので、「どうやって処分すればいいのだろう」とお悩みの人は少なくありません。この記事を読んだことで、ご自分に合った処分方法がおわかりいただけたかと思います。また、不要になった家電を有効に再活用できる小型家電リサイクル法や、廃棄するだけではなくリサイクルやリユースする方法などもご理解いただけたでしょう。

加湿器は修理に出すと買い替えるよりもお金がかかってしまうこともあります。修理するときには、修理代をメーカーに確認してからにしましょう。また、引っ越しや大掃除などで加湿器以外にも不要になった小型家電などがあれば、まとめて回収業者に処分を依頼するのもオススメです。お得な方法を選んでくださいね。