業務用パソコンの選び方が知りたい! 購入場所や処分方法も併せて紹介

業務用パソコンと家庭用パソコンにはどのような違いがあるのか、業務用パソコンの選び方では何を重視すればいいのか……業務用パソコンを購入する際、たくさんの疑問が出てくるでしょう。疑問点を解消せずに適当に選んでしまうと、後悔するハメになってしまいます。失敗しないためにも、業務用パソコンについて知ることが大切です。

そこで、本記事では、業務用パソコンの選び方で重視すべきポイントなどについて解説します。

  1. 業務用パソコンと家庭用パソコンの違いは?
  2. 業務用パソコンの選び方で重視すべき点は?
  3. 業務用パソコンの推奨スペックと購入先
  4. パソコンの処分方法と処分時の注意点
  5. 業務用パソコンに関してよくある質問

この記事を読むことで、業務用パソコンの推奨スペックやパソコンの処分方法なども分かります。悩んでいる方はぜひチェックしてください。

1.業務用パソコンと家庭用パソコンの違いは?

最初に、業務用パソコンと家庭用パソコンの違いをチェックしておきましょう。

1-1.サポート内容の充実さ

家庭用パソコンよりも業務用パソコンのほうが価格は高めですが、それにはいくつか理由があります。業務用パソコンはいわゆるビジネス用途で使われることが多く、サポート内容が充実しているのが特徴です。家庭用パソコンにもメーカーの保証がついてきますが、無条件でついてくるサポートはせいぜい1年でしょう。一方で、業務用パソコンは法人向けとなっており、リース契約などを選択するケースがほとんどです。そのため、家庭用パソコンよりも長期の保証がつくことになります。

1-2.セキュリティー性能の違い

業務用パソコンと家庭用パソコンの違いは、セキュリティー性能にもあります。業務用パソコンは企業で使うことが多いため、外侮に大事なデータを流出しないようにセキュリティー対策を徹底しておかなければなりません。情報漏えいや不正アクセスを防ぐために、セキュリティー性能が優れているのが業務用パソコンの特徴です。家庭用パソコンをそのまま社内で利用するには、かなりのリスクを抱えることになるでしょう。

1-3.OSのエディションにも違いがある

Windowsといった現在のOSには、Pro・Home・Enterpriseなど多種多様なエディションが存在しています。業務用パソコンと家庭用パソコンでは、このOSのエディションにも違いがあるのが特徴でしょう。たとえば、法人向けの業務用パソコンには、ドメイン参加・リモートデスクトップといった機能が備わっているWindows Pro搭載がほとんどです。Homeと比較すると、Windows Proは機能が充実しており、価格も割高になるでしょう。

2.業務用パソコンの選び方で重視すべき点は?

ここでは、業務用パソコンの選び方で重視すべき点を紹介します。

2-1.使用目的を明確にする

まずは、業務用パソコンを何の目的で使用するのか、用途をハッキリとさせておかなければなりません。業務用パソコンといってもさまざまなメーカーと種類があります。Word・Excelなどを中心に事務作業として使うケースもあれば、グラフィックを使用するなどデザイン設計を中心に使うケースもあるでしょう。どのような目的で使うのかによって、最適な業務用パソコンの種類も変わってきます。用途に合った機能が備わっている業務用パソコンを使うためにも、まずは用途について考えることが大切です。

2-2.スペックで選ぶ

用途が明確になったら、次はスペックに注目してみましょう。スペックは業務用パソコンを購入する際に最も悩みやすい項目でもあります。業務用パソコンを選ぶ際、スペックで注目すべきポイントは以下のとおりです。

  • ノートパソコンかデスクトップパソコンか
  • CPU
  • メモリー
  • ディスク

会社外にも持ち運ぶことが多いのならノートパソコン、社内で使うのならデスクトップパソコンがおすすめです。そして、CPUは作業効率にも関係する部分ですので、いくつか選択できるなら真ん中くらいのモデルを選ぶのが理想でしょう。メモリーはウィンドウをたくさん開く人ほど使うものですので、多めに積んでください。ディスクはパソコンの起動時間が長くなるほど仕事が滞ってしまうため、HDDでなくSSDがおすすめです。

2-3.保証内容やサポート期間も要チェック!

前述したように、業務用パソコンは家庭用パソコンよりもサポートが充実しているのが特徴です。けれども、メーカーやモデルによって保証内容やサポート期間が大きく異なります。購入すべき業務用パソコンが決まったら、必ず保証内容やサポート期間を確認してください。ちなみに、モデルの中には保証2年が標準付帯されていたり、法人限定で最大5年のオンサイト保証サービスが用意されていたりするところもあります。

3.業務用パソコンの推奨スペックと購入先

ここでは、業務用パソコンの推奨スペックと主な購入先を解説します。

3-1.一般事務(データ入力・文書作成)の場合

データ入力や文書作成といった一般作業に使う場合、業務用パソコンの中でもスペックは低め~普通といえるでしょう。そこまで高スペックのパソコンは必要ではありませんが、Microsoft Officeなど必要なソフトウェアのライセンスは取得しておくことをおすすめします。なお、主な推奨スペックは以下のとおりです。

  • OS:Wndows 10 Pro 64ビット
  • CPU:インテル Core i3シリーズ以上
  • メモリー:4GB以上
  • ストレージ:100GB以上
  • グラフィックス:指定なし

3-2.ITエンジニア(SE)の場合

ITエンジニアはプログラミング用のシステムを扱うことになるため、中堅レベルのスペックがおすすめです。ただし、システム設計といってもさまざまな種類があるので、開発するシステムによっても要求されるスペックは変わるでしょう。主な推奨スペックは以下のとおりです。

  • OS:Windows 10 Pro 64ビット
  • CPU:インテル Core i5シリーズ以上
  • メモリー:16GB以上
  • ストレージ:200GB以上
  • グラフィックス:指定なし

3-3.Webデザイン・画像編集の場合

画像やイラストなどのデザインを中心に使うのであれば、ストレージ容量を十分に確保しておいたほうがいいでしょう。CPUやメモリーは動画編集ほどの能力は必要ありませんが、デザイン用の素材を使うことが増えるからです。主な推奨スペックは以下のとおりとなります。

  • OS:Windows 10 Pro 64ビット
  • CPU:インテル Core i5 シリーズ以上
  • メモリー:16GB以上
  • ストレージ:1TB以上
  • グラフィックス:2GB以上

3-4.建設設計の場合

3D CAD設計・製図といった建設設計に使用する場合、動画編集と同じ程度、またはそれ以上のスペックが必要になるでしょう。特に、3Dデータを再生するためには、高いグラフィック性能を持っているマシンが必要です。主な推奨スペックは以下のとおりとなります。

  • OS:Windows 10 Pro 64ビット
  • CPU:インテル Core i7シリーズ以上
  • メモリー:32GB以上
  • ストレージ:2TB以上
  • グラフィックス:8GB以上

3-5.家電量販店よりもパソコン販売専門店がおすすめ

家電量販店でも購入できますが、業務用パソコンはパソコン販売専門店からの購入がおすすめです。パソコン販売専門店は、家庭用パソコンよりも業務用パソコンに詳しいところもあります。また、直接メーカーとのやり取りを仲介してくれるところも多いため、よりスムーズに業務用パソコンを購入することができるでしょう。また、直接メーカーとやり取りすることも可能です。大量発注する際は、メーカーとじかにやり取りしたほうがスピーディーに購入できます。

4.パソコンの処分方法と処分時の注意点

ここでは、パソコンの処分方法と処分時の注意点について解説します。

4-1.PCリサイクル法に基づいて処分する

パソコンはPCリサイクル法に基づいて処分しなければならないので、自治体で捨てることはできません。ゴミ捨て場に持っていってしまうと不法投棄とみなされる恐れがあります。また、パソコンの中には、鋼・銅・レアメタルなどの有用資源が含まれているため、それらの資源を再活用することも大事なポイントです。基本的に、パソコンはメーカーに回収してもらうことになるでしょう。新しいパソコンに買い換える際は、購入店に引き取りを依頼することも可能です。PCリサイクルマークがついてるものは無料で処分できますが、PCリサイクルマークがついていないパソコンは回収費用がかかるので注意してください。

4-2.買取も選択肢の1つ

正常に使える状態であれば、パソコンを買取専門店やリサイクルショップに買い取ってもらうことも可能です。業務用パソコンは需要がないと思われがちですが、家庭用パソコンよりも高スペックですので買い取ってもらえるでしょう。ただし、正常に稼働しているか・販売年月から5年以内が買取条件となっているケースがほとんどです。捨てるのがもったいない……と思っている方は、一度査定に出してみるといいでしょう。

4-3.データを完全消去する

パソコンを処分する前に、必ずデータを完全消去しておかなければなりません。特に、業務用パソコンには、社内の極秘情報が記録されています。それらのデータを消去しなければ、業務用パソコンに含まれているデータがすべて流出・悪用されることになってしまうでしょう。実際に、データが流出し、会社の信用を著しく失ってしまったということもあります。取り返しのつかない状態にならないよう、データは必ず消去してください。会社によって、データの保持期間や処分時の注意点などが決まっていると思うので、事前にチェックしておきましょう。

5.業務用パソコンに関してよくある質問

業務用パソコンに関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.業務用パソコンのメーカーは?
A.大手メーカーとしては、NEC・富士通・Lenovo・HP・ASUS・DELLがあります。この中でも、NECは法人向けのパソコンでは国内シェアのNo.1を誇る老舗メーカーです。宮内庁や教育機関などでも使用されており、品質は折り紙つきといえるでしょう。また、安価なスタンダードタイプから高性能のハイエンドパソコンまで豊富な品ぞろえが特徴でもあります。

Q.なるべく低費用で業務用パソコンを購入する方法は?
A.中古の業務用パソコンも視野に入れてみるといいでしょう。業務用パソコンでも中古を選ぶことで、費用を最小限に抑えることができます。3割~半額に近い価格で購入できる可能性もあるでしょう。ただし、保証の問題がデメリットとなります。新品ならリースやレンタル期間に合わせて保証期間が延長できますが、中古の場合は個別の延長保証に対応できません。

Q.HDDとSSDの違いは?
A.HDDは価格が安く大容量というメリットがありますが、処理速度が遅く、騒音が目立つデメリットがあります。一方、SSDは音が静かでパソコンの高速起動が可能です。さらに、処理速度も速く、消費電力が低い点も大きなメリットといえるでしょう。ただし、価格が高く、容量が小さめなのがデメリットです。

Q.データを消去する方法は?
A.専用ソフトを使う論理的方法と、カナヅチやカッターなどでHDDを傷つける物理的破壊の方法があります。自分でデータを消去するのなら、物理的破壊よりも論理的方法のほうがいいでしょう。また、自分でデータを消去するのが不安という方は、専門業者にデータ消去を依頼するのも選択肢の1つです。

Q.無料回収業者に依頼しても大丈夫か?
A.無料回収の理由がきちんと掲載されている業者なら安心して依頼できます。たとえば、パソコンダストでは回収したものを自社でメンテナンスし再販したり、部品として販売したりすることで回収費用を抑えているのです。逆に、無料回収の理由が明確に記載されていない業者は悪徳業者の可能性が高いので注意してください。

まとめ

業務用パソコンを選ぶ際は、まず、何のために使うのか用途をハッキリさせておくことが大切です。用途が明確になってれば、その作業に合わせて最適なスペックの業務用パソコンを選ぶことができるでしょう。なお、パソコンの処分を検討している方は、自治体で処分できないので注意してください。PCリサイクル法に基づいて、メーカーに回収依頼をすることになります。正しい方法で処分しましょう。