自作PC・BTOパソコンの処分方法!マークなし・空ケースも無料?

「そろそろパソコンを買い替えよう」と思い立ち、古いパソコンの処分方法を調べていて壁にぶつかった経験はないでしょうか。

富士通やNEC、Appleなどの一般的なメーカー製パソコンであれば、「メーカーの回収窓口」に連絡すればすむ話です。しかし、パーツを自分で組み上げた「自作PC」や、ドスパラやマウスコンピューターなどでカスタマイズ購入した「BTOパソコン」の場合、途端に「どこに捨てればいいのか分からない」という迷子状態に陥ってしまいます。

「PCリサイクルマークのシールが見当たらない」「自分でHDDだけ抜いた状態でも引き取ってもらえるの?」「余ったマザーボードやケーブルは何ゴミ?」など、メーカー品にはない独自の悩みが多いのが自作・BTOパソコンの特徴です。

この記事では、不用品回収のプロの視点から、処分先が分からず困ってしまいがちな自作PCやBTOパソコンの正しい処分ルールと、費用を一切かけずに周辺パーツごと安全に手放す具体的な方法を徹底解説します。

  1. 自作PC・BTOパソコンの処分で迷う3つの理由
  2. 自治体のゴミに出すのはNG?原則のルール
  3. 「パソコン3R推進協会」の回収は費用と手間がかかる
  4. HDDを抜いたPCやバラバラのパーツはどうする?
  5. 自作PC・BTOを無料で処分する一番賢い手順
  6. よくある質問
  7. まとめ

この記事は次のような方におすすめです。

  • メーカー製ではない自作PCやBTOパソコンの捨て先が分からず困っている方
  • データが心配で、自分でHDDやSSDを抜き取った抜け殻のPCを処分したい方
  • PCケースやマザーボード、余ったケーブル類も一気に無料で片付けたい方

1.自作PC・BTOパソコンの処分で迷う3つの理由

一般的な家庭用パソコンの処分と違い、自作PCやカスタマイズされたBTOパソコンの処分には、特有の「分かりにくさ」が存在します。

PCリサイクルマークがない

2003年以降に販売されたメーカー製パソコンには、原則として「PCリサイクルマーク」が貼られており、これがあればメーカーが無料で回収してくれます。しかし、個人でパーツを集めて組んだ自作PCには当然このマークはありません。また、BTOパソコンの場合も「購入時にシールが同梱されていたが、貼らずに紛失してしまった」というケースが非常に多く、結果として無料回収の対象外になってしまいます。

どこに連絡すればいいか分からない

メーカー品であれば、そのメーカーのサポート窓口に連絡すれば済みますが、自作PCには「製造元」が存在しません。また、BTOパソコンも、購入したショップがすでに倒産していたり、サポート期間が終了していたりすると、途端に引き取り先がなくなってしまいます。

カスタマイズによる形状の変化

「グラフィックボードだけ新しいPCに移植した」「ケースの側面のパネルを紛失した」など、購入時(あるいは完成時)から形が変わってしまっていることも珍しくありません。部品が欠損していると、正規のリサイクルルートで断られるのではないかという不安が、処分をためらわせる原因になります。

2.自治体のゴミに出すのはNG?原則のルール

「引き取り先がないなら、バラバラに分解して燃えないゴミに出せばいいのでは?」と考える方もいるかもしれません。

しかし、パソコンは「資源有効利用促進法」という法律により、リサイクルして資源を再利用することが義務付けられています。そのため、横浜市をはじめとする全国のほとんどの自治体で、パソコン本体やモニターを粗大ゴミや不燃ゴミとして集積所に出すことは禁止されています。

パーツの種類 自治体での処分の可否
PCケース(本体) 粗大ゴミ・不燃ゴミとしては回収不可(メーカー等によるリサイクルが必須)
液晶モニター 粗大ゴミ・不燃ゴミとしては回収不可(同上)
マザーボード等の単体パーツ 自治体によっては「小型家電」や「不燃ゴミ」で出せる場合もあるが、分別の確認が面倒

たとえ中身のパーツをすべて抜き取って「ただの空の金属ケース」にしたとしても、パソコン用のケースである以上、自治体では回収してくれないケースがほとんどです。

3.「パソコン3R推進協会」の回収は費用と手間がかかる

メーカーが存在しない自作PCや、倒産してしまったメーカーのパソコンを正規ルートで処分する場合、「一般社団法人 パソコン3R推進協会」という機関に有償で回収を依頼することになります。

このルートは法律に則った確実な方法ですが、利用者にとっては以下のデメリットがあります。

数千円の回収料金が発生する

PCリサイクルマークがないため、デスクトップパソコン本体で約3,000円〜4,000円、液晶モニターが別にあればさらに同額程度の「回収再資源化料金」を支払う必要があります。

手続きに時間がかかる

WEBや郵送で申し込みをしてから、振込用紙が届き、料金を支払い、専用のエコゆうパック伝票が届くまでに、1〜2週間程度の時間がかかります。「今週末の休みに部屋を片付けたい」「来週引っ越しだからすぐに手放したい」というスピード感には対応できません。

4.HDDを抜いたPCやバラバラのパーツはどうする?

自作PCユーザーの方からよく寄せられるのが、「データが心配だからHDD(SSD)だけ自分で物理的に破壊して、残りの抜け殻を処分したい」というご相談です。

結論から言うと、正規のメーカー回収やパソコン3R推進協会のルートでは、「著しく部品が欠損しているもの」は回収を断られる、あるいは別料金をとられる可能性があります。

また、新しいパソコンを組んだ際に余った古いマザーボード、電源ユニット、グラフィックボード、大量のSATAケーブルなどを一つずつフリマアプリで売るのも手ですが、動作確認の手間や、購入者とのトラブル対応、梱包・発送の手間を考えると、割に合わないことがほとんどです。

5.自作PC・BTOを無料で処分するための手順

自作PCやBTOパソコンを処分する際は、いきなり捨てようとせず、まずは状態を確認してから処分方法を選ぶことが大切です。

PC本体とパーツの状態を確認する

まずは、処分したいものを以下のように分けます。

  • 自作PC・BTOパソコン本体
  • HDD・SSDなどの記憶媒体
  • マザーボード・グラフィックボード・電源ユニットなどのパーツ
  • モニター・キーボード・マウス・ケーブル類

データが残っているか確認する

HDDやSSDが残っている場合は、データ消去の対応が必要です。自分で取り外して保管・破壊する方法もありますが、作業に不安がある場合は、データ消去に対応している回収サービスを選ぶと安心です。

処分方法を選ぶ

状態に応じて、以下のように処分方法を選びましょう。

  • 正規ルートで処分したい → パソコン3R推進協会や購入元ショップに確認
  • 使えるパーツを売りたい → 買取店やフリマアプリを検討
  • 費用と手間を抑えたい → 宅配回収サービスを検討

宅配回収を利用する場合の流れ

自作PC本体や余ったパーツをまとめて処分したい場合は、宅配回収を使うと効率的です。

  1. 送料無料の対象品目に該当するか確認する
  2. 同梱できるパーツや周辺機器をまとめる
  3. 丈夫な段ボールに梱包する
  4. 集荷依頼または発送を行う

パソコンダストでは、自作PCやBTOパソコンの無料回収に対応しています。HDDを抜いた状態のPCや、余ったパーツ類をまとめて処分したい場合は、回収条件を確認したうえで利用を検討するとよいでしょう。

パソコンダストの回収サービス詳細はこちら

6.よくある質問

自作PCは粗大ゴミとして出せますか?

多くの自治体では、パソコン本体やモニターは粗大ゴミ・不燃ゴミとして回収していません。自治体の小型家電回収、メーカー・協会回収、宅配回収サービスなどを確認しましょう。

BTOパソコンは購入したショップに回収してもらえますか?

購入元のショップやメーカーによって対応が異なります。PCリサイクルマークの有無や、回収窓口の有無を確認しましょう。

マザーボードやグラフィックボードだけでも処分できますか?

単体パーツは自治体の小型家電回収や不燃ゴミで処分できる場合もありますが、ルールは自治体によって異なります。PC本体とまとめて回収できるサービスを使うと、分別の手間を減らせます。

電源が入らないBTOパソコンでも回収できますか?

回収サービスによって条件は異なりますが、故障したパソコンや電源が入らないパソコンでも対象になる場合があります。事前に回収条件を確認しましょう。

7.まとめ

「メーカーが存在しない」「リサイクルマークがない」という理由で、処分先が分からず部屋の隅に放置されがちな自作PCやBTOパソコン。

自治体のゴミには出せず、公式ルートのパソコン3R推進協会を利用すると数千円の費用と手間がかかってしまいます。また、自分でHDDを抜き取ったり、パーツを交換したりして形状が変わっていると、処分への心理的ハードルはさらに高くなります。

そんな「処分先迷子」になってしまったパソコンやパーツ類は、無理に分別しようとせず、宅配回収サービスを利用して賢く手放しましょう。

  1. 送料無料品目(自作PC、抜け殻のPCなど)が1点以上あるか確認する
  2. 余ったパーツや周辺機器も一緒に段ボールに詰める
  3. 郵便局に集荷を頼んで、着払いで発送して完了

重いPCケースを持ち運ぶ労力も、面倒な手続きも不要です。ぜひこの機会にデスク周りを整理し、快適なPC環境を手に入れてください。

パソコンダストの回収サービス詳細はこちら