
かさばる冬物をすっきり収納するコツは? カビや虫食い対策も紹介!
「冬物をどうやって収納すべきか悩んでいる」「かさばるのでうまく収納できない」という気持ち、よく分かります。ニットやセーター・ダウンジャケットなど、ボリュームがある冬物は、収納に苦労する人が多いはずです。シワや型崩れを防いで次のシーズンまで保管しておくためには、どうしたらよいのでしょうか。
この記事では、冬物を収納する前のクリーニング方法やおすすめの収納方法・不要な冬物の手放し方などをご紹介します。
この記事を読むことで、冬物の種類別クリーニング方法やシワにならない収納方法・不要な冬物を買取に出す方法などが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。
1.冬物はGWまでに収納を
冬物を片付けるタイミングは、GWまでをタイムリミットにしましょう。衣類につきやすい害虫は、春から夏にかけて成虫になります。そして、GWが明けるころには産卵期を迎えるのです。衣類を洗濯しても干している間に卵を産み落とされ、収納している間に幼虫になり、衣類を食べてしまうことになります。そのため、GWまでには冬物を洗濯し、収納し終わるようにしましょう。そうすることで、次のシーズンまで虫食いの被害にあうことなく、冬物を収納しておくことができるはずです。
2.冬物を収納する前にクリーニングが必要
冬物を収納する前のクリーニングについて解説しましょう。
2-1.数回しか着ていなくても必ずクリーニングを
冬物を収納する前には、たとえ数回しか着ていないものでも必ずクリーニングしましょう。「冬はあまり汗をかかないから大丈夫」と思ってそのまま収納すると、衣類に付着している汚れや皮脂が原因で害虫の被害にあいやすくなります。自宅で洗濯できない素材のものは、クリーニング屋に依頼しましょう。
2-2.セーターは手洗いかドライコースで
セーターはウール素材のものが多いため、まず洗濯表示を確認しましょう。「手洗い」または「洗濯機」の表示があるものであれば、自宅で洗うことが可能です。「手洗い」マークがついているものは洗濯洗剤を使って、やさしく押し洗いしてください。洗濯機で洗えるものは、おしゃれ着用洗剤を使って洗濯機の「手洗いコース」または「ドライコース」で洗い、仕上げに柔軟剤を使用して静電気を防止しましょう。
2-3.コートは裏返しにしてネットに入れて洗濯
コートも水洗いが可能な表示がついていれば、自宅で洗うことができます。裏返しにしてたたみ、ネットに入れた状態で洗濯機に入れましょう。セーターと同様、おしゃれ着 洗剤を使用することをおすすめします。「手洗いコース」や「ドライコース」など弱水流で洗い、型崩れを防ぐために脱水しすぎないように注意してください。
2-4.マフラーや手袋・ニット帽も素材によっては自宅で洗える
マフラーや手袋・ニット帽などの小物は、アクリル素材やドライマークがついたカシミヤ・ウール素材だと自宅でも洗うことができます。アクリルは丈夫なのでネットに入れて洗濯機の弱水流で洗っても問題ないでしょう。カシミヤやウールの場合は、水と洗剤を入れた洗面器に30分ほどつけ置きし、やさしく押し洗いしてください。
3.冬物のカビや虫食い対策は?
冬物を収納する前に、カビや虫食い対策も必要です。方法をいくつかご紹介しましょう。
3-1.しっかり乾かしてから収納する
冬物を収納する前に、しっかり乾かしましょう。カビや害虫は、湿度が高いジメジメした環境を好みます。そのため、湿ったまま収納すると活動が活発になり、被害にあいやすくなるのです。湿度が低く晴れた日に干して、確実に湿気を取り除いてから収納しましょう。
3-2.防虫剤や除湿剤を使用する
虫食い対策としては、防虫剤の使用もおすすめです。防虫剤には、シートタイプやつり下げタイプ・カバータイプなどさまざまなものがあります。防虫剤を使用するときは密閉された空間でなければ十分な効果が発揮できないこともあるため、しっかり密閉できる衣装ケースなどを使用するようにしましょう。一方、カビ対策には除湿剤を使うのがおすすめです。
3-3.アイロンをかけて圧縮袋に入れる
絶対に虫食いの被害を受けたくない大切な衣類は、アイロンをかけて圧縮袋に入れて収納するのがおすすめです。害虫の卵や幼虫が残っていたとしても、アイロンをかけることで死滅させることができます。圧縮袋で保管することで害虫の侵入を防ぐことも可能です。
4.冬物のおすすめ収納方法を紹介
冬物を収納するおすすめの方法やポイントをご紹介しましょう。
4-1.かさばる冬物をすっきり収納するたたみ方
冬物の素材は厚みがあるため、できるだけ小さくたたんで収納するのがおすすめです。収納する衣装ケースの幅に合わせて四角くたたみ、縦に立てて収納していくとスペースをムダなく活用できます。たたみジワを予防するために、折り目の内側にタオルなどをはさんでおいてもよいでしょう。
4-2.アウターは丈夫なハンガーにつるして収納する
シワになりやすい素材のアウターは、つるして収納するのがおすすめです。冬物のアウターは重さがあるため、型崩れを防ぐために丈夫なハンガーを使用してください。シワになりにくいウールやポリエステルのアウターは、スペースがなければたたんで収納するとよいでしょう。
4-3.クリーニングから戻ってきたときの袋のまま保管しない
クリーニングから戻ってきたときに衣類が入っているビニール袋は、ホコリを予防するためのものです。単なるビニールなので通気性が悪く、そのまま長期間保管するとカビや虫食いの原因になってしまいます。収納するときは必ずビニールから出し、カバーは通気性のよいものを選ぶようにしましょう。
5.不要な冬物を手放すには?
衣類をぎゅうぎゅう詰めに収納すると、カビや虫食いの被害に遭いやすくなります。不要な冬物は処分しましょう。衣類を捨てる基準や処分方法をご紹介します。
5-1.1シーズン着なかったものは処分したほうがよい
1シーズンに1回も着ることがなかった衣類は処分しましょう。1回も着なかったということは、「着たい」と思わなかったということです。次のシーズンも着ることはまずありません。ほかにも、以下のような冬物は処分したほうがよいでしょう。
- 破れや汚れがある
- 今のトレンドに合わない
- 自分の好みではない
- 着心地が悪い
- サイズが合わなくなった
5-2.ゴミとして捨てる
自治体のゴミ回収を利用して冬物を捨てる場合は、自治体ごとのルールを確認しましょう。ほとんどの自治体では燃えるゴミとして回収していますが、一部資源ゴミとして扱っている自治体もあります。また、出し方についても細かく裁断する必要があるなど、自治体ごとにルールが決められているのです。必ず事前に調べておいてください。
5-3.リサイクルショップに持ち込む
状態のよいものであれば、リサイクルショップに持ち込んで買取してもらう方法もあります。ブランドものや新品同様のものは高額で買取してもらえる可能性もあるでしょう。ただし、冬物の買取は需要が高くなる秋口から受け付けているショップも多いのです。春や夏に持っていっても買取してもらえない場合もあるため、事前に問い合わせてみるとよいでしょう。
5-4.寄付する
被災地や途上国などを支援する団体や施設に衣類を寄付することも可能です。インターネットで検索すれば寄付を受け付けている団体を探すことができるでしょう。ただし、どのような衣類の寄付を受け付けているのか、事前にしっかり確認する必要があります。不要なものを寄付しても迷惑になるだけなので注意してください。
5-5.不用品回収業者に依頼する
「処分したい冬物が大量にある」「冬物以外にも処分したい不用品がたくさんある」という場合は、不用品回収業者に依頼する方法がおすすめです。宅配回収や出張回収に対応している業者も多いため、自分で持ち込むのが難しい場合も安心して利用できるでしょう。パソコンダストでは、パソコンやゲーム機・タブレットなどの送料無料対象商品と一緒に冬物を送ると、送料・回収費用ともに無料で処分してもらえます。ぜひチェックしてみてください。
5-6.悪徳業者に注意!
不用品回収業者を利用する際は、悪徳業者の存在に注意しましょう。「見積もりと違う高額な料金を請求された」「回収した不用品を不法投棄された」などのトラブル例も数多く報告されています。無料回収業者を利用する際は、なぜ無料で回収することができるのかをきちんと説明できる業者を選ぶようにしてください。
6.冬物の収納や処分に関するよくある質問
「冬物の収納や処分について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。
Q.冬物を収納する衣装ケースは、どのようなものが最適ですか?
A.何が入っているか一目で分かるクリアケースで、積み重ねられるものがよいでしょう。中に防虫剤を入れる場合は、密閉できるタイプのケースを選んでください。
Q.セーターを手洗いする際は、お湯で洗っても問題ないでしょうか?
A.30℃以上の水温で洗うとセーターが伸びたり縮んだりしてしまいます。30℃以下の水温で洗うようにしてください。
Q.収納している間にシワができてしまったニットは、アイロンで元に戻すことができますか?
A.可能です。しかし、直接アイロンをあてるとテカリが出てしまうため、アイロンを浮かせて温かいスチームだけをふくませるようにしてください。
Q.冬物を少しでも高く買取してもらうポイントは何でしょうか?
A.きれいに洗濯し、汚れやホコリがついていないか確認してください。ボタンなどが取れかかっていないかもチェックしましょう。また、買取先を比較して選ぶことも高価買取のポイントです。
Q. 悪質な不用品回収業者にはどのような特徴がありますか?
A.業者の所在地や固定電話の番号を明らかにしていない業者・無料見積もりを受け付けていない業者などには注意しましょう。
まとめ
冬物を収納するポイントや収納前のクリーニング方法・不要な冬物を買取に出す方法などを詳しくご紹介しました。かさばる冬物をすっきり収納するためには、いくつかポイントがあります。また、来シーズンも問題なく着用できるよう、収納前にやっておくべきことについても知っておきましょう。