整理整頓術を知りたい! 部屋をきれいに片付ける秘策5つのポイント

部屋をきれいにしたい!と思いつつ、上手に整理整頓できずにお困りではないですか?整理整頓には方法とコツがあります。やみくもに片付けをスタートして、途中でイヤになり挫折してしまわない方法があるのです。部屋の片付けをスムーズに行える整理整頓術をご紹介しましょう。

  1. 整理整頓術とは?
  2. 整理整頓を実現する考え方
  3. 整理整頓のポイント
  4. 整理整頓の手順
  5. 整理整頓された部屋を維持するには?

1. 整理整頓術とは?

部屋の整理整頓と聞くと、「掃除すること」と捉える人は少なくないでしょう。しかし、「整理」と「整頓」は違う意味を持つのです。

  • 整理…物を減らすこと。引き出や棚などからものを出して仕分けをし、不用なものは処分すること。
  • 整頓…配置すること。ものをきれいに使いやすいように置くこと。

ちなみに、「片付け」は、引き出しや棚などから取り出したものを元に戻すことです。整理整頓が下手な人は、先に整頓から手をつけてしまいます。整えることだけを考えるので、徐々に収拾がつかない状態を招いてしまうのです。

上手な整理整頓術としては、まずごみや不用品を処分して部屋全体のものを減らすことを最初に行います。ものが少ない状態になれば「空間」が多くなるので、そのぶん整頓がしやすくなるのです。

2.整理整頓を実現する考え方

部屋のなかをきれいに整理整頓して、常にスッキリとした状態に保つにはコツがあります。自分で整理整頓を実現するための考え方を身につけることです。ものをためてしまいがちな人、部屋を片付けられない人には共通の特徴があります。

  •  適当にものをしまいこむ。
  •  週末や、連休にまとめてやろう!と、片付けを先延ばしにして一気にやろうとする。
  •  無料・激安・限定の言葉に弱く、つい手を出してしまう。
  •  「また使うときがくるかも」とものを捨てずにとっておく。
  •  収納棚、収納ケースなど「入れもの」を増やしがち。

整理整頓ができない人、収納がヘタな人は上記のような習慣があります。散らかった部屋から卒業したいなら、片付け上手な人の考え方を身につけましょう。

  • 「もったない」と何でもしまいこむのはやめる。
  • 不用なものは定期的に捨て、ものをふやさない。
  •  今日散らかしたものは今日片付ける。

まずは、ものを増やさない・ためない・不用なものは捨てるという考え方を身につけましょう。

考え方を変えることで、片付け方や整理整頓方法が上手にできるようになるのです。整理整頓がきらいな人でも、こまめに片付けを行ううちに、きれいな状態を快適に感じるようになります。そうなると、自分自身の美意識が高くなり、片付いていない部屋がだんだん気持ち悪くなるのです。美意識が高まれば整理整頓へのモチベーションもおのずと高まり、徐々に苦もなく行えるようになります。

3.整理整頓のポイント

3-1.計画を立てる

片付け下手な人は、一度に片付けようと部屋のなかのアチコチに手をつけてしまいがちです。はやる気持ちは抑えて、片付けをする順番を決めてください。今日はリビングとキッチン、次は寝室とクローゼット、その次はバス・トイレ…と、計画を立てましょう。徐々に家のなかがきれいに整理整頓されていくにつれ、片付けるモチベーションもアップします。

3-2.整理整頓を決意した日からものは増やさない

衝動買いはやめて、買い物をするときには本当に自分が欲しいものか、よく考えてから買いましょう。「激安」や「無料」につられてつい、買ったりもらったりする習慣もやめてください。不用意にものを増やさないことは、整理整頓のための大切なポイントです。

3-3.基本的に迷ったものは捨てると心得る

整理整頓のコツは、とにかくものを増やさず捨てることです。ものを捨てることに抵抗を感じる人もいると思いますが、ちょっと考え方を変えましょう。ただためているだけでは、ものを大切にしていることにはなりません。捨てようかどうしようか…と迷うものは捨てると自分で決めてください。自分への約束を守るように努力することで、ものを増やさずに済むのです。

4.整理整頓の手順

上手に整理整頓をするには手順が大切です。

4-1.ものを出す

引き出しや戸棚の中身を全部出しましょう。ものを入れたままよりも全体量がつかめますし、次のステップとなる仕分けがしやすくなるのです。

4-2.仕分けをする

出したものを見て、いるものといらないものに仕分けをします。なかには判断に迷うものも出てくるので「不用箱」・「迷い箱」を作り、そこに放り込んでください。いちいち手に取って悩んでいると余計な時間がかかるだけで片付きません。箱に入れておき、最後に考えましょう。

4-3.しまう

必要なものだけを引き出しや棚にしまいます。リビングも寝室もキッチンも、基本はこの手順で整理整頓を進めましょう。最後に「迷い箱」に入れたものを「取っておくもの」と「処分するもの」に分けてください。なかなかものが捨てられない人は、このような仕分けが苦手のようです。

まあ、いいか…と箱ごとしまいこんでは整理整頓の意味がありません。1年以上使っていないものや今後も使う予定がないものは、思いきって処分しましょう。

5.整理整頓された部屋を維持するには?

上手に整理整頓できた部屋は、その状態をいつまでも維持したいものです。どのようなことに注意すればいいのでしょうか?

5-1.片付けを後回しにしない

休日にまとめて家中の掃除をして整理整頓をしよう!と考えると失敗しがちです。散らかしたら片付ける、ものを出して使用したらすぐにしまうなど、日常で片付ける習慣を身につけましょう。後回しにすればするほど、どんどん片付けるのがおっくうになってしまいます。

5-2.衝動買いをやめる

安いから、限定品だからとものを衝動買いするのをやめましょう。何かを購入すればその分だけ、収納スペースが必要になります。「ものを一つ買うごとに部屋が狭くなる」とイメージして、本当に必要なものか買う前に考えてください。

5-3.収納する箱やケースなどを増やさない

整理整頓のヘタな人は、「整理」をしないで「整頓」だけをしがちです。無駄なものを処分するのではなく、収納しようとするので、収納箱など余計なものを増やしてしまいます。収納箱やケース自体が場所をとるので、極力増やさないようにしてください。

スペースがあくと、つい収納ボックスを置きたくなるものです。しかし、収納ボックスを置くことで、そこに入れるものがさらに増えてしまうので注意しましょう。空間の多いスッキリとした部屋を保つようにしてください。

5-4.本格的な断捨離は不用品回収・買取業者に

3か月ごと、半年ごとなど、定期的に日を設けて本格的な「断捨離」を行いましょう。普段の整理整頓作業にプラスすれば常にきれいな状態を維持することができます。着ない洋服、未開封のDVD、ほとんど使用していない健康器具など、埋もれているものを見直しましょう。未使用のもの、ほぼ新品のものなどはもったいないのでしまっている人は多いと思います。

しかし、1年以上もしまいこんでいるままなら、今後も使うことはないものです。クローゼットのなかで眠っているものは、不用品回収・買取業者に売却してはいかがでしょう。家具や日用品・食器・家電などまとまった不用品があれば、自宅まで出張査定にくる業者も多くなりました。

不用品回収・買取業者なら、買い取り対象にならなかったものでも回収してくれます。自分で処分する手間をかけずに、一気に部屋を片付けることができるのです。

まとめ

いかがでしたか? なかなか上手に部屋を片付けられない人に向けて、整理整頓術をご紹介しました。

整理整頓の基本は、まず不用なものを処分することから始まります。ものを捨てることに抵抗を感じる人も少なくないとは思いますが、捨てるのは整理整頓の要なのです。思いきって不用品を処分して空間を空けることで、初めて手際よく整頓することができるでしょう。今までの片付けられない習慣を断ち切って、きれいに片付いた部屋を手にいれてくださいね!