スチールラックの処分方法とは? 正しく処分するために必要なこと

「スチール棚は中古でも売れるのか不安」「スチールラックの処分方法がわからない」など、悩んでいる方は多いでしょう。何の知識もないままスチールラックを処分すれば、不法投棄や業者とのトラブルなど招いてしまいます。正しく処分するためにも、スチールラックについて詳しく知ることが大切です。これから、スチールラックの基礎知識や処分方法・リサイクルなど説明していきましょう。

  1. スチールラック処分の基礎知識
  2. スチールラックの処分方法
  3. スチールラックはリサイクルできるのか?
  4. スチールラックの回収業者選びのコツ

この記事を読むことで、スチールラックの正しい処分方法がわかります。スチールラックを処分したい方・処分方法を知りたい方は必見です。

1.スチールラック処分の基礎知識

スチールラック・棚・机など処分に困るものばかりですよね。しかし、きちんと正しい処分方法を把握しておけば、上手に処分できます。まずは、スチールラックの素材や金属の回収などチェックしておきましょう。

1‐1.スチールラックの素材について

スチールラックは「鉄製でできた棚」のことを指しています。メタルラックやスチールシェルフと呼ばれているものは、スチールまたはステンレスが素材です。金属でできた棚・板はステンレス製であっても「スチールラック」と呼ばれています。そのため、名称に惑わされず、どんな素材でできているのか確認しなければなりません。

1‐2.金属の回収について

メタル(金属)でできているスチールラックは回収方法が異なります。金属は自治体によって不燃ごみ・資源ごみになるでしょう。各自治体で分類が変わるため、事前にホームページや電話で問い合わせてください。また、近所に金属回収をおこなっている業者があれば依頼するのも1つの方法です。メタルラックはほぼ金属でできているため、引き取っている業者はたくさんあります。

2.スチールラックの処分方法

スチールラックの処分方法は、主に「自治体」と「回収業者」があります。それぞれ、どんな方法になるのでしょうか。処分方法やメリット・デメリット・料金・回収方法など詳しく説明します。

2‐1.自治体で処分する場合

スチールラックは自治体で処分できます。事前に処分方法を把握しておけば、スムーズに処分できるでしょう。

2‐1‐1.各自治体の方法

自治体やスチールラックの素材によって「資源ごみ」「粗大ごみ」どちらかの分類になります。ほとんどの自治体が「粗大ごみ」になりますが、1度自治体のホームページで確認してみてください。粗大ごみで処分する場合、ホームページ・電話での申し込みが必要です。申し込みをした後、粗大ごみシールを地元の商店やスーパー・コンビニなどで購入します。粗大ごみシールをスチールラックに貼りつけて指定回収場所に運べば完了です。資源ごみの場合はシールを購入する必要はありません。資源ごみも指定場所まで運ぶ必要があります。

2‐1‐2.メリット・デメリット

自治体で処分するメリットは「費用が安くなること」です。粗大ごみはワンコインで処分できる自治体が多く、粗大ごみシールの購入だけで費用が済みます。しかし、「自分たちで指定場所に運ばなければならない」「回収日まで処分できない」などデメリットもあるのです。スチールラックが大きいと運搬に時間と手間がかかってしまいます。自分1人で運べない方は自治体に相談してみましょう。また、早く回収したくても自治体では回収日が決まっています。早く処分したい方は回収業者に依頼したほうがスピーディーです。

2‐1‐3.料金について

自治体のメリットでもあるように、自治体での処分費用は安いです。500円~ワンコインで処分できるでしょう。しかし、スチールラックのサイズが大きいと料金が高くなる可能性があります。目安は500円~1,000円と思っておきましょう。また、自治体によって料金が異なります。事前にホームページなどで費用を確認してください。

2‐1‐4.回収方法

自治体での回収方法は、自分たちでの持ち込み・回収指定場所への運搬になります。できるだけ、費用を抑えたい方は自治体のごみ処理場まで運ぶといいでしょう。自分たちで運搬しなければなりませんが、運搬費用を抑えることができます。回収方法もホームページなどで確認できるため、事前にチェックしておいてくださいね。わからないところがあれば、自治体に問い合わせましょう。

2‐2.回収業者に頼む場合

自治体で処分するほか、回収業者に依頼する方法があります。

回収業者に依頼するメリットは、素早く処分できること。また、「処分の手間と時間がかからないこと」もメリットです。わざわざ自分たちで運ぶ必要がなく、スタッフが運搬まですべておこなってくれます。よりスピーディーで楽に処分できるでしょう。一方、デメリットは「自治体よりも処分費用が高くなること」です。ただし、回収業者によっては無料で処分を受けつけているところもあります。

回収方法は、主に出張回収・持ち込み回収・宅配回収の3つがあります。直接店舗に持ち込む方法が持ち込み回収で、段ボールに詰めて品物を送る方法が宅配回収です。

2‐3.注意点

スチールラックを処分する際、サイズに注意してください。自治体によって粗大ごみになるサイズが違います。たとえば、1辺30cm以上のものは「資源ごみ」に分類されるなどサイズでごみの分類が変わるのです。間違えて捨ててしまうと回収してもらえません。きちんと事前に確認して処分しましょう。また、業者に依頼する場合も費用がいくらかかるのか「見積もり」の確認が大切です。

3.スチールラックはリサイクルできるのか?

スチールラックはリサイクルできます。買取できないスチールラックでも棚などパーツごとにわけて、リサイクルできる部品にわけられるでしょう。では、リサイクルできるスチールラック・メリット・リサイクルできるところなど、スチールラックのリサイクルについて確認してください。

3‐1.リサイクルできるスチールラックとは?

鉄製のスチールラックはすぐにさびてしまいます。鉄さびのひどいスチールラックはリサイクルできません。リサイクルできるスチールラックはさびていない・キレイな状態のものになります。リサイクルできるかどうかわからないスチールラックの場合、業者に問い合わせてみてください。自己判断するよりも業者に相談したほうが確実です。

3‐2.リサイクルのメリット

スチールラックのリサイクルは「ごみの廃棄処理にかかる費用を抑える」メリットを持っています。不用品を処分するにはお金が必要であり地球に悪い影響を与えるものです。しかし、使えるものはリユースに、使える部品はリサイクルすることでごみの量を減らすことができます。スチールラックを処分したい方は費用を抑えられ、欲しがっている方は中古のスチールラックが安く手に入るのです。私たちにも環境にも優しい取り組みといえます。

3‐3.リサイクルできるところ

リサイクルできるところは主に、行政のリサイクルコーナーやリサイクルショップになります。弊社でもリサイクル活動をおこなっているので、ぜひチェックしてみてください。

3‐3‐1.行政のリサイクルコーナー

市役所や公共施設には行政が設置している「リサイクルコーナー」があります。リサイクルコーナーには不用品を入れる専用ボックスが置いてあるものです。スチールラックを細かく分解してリサイクルコーナーの専用ボックスに入れてください。ただし、自治体によってはリサイクルコーナーを設置していないところもあります。設置されているかどうか、事前に問い合わせてみてください。

3‐3‐2.リサイクルショップ

リサイクルショップでは幅広い品物を取り扱っています。ある程度、古いスチールラックでも引き取ってくれるでしょう。しかし、買取価格は回収業者よりも低くなります。なぜなら、アルバイトを雇っているところが多く人件費がかかるからです。また、自分でリサイクルショップまでスチールラックを運ぶ必要があります。処分にかかる時間と手間がかかること・買取価格が安くなることがリサイクルショップのデメリットです。

4.スチールラックの回収業者選びのコツ

より高い値段でスチールラックを売りたい・できるだけ早く処分したいのなら、業者選びが大切なポイントです。悪徳業者に引っかからないためにも業者選びのポイントを押さえておきましょう。

業者選びのコツは「許可証」を取得しているかどうかです。不用品の回収・買取をおこなう業者は都道府県から許可を取得しなければなりません。古物商許可証または産業廃棄物収集運搬許可証番号がホームページなどに記載されているか確認してください。許可番号の記載がない業者は100%悪徳業者です。また、「買取・回収価格・見積もり」もチェックしましょう。悪徳業者は回収費用を無料と謳(うた)ってお金をだましとる傾向があります。事前に、追加料金はかかるのか・見積もりに不備な点がないかどうか確認が大切です。

まとめ

いかがでしたか? スチールラックの処分は、大きくわけて、自治体に処分する方法と回収業者に依頼する方法の二つです。業者によっては使えるスチールラックを買い取ってもらえるので処分費用がかからない場合もあります。当社でもスチールラックの無料回収を行っていますので、まずはお気軽にお問い合わせください。