CPUクーラーの処分方法|自治体での捨て方と空冷・水冷の違い
パソコンの交換や掃除で取り外したCPUクーラーを、何ごみで出せばよいのか迷っていませんか。CPUクーラーはパソコン本体とは別の部品なので、PCリサイクルの回収対象とは扱いが異なります。処分方法は自治体ごとに確認が必要ですが、空冷式か水冷式か、ラジエーターの大きさなどによって出し方を判断しやすくなります。
まだ使える製品なら売却や譲渡、処分する場合は自治体回収やパーツ回収サービスが選択肢です。クーラーの種類や状態を確認し、自分に合った方法を選びましょう。
- CPUクーラー単体はパソコン本体の回収ルートと異なる
- 空冷と水冷ではサイズや状態の見方が違う
- 何ごみになるかは自治体のサイズ基準で決まる
- 使えるクーラーは売却、手放すなら送料も比べる
- CPUクーラーの処分方法を決めるポイント
この記事はこのような方におすすめです。
- 取り外したCPUクーラーの分別方法を知りたい方
- 空冷式・水冷式のクーラーをどう手放すか迷っている方
- 自治体回収やPCパーツ回収サービスの条件を比較したい方
CPUクーラー単体はパソコン本体の回収ルートと異なる
CPUクーラーをパソコンから取り外した状態で処分する場合は、パソコン本体と同じ回収方法になるとは限りません。まず、処分したいのがクーラー単体なのか、クーラーを取り付けたままのパソコンなのかを分けて考えましょう。
取り外した部品はPCリサイクルの対象外
一般社団法人パソコン3R推進協会は、PCリサイクルの対象はパソコン本体やディスプレイなどであり、部品単体は対象ではないと案内しています。CPUクーラーだけを取り外した場合は、PCリサイクルのメーカー回収ではなく、お住まいの自治体に処分方法を確認するのが基本です。【注1】
PCリサイクルマークが付いたパソコンを処分する場合でも、取り外したCPUクーラーにマークが適用されるわけではありません。クーラー単体で出すときは、自治体のごみ分別や小型家電回収の案内を別に確認してください。
パソコンに取り付けたまま処分する場合は本体の扱いを確認
CPUクーラーを取り付けた状態でパソコン本体を手放す場合は、パソコン全体の回収条件を確認します。メーカー回収や回収サービスによっては、パソコンの構成部品がそろっているか、内部の部品を外していないかが条件に含まれることがあります。
処分のために自分でクーラーを取り外す必要があるか判断できないときは、無理に作業を進めず、回収先に確認しましょう。CPUに固着している場合や、水冷式のチューブが接続されている場合に、力を入れて外すと周辺部品を傷めるおそれがあります。
空冷と水冷ではサイズや状態の見方が違う
CPUクーラーには、ファンと金属製のヒートシンクを組み合わせた空冷式と、ポンプ・チューブ・ラジエーターを備えた水冷式があります。自治体の分別を調べるときは、製品のタイプだけでなく、実際の大きさや状態も確認してください。
ファンとヒートシンクだけの空冷式
空冷式は、CPUに接する金属部分のヒートシンクと、冷却用のファンを組み合わせた構造です。小型の製品から、大きなタワー型ヒートシンクを備えた製品までサイズに幅があります。
処分前に、ファンの直径だけでなく、ヒートシンクや取り付け金具を含めた全体の大きさを測ります。分解できる構造でも、ファンやヒートシンクを細かくばらす必要があるとは限りません。自治体が分解を求めているか、製品のまま出せるかを確認してから作業しましょう。
ラジエーター付きの簡易水冷式
簡易水冷式は、CPUに取り付けるポンプ部分とチューブ、熱を逃がすラジエーターで構成されています。空冷式より全体が大きくなることがあり、特にラジエーターの長さや厚みが、ごみ区分や持ち込み方法に関わる場合があります。
自治体の粗大ごみ基準は地域によって異なります。空冷クーラーと同じ扱いになると決めつけず、ラジエーターを含めた製品全体の寸法を確認してください。自治体の分別検索で該当品目が見つからなければ、「パソコン部品」「金属製品」などとして問い合わせると、適切な区分を案内してもらいやすくなります。
水漏れや破損がある場合は分解せず回収先へ確認
水冷式のチューブやラジエーターから液漏れがある場合は、無理に分解したり、中の液体を抜いたりせず、自治体や回収先に状態を伝えて処分方法を確認してください。液体が漏れたまま運ぶと、周囲を汚したり、輸送中にさらに漏れたりする可能性があります。
ファンが割れている、配線が切れているなどの破損がある場合も、自治体の回収に出せるか、回収サービスが受け付けるかは条件によります。故障箇所や破損の状態を伝え、申し込み前に確認しましょう。
何ごみになるかは自治体のサイズ基準で決まる
CPUクーラーの分別は全国一律ではありません。不燃ごみ、金属ごみ、粗大ごみなど、自治体によって区分が異なるため、製品のサイズを測ったうえで地域の案内を確認してください。パソコン3R推進協会も、部品単体の処分は自治体に問い合わせるよう案内しています。【注1】
「不燃ごみ」「金属ごみ」「粗大ごみ」の区分を調べる
自治体のごみ分別検索で「CPUクーラー」と検索して見つからない場合は、「パソコン部品」「冷却ファン」「金属製品」など別の品目名も試します。該当する案内がないときは、自治体のごみ担当窓口へ問い合わせ、材質や大きさ、空冷・水冷の別を伝えてください。
粗大ごみになるサイズの基準も自治体ごとに異なります。「一辺が30cmを超えたら粗大ごみ」のような基準が、すべての自治体に共通するわけではありません。ネット上の一般的な説明だけで判断せず、お住まいの地域の最新ルールを確認しましょう。
回収ボックスは投入口と対象品目を確認
自治体や施設によっては、小型家電の回収ボックスを設置している場合があります。ただし、回収ボックスの投入口に入るサイズであっても、CPUクーラーが対象品目として認められているとは限りません。ボックスの対象品目と利用条件を確認してから持ち込んでください。
金属製のヒートシンクやファンが付いた部品を、何でも小型家電として投入できると考えないようにしましょう。投入口に無理に押し込むと、ボックスから取り出せなくなったり、回収設備を傷めたりすることがあります。
使えるクーラーは売却、手放すなら送料も比べる
正常に使えるCPUクーラーなら、捨てる前に売却や譲渡を検討できます。取り付け規格や対応ソケットが合う製品を探している人にとって、付属金具や説明書がそろったクーラーは選びやすくなります。売却が難しい場合は、自治体回収やPCパーツを扱う回収サービスの条件を比べましょう。
型番・動作・取り付け金具をそろえて売却を検討
売却を考える場合は、メーカー名と型番、空冷・水冷のタイプ、使用状況を確認します。ファンが正常に回るか、異音がないか、ラジエーターやチューブに傷や液漏れがないかもチェックしましょう。動作に不安があれば、出品や査定の際に状態を正確に伝えます。
CPUクーラーは製品ごとに取り付け可能なソケットやケースのサイズが異なります。取り付け金具、ネジ、説明書、元箱などが残っていれば、製品情報と合わせて用意してください。付属品が欠けていても売却できる場合はありますが、購入希望者が使えるか判断できるよう、欠品内容を明記しましょう。
回収サービスは単体発送と同梱時の送料を確認
PCパーツ回収サービスを利用する場合は、CPUクーラー単体で受け付けるか、送料がかかるかを確認します。回収料金が無料でも、送料は利用者負担ということがあります。また、他の対象品と同梱すると送料が無料になるサービスもあります。
持ち込みを希望する場合も、パーツ単体を受け付けるか、事前連絡が必要かを調べてください。回収方法や送料条件はサービスごとに異なるため、申し込みページの説明に沿って準備しましょう。
PCパーツ全般の処分方法も知りたい方は、パソコンパーツの処分方法を解説した記事も参考になります。CPUクーラーを含む個別パーツと、パソコン本体の処分を分けて確認できます。
CPUクーラーの処分方法を決めるポイント
取り外したCPUクーラーはパソコン本体とは回収ルートが異なり、部品単体の処分方法は自治体に確認する必要があります。空冷式か水冷式かを見分け、クーラー全体のサイズや破損の有無を確認してから、自治体のごみ分別や小型家電回収の対象を調べましょう。
正常に使える製品は、型番や付属品をそろえて売却・譲渡を検討できます。回収サービスを利用する場合は、CPUクーラー単体での発送が可能か、送料はいくらか、送料無料対象品目との同梱条件があるかを確認してください。
パソコンダストでも、CPUクーラーなどのパソコンパーツを回収しています。パーツ単体の宅配回収は送料が利用者負担で、送料無料対象品目と同梱すると送料が無料になります。持ち込みはパーツ単体では受け付けていないため、詳しい条件はパソコンパーツ・電子基板の回収案内で確認できます。
出典
- 「PCリサイクルQ&A」|一般社団法人 パソコン3R推進協会
https://www.pc3r.jp/home/faq.html

