モニターの買い替えを検討するなら? 時期やおすすめの方法を紹介!

パソコンのモニターを買い替える時期についてお悩みではありませんか? モニターに不具合が生じるようになると作業効率も低下するため、早めに買い替えを検討すべきです。しかし、不要になったモニターをどのように処分したらよいのか分からない人も多いと思います。パソコンモニターは「資源有効利用促進法」により、自治体のゴミ回収を利用して捨てることは認められていないのです。では、一体どうしたらよいのでしょうか。

この記事では、モニターの買い替え方法や処分方法をまとめてご紹介します。

  1. モニターとは?
  2. モニターの買い替えについて
  3. モニターの処分について
  4. モニターの処分を回収業者に依頼する場合
  5. モニターの処分に関するよくある質問

この記事を読むことで、モニターの買い替えや処分について知っておくべきことが分かるはずです。ぜひ参考にしてお得な買い替えをしてください。

1.モニターとは?

まずは、パソコンのモニターについて解説します。

1-1.どんなものか?

モニターとはコンピューターの出力機器のことであり、画像を表示する役割を持っています。ノートパソコンはモニターと本体が一体になっていますが、外部モニターを接続する端子がついているものもあるのです。画面を広く使いたいときは、外部モニターを接続することで使い道が広がるでしょう。

1-2.種類

パソコンモニターは現在、ブラウン管・液晶・タッチパネルの3種類があります。ブラウン管モニターは現在市販されていませんが、昔使っていたブラウン管モニターの処分に困っている人もいるのではないでしょうか。現在主流なのは液晶モニターで、ブラウン管に比べて消費電力が少ないこと、寿命が長いことなどがメリットになります。最も新しいのがタッチパネルモニターで、画面に直接触れることでコンピューターの操作が可能です。

1-3.寿命について

一般的に、液晶モニターの寿命は10年程度といわれています。寿命が近づくにつれて画面が暗くなり、解明さが失われてくるでしょう。もちろん使用頻度や使用状況によって寿命は変わってきますので、寿命を延ばすためのポイントを知っておいてください。

  • 温度変化の激しい場所に置かない
  • 頻繁に電源のON・OFFをしない

2.モニターの買い替えについて

モニターを買い替えるタイミングや流れなどをご紹介しましょう。

2-1.買い替えのタイミングについて

液晶モニターの買い替えを検討すべきなのは、以下のようなときです。

  • 画面に線が入る
  • 画面が暗くなった
  • 色が薄くなった
  • 白黒に表示されるようになった

購入から8年ほど経過したころから、上記のような症状が現れやすくなります。

2-2.修理はできるのか?

モニターに不具合が生じたとき、修理に出すべきか買い替えるべきかで迷う人は多いでしょう。保証期間を過ぎていると高額な修理代が発生するため、新しいものに買い替えたほうがお得な場合もあります。購入から何年たっているか、保証期間内であるかを考えた上で、合理的な方法を選択してください。

2-3.買い替え方法や流れ

パソコンモニターの買い替えは、完全に壊れてしまう前に検討すべきです。「画面が暗くなった」「色が薄くなった」などの症状に気づいた時点で、新しく買い替えるモニターを選んでおくことをおすすめします。パソコンモニターは操作性を左右する重要な部分です。十分に検討した上で選ぶことができるように、余裕を持って準備しておくようにしましょう。

3.モニターの処分について

モニターを処分する方法や注意点をまとめました。

3-1.処分方法

モニターを処分する方法をご紹介します。

3-1-1.自治体

パソコンモニターは「資源有効利用促進法」により、自治体が回収する粗大ゴミとして捨てることはできません。モニターに含まれる希少な金属を再資源化するために、リサイクルすることが義務づけられているのです。資源有効利用促進法の対象になるものは、以下のようになっています。

  • デスクトップパソコン
  • ノートパソコン
  • 液晶モニター
  • ブラウン管モニター
  • 液晶本体一体型パソコン

3-1-2.家電量販店

新しいモニターを購入する家電量販店で、古いモニターを引き取ってもらえる場合もあります。ただし、有料か無料かはお店によって異なるため、注意してください。また、引き取りのサービスを行っているか事前に確認してから持ち込むことをおすすめします。

3-1-3.メーカー

モニターのメーカーに依頼して回収してもらう方法もあります。詳しい手順は各メーカーのホームページで確認してください。別途リサイクル料がかかることがほとんどなので、メーカーの指示に従って料金を支払いましょう。

3-1-4.回収業者

モニターのほかに、家庭から出た不用品を回収してくれる業者もあります。処分したい不用品があればまとめて依頼できるため、大変便利です。無料回収を行っている業者もあるため、お得に不用品を処分できるチャンスでしょう。

3-2.リサイクルについて

まだ使えるモニターを処分する場合は、リサイクルに出すことをおすすめします。パソコン周辺機器の買い取りを強化しているリサイクルショップや、ネットオークションを利用する方法があるでしょう。基本的に、正常に使用できるもので状態が比較的きれいであれば買い取り対象になる場合がほとんどです。

3-3.注意点

モニターと一緒にパソコンを処分する場合は、データ消去を忘れずに行ってください。パソコンの中には、個人情報など大切なデータがたくさん入っています。そのまま処分すると情報が流出し、第三者に悪用されてしまう可能性も考えられるでしょう。自分で消去する自信がない人は、パソコンの回収を行っている業者などに依頼することも可能です。

4.モニターの処分を回収業者に依頼する場合

回収業者に依頼するにあたって、知っておくべきことをまとめました。

4-1.業者選びのポイント

回収業者は全国にたくさんありますが、良心的で信頼できる業者を選ぶために以下のポイントをチェックしてください。

  • 豊富な実績があるか
  • 必要な許可を得て営業しているか
  • 料金体系が分かりやすいか
  • 取扱商品が幅広いか
  • 気軽に利用できるか

4-2.メリットとデメリット

回収業者を利用するメリットは、気軽に不用品を処分できるという点でしょう。モニター以外にも処分したいものがあればまとめて依頼できるため、一気に部屋をスッキリさせることができます。ただし、業者選びは慎重に行う必要があるでしょう。悪徳業者を利用するとトラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。

4-3.料金

回収にかかる料金は業者によって異なります。パソコンや不用品の回収を行っている「パソコンダスト」では液晶モニターを無料回収の対象としており、宅配で送っていただけると送料無料で回収可能です。そのほかの不用品も無料回収の対象商品と同梱(どうこん)することで無料回収が可能になりますので、ぜひチェックしてみてください。

4-4.回収方法

回収業者による回収方法には、主に「店頭持ち込み」「宅配回収」「出張回収」の3つがあります。「パソコンダスト」では、条件を満たしていれば全国どこでも送料無料で利用できる「宅配回収」がおすすめです。

4-5.注意点

家庭から出た不用品を回収するためには「一般廃棄物収集運搬業」の許可が必要です。しかし、この許可を持たずに営業している違法業者も存在しています。このような業者を利用すると、さまざまなトラブルに巻き込まれる可能性があるでしょう。実際に、「見積もりの内容と違う高額な料金を請求された」「回収した不用品を不法投棄された」という例も報告されています。業者を選ぶ際には十分注意してください。

5.モニターの処分に関するよくある質問

「モニターの処分について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.モニターの処分に家電リサイクル法は関係ありますか?
A.家電リサイクル法の対象になるのはテレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機の4品目で、モニターの処分には無関係です。モニターは「資源有効利用促進法」に従って処分しましょう。

Q.モニターのメーカーが倒産してしまっている場合、メーカー回収は利用できないのですか?
A.回収先となるメーカーが倒産などでなくなった場合は「パソコン3R推進協会」に依頼すると有料で回収してもらえます。

Q.中古でも人気の高いモニターにはどのようなものがあるでしょうか?
A.三菱の「Diamondcrysta」、NECの「SyncMaster」、ナナオの「FlexScan」などは、中古市場でも特に人気があります。

Q.不要になったモニターは早めに処分するべきですか?
A.パソコンのモニターは、ブラウン管から液晶、タッチパネルへと進化しています。早めに処分しないとまた新しいものが発売され、中古での需要が低くなってしまうことが考えられるでしょう。高価買い取りを希望しているなら、なおさら早めに動くことをおすすめします。

Q.悪質な不用品回収業者とのトラブルはどこに相談すればよいですか?
A.国民生活センターに相談窓口があるため、相談してみてください。適切なアドバイスをもらえるはずです。

まとめ

いかがでしたか? 不要になったモニターの処分方法について詳しくまとめました。モニターは自治体が回収するゴミとして捨てることができないため、捨て方に迷う人は多いでしょう。ぜひこの記事を参考にして、いくつかある処分方法の中から、自分にとって最もメリットの多いものを選んでください。