eMachinesのパソコンを処分する方法と注意点などを徹底解説!

現在は廃止となっているeMachinesのパソコンは、どのような方法で処分すればいいのか分からずに悩んでいる方は多いでしょう。

基本的に、パソコンはPCリサイクル法に基づき、メーカーによる回収とリサイクルが義務付けられています。すでにブランドが消えたeMachinesの場合、どのような方法で処分すればいいのでしょうか。

本記事では、eMachinesのパソコンを処分する方法や注意点などを解説します。

  1. eMachinesのパソコンを処分する前に
  2. パソコンのデータ消去について
  3. eMachinesnパソコンの処分方法
  4. パソコン処分専門業者に依頼する
  5. eMachinesのパソコン処分についてよくある質問

この記事を読むことで、パソコンのデータを消去する方法や処分を専門業者に依頼するコツなども分かります。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

1.eMachinesのパソコンを処分する前に

まずは、eMachinesのパソコンを処分する前に、押さえておくべきポイントをチェックしましょう。

1-1.パソコンは自治体収集で処分できない

前述したように、パソコンの処分方法はPCリサイクル法で定められているため、自治体収集のゴミとして捨てることはできません。廃棄する家庭用パソコンは、メーカーによる回収とリサイクルが義務付けられています。パソコンには、鋼・銅・レアメタルなどが豊富に含まれているため、それらの有用資源を再利用することが目的です。また、年々パソコンの廃棄量が増えていることもあり、廃棄量を減らし、リサイクルする必要があります。

1-2.eMachinesn全製品のサポートが終了

eMachinesnのパソコンを処分する際に気をつけておきたいのが、eMachinesn全製品のサポートはすでに終了していることです。eMachinesnにパソコンの回収は依頼できません。2017年5月末から全製品のサポートが終了しているため、パソコンのリサイクルに関しては、パソコン3R推進協会が代わりに行っています。

1-3.PCリサイクルマークがない場合は回収再資源化料金がかかる

eMachinesnのパソコンだけに限らず、PCリサイクルマークの有無によって処分時に費用がかかります。PCリサイクルマークがあるパソコンの回収は無料ですが、ない場合は回収再資源化料金がかかるので注意してください。なお、回収再資源化料金は機器によって異なります。

  • デスクトップパソコン本体:3,300円(税込)
  • ノートパソコン:3,300円(税込)
  • CRTディスプレー:4,400円(税込)
  • 液晶ディスプレー:3,300円(税込)
  • CRTディスプレー一体型パソコン:4,400円(税込)
  • 液晶ディスプレー一体型パソコン:3,300円(税込)

2.パソコンのデータ消去について

ここでは、パソコンのデータを消去する方法について詳しく説明します。

2-1.大事なデータが流出するリスク

パソコンをそのまま処分するのは絶対にNGです。パソコンの内部には、氏名や住所といった個人情報からクレジットカード情報までさまざまなデータが記録されています。それらのデータを完全消去せずに処分すると、外部へ流出し悪用されてしまう恐れがあるからです。実際に、パソコンのデータを消去せずに処分した結果、大事なデータが流出してしまったというトラブルも起きています。このようなトラブルを未然に防ぐためにも、データの完全消去が必要です。

2-2.データの消去方法

では、どのような方法でパソコンのデータを消去すればいいのでしょうか。主な消去方法としては、論理的消去法と物理的破壊の2種類があります。それぞれの方法について詳しく説明しましょう。

2-2-1.論理的消去法

パソコン販売店や家電量販店などで購入できる消去専用ソフトを用いてデータを消去する方法です。消去専用ソフトをパソコンにダウンロードするだけで、データが簡単に消去できます。ただし、パソコンが壊れている場合はこの方法でデータを消すことはできません。

2-2-2.物理的破壊

カナヅチやカッターなどを用いて、パソコンデータが記録されているHDDを物理的に破壊する方法です。HDDを物理的に破壊することで、データを読み取れない状態にします。ただし、自分でHDDを破壊しても、読み取れない状態になったかどうか確認できない点がデメリットです。また、破壊する際は破片でケガをする恐れもあるので注意してください。

2-3.初期化だけでは不十分!?

「パソコンのデータは初期化するだけで消去できる」と思いがちですが、初期化だけでは不十分です。初期化は工事出荷前の状態に戻すだけですので、復元ソフトを使用すればすぐにデータが復旧します。論理的消去法か物理的破壊でデータを完全消去してから、初期化を行ったほうが安全です。

3.eMachinesnパソコンの処分方法

ここでは、eMachinesのパソコンを処分する方法について詳しく説明します。

3-1.パソコン3R推進協会へ回収を依頼する

前述したように、eMachinesではサポートが終了しているのでパソコン3R推進協会へ回収を依頼することになります。回収の手順は下記を参考にしてください。

  1. パソコンリサイクル受付センターに回収を申し込む
  2. PCリサイクルマークがない場合は、送付される料金支払い用紙で回収再資源化料金を支払う
  3. 送付されるエコゆうパック伝票を受け取る
  4. 自分でダンボールなどにパソコンをこん包し、エコゆうパック伝票を貼り付ける
  5. 郵便局に戸口集荷を依頼するか、最寄りの郵便局に持ち込む

なお、エコゆうパック伝票は、申し込んだ機器の台数分が送付されます。複数台、回収を申し込んだ場合は、1台ずつこん包することになるので注意が必要です。

3-2.家電量販店に引き取ってもらう

新しいパソコンへの買い替えを検討している方は、購入先の家電量販店に処分したいパソコンを引き取ってもらう方法もあります。たとえば、ヤマダデンキでは、PCリサイクル法に基づいてパソコンの回収と再資源化の受付が可能です。回収・再資源化対象製品には、eMachinesも含まれています。購入時に付いてきたキーボード・マウス・スピーカーなどの付属品も回収対象です。ただし、マニュアル・CD-ROMなどは回収対象外となります。念のため、近くの家電量販店で回収してもらえるか、事前に尋ねたほうがいいでしょう。

3-3.買取に出す方法も

まだ正常に使える状態であれば、買取専門業者やリサイクルショップなどを利用して買取に出すのも選択肢の1つです。eMachinesのパソコンはすでにサポートが終了しているので、買取額は低くなるでしょう。少しでもお金になるのなら……と思う方は、まず無料査定を依頼するのがおすすめです。また、ネットオークションやフリマアプリに出品するのもアリでしょう。いくらぐらいで売れているのか、買取業者のホームページやネットオークションのページをチェックしてください。

4.パソコン処分専門業者に依頼する

ここでは、パソコン処分専門業者に依頼する方法とポイントを解説します。

4-1.不用品をまとめて処分できる

パソコン処分専門業者に依頼するのも選択肢の1つです。パソコン処分専門業者に依頼するメリットは、不用品をまとめて処分できることでしょう。eMachinesのパソコン以外にも処分したいものがあれば、一気に回収してもらえます。ほとんどのパソコン処分専門業者は、パソコン以外にも周辺機器などの回収を受け付けているので、自分で処分するよりもスピーディーに捨てられるでしょう。ただし、回収してもらうものが増えるほど、費用が高額になるため、見積書の内容は要確認です。

4-2.3つの回収方法

パソコン処分専門業者によって異なりますが、主な回収方法は宅配回収・持込回収・出張回収の3種類があります。自分のペースで処分したい場合は宅配回収がおすすめですが、自分でこん包する必要があるので手間と時間がかかるでしょう。業者によっては送料がかかる可能性もあります。近くに実店舗があれば、直接持ち込むのも方法の1つです。処分したいものが大量にある場合は、出張回収を利用するといいでしょう。ただし、出張回収を利用する際は、回収費用のほかにも運搬出張費用などがかかります。

4-3.パソコン処分専門業者に依頼する際の注意点

パソコン処分専門業者に依頼する際は、見積書の内容をしっかりと確認してください。見積書には、どのような作業にいくらかかるのか、どのような品目の回収がどのくらいの費用なのか、詳細が記載されています。見積書の内容が不明確になっている場合は、後で高額な費用を請求される恐れがあるので注意しましょう。また、回収した後はどのような方法で処理されるのかも確認してください。業者の中には、回収したものを不法投棄する悪徳業者が存在しているので注意が必要です。

4-4.無料回収ならパソコンダストへ

eMachinesのパソコンを低費用で処分したい方は、ぜひパソコンダストへご依頼ください。パソコンダストでは、パソコンをはじめとした不用品を無料で回収しています。無料回収ができるのは、回収したものを自社でメンテナンスした後に再販しているからです。再販できないものは部品に分解し販売しているため、回収コストがかかりません。また、パソコンなど送料無料対象商品が1点でも含まれていれば、有料商品が含まれていても宅配回収における送料が無料となります。

5.eMachinesのパソコン処分についてよくある質問

eMachinesのパソコン処分に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.自分でデータが消去できない場合の対処法は?
A.パソコン処分専門業者などが行っているデータ消去サービスを利用するのがおすすめです。たとえば、パソコンダストでは、論理的消去法と物理的破壊を組み合わせた方法でデータが消去できます。専用機器を用いるため、データを読み取れない状態にできるのです。また、希望する方には、データ消去証明書の発行も受け付けています。

Q.eMachinesのパソコンを高く売るコツは?
A.購入時の状態に戻すことが高価買取のポイントです。購入時に付いてきた取扱説明書・キーボード・マウスなどの付属品を全部そろえてください。付属品が一式そろっているだけでも、買取額が数千円アップする可能性はあります。また、キレイな状態にしてから買取に出すのもポイントです。傷や汚れが付いているパソコンよりも、購入時に近い状態にしたほうが高価買取は期待できるでしょう。

Q.小型家電として処分できるのか?
A.自治体によっては、パソコンを小型家電として処分できるところがあります。ただし、小型家電の対象になるパソコンは、小ぶりのノートパソコンまたはタブレット端末になるでしょう。デスクトップパソコンは大きめなので、小型家電として捨てることはできません。お住まいの地域で小型家電の対象品目を自治体のホームページ等でチェックしてください。なお、小型家電として処分する場合も、事前にパソコンのデータを消去する必要があります。

Q.周辺機器を処分する方法は?
A.プリンターやCD-ROMなどの周辺機器を処分する場合は、自治体のゴミとして捨てることになるでしょう。ほとんどの自治体では、燃えないゴミもしくは粗大ゴミに分類されるようです。また、稼働に問題なければ、周辺機器も買取に出すことができます。パソコンと併せて買取に出すと、買取額がアップする可能性もあるでしょう。買取に出す前に、周辺機器の状態もチェックしてください。

Q.気をつけたほうがいい無料回収業者の特徴は?
A.街中をトラックでまわりながら無料回収を行っている業者は、悪徳業者の可能性が高いので注意が必要です。トラックに不用品を積み込んだ後で、追加費用を請求される恐れがあります。実店舗を持っていない無料回収業者はトラブルになると連絡が取れなくなる可能性があるため、注意してください。

まとめ

基本的に、パソコンはPCリサイクル法に基づき、メーカーによる回収とリサイクルが義務付けられています。eMachinesのパソコンは全製品のサービスが終了しているため、回収の依頼先はパソコン3R推進協会になるでしょう。なお、パソコン以外にも処分したいものがあれば、まとめてパソコン専門回収業者に依頼するのも選択肢の1つです。無料回収を行っているパソコンダストでは、宅配回収・持込回収・出張回収がご利用いただけます。データ消去サービスも受け付けているので、ぜひ一度お問い合わせください。