ノートパソコンの掃除方法。表面や内部もキレイにすれば不具合も減る

ノートパソコンの掃除をしましょう。ノートパソコンにはホコリやゴミや手あかがついています。見た目的によくないだけではなく、衛生的にも問題です。最悪の場合、故障につながることもあります。ただ、適当に掃除をしても十分な結果は得られません。

  1. ノートパソコンの掃除はなぜ必要なのか
  2. ノートパソコンの掃除がはかどる基本的な道具
  3. ノートパソコンの掃除で気をつけたい5つの注意点
  4. ノートパソコンの掃除方法とコツ
  5. ノートパソコンの掃除でよくある5つの質問

この記事では、ノートパソコンの掃除についてご紹介します。便利な掃除道具や方法、してはいけないNG行為まで、ノートパソコンの掃除に関する情報をチェックしてください。

1.ノートパソコンの掃除はなぜ必要なのか

ノートパソコンの掃除はどうして必要性なのか、どれぐらいの頻度ですればよいのかはなかなか分からないものです。汚れる場所についても解説します。

1-1.ノートパソコンには汚れやすい場所がある

ノートパソコンには複数の種類の汚れがあり、汚れがつきやすい場所があります。キーボード・モニター・排気口・USBポートはホコリが入りやすい場所です。食べかすなどにも注意してください。キートップのすき間などから中へ入ります。液晶ディスプレイ・キーボード・トラックパッド・マウス・機器の表面などは、手で触れるため、手あかや皮脂がつきやすい場所です。本体機器の表面には飲み物によるシミ汚れもつきます。側面や裏側の通風口もチェックしてください。ホコリが詰まっていることが多い場所です。

1-2.掃除をしないと不具合が出やすい

ノートパソコンの掃除をしないと、不具合が出やすくなります。よくあるのは、ホコリがたまってPC内部に熱がこもるトラブルです。熱がこもればコンピューターの頭脳とも言えるCPUの熱が下がりません。結果、ハードディスク全体の温度が高くなりパフォーマンス低下につながります。他には、ファンの音が大きくなる・熱暴走によるシャットダウンの可能性もあるでしょう。また、キーボードは雑菌が多い場所です。使用した手で食べ物を食べることで、体調を崩す可能性もあります。

1-3.火災の危険性もある

ホコリがたまると基盤や回路がショートして出火のリスクが高まります。パソコンが壊れるだけではなく、重大事故につながるため、掃除は大事なのです。

1-4.大掃除は1年に一度・日常の掃除は気づいたときに

ノートパソコンの大掃除は1年に1度はしたほうがよいでしょう。パソコンをしながら食べ物を食べる・使わないときは床に置いている・ペットを飼っている・タバコを吸っているなら、3か月・半年に一度、大掃除をすることをおすすめします。基本的には、汚れが目立つようになれば日常的に掃除をしてください。大掃除の負担が軽くなります。

2.ノートパソコンの掃除がはかどる基本的な道具

ノートパソコンを徹底的に掃除するなら道具が必要です。便利グッズなども用意すれば掃除もはかどります。

2-1.中身の掃除をしない場合

  • パソコン専用のウエットティッシュ
  • やわらかい布・マイクロファイバークロス・メガネ拭きなど
  • エアダスター
  • 綿棒

専用のウエットティッシュで、液晶画面・キーボードを拭くだけでもキレイになります。雑菌対策をするなら、除菌効果のあるウエットティッシュがおすすめです。細かな部分の掃除は綿棒が役立ちます。エアダスターは、内部に入ったホコリを取り除くときに役立つでしょう。

2-2.内部まで掃除をする場合

表面を掃除する道具にプラスして用意すると助かるでしょう。

  • プラスドライバー
  • マイナスドライバー
  • 電気を通さないピンセット
  • ハケつきのミニハンディークリーナー
  • 静電気防止手袋
  • 静電気防止リストバンド

カバーを外すときにはドライバーが必要です。プラスとマイナス、両方、用意しましょう。すき間などのホコリを取るピンセットの素材には注意してください。基盤を傷つけにくく、感電やショートを防ぐには、金属製よりプラスチック製や竹製の物が適しています。

2-3.あると便利なグッズ

  • マスク
  • 除電ハケ
  • ブロワー
  • 歯間ブラシ
  • キートップ引き抜き工具
  • メラミンスポン

パソコン内部の掃除では静電気対策が必須です。静電気防止手袋や静電気防止リストバンドを着用しましょう。ハケがついた小型のハンディークリーナーは、電池タイプ・USBでつなげるタイプあります。細かいゴミを取り除くのに役立つでしょう。歯間ブラシはキーを外さずすき間のホコリを取れます。ただ、キートップも抜いて徹底的に掃除をするならキーを引き抜く工具がおすすめです。除電ハケは、静電気を除去するブラシで内部の掃除に適しています。エアダスター以外にも、ブロワーなどでホコリを吹き飛ばせるので活用してください。また、掃除中はホコリが舞います。吸い込まないよう、マスクも用意しましょう。

3.ノートパソコンの掃除で気をつけたい5つの注意点

パソコン掃除では注意点がたくさんあります。守らなければ故障だけでなく、体に大きなダメージを受けるような重大事故につながる可能性もあるため知っておきましょう。

3-1.中性洗剤以外はやめたほうが無難

キーボードなどパソコン表面の掃除は、洗剤を使い水拭きするとキレイになります。ただし、使ってはいけない洗剤もあるため注意してください。使用可能なのは中性洗剤です。手あかや飲み物をこぼしたあとなどの汚れを落とせます。ただし、使用するときは、水100に対し洗剤1の割合で薄めてください。アルコール消毒液もおすすめです。無水エタノールは薄めず布に軽く吹きかけ使用しましょう。ただし、液晶部分に使うとコーティングが剥がれる危険性があるので注意してください。逆に使ってはいけない洗剤もあります。アルカリ性・酸性の洗剤、シンナーやベンジンです。アルカリはアルミニウムが腐食する危険性があります。パソコンにアルミニウムが使われている場合、大きなトラブルにつながるでしょう。酸性洗剤も表面が溶ける可能性があります。シンナーやベンジンも同様なので注意してください。

3-2.家庭用掃除機での内部の掃除は壊れるリスクがある

大きな家庭用掃除機をパソコンの掃除で使うのは止めましょう。掃除機の吸引力で、キートップが取れる可能性があります。基盤に使えば、傷をつける、部品が外れる危険性があるので控えたほうが無難です。

3-3.基盤はできるだけ触れずエアダスターだけで対処

基盤には細かい部品がたくさんあります。乱暴に掃除をすれば部品が壊れる可能性もあるため細心の注意を払ってください。また、基盤は静電気の影響を受けやすい場所です。基盤をキレイにする道具の除電ハケはおすすめですが、本来、あまり触れないほうがよい場所と考えてください。できるだけ、エアダスターだけで対処しましょう。

3-4.エアダスターの注意点

パソコンの電源を入れている状態でエアダスターを使わないようにしてください。熱を持っているときや通電している状態で使用すると火災の危険性があります。使用した直後にパソコンの電源を入れるのもよくありません。換気をきちんと行いましょう。

3-5.電源を切って周辺機器・バッテリー・コードも抜く

電源を切るのは基本中の基本です。電源プラグやアダプターなどもすべてコンセントから抜きましょう。バッテリーや周辺機器も外してください。電源が入ったまま掃除をすれば感電やショートの危険性があります。また、コードを抜いてすぐにカバーを開けないでください。まだ帯電している可能性があるからです。10分以上は様子を見ましょう。

3-6.万が一のためにバックアップをしましょう

ノートパソコンを内部まで掃除する場合、自己責任となります。基盤やCPUなどはできるだけ触れてはいけない部分と考えてください。万が一のことも考えて掃除前にデータのバックアップをしておきましょう。掃除中、内部の部品が壊れる以外にも、誤って落とす、ホコリを出すため揺らすとその振動で壊れるなどのリスクがあります。表面の掃除をするときも水分が内部まで入る可能性も考えられるでしょう。そのため、バックアップを行いデータを守ってください。

4.ノートパソコンの掃除方法とコツ

ノートパソコンの各場所の掃除方法とコツをご紹介します。

4-1.キーボード

  1. キーボードの写真を撮影する
  2. キートップを外す
  3. キートップをメラミンスポンジなどでひとつずつ拭く
  4. キーボードのホコリをエアダスターで吹き飛ばす
  5. 残った汚れをウエットティッシュなどで拭く・綿棒で取る
  6. キートップを元に戻す

キートップを外して掃除をする場合、元に戻すことを考え、スマホなどで撮影しましょう。外すときは、専用工具を使うとスムーズに取れます。マイナスドライバーでも外せますが、壊れるリスクもあるので慎重に作業してください。無理せず壊さないことを第一に考えましょう。キートップはメラミンスポンジで拭き、柔らかい布・マイクロファイバー・メガネ拭きなどで、から拭きするとキレイになります。キートップがついていた部分は、無水エタノールなどをつけた綿棒を使うと細かい部分までキレイになるでしょう。

4-2.キートップを外せないキーボード

キートップを外せないタイプはエアダスターを使いホコリを吹き飛ばしてください。キートップの周囲にあるすき間に吹きかけると大きなホコリが出ます。ある程度、ホコリを取ったら、ウエットティッシュや綿棒を使って拭きましょう。

4-3.ディスプレイはホコリを取ってから拭く

ディスプレイの掃除は、ホコリを取って拭くだけで単純ですが、油断は禁物です。ホコリを取らずに拭くと傷がつく場合があります。エアダスターでホコリを吹き飛ばす場合、近くで発射すると画面にダメージを与えることになるので注意してください。スプレータイプの専用クリーナー液を使用するときは、直接、ディスプレイに吹きかけてはいけません。液が内部に入ると故障するからです。ウエットティッシュもディスプレイ専用の物を使いましょう。専用の物以外だと、研磨剤などが含まれている場合があるからです。拭き取る布も編み目の細かなメガネ拭きやマイクロファイバーなどをおすすめします。

4-4.本体表面

本体表面のホコリをミニクリーナーなどで吸い取ります。このとき、硬い先端で表面を傷つけないよう注意してください。ホコリを取ったら、やわらかい布・マイクロファイバークロス・メガネ拭きなどに中性洗剤を薄めて拭きましょう。力を入れると、表面に傷をつけるので注意してください。

4-5.CPUクーラーやファン

  1. バッテリーを外す
  2. 裏面にあるカバーのネジを外す
  3. 部品を外す前に元に戻せるよう必ず全体の写真を撮影しておく
  4. ヒートシンクからCPUファンを外す
  5. ミニクリーナー・エアダスター・除電ハケなどでホコリを取る
  6. ウエットティッシュや綿棒などで汚れを拭き取る
  7. 元に戻す

CPUクーラーやファンはカバーを開かなければなりません。基盤がむき出しになるため繊細な作業となります。取り外し前に説明書を読み構造を理解しておきましょう。CPUクーラーは基盤とつながっており、きつく刺さっているため慎重に外さなければなりません。多くの場合、ネジで固定されているため、外してください。取り外せないなら、エアダスターでホコリを吹き飛ばすだけにしましょう。ただし、ホコリがモーターなどに入らないよう細心の注意が必要です。また、基盤のホコリは除電ハケを使用するのもよいでしょう。力を入れすぎずに、優しくホコリを払ってください。

4-6.USBポートやSDカードスロット

USBポートやSDカードスロットなどもホコリがたまりやすい場所です。汚れで接触不良が発生すると、周辺機器が使えなくなります。エアダスターなどでホコリを吹き飛ばしましょう。接触面は、専用のクリーニングクリーナーが市販されています。何度か抜き挿しをすると汚れが取れるので活用してください。水拭きは、故障の原因になるため控えましょう。綿棒を使っても掃除はできますが、通常の大きさでは入りません。先をつぶすことで、USBポートなどに入ります。また、接点復活剤という電子部品の電気が接点する部分をキレイにする道具も役立つでしょう。USBで接触不良があるなら試してください。綿棒に少しつけてキレイにすれば接点不良の解決が期待できます。

4-7.マウス

ノートパソコンをマウスで操作している人も多いはずです。マウスの場合、表面だけなら普通のウエットティッシュでもキレイにできます。ただし、ぬれた布巾やタオルだと、水が入る可能性があるため、固く絞ってから使いましょう。手で使う物なので、除菌できるウエットティッシュなどをおすすめします。ボタンのすき間などは、つまようじを使って汚れを取り出しましょう。また、マウスのボールがあるなら外してください。ボールが入っていた部分にホコリがあると、動きが悪くなるなどの問題が出るからです。センサーについては、光学式マウス専用クリーナーなどを使用してキレイにしましょう。

5.ノートパソコンの掃除でよくある5つの質問

ノートパソコンを掃除するとき、よくある質問についてご紹介します。

Q.外したキートップをまとめて水洗いするのはOK?
A.止めたほうが無難です。洗面器に中性洗剤を溶かした水を張って洗う方法はあります。ただ、キートップの裏面にある小さな空間まで完全に乾かさなければなりません。キレイになりますが、水がついたままはめ込むと故障につながります。

Q.エアダスターならどんな物でも安心して使える?
A.100円ショップなどでも販売されていますが、部品に悪影響がある成分が含まれている場合もあるので注意してください。できればパソコンショップなどにある質のよいエアダスターを使ったほうがよいでしょう。

Q.キーボードのホコリは息を吹きかけて飛ばせばよいのでは?
A.息を吹きかけてホコリを飛ばすのはよくありません。息は湿り気があるのと同時に、つばが飛びやすいからです。吹き飛ばしたいならブロワーやエアダスターなどがよいでしょう。

Q.キーボードを汚さないために普段からできる対策はある?
A.キーボードカバーを活用しましょう。カバーをすることで、キートップのすき間にゴミが入りにくくなります。ただし、キーボードカバーをするとキー表示が見えにくくなる、打ちにくくなる場合があることは理解しておきましょう。キーボードカバーを利用しないなら、日常的に、ミニクリーナー・柔らかい布・エアダスター・ブロワーなどを使用してこまめな掃除をおすすめします。

Q.液晶ディスプレイの掃除はティッシュで拭くだけでいいのでは?
A.液晶ディスプレイを拭くときは、専用ウエットティッシュで拭いてください。ティッシュペーパーだと目に見えない小さな傷がつくからです。通常のウエットティッシュでも、アルコールが含まれていればディスプレイが傷みます。水道水なども、不純物が含まれているので注意してください。

まとめ

ノートパソコンの掃除ではパソコンには専用の道具を使いましょう。CPUクーラーやファンを掃除するときは、カバーを外さなければなりません。静電気などに注意して慎重に掃除をしましょう。基盤に傷がつけば、故障につながります。また、必ず電源を消してから掃除をしてください。一度に大掃除をするのではなく、普段からこまめな掃除を心がけましょう。そうすれば、気持ちよくパソコンを使えます。