デジカメを廃棄処分したい方必見! その方法を徹底解説します。

デジタルカメラ(デジカメ)は、毎年のように新商品が発売されます。価格も1万円~5万円代と手ごろなものが多く、頻繁に買い替える方もいるでしょう。その際、迷うのが不要になった古いデジカメの処分方法です。そのまま家庭ごみとして捨ててよいのでしょうか?

そこで、今回はデジカメの廃棄処分方法についてご紹介します。

  1. デジカメの処分方法とは
  2. 古いデジカメは売却できる?
  3. インターネットオークションを利用する場合の注意点
  4. リサイクル業者を利用する方法
  5. デジカメの廃棄処分に関するよくある質問

この記事を読めば、もう捨て方に迷うことはありません。デジカメの買い替えを検討しているという方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

1.デジカメの処分方法とは

はじめに、デジカメの一般的な処分方法をご紹介します。どのように廃棄すればよいのでしょうか?

1-1.デジカメは小型家電リサイクル法対象家電

2014年から小型家電リサイクル法が実施され、デジカメは市町村が回収して認定業者がリサイクルすることになりました。とはいえ、この法律は家電リサイクル法のように徹底されておらず、回収する家電は市町村によって決められています。ですから、デジカメが回収の対象となっていない市町村では、普通の不燃ごみや金属ごみとして回収しているのです。

デジカメが回収家電の対象になっていれば、自治体の決まりに沿って回収ボックスなどに入れてください。それ以外は、不燃ごみや金属ごみとして出しましょう。

1-2.家電量販店で回収してもらう

家電量販店によっては、新しいデジカメを買うと古いデジカメを回収してくれるところもあります。この場合は、リサイクル業者の手に渡ることになるので、おすすめです。また、デジカメのバッテリーを回収するボックスが設置されている店舗もあるので、利用してみましょう。キャノンなど、メーカーによってはデジカメのバッテリーを回収してリサイクルしているところもあります。バッテリーを回収ボックスに入れ、残りは不燃ごみや金属ごみとしてもよいでしょう。

1-3.捨てる際の注意点

デジカメはSDカードにデータを記録していますが、デジカメ本体のメモリにもデータが記録されています。SDカードは抜いたけれど、本体はそのままという方も多いので、必ず本体のデータもSDカードに移したうえで消去しましょう。そうすれば、個人情報が漏えいすることはありません。捨てる前にもう一度本体に画像データが残っていないか、確認してください。

2.古いデジカメは売却できる?

古いデジカメを買い取りますという業者はたくさんあります。業者には

  • 一眼レフのデジカメや新しいデジカメなど、中古品として売却できるカメラだけを買い取る
  • 部品やレアメタルを取るので、壊れていてもデジカメであれば買い取る

という2種類がありますので、売却するものによって使い分けましょう。高価な一眼レフのデジタルカメラであれば、多少年式が古くても買い取ってもらえるのです。また、レンズのような付属品も買取対象になっています。コンデジと呼ばれる小型のデジタルカメラは、年式が新しいものでないと、高値はつきにくいのが現状です。ただし、「高く買い取ります」と業者が売却を呼びかけているものは、高値買い取りをしてくれる可能性が高いでしょう。

デジカメを売却する際はほこりなどをきれいに落とし、箱や説明書といった付属品もつけて査定に出してください。そうすれば、高値がつきやすいのです。レンズや三脚などがある方は、まとめて査定に出しましょう。業者が遠方の場合は、インターネットを通じて査定を行ってくれるところもあります。

3.インターネットオークションを利用する場合の注意点

ヤフーオークションのようなインターネットオークションを利用して、古いデジカメを売却することもできます。この場合は、いろいろな角度から写真を撮って掲載し、汚れや付属品の有無などもきちんと記載しましょう。これが、トラブルを予防する一番の方法です。

オークションでは、思いがけない高値がつくこともありますが、逆に予想よりはるかに低い値段で落札されることもあります。そのリスクを承知の上で出品しましょう。また、いたずら落札や落札後のトラブルを避けたい場合は、落札者の評価を見て取り引きを開始するとよいでしょう。

4.リサイクル業者を利用する方法

  • デジカメ以外でも、処分したい家電がある
  • 引っ越しを考えており、家電をいっぺんに処分したい
  • パソコンとデジカメを一緒に処分したい

このような場合は、パソコンダストのような家電を回収してくれる業者を利用してみましょう。前述したように、デジカメは再利用できる部品が多く、レアメタルも回収できるので、宅配回収を行っています。また、デジカメの他、パソコンや液晶テレビ・ゲーム機なども回収してくれるので、不要になったものを一挙に片付けたいという方も、ぜひ利用してみてください。このような業者は、古いデジカメでも回収してくれるので、買い取りを拒否されたカメラでも問題ありません。また、使える部品はリサイクルされますので、エコの観点から見てもおすすめです。

5.デジカメの廃棄処分に関するよくある質問

Q.無料で回収してくれる業者は、後で高額な処分費用などを請求されるのではないかと不安です。
A.そのような悪徳業者は電話でセールスをかけてきたり、いきなり訪問してきたりするケースの方が多いでしょう。また、家電以外にも大型家具でもなんでも、安く回収するともちかけます。優良なリサイクル業者は、リサイクルできる部品やレアメタルが含まれている家電だけを無料で回収するので、心配いりません。

Q.デジカメは全国どこでも不燃ごみですか?
A.自治体によっては、金属ごみ・リサイクルごみに分類されることもあります。分からない場合は、自治体に問い合わせてみてください。

Q.一眼レフデジタルカメラのレンズだけを売却することは可能ですか?
A.できます。一眼レフは中古市場も活発なので、レンズでもきれいなものなら需要は高いでしょう。

Q.ジャンク品でなく中古品としてデジカメを買い取ってもらいたい場合は、何年前のものが限度ですか?
A.コンデジの場合は、2~3年が限度という店が多いでしょう。

6.おわりに

いかがでしたか? 今回は、デジカメの廃棄処分方法などをご紹介しました。デジカメは自治体が家庭ごみとして回収してくれますので、単体で処分をするならばそれほど悩む必要はありません。データの消去をしっかりと行ない、SDカードの抜き忘れに注意して出しましょう。他の家電と一緒に処分する場合は、無料回収を行っているリサイクル業者が便利です。