部屋を上手に模様替えするコツは? 注目すべきポイントはここ!

「何だか部屋がごちゃごちゃしてきた」「新しい大型家具を買った」などの理由で、部屋の模様替えをする人も多いでしょう。しかし、「模様替えをしたら何だか使いにくい部屋になってしまった」という方もいると思います。

そこで、今回は部屋の模様替えがうまくいくコツをご紹介しましょう。部屋を広く見せるコツや使いやすい家具を配置する方法など、部屋の模様替えをする際に工夫できることはたくさんあるのです。部屋がすっきりと広く見える模様替えをしたいという方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

  1. 家具や家電の色や形に注意しよう
  2. 家具や照明の配置を工夫してみよう
  3. 大型の家具や家電が不要になった場合は?
  4. おわりに

1.家具や家電の色や形に注意しよう

まず始めに、家具や家電の色や形がもたらす効果についてご紹介しましょう。新しいものを買うときの参考にもなりますよ。

1-1.濃い色の家具は安定感があるけれど……

今の家具は色が豊富です。同じ家具でも濃い色~薄い色までラインナップがそろっているものも多いでしょう。濃い色の家具は落ち着いて高級感があります。ホームセンターなどで安価で手に入る組み立て家具も、濃い色の方が安っぽく見えにくいでしょう。しかし、濃い色で家具を統一してしまうと圧迫感があり部屋が狭く見えます。

特に、背の高い家具だと圧迫感が強くなるでしょう。部屋を色の濃い家具で統一したいという場合は、できるだけ背の低い家具を選ぶとよいですね。

1-2.重厚な造りの家具ほど広い部屋が似合う

家具にはシンプルな形のものと、装飾がたくさんついた家具があります。また、むく材の家具はどっしりとして重厚感があるでしょう。装飾がたくさんついた家具や、重厚感のある家具は高級感もあるため「こんな家具を部屋に置きたい」という方も多いと思います。しかし、このような家具は広い部屋に置いてこそ映える家具なのです。

最近はヨーロッパ調家具などが、お手軽な値段で手に入ります。しかし、広さが6畳程度の部屋を装飾が多く重厚な家具で統一すれば、実際の広さ以上に狭く感じるでしょう。装飾がたくさんついた家具や、むく材の家具をワンルームに置きたい場合は、小さいものをひとつだけにするとよいですね。

1-3.脚がついている家具は部屋が広く見える

狭い部屋を少しでも広く見せたい場合は、脚のついた家具を利用しましょう。床が見える面積が広いほど、部屋が広く見えます。

1-4.さし色をうまく利用しよう

家具に多くの色を使うほど、部屋は統一感がなくなります。一番無難な色の選び方は壁紙に合わせることですが、「もう少しアクセントが欲しい」という場合はさし色を使いましょう。たとえば、ベージュ色のソファーにグリーンのクッションを置いたり、白っぽい色の壁にバステルカラーの絵をかけたりしてみてください。部屋に入ると視線がまずさし色の止まり、そこからあちこちに移動するので部屋が広く見えます。

2.家具や照明の配置を工夫してみよう

では、実際にどのよう家具を置けば部屋は広く見えるのでしょうか? この項では、家具や家電の配置方法や部屋を広く見せる照明のつけ方などをご紹介します。

2-1.背の高い家具はドアの近くに置く

部屋の中に入った際、最も目に留まりにくい場所はドアの近くです。ですから、ドアの近くに背の高い家具をまとめて置きましょう。そうすれば、目に留まるのが最後になって圧迫感を感じにくいです。

2-2.ドアの対角線上にソファーを置いてみよう

ソファーがあると便利ですが、ソファーの置き場所に悩んでいる方も多いでしょう。ソファーを置く場合は、ドアの対角線上に置くと最も部屋が広く見えます。逆に壁にべったりソファーをつけてしまうと、部屋が狭く見えるでしょう。最高の置き場所はドアの対角線上、無理ならば壁から遠い場所と覚えておくと便利です。

2-3.視線の抜けを作ろう

部屋に入ったときに窓から外が見えると、開放感があって部屋も広く見えます。ですから、窓の下はできるだけ空けておきましょう。どうしても家具を置かなくてはならない場合は、目線より下になる背の低いものを置いてください。そうすれば、視線の「抜け」が生まれるでしょう。

2-4.間接照明で部屋を広く見せよう

可能ならば、部屋の照明を間接照明にして、壁や天井に光を当てるようにすると部屋が広く見えます。寝室などで利用してみるとよいでしょう。逆にシャンデリアなど装飾過多の照明は、部屋が狭く見えます。

2-5.こまごまとしたものは隠そう

「インタリアにこりたい」と頑張っている人の中には、小物をずらりと家具の上に並べる人もいるでしょう。しかし、ものが多いほど部屋は狭く見えます。あれこれとものを飾るより、お気に入りのものをひとつだけ飾ったほうが「センスがよい」と思われるでしょう。

また、文房具などを家具の上に置いておくよりしまっておいた方が部屋はすっきりとして見えます。「しまえるものはしまう」これが部屋を広く見せる最大のコツです。

3.大型の家具や家電が不要になった場合は?

模様替えをした際、大型の家具や家電が不要になる場合があります。そのような場合はどうやって処分すればよいでしょうか?この項では、その一例をご紹介します。

3-1.自治体に処分を依頼する

大型家具は自治体に「粗大ごみ」として処分を依頼できます。有料の自治体もありますので、出す前に確認しておきましょう。「家具が重くてひとりではごみに出せない」という場合は、引き出しや扉など分解できるところは分解してください。これでかなり軽くなります。

また、便利屋サービスなどで家具の運搬だけを頼む方法もあるのです。節約サイトなどでは「家具はのこぎりでバラバラにすれば燃えるごみになる」と指示していますが、大型家具を分解するには電動のこぎりが必要。無理をするのはやめましょう。普通ののこぎりでは、分解するまでに膨大な時間がかかります。

3-2.不用品回収行者を利用する

大型家具が大量に不要になったり、ごみ捨て場まで家具を移動できなかったりする場合は不用品回収業者を利用しましょう。不用品回収業者とは、家庭からです不用品を有料で回収してくれる業者です。お金はかかりますが、早ければ依頼をしたその日に回収しに来てくれるでしょう。業者が荷物の運び出しもしてくれるので、ひとりでは動かせない家具でも大丈夫です。

また、引っ越しなどで「家具だけでなく家電も不要になった」という場合も、利用すると不用品が一度に片づきます。優良な業者ならば、事前に見積もりを作成してくれるので安心して依頼できるでしょう。

4.おわりに

いかがでしたか? 今回は、部屋をじょうずに模様替えするコツをご紹介しました。
まとめると

  • 狭い部屋ほどシンプルで薄い色合いの家具をおこう。
  • 装飾が豊富な家具や重厚な家具は1個までにとどめるとよい。
  • 脚のついた家具を利用すると部屋が広く見える。
  • 不要になった家具は不用品回収業者に引き取ってもらおう。

ということです。部屋の模様替えをする前に、まずは不要なものをすべて処分するように心がけると模様替えもしやすいでしょう。また、重い家具を動かす際はひとりで無理をしてはいけません。賃貸の場合は床に傷をつけると退去するときに補修費用を請求される場合もあります。これらのことをよく踏まえて、模様替えを始めましょう。

また、大型家具から部屋に配置していくと模様替えがスムーズにいきます。ぜひ試してみてください。