部屋の配線を整理したい! コードをすっきりと収納するコツは?

電化製品が増えると、それと一緒にコードも増えていきます。
コード自体はかさばるものではありませんが、床に何本もコードがはっていると見た目も悪いです。
さらに、コード同士がからまりあうと、中で線が切れることもあるでしょう。
そこで今回は部屋の配線を整理する方法をご紹介します。
配線は工夫しだいですっきりと収納できるのです。
また、収納場所がないという方もあきらめてはいけません。
部屋の配線を何とかすっきりしたいという方は必見ですよ。

  1. 配線がぐちゃぐちゃな部屋のデメリットとは?
  2. コードをすっきりとまとめるコツとは?
  3. 古い住宅の意外な落とし穴とは?
  4. おわりに

1.配線がぐちゃぐちゃな部屋のデメリットとは?

まず始めに、コード類がぐちゃぐちゃのままで過ごしているとどのようなデメリットがあるのかをご紹介します。
実は、単に使いづらい以上に困ったことも起こるのです。

1-1.見た目が悪い

床にコードが無造作にはっていると、見た目が悪いです。
いくらほかがすっきりと片付いていても、コードがぐちゃぐちゃになっているだけで、乱雑な印象を与えてしまうでしょう。
さらに、コードのすきまにほこりなどがからまってしまうと、見た目はさらに悪くなります。

1-2.危険

コードが床にはっていると、どうしてもつまずきやすくなります。
コンセントが抜けるくらいならばよいですが、電化製品が引っ張られて床の上に落ちたりすれば壊れてしまうかもしれません。
また、パソコンのコードが抜けると今までのデータが一瞬にして消えてしまったり、パソコン自体が壊れてしまったりすることもあるでしょう。

1-3.火事の危険がある

コードがぐちゃぐちゃにからまったままですと、どうしてもその部分にほこりがたまりがちになります。
また、配線がややこしいと、いちいちコンセントを抜いて指し直すのも大変です。
自然と掃除が行き届かなくなり、コンセントの周りにはほこりがびっしり、ということも珍しくありません。
実は、これがかなり危険なのです。
コンセントやコードが劣化してくると電気が通ったときに火花が散ることがあります。
これにほこりが引火すると、火事の原因になるでしょう。
ちなみに、コードにつまずいたり引っ張ったりすると、劣化が早まります。
しょっちゅうコードにつまずいているという方は要注意です。

2.コードをすっきりとまとめるコツとは?

では、コードをすっきりと片付けるにはどうしたらよいのでしょうか?
この項では、配線収納のコツをご紹介します。
ぜひ参考にしてくださいね

2-1.とりあえず、まとめる

複数のコードを同じコンセントにつないでいるのならば、その配線をひとつにまとめてしまいましょう。
スパイラルチューブというグッズが便利です。スパイラルチューブを使えば、複数のコードをひとつにまとめられます。
電化製品同士の場所が近かったり、コンセントを抜くことがめったになかったりするという場合は、スパイラルチューブでまとめれば見た目がすっきりするでしょう。

2-2.コードは束ねよう

電化製品のコードは、どれも一定の長さがあります。
しかし、家によってはコードが長すぎるということもあるでしょう。
この場合は、ビニタイでゆるくコードをまとめるだけですっきりします。
あまりきつく結びすぎると中で断線したり熱を持ったりしてしまうので、余裕を持って結びましょう。

2-3.コンセントは箱に入れてしまう

複数のタップがある延長コードにたこ足配線をしているという方も、多いでしょう。
特に、パソコン周辺やキッチン周辺などはたこ足配線になってしまうことが多いです。
コンセントがたくさんささった延長コードのシルエットは、決して美しくありません。
そこで、コンセントごと箱に入れてしまいましょう。
専用のものもありますが、ふたのない収納ケースでも十分です。
コンセントを隠してしまえば部屋がずいぶんすっきりとするでしょう。

2-4.コードを固定してしまおう

パソコンをご家庭で使っている場合、机から床へと何本もコードがたれさがっている、ということも珍しくありません。
空中にコードがぶらぶらしている状態は、決して見た目がよいとはいえないでしょう。
そこで、活躍するのが100円ショップなどで売っている金属製のネットです。
このネットを机の下に取りつけ、そこにコードを束ねて固定していきましょう。
そうすれば、見た目もすっきりしますしコードも見えにくくなります。
結束バンドとは、ものを固定するプラスチック製のひものようなグッズのことで、こちらも100円ショップで手に入るのです。
コードがぶらぶらしなければ、劣化もしにくくなるでしょう。

2-5.配線を壁に固定してしまう

家が持ち家の場合は、長い配線を壁に固定してしまいましょう。
専用のグッズはホームセンターなどに売っています。
このとき大切なのは、部屋の角に沿って配線をはわすこと。
そうすれば目立ちません。
中には、配線をインテリアの一部にすることを勧めているサイトなどもありますが、コードを無理に曲げると故障の原因になります。
ですから、できるだけまっすぐに壁にはわせてください。
インターネットの通信コードを遠くまではわせたいという場合に向いています。

3.古い住宅の意外な落とし穴とは?

賃貸住宅を借りる際、築年数がたった家ほど家賃は安めです。
最近は、内装リフォームをして古さを感じさせない物件も多いので、あえて築年数がたった家に住む方もいるでしょう。
確かに、設備が少ない物件ならば築年数の古さはそれほど気になりません。
また、お風呂やトイレなどがリフォームされていれば、さらに快適でしょう。
しかし、古い住宅のデメリットは意外なところにあります。
それは、コンセントの数。
昔は今ほど電化製品がありませんでしたので、コンセントの数が少ない家が多いのです。
特に、築30年以上の家のコンセントはかなり少ないと思ってよいでしょう。
必然的に延長コードを利用したりたこ足配線をしなくてはならなくなります。
また、ある程DIYでリフォームはできてもコンセントの数だけは増やせません。
ですから、パソコンや周辺機器をたくさん使うという方や電気製品の数が多いという場合は、築年数のたった家は避けた方がよいでしょう。
また、タバコを吸う方は壁にコードをはわしたりすると、ヤニで真っ黒になってしまう可能性があります。
ですから、ヘビースモーカーな方はコードをできるだけ床にはわせてください。

4.おわりに

いかがでしたか?
今回はごちゃごちゃしがちなコードをすっきり収納するコツなどをご紹介しました。
コードはできるだけ見えない場所にすっきりと収納したいといものです。
ですから、いろいろと工夫してみましょう。
家を借りるとき、そして建てるときはコンセントの位置が重要です。
特に、パソコン周りは周辺機器を含めると複数のコンセントがいります。
また、タップのたくさんある延長コードはとても便利ですが、部屋の真ん中に複数のコンセントを挿して放り出しておくのは危険です。
ですから、コードはめえいっぱい伸ばして使うのでなく、ある程度余裕を持って使った方がよいでしょう。
春からひとり暮らしをする方も多いです。
今から家の下見をする、という人もたくさんいるでしょう。
そのときは、ぜひコンセントの確認をしてください。
今は、一部屋に最低4つはコンセントがないと配線をすっきりとすることはできません。
後から付け足すことはできませんので、見取り図などにコンセントの位置も書いておきましょう。