
物欲が止まらない! 衝動買いを抑える方法は?
性別や年代に関係なく、衝動買いをしてしまうことは誰にでもありますよね。ずっと探していた品に出会えた、残り1点の品だった、サイズが普段は見つからない、その理由はさまざま。足のサイズが大きかったり、小さかったりする人は、バリエーションが少ない分、ぴったりな靴のサイズを見つけたときに、買いだめしておくことがあるようです。
衝動買いは、たまにであればストレス発散になることかもしれません。しかし、衝動買いが止まらないケースもまれに起こっているようです。どのようにしたら、衝動買いを回避できるのでしょうか?
1.衝動買いをしてしまう原因
衝動買いをした経験がない人の方が少ないかもしれません。欲しいものに出会い、その品を手に入れることは決して悪ではないことです。しかし、衝動買いにはやはり節度が必要であり、そうでなければ部屋の中にものがあふれてしまう結果にもつながってしまいます。
衝動買いをしてしまう原因とは、どのようなものなのでしょうか?
1-1.財布に余分なお金が入っている
普段、財布の中にどのくらいのゆとりを見てお金を入れていますか? 万が一の出費に備えて、最低限の額に少し上乗せした金額を入れているのが一般的なことでしょう。このゆとり分を多く入れてしまうと、お金をたくさん持っていると錯覚してしまい、そのゆとり分だけ衝動買いしてしまうケースが多く見られます。
財布にお金があると使ってしまう人は、ゆとり分をなるべく持たないように工夫してみるといいでしょう。
1-2.見えっぱり
見えっ張りな人は、周囲へのアピールを目的として、散財してしまう傾向があります。他人から見た自分の評価を気にするあまり、つい衝動買いに走ってしまうことがあるようです。
衝動買いをすることにより、自分の器の大きさを見せつけているようにも受け取れます。見えっぱりの傾向として、計画性のなさも同時に現れるようです。
1-3.心配性
見えっぱりとは正反対で、心配性な人にも衝動買いをしてしまう傾向があります。ものを買うこと、ものに囲まれていることによって、精神的なバランスを図ろうとするものです。
消極的でストレスをため込みやすい人ほど、こうした衝動買いをしてしまう可能性があります。「ついていない」という不幸感を自分に感じると、それに拍車をかけてしまうケースがあるようです。
2.衝動買いによる影響
欲しいと思ったものが手に入ったとき、人は充足感に満たされることでしょう。しかし、衝動買いを続けることは、ただ本能の赴くままに買い物をしているに等しく、その影響は計りしれません。
2-1.貯金ができなくなる
衝動買いをしている人の多くは、自分がどのくらいお金を使っているのか、どの程度のお金を持っているのか、基本的な考えが欠落している可能性があります。手元にあるお金だけで回しているだけで、貯金ができなくなるはずです。将来、病気や事故などによる急な出費にも対応できなくなる危険性があります。
2-2.金銭感覚の麻痺(まひ)
通常価格よりもほんの少し安いだけで、今が買い時とばかりに衝動買いしてしまう人も多くいます。たとえば50万円するバッグが49万円に値下がりしていただけで、お買い得とばかりに購入してしまうようなもの。本来なら、50万円もの大金が49万円になっていようとも、普通なら手が出せないものです。
衝動買いを続けていると、そうした金銭感覚の欠如や麻痺(まひ)が発生する可能性があり、注意が必要でしょう。
2-3.冷静な判断力を失う
衝動買いをしているときは、冷静な判断ができなくなっていることがほとんどです。しかし、衝動買いが癖になると、それを上回る判断力の低下を招く恐れも。衝動買いをすることによって、人の脳内では快感ホルモンと呼ばれる幸福感を満たす物質が分泌されます。
買い物をしていれば快感を味わい、実現不可能なら不安感や欲求不満を感じるようになり、我慢を続けられない体質に変化していくでしょう。こうした小さなことが重なることで、会社勤めが長く続かない、学校に通うのが面倒といった大きな問題へと発展しかねません。
3.衝動買いを抑える方法
衝動買いを続けてしまう人の心理は、自分の価値の底上げを目的としていて、そうすることで精神的な安定を維持しているともいえます。
しかし、衝動買いは必要以上にものを買い集めてしまい、部屋が散らかる原因にもつながっていくはずです。衝動買いを抑える方法をご紹介します。
3-1.財布にお金を入れない
前述のとおり、財布にゆとりを持っている人ほど、お金をたくさん持っていると錯覚してしまい、使いすぎてしまう傾向があります。
緊急時の備えにも手を出し、本当に必要な場合にお金がないという状態になる人もいるようです。常に計画性を持って現金の管理を意識していきましょう。貯蓄専用口座を作り、給与が出たらすぐさまそこへ移すなど、手をつけない工夫も効果的です。
3-2.カードを使わない
現金以外に支払う方法として、クレジットカードやデビットカードが上げられます。カードは、緊急時や高額な買い物のときには大変重宝するアイテムですが、これがあることによって、どのくらい使ったか把握できない状態に陥ってしまうことがあるようです。
インターネットでの衝動買いのほとんども、クレジットカード決済。支払った金額の合計を、明細が送られてきて初めてしり、愕然(がくぜん)とすることもあるでしょう。衝動買いをしてしまう人は、カードを使わないか持たないようにすると改善するはずです。
3-3.買い物には一人で出かけない
自分一人で買い物をすると、ついつい衝動買いをしてしまう人は、誰かと一緒に買い物に行く習慣をつけるようにしましょう。
買ってもいいものか、必要なものか、一つ一つについてほかの人から意見をあおるのも効果的です。自分では自分を客観的に見ることができないからこそ、衝動買いでものがあふれる結果に陥ります。ほかの人から見たら、その行動が正しいかどうかがわかり、次第にその意見に沿うようになっていくことでしょう。
3.まとめ
いかがでしたか? ついついやってしまいがちな衝動買いにつてご紹介しました。
- 衝動買いをしてしまう原因
- 衝動買いによる影響
- 衝動買いを抑える方法
ものを買う行為は、自分の価値を高めることではありません。本当に必要なものかどうかを見極める目を持つことも大切です。余分なお金やカードを持たず、シンプルに暮らすように工夫してみましょう。