
おもちゃを上手に整理・収納するコツはこれ!!
「子どものおもちゃが片づかなくて困っている」と悩んでいる方は多いと思います。
子どものおもちゃは、家にあるものの中で最も整理が大変です。
せっかく整理・収納しても、子どもがすぐにちらかすことも多いでしょう。
そこで、今回はおもちゃを上手に整理・収納する方法をご紹介します。
おもちゃはほかの家庭用品と違い、きっちり収納すればよいというわけではありません。
子どもが片づけやすいように収納するのが、おもちゃがちらからないコツです。
おもちゃがいつも家中にちらかって困っているという方は、この記事を読んで解決のヒントをつかんでください。
目次
1.おもちゃはなぜちらかりやすい?
まず始めに、おもちゃがちらかりやすい理由をご紹介します。
これが分かれば、収納方法も分かってくるでしょう。
1-1.細かい
おもちゃは細かいものが多いです。
特に、男の子に人気のブロックや女の子が好きなおままごとの道具は、小さいものがたくさんあってちらかりやすいでしょう。
さらに、小学生以上になるとビーズやプラモデルといった、いっそう細かい部品が多いおもちゃで遊ぶ子どもも増えます。
また、細かいおもちゃほど紛失しやすく、「せっかく買ったのに部品がなくなり、すぐに遊べなくなった」ということも起こりやすいのです。
1-2.しまいにくい
おもちゃは小さいパッケージに上手に収納されています。
しかし、遊び終わった子どもが元通りに収納しようしても、うまくいきにくいです。
パッケージを破ってしまうことも、珍しくないでしょう。
1-3.増える
今は、両親だけでなく祖父母からもひんぱんにおもちゃを買ってもらえる子どもが多いです。
クリスマスや誕生日などのイベントには、双方の祖父母と両親からおもちゃがプレゼントされることも珍しくないでしょう。
ですから、子どものおもちゃはどんどん増えていきます。
ものが多くなれば、それだけ片づけも大変になるでしょう。
収納スペースが狭い家ならなおさらです。
また、姉弟や兄妹の場合は、おもちゃも性別にあったものが各自に必要でしょう。
同性の兄弟や姉妹よりも、おもちゃが増えやすいです。
1-4.あきっぽい
子どもは移り気です。
遊ぶおもちゃを次から次へ替えることも珍しくありません。
ですから、持っているおもちゃをすべて部屋の中に広げて遊ぶこともよくあります。
出すものが多ければ、しまうのもそれだけ大変になるでしょう。
さらに、細かい部品が多いほど子どもはうまく片づけられません。
結局親の出番になるわけです。
2.おもちゃの整理・収納のコツとは?
では、おもちゃの整理・収納は、どうしたらうまくいくのでしょうか?
この項では、おもちゃの片づけ方のコツをご紹介します。
2-1.子どもが片づけやすい収納方法を考える
子どもも3歳になれば、簡単な片づけができるようになります。
また、小学生以上の子どもなら自分でおもちゃの管理ができるようになるでしょう。
ただし、大人のように複雑な片づけ方はできません。
ですから、子どもでも片づけられる収納方法を考えましょう。
もっとも手軽なのは、おもちゃ箱を利用する方法です。
ダンボールやプラスチック製の収納ボックスなど、利用できるものはたくさんあります。
カラーボックスにそのまま収納できるプラスチックケースは、兄弟が多いご家庭には便利でしょう。
また、ゲーム機などの高価なおもちゃ以外は消耗品と考えて、子どもが多少乱暴に扱っても気にしないでください。
遊ぶたびに元もパッケージに戻すよりも、大きなおもちゃ箱に入れれば片づけも簡単です。
また、細かい部品はお菓子の空き箱などにしまってからおもちゃ箱に片づけましょう。
箱の表に大きくおもちゃの名前を書いておけば、間違えることはありません。
姉弟や兄妹の場合は、子どもの数だけおもちゃ箱を用意してあげるとよいでしょう。
2-2.おもちゃを増やしすぎない
おもちゃが増えすぎると、当然片づけも大変になります。
特に、大型のおもちゃほど収納スペースを圧迫するでしょう。
ですから、おもちゃは計画的に買いましょう。
基本となる大きなおもちゃに小さな部品を買い足していくタイプのおもちゃならば、ひとつのおもちゃで長く遊べます。
また、ジャングルジムやすべり台などの室内遊具は使う時期が短いです。
ですから、大きい遊具で遊びたい場合は児童館に行くなど工夫しましょう。
2-3.定期的におもちゃを整理する
おもちゃも定期的な整理が必要です。
特に、赤ちゃん~幼児期のおもちゃは対象年齢が狭く、お気に入りが次々と入れ代わるでしょう。
ですから、1年に1度はいらないおもちゃを処分してください。
このときに、子どもと一緒に整理してはいけません。
子どもは気分の移り変わりが激しいもの。
子どもに判断をゆだねると「いる」「いらない」がころころと変わります。
ですから、子どもの様子を観察して3か月以上遊んでいないおもちゃは処分してください。
捨てるのがもったいないおもちゃは、保育園などに寄付を申し出てみましょう。
2-4.「片づけまでが遊び」だと子どもにしつける
子どもがおもちゃで遊ぶときは、片づけまでやらせましょう。
小さい子どもの場合は親が一緒に行い、小学生以上になったら片づけが終わった後に親が点検します。
そうすれば、「おもちゃがいつも家中にちらかっている」ということにはなりません。
子どもも、おもちゃを片づけながら遊ぶようになるでしょう。
このしつけは時間がかかります。1回や2回教えただけでは身につきません。
根気強く教えていきましょう。
おもちゃの片づけを上手にできる子どもは、整理整頓も得意になります。
3.中古のおもちゃは売れるの?
中古のおもちゃはゲーム機とゲームソフト以外、値段がつかないものが多いでしょう。
特に、赤ちゃん用のおもちゃは衛生面からも中古は好まれません。
ですから、お下がりが欲しいという方がいなかったり寄付の受け入れ先がなかったりしたら、潔く処分してください。
また、子どもは空き容器や空カップなどでも工夫して遊びます。
場合によっては、高価なおもちゃよりもそちらの方を好むでしょう。
廃物利用したおもちゃなら捨てやすいですね。
前述しましたが、おもちゃを増やす前はよく考えましょう。
特に、はやりのおもちゃは際限なく買ってしまうと収納スペースがいくらあってもおいつきません。
子どもと一緒にルールを決めて、おもちゃを買う時期や個数を決めましょう。
4.おわりに
いかがでしたか?
今回はおもちゃの整理・収納を上手に行う方法をご紹介しました。
まとめると
- おもちゃを際限なく買うとちらかりやすい
- 収納する場合は、おもちゃ箱にまとめてしまうと子どもでも片づけが簡単
- 兄妹や姉弟の場合は、子どもの数だけおもちゃ箱を用意してあげよう
- 使わないおもちゃは定期的に親がこっそり処分しよう
- おもちゃは計画的に買おう
ということです。
子どもは大人よりも集中力が続きませんし、手先も不器用でしょう。
ですから、「美しく片づける」ことより「短時間で片づけられる」ことを優先してください。
何か片づけの本を参考にしたい場合は、「片づけが苦手な人向け」の本がよいでしょう。
この記事に書かれているのと似たような片づけ方が、たくさん載っています。
また、おもちゃで遊ばせるときは家中を解放せずに、リビングや子ども部屋など場所を限定しましょう。
そうすれば、おもちゃの部品がなくなっても見つけやすいですし、片づけもより簡単にすみます。