ドライヤーを処分したい人必見! ゴミにしないでリサイクルする方法

壊れてしまったドライヤーや、買い替えて不要になったドライヤーはどう処分したらいいでしょう? ゴミとして捨てますか? そもそも何ゴミなのでしょう? ドライヤーのような小さな生活家電品は、案外、処分の仕方がわからないものですね。

この記事ではドライヤーの正しい処分の仕方についてご紹介します。

  1. ドライヤー処分の悩み
  2. ドライヤーの処分:自治体回収
  3. ドライヤーの処分:買い替えの場合
  4. ドライヤーの処分:回収業者に頼む場合
  5. ドライヤーの処分:リセールやオークションについて
  6. よくある質問

この記事を読んで不要なドライヤーを処分すれば、洗面所も片付いてスッキリした気分でヘアセットが楽しめるでしょう。複数の方法を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

1.ドライヤー処分の悩み

ドライヤーは髪を乾かしたりヘアセットをしたりと、毎日必ずお世話になる美容家電です。もし壊れてしまったら、たちまち困ってしまいますね。ここではドライヤーとのつき合い方について見ていきましょう。

1-1.ドライヤーの寿命、よくある故障

ドライヤーの寿命は、使用頻度や機種にもよりますが、4年程度のようです。これはドライヤーの心臓部であるモーターの寿命でもあります。

よくある故障は、温風が出なくなるというものです。これはヒーターに使われている電熱線の断線や、スイッチの不具合によって起こります。ほかによくあるのは、使うときに異臭がするというものです。これは、ホコリや髪の毛が内部に入り込むことが原因となります。

このような故障を防ぎ、少しでも長く使うためには、日ごろのお手入れが大切です。故障に関しては、保証期間内ならメーカーに修理を依頼してみましょう。

1-2.どうする? ドライヤーの処分

修理ができない場合や新しいものに買い替えたいという場合は、今まで使っていたドライヤーは処分することになります。では、どのように処分したらよいのでしょう?

今や、ゴミの分類はその資源性によって決まります。資源性が高いとリサイクルゴミとして回収の対象になるのです。ドライヤーの場合はどうでしょう? 次の項目で詳しく見ていきたいと思います。

2.ドライヤーの処分:自治体回収

一番身近なのが自治体の回収です。自分が住んでいる地域のゴミ回収に出す方法を紹介します。

2-1.ゴミの分類について

自治体によりゴミ回収のルールや回収品目が違いますが、一般的にドライヤーは「燃えないゴミ」として分類されます。1辺が30cm以上ある大型なものは「粗大ゴミ」として分類されることもあるようです。また、「小型家電リサイクル法」の回収対象品目となることもあります。

「小型家電リサイクル法」は、使用済みとなった小型の家電品を回収して、資源としてリサイクルすることを目的とした法律です。回収できる品目は自治体によって異なるため、自分の住む自治体のホームページや広報などで確認しましょう。

2-2.回収方法

2-2-1.燃えないゴミの場合

自治体の指定ゴミ袋がある場合はその袋に入れて、自分の住んでいるエリアの燃えないゴミの日に、決められた集積所に出します。電池式のドライヤーは電池を抜いておきましょう。

2-2-2.粗大ゴミの場合

自治体の粗大ゴミセンターに依頼します。回収手数料がかかる場合は自治体のルールに従って支払い、決められた場所に出しましょう。

2-2-3.小型家電リサイクル法対象の場合

専用の小型家電回収ボックスが設置されている場合は、この回収ボックスに入れましょう。設置場所は市役所・公民館・図書館など公共の場所です。自治体によっては、家電量販店やショッピングセンターなどの商業施設に設置されていることもあります。詳しい場所は自治体のホームページで確認してください。

2-3.メリットデメリット

自治体を利用するメリットは、処分の費用がかからない点です。粗大ゴミとして処分する場合でも安価で済みます。

デメリットとしては、自治体の回収ルールについて調べるのが面倒なことです。回収日まで待たされることもありますし、回収ボックスまで自力で運ぶ手間もかかります。

3.ドライヤーの処分:買い替えの場合

新しいドライヤーに買い替える場合は、下取りや引き取りについて検討してみてもいいでしょう。

3-1.販売店による下取り、引き取りについて

家電量販店では、買い替えのときに不要なドライヤーを下取りしてくれる場合もあります。ただし、購入金額に制限があることが多いようです。

3-2.方法、料金など

家電量販店での下取りは、多くの場合無料回収です。小型家電リサイクル法の回収ボックスが設置されている場合もあります。まれに美容院などでプロ仕様の高額なドライヤーの販売キャンペーンとして、不要なドライヤーを有料で下取りする場合もあるようです。

3-3.メリットデメリット

買い替えのときに同時に処分ができるので、手間が省ける点がメリットです。壊れていても回収してもらえる、処分にお金がかからない点も評価できます。

デメリットは、購入金額の指定や機種の指定がある場合は、引き取ってもらえない可能性がある点です。

4.ドライヤーの処分:リセールやオークションについて

まだ使えるドライヤーを処分する場合は、売却することも考えてみましょう

4-1.中古需要について

ドライヤーは新品の販売価格がそれほど高くないため、未使用品以外では中古で買い値がつく商品は少ないのが現状です。そんな中でも以下の条件を満たせば買い値がつく場合があります。

  • 定価が高い機種
  • 製造後1~3年以内のもの
  • 有名メーカー品(パナソニック・ダイソンなど)
  • 付属・外箱が揃っているもの
  • 正常に作動するもの

4-2.売却する方法

ドライヤーをリセールする方法を説明します。

4-2-1.リサイクルショップの買い取り

近所にリサイクルショップがある場合は、ドライヤーの買い取りが可能か問い合わせてみましょう。電話でメーカー・年式・状態を伝えると、買い取り可能かどうか教えてもらえる場合があります。詳しい査定が行われるのは店頭です。ドライヤーを自分で店舗に持ち込む必要があります。買い値がつけば、その場で料金を受け取ることができるのです。

4-2-2.オークション・フリマアプリ

機能に問題がなければ出品することができます。オークションサイトやアプリに登録し、写真を撮ってアップロードしましょう。リサイクルショップで買い取ってもらえなかったものでも落札されることがあります。美品や新しいものが落札されやすいでしょう。

4-3.メリットデメリット

持ち込みや登録の手間はかかりますが、買い取ってもらえればお金を受け取ることができます。ただし、思うような値がつくとは限りません。オークションでは、商品配送や金銭のやり取りでのトラブルもありがちなので注意が必要です。

5.ドライヤーの処分:回収業者に頼む場合

ドライヤーの処分に手間をかけたくないという場合は、回収業者に依頼する方法があります。

5-1.回収方法

業者にもよりますが、多くの場合、不用品回収には「出張回収」「宅配回収」「持込回収」の3種類の方法があります。出張と持込は対応エリアが限定されてしまうので、ここでは全国に対応しているパソコンダストの宅配回収についてご紹介しましょう。

5-2.宅配引取りについて

パソコンダストの宅配回収は、中古パソコンなどと家電製品を一緒に回収するというサービスです。利用者は段ボールにパソコンとドライヤーなど不要な家電品を入れて送ります。回収品目や箱の大きさなど、条件を満たせば無料で回収してもらえるのです。

5-3.利用料金

不用品回収業者というとお金を払って不用品を処分してもらうというイメージがあるかもしれませんが、無料で回収してもらえる方法もあります。これは、回収した品物のうち、中古品として需要のあるものをメンテナンス・修理を行い再販売したり、自社施設において細かく選別し、資源として再販売したりできる業者が実施している方法です。

たとえばパソコンダストの宅配回収では、下記送料無料品目が1点でも入っていれば、同梱した家電品を含めて回収費用も送料も無料になります。

  • ノートパソコン
  • デスクトップパソコン
  • スマートフォン
  • タブレット
  • 液晶モニター
  • ハイスペックゲーム機
  • 液晶テレビ

段ボールの三辺合計が160cm以内、重さ30kg以内なら、こちらの同梱品目を何点入れても無料です。

5-4.メリットデメリット

宅配回収を利用すれば、家から一歩も出ることなく不用品を処分することができます。業務用のものも回収可能です。また、無料回収を行っている業者の場合、条件さえ合えばタダで処分できます。ただし、業者や品目によっては処分費用がかかってしまう場合もあるのでよく確認しましょう。

5-5.業者選びのポイント

いかに信頼できる業者を選ぶかがポイントです。まずは、不用品回収の許認可を受けているかどうかホームページで確認しましょう。また、無料回収業者の場合、無料である根拠を明確に示しているかもポイントです。問い合わせや見積もりを依頼したときの対応も参考にするといいでしょう。

5-6.注意点

無料回収をうたう業者の中には、さまざまな名目で代金を請求したり、回収品から価値のある部分だけを抜き取り、残りは不法投棄したりという事例が報告されています。地域を軽トラックで回ってくる流しの回収業者には気をつけましょう。

6.よくある質問

Q.ドライヤーは何ゴミですか?
A.ゴミの回収は自治体によりルールが違います。自分の住まいがある自治体に問い合わせるのが確実です。一般的には金属とプラスチックの製品は不燃ゴミに分類されますが、ドライヤーは小型家電リサイクル法の回収品目となっています。大きさによっては粗大ゴミに分類されることもあるでしょう。

Q.ドライヤーから焦げ臭いにおいがします。使い続けても大丈夫でしょうか?
A.そのまま使うのは危険です。使用を中止しメーカーなどに修理を依頼するか、処分しましょう。

Q.宅配回収では壊れた家電も回収してもらえますか?
A.はい。当パソコンダストの宅配回収では、回収した商品を資源として再利用することができるため、壊れていてもかまいません。

Q.リサイクルショップでドライヤーを高く買い取ってもらうにはどうすればいいですか?
A.汚れをふき取るなど、なるべくきれいな状態にしておきます。付属品・外箱・保証書などがあると査定額が高くなるでしょう。

Q.美容室で買ったプロ用のドライヤーが壊れました。自治体の回収に出せますか?
A.個人用として使っていたのなら自治体の回収に出してもいいでしょう。業務用に使っていたものは出せません。

まとめ

身近な家電品の処分方法はいろいろあるものです。長年お世話になったドライヤーは、役目を終えたらリサイクルして、資源として有効活用しましょう。比較的新しいものは買い取りに出すこともできますし、ドライヤー以外にも処分したいものがある場合は、回収業者に依頼することもできます。自分の状況に合わせて、少しでもお得な方法を試してみてください。