子供服を処分をするタイミングは?ベストな時期と処分方法教えます。

子供の成長は驚くほど早いものです。昨日まで着ていた洋服が突然サイズアウトになることもしばしばでしょう。成長に合わせて買い替えが必要な子供服は、大人服と異なり保管していてもまた着る機会は無くなります。定期的に処分しましょう。

「どんなタイミングで処分すればいいの」「まだ着られる洋服はどうしたらいいの」…と、お悩みの方に向けて処分するベストなタイミングや処分方法をご紹介します。

  1. 後悔しない子供服を処分するタイミング
  2. 子供服の処分方法

1.後悔しない子供服を処分するタイミング

子供服っていつ処分すればいいの?…とお悩みの人は多いものです。捨てるタイミングに迷ったまま保管し続けた結果、整理ダンスにもう入りきれない!と悲鳴をあげている人もいるでしょう。捨てるタイミングを見極める前に、「この状態になったら捨てる」という基準を決めれば無駄に子供服がたまることもありません。どのような基準で捨てればいいのでしょうか。

1-1.1年以上袖を通していない

高価だった洋服や、プレゼントでもらったブランドの洋服などはなかなか処分できないものです。けれども、「もったいない」だけで保管していてもサイズが合わなくなって結局は着られなくなります。お子さんが一人っ子で、次のお子さんを作る予定がない場合はお下がりとして活用もできません。1年以上着ていない子供服は処分対象にしましょう。

1-2.落ちない汚れが付いている

子供服は食べこぼしや調味料などの汚れがすぐ付きます。洗濯やシミ抜きでも汚れが落ちなかった場合、部屋着やどろんこ遊び着など「汚れてもいい洋服」専用にする人も多いでしょう。それでも、汚れが気になるなと感じたら処分する時期が来たと考えてください。

1-3.サイズが小さくなったと感じた

子供に服を着せたとき、ある日突然「丈が短くなったな」「袖周りがキツそうだな」などと気が付きます。サイズが合っていないと、見た目がよくないだけではなく動きづらくなるのです。特に、身ごろや袖周りがキツイと行動が制限され、ときには危険なこともあります。サイズが小さくなったなと感じたら、処分してください。

1-4.子供が好んで着たがらなくなった

今までお気に入りで毎日のように着ていた服も、ある日突然着たがらなくなる時期がきます。子供なりに、サイズが小さくなったので着心地が悪い、好みが合わなくなったなどのいろいろな理由があるのでしょう。つまり、自分で洋服を選びたいと思う年頃になった…ということなのです。

そんなときは、古い子供服を処分する絶好のタイミングでしょう。たんすやクローゼットの中の子供服を床に並べて、1着ずつ処分したいかまだ着たいか…をお子さんに聞いてください。親としてはボロボロになった子供服は捨てたいものです。けれども、子供にとっては「大切な宝物」である場合もあります。勝手に処分して子供が悲しい思いをしないためにも、一緒に整理整頓するのがおすすめです。

1-5.イベント前に処分日を作る

子供の誕生日やクリスマス、入園、入学などのお祝いなどイベントがある前に子供服を処分する日を作りましょう。1-4でも取り上げたように、親が勝手に捨ててしまうより、子供に聞きながら一緒に処分してください。「新しい洋服をプレゼントするのでいらない洋服は処分しようね」と教えながら整理整頓の大切さを学ぶ機会にもなります。

2.子供服の処分方法

処分する子供服は「着ないもの」と「再利用できるもの」に分けてください。

2-1.着ないものの処分方法

汚れが目立つ、落ちないシミがある、破れているなど、洋服としてもう着られない子供服はゴミとして処分しましょう。子供服は燃えるゴミなので自治体の指定日に袋に入れて出してください。

また、大掃除や引っ越しなどのときには、子供服だけではなく子供用の家具・寝具やおもちゃ、自転車など大量に処分したいときもあります。

そんなときには、不用品を回収してくれる業者に依頼するのもおすすめです。分別して粗大ゴミの手続きなどをする必要がありません。電話やインターネットで申し込めば都合のいい日時に家に来て1度に回収してもらえます。

2-2.再利用する方法

2-2-1.親戚や友人の子供にあげる

サイズアウトした子供服でも、きれいな状態の洋服は捨てるのがもったいないものです。そこで、親戚や親しい友人の子供にゆずるのもいいでしょう。ただし、お下がりをきらう人もいます。いきなりあげるのではなく、先方が欲しいかどうか聞いてからあげてください。

未使用のもの、ほとんど着ていないもの、ブランドものなどは欲しがる人も少なくありません。点数が多ければ、自宅に人を呼んで好きな洋服を選んでもらえます。親しい間柄でも、子供服は洗濯やクリーニングをしてきれいな状態にしてからゆずりましょう。

2-2-2.リメイクをする

手芸の腕前に自信がある人ならリメイクするのもおすすめです。

  • 落ちない汚れやシミはワッペンを付けて隠す。
  • ほつれた部分は、カラフルな刺しゅう糸やニットなどでかがってアクセントにする。
  • 汚れの目立つ部分にレースやリボンを並べて配置して縫い付ける。
  • コサージュやリボンタイなどを付ける。
  • Tシャツやスカートなどの本体を使いトートバッグやポーチを作る。
  • ニットはほどいて、ニット帽やミトンなどに作り替える。
  • かわいいプリントや柄の洋服は分解して正方形の生地にする。(パッチワークのクッションカバーやバッグなどいろいろ利用できます)
  • 子供服の生地自体がほつれたり破れたりしていない場合は、濃い色に染める。(素材に合った染め粉を選びましょう)

ほか、子供服は小さいのでリメイクがしやすいアイテムです。遊び心のあるデザインを取り入れて、個性的なオシャレを楽しめるのも子供服ならではでしょう。

リメイクに失敗したり、余ったりした部分は掃除道具として使えます。特に吸水性のあるTシャツやタオル地の洋服、トレーナーなどは雑巾として活用するのにぴったりです。

2-2-3.リサイクルショップに売る

未使用や新品に近い子供服や、高価なブランドの子供服はリサイクルショップに売却する方法もあります。できれば、幅広いアイテムを取り扱っているリサイクルショップよりも、洋服や子供服など「アパレル製品の古着」を得意としているショップのほうがおすすめです。

2-2-4.必要としているところに寄付をする

古着の子供服を必要としている国は世界中にたくさんあります。開発途上国や大きな災害にみまわれた国など、いろいろな場所で子供服を求めているのです。

また、捨てるにはしのびない子供服や着なくなったマタニティ服などを送ることで、開発途上国の子供たちに命を救うワクチンを届けるシステムもあります。

寄付を募集している団体はいろいろあり、インターネットなどから申し込みができるところが多いようです。洋服などを送るときには、きちんとクリーニングに出すか洗濯して清潔にしてきれいにたたんでから送ってください。

まとめ

成長の早いお子さんの子供服を処分するタイミングや処分方法などがおわかりいただけたかと思います。

ひとくちに処分と言っても、方法は子供服の状態によってさまざまです。

  • 燃えるゴミとして捨てる。
  • 人にゆずる。
  • リサイクルショップに売る。
  • リメイクして楽しむ。
  • 寄付をする。

など、処分したい子供服の状態に合わせて選んでください。

大切なのは、親が勝手に処分をしてしまわないことです。整理整頓の大切さを子供に学んでもらうためにも、子供に着るかいらないかを聞きながら納得してくれる方法を選んでください。