エアコンの正しい処分方法5選|家電リサイクル法と取り外し費用の相場
引っ越しや買い替え、故障などで不要になったエアコン。「粗大ごみで捨てられるの?」「取り外しはどうすればいいの?」と、処分方法に悩む方は多いのではないでしょうか。
エアコンは「家電リサイクル法」の対象品目であるため、自治体の粗大ごみとして簡単に捨てることはできません。法律で定められた正しい手順で処分する必要があり、リサイクル料金や収集運搬料金、さらには取り外し工事の費用もかかってきます。
本記事では、エアコンを処分するための正しい5つの方法や、気になる取り外し・処分の費用相場、そしてできるだけ安く(あるいは無料で)処分するお得な方法まで詳しく解説します。
この記事は以下のような方におすすめです。
- 不要になったエアコンの正しい捨て方を知りたい方
- エアコンの取り外しや処分にかかる費用相場を知りたい方
- 取り外し済みのエアコンを、できるだけ安く手軽に処分したい方
1. エアコンは粗大ごみで捨てられない!家電リサイクル法とは
不要になったエアコンは、自治体の「粗大ごみ」や「不燃ごみ」として捨てることは法律で禁止されています。これは、エアコンが「家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)」の対象品目(エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機の4品目)に指定されているためです【注1】。
この法律は、廃棄物を減らし、有用な部品や材料(鉄、アルミ、銅、プラスチックなど)をリサイクルして資源の有効活用を促進するためのものです。また、エアコンにはオゾン層破壊や地球温暖化の原因となるフロンガスが含まれているため、専門の設備で適切に回収・処理する必要があります。
そのため、エアコンを処分する際は、消費者が「リサイクル料金」と「収集運搬料金」を負担し、小売業者や指定引取場所に引き渡す義務があります。
2. エアコンの取り外し・処分にかかる費用相場
エアコンを処分する際には、主に以下の3つの費用がかかります。それぞれの相場を知っておきましょう。
| 費用の種類 | 相場 | 備考 |
|---|---|---|
| リサイクル料金 | 990円(税込) | 一般的な家庭用エアコンの場合。一部メーカーは異なる |
| 収集運搬料金 | 1,500円〜3,000円 | 指定引取場所への自己持込の場合は不要 |
| 取り外し工事費 | 5,000円〜10,000円 | 室外機の設置場所によっては追加料金が発生する場合あり |
つまり、エアコンを取り外して処分業者に引き渡すまでには、トータルで「7,500円〜14,000円」程度の費用がかかるのが一般的です。
3. エアコンを正しく処分する5つの方法
エアコンの処分には、ご自身の状況に合わせて以下の5つの方法から選ぶことができます。
方法1|新しいエアコンを購入する店舗に依頼する
買い替えの場合は、新しいエアコンを購入する家電量販店などに引き取りを依頼するのが最も簡単です。新しいエアコンの設置工事と同時に、古いエアコンの取り外しと回収を行ってくれるため、手間がかかりません。
方法2|過去に購入した店舗に依頼する
買い替えではなく処分のみの場合でも、そのエアコンを過去に購入した店舗が分かる場合は、その店舗に引き取り義務があります。リサイクル料金と収集運搬料金、取り外し工事費(必要な場合)を支払って回収してもらいましょう。
方法3|自治体の指定引取場所に自分で持ち込む
購入した店舗が分からない場合や、少しでも費用を抑えたい場合は、郵便局で「家電リサイクル券」を購入し、自治体が指定する引取場所に自分で持ち込む方法があります。収集運搬料金がかからないため、リサイクル料金(約990円)のみで処分できますが、エアコンを自分で取り外して運搬する必要があります。
方法4|自治体指定の回収業者に依頼する
自分で持ち込めない場合は、お住まいの自治体に問い合わせて、家電リサイクル法対象品目を回収できる指定業者を紹介してもらうことができます。
方法5|不用品回収業者に依頼する
引っ越しなどで、エアコン以外にも家具や他の家電をまとめて処分したい場合は、不用品回収業者が便利です。取り外し工事から回収まで一括で任せられますが、中には高額請求をする悪徳業者も存在するため、自治体の許可(一般廃棄物収集運搬業許可)を得た信頼できる業者を選ぶことが重要です。
| 処分方法 | 費用の目安 | 手軽さ | 向いているケース |
|---|---|---|---|
| 購入店舗への引き取り依頼(買い替え) | 工事費込み1万円前後 | ◎ | 新しいエアコンへ買い替える方 |
| 購入店舗への引き取り依頼(処分のみ) | 数千〜1万円程度 | ○ | 購入店舗が分かっている方 |
| 指定引取場所への自己持込 | 約990円〜(取り外し費用別) | △ | 費用を抑えたい・運搬できる方 |
| 自治体指定の回収業者 | 業者によって異なる | ○ | 自分で運搬できない方 |
| 不用品回収業者 | 数千〜数万円 | ◎ | 他の不用品もまとめて処分したい方 |
4. エアコンを自分で取り外すのは危険?
処分費用を安く抑えるために「自分でエアコンを取り外そう」と考える方もいるかもしれませんが、専門知識のない素人が行うのは大変危険です。
エアコンを取り外す際は、配管内に残っているフロンガスを室外機に閉じ込める「ポンプダウン」という作業が必要です。この作業を誤ると、フロンガスが大気中に漏れ出して環境破壊につながるだけでなく、最悪の場合、コンプレッサーが破裂して大怪我をする恐れがあります。また、高所での作業や重い室外機の運搬など、転落や怪我のリスクも伴います。
5. まとめ
エアコンは家電リサイクル法の対象品目であり、粗大ごみとして捨てることはできません。処分する際は、リサイクル料金と収集運搬料金を支払い、購入店舗や指定引取場所、不用品回収業者などを通じて正しく手放す必要があります。また、取り外し作業には危険が伴うため、必ず専門業者に依頼しましょう。
| 確認項目 | チェック |
|---|---|
| エアコンが家電リサイクル法の対象であることを確認した | □ |
| 購入店舗が分かる場合は引き取りを依頼した(または予定している) | □ |
| 取り外し工事は専門業者に依頼することを確認した | □ |
| 不用品回収業者を利用する場合は許可業者か確認した | □ |
| 取り外し済みのエアコンや窓用エアコンは宅配回収の利用を検討した | □ |
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出典・参考情報
- 【注1】経済産業省 家電4品目の正しい処分・家電リサイクル法
- 【注2】消費者庁 不用品回収業者に関する消費者トラブルへの注意
※本記事の情報は2026年4月時点のものです。リサイクル料金や各種費用は変更される場合があります。最新情報は各メーカーまたはお住まいの自治体の公式サイトにてご確認ください。

