【無料あり】プリンターの処分方法5選!手間なく安全に捨てる裏ワザと注意点

「新しいプリンターを買ったけど、古い方はどう捨てればいい?」「粗大ごみはお金がかかるし、手続きが面倒…」

プリンターの処分は、自治体のルールが複雑だったり、インクの処理に困ったりと、意外にハードルが高いものです。しかし、正しい方法を選べば、費用をかけずに、しかも自宅にいながら簡単に処分することが可能です。

私は長年、パソコンや周辺機器の回収現場に携わり、多くのお客様の「片付かない悩み」を解決してきました。この記事では、自治体の回収から、無料で送れる宅配回収サービスの活用法、インクの処理まで、プロの視点で「損しない処分方法」を徹底解説します。

読み終える頃には、あなたの条件に合った最適な処分方法が見つかり、部屋のスペースをすっきり空けられるはずです。

  1. 徹底比較!プリンター処分5つの方法
  2. 自治体で捨てる:費用とルールの壁
  3. インク・トナーの正しい捨て方と注意点
  4. 【おすすめ】宅配回収なら完全無料で処分可
  5.  悪徳業者に注意!安全な業者の見分け方
  6. 忘れずに!処分前のデータ消去手順
  7. まとめ

この記事は、次のような方におすすめです。

  • プリンターやパソコンの処分方法で迷っている方
  • 処分費0円・即日対応など効率よく手放したい方
  • 安心できる回収業者や具体的な手順を知りたい方

1. 徹底比較!プリンター処分5つの方法

まずは、プリンターを処分するための代表的な方法を比較してみましょう。重視するのは「費用」か「手間」か、ご自身の状況に合わせて選んでください。

処分方法 費用の目安 メリット デメリット
① 自治体(粗大ごみ) 200〜1,000円 公的機関なので安心 収集日の予約が必要
指定場所まで運ぶ手間
② 自治体(小型家電) 無料 回収ボックスに入れるだけ 投入口に入らないサイズは不可
(30cm未満が多い)
③ 家電量販店 500〜1,000円
(買替で無料の場合も)
買い替え時にスムーズ 店舗への持ち込みが必要
処分のみは有料が多い
④ 宅配回収サービス 条件付き無料 自宅から送るだけ
PC同梱で送料無料も
送料がかかる場合がある
条件確認が必要
⑤ 不用品回収業者 数千円〜 運び出しまでお任せ
即日対応が可能
費用が高め
悪徳業者に注意が必要

2. 自治体で捨てる:費用とルールの壁

最も一般的なのが自治体での処分ですが、実は「無料で出せるケース」と「有料になるケース」が厳格に分かれています。

「小型家電リサイクル」なら無料だが…

多くの自治体では、公民館やスーパーに設置された「回収ボックス」へ投入する場合に限り、無料となります。しかし、ここには大きな落とし穴があります。それは「投入口のサイズ制限」です。

一般的に「30cm × 15cm」程度の投入口が多く、家庭用プリンターの多くはこのサイズを超えてしまいます。無理に入れようとして破損させたり、ボックスの脇に放置したりするのはマナー違反ですので、必ず事前にサイズを測りましょう。

「粗大ごみ」は有料で予約が必要

サイズオーバーの場合は「粗大ごみ」扱いとなります。
電話やネットで収集を予約し、コンビニなどで「処理券」を購入して貼り付け、指定日の朝に回収場所まで運び出す必要があります。数百円のコストと、予約から回収まで1〜2週間待つ手間がかかるのが難点です。

3. インク・トナーの正しい捨て方と注意点

プリンターを処分する際、必ず外さなければならないのがインクカートリッジやトナーです。これらを本体に入れたまま捨てるのはNGです。

純正インクは「里帰りプロジェクト」へ

使用済みの純正インクカートリッジは、郵便局や家電量販店などに設置されている「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」の回収箱へ入れましょう。メーカー4社(ブラザー、キヤノン、エプソン、日本HP)が共同でリサイクルを行っており、環境保護に貢献できます。

互換インクやトナーの注意点

互換インク(非純正品)やレーザープリンターのトナーカートリッジは、上記の回収箱には入れられません。
これらは自治体のルールに従い、「燃やすごみ」や「燃やさないごみ」として分別して捨ててください。特にトナーは粉末が飛散すると大変ですので、ビニール袋に入れて密閉してから捨てると安全です。

4. 【おすすめ】宅配回収なら完全無料で処分可

「重いプリンターを運ぶのが大変」「平日は役所へ行けない」という方に最適なのが、宅配回収サービスです。

パソコンと同梱で「処分費・送料0円」に

多くの宅配回収サービスでは、「パソコンと一緒ならプリンターも無料で回収」という仕組みを採用しています。
パソコン(デスクトップ・ノート問わず)には希少金属が含まれているため、リサイクル価値が高く、その分プリンターの回収コストを相殺できるからです。

弊社「パソコン・不用品回収」サービスでも、パソコンとの同梱であれば、プリンターやスキャナを箱に詰めて送るだけで、費用をかけずに処分いただけます。

» 【送料無料の条件あり】プリンター・スキャナの無料回収詳細はこちら

プリンター単体の場合は送料に注意

ただし、プリンター「単体」での宅配回収は、送料がお客様負担(元払い)になるケースがほとんどです。「無料」という言葉だけで飛びつかず、必ず「送料の条件」を確認しましょう。

5. 悪徳業者に注意!安全な業者の見分け方

街中を軽トラックで巡回しながら「不用品を無料で回収します」とアナウンスしている業者には注意が必要です。

「無料」の裏にある高額請求トラブル

「無料と言われたので渡したら、積み込み後に数千円の作業費を請求された」というトラブルが全国で多発しています。
また、無許可の業者は回収した製品から金目の部品だけ抜き取り、残りを不法投棄するケースもあります。

信頼できる業者を見分けるポイントは以下の3点です。

  • 古物商許可や産業廃棄物収集運搬業の許可を持っているか
  • 会社の所在地や電話番号が明確か
  • Webサイトに料金体系や回収条件が明記されているか

6. 忘れずに!処分前のデータ消去手順

最近のプリンター(複合機)は、Wi-Fi設定やスキャンデータ、FAXの送受信履歴などの個人情報を内部メモリに保存しています。そのまま捨てるのは情報漏洩のリスクがあります。

「オールリセット」を実行しよう

処分前には必ず、本体の操作パネルから「工場出荷時の設定に戻す(オールリセット)」を行ってください。
手順はメーカーや機種によって異なりますが、基本的には「設定」メニューの中に「初期化」の項目があります。もし分からなければ、メーカーの公式サイトでマニュアルを確認するか、サポートセンターへ問い合わせましょう。

また、原稿台(ガラス面)に免許証などの原本を置き忘れていないかも、最後に必ずチェックしてください。

7. まとめ

プリンターを処分する際は、以下のポイントを押さえて最適な方法を選びましょう。

  1. 自治体の回収: 安価だが、サイズ制限や予約の手間がある。
  2. インク処理: 純正はリサイクル箱へ、その他はルールに従い分別。
  3. 宅配回収: パソコンと一緒なら「完全無料」で最も楽。
  4. データ消去: 必ず初期化して個人情報を守る。

「パソコンの買い替えに合わせてプリンターも処分したい」「とにかく手間をかけずに片付けたい」という方は、ぜひ弊社の回収サービスをご活用ください。全国どこからでも、箱に詰めて送るだけでスッキリ片付きます。

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出典・参考

【注1】:環境省「使用済小型電子機器等の回収に係るガイドライン」
https://www.env.go.jp/recycle/recycling/raremetals/attach/gl_collect130306.pdf

【注2】:「インクカートリッジ 里帰りプロジェクト」
https://www.inksatogaeri.jp/

【注3】:国民生活センター「不用品回収サービスのトラブル」
https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20221102_1.html