廃品回収業者とのトラブル事例を紹介! トラブルを未然に防ぐコツは?

「見積書に記載されていない追加料金を請求された」「回収してもらったものが不法投棄されていた」など、廃品回収業者とのトラブルが相次いでいます。不用品を回収してもらいたいのにトラブルにならないか不安……と悩んでいる方は多いでしょう。

そこで、本記事では、廃品回収業者とのトラブルを防ぐ方法とポイントを解説します。

  1. 廃品回収業者とのトラブル件数は?
  2. 廃品回収業者とのトラブル事例
  3. 廃品回収業業者とのトラブルを防ぐ方法
  4. 被害にあってしまった際の対処法
  5. 廃品回収業者とのトラブルに関してよくある質問

この記事を読むことで、廃品回収業者とのトラブルを未然に防ぐポイントが分かります。気になっている方はぜひ参考にしてください。

1.廃品回収業者とのトラブル件数は?

最初に、廃品回収業者とのトラブル件数や最近の傾向をチェックしておきましょう。

1-1.年々トラブルが増えている

全国の消費生活センター等には、年々たくさんの廃品回収業者とのトラブル相談が寄せられています。相談件数は、2002年度で141件でしたが、2007年度には220件と5年で約80件も増えていることが分か流でしょう。現在も多数の相談が寄せられており、トラブル内容もさまざまです。そのため、消費生活センターでは廃品回収業者とのトラブルに関する注意が喚起されています。「自分には関係ない」とあまく考えているとトラブルに巻き込まれてしまうため、明日は我が身のつもりできちんとトラブル事例を把握しておきましょう。

1-2.廃品回収業者の需要が高まるほど増えるトラブル

なぜ廃品回収業者とのトラブルが年々増えているのでしょうか。原因はさまざまですが、廃品回収業者の需要が高まっていることが主な原因と考えられています。一般ゴミは自治体回収ですぐに処分できるでしょう。しかし、ソファーやベッドなどの大型家具は粗大ゴミの扱いになるため、自分たちで運搬しなければならなくなったり、回収日が限られてしまったりしてしまいます。廃品回収業者なら依頼すればすぐに回収しに来てくれるので、自治体回収よりもスピーディーな処分が可能です。そのため、廃品回収業者にまとめて回収を依頼するケースが増えています。需要が増えるほどに、不正を働く悪徳業者も増加することになるのです。

2.廃品回収業者とのトラブル事例

それでは、廃品回収業者のとトラブル事例をいくつか紹介します。

2-1.無料といっていたのに高額請求された

廃品回収業者とのトラブルでよくあるのが、無料といっていたのに高額請求されたケースです。たとえば、Aさんは無料で回収するとアナウンスしながら巡回していた業者にパソコンとプリンターの回収を依頼しました。無料とアナウンスしていたのに、回収を頼んだら2万円請求されたのです。拒絶しようにも業者の態度に恐怖を感じて支払わざるを得ませんでした。悪徳業者ほど対応が悪く、中には脅迫じみた文句をいってくるところもあります。

2-2.見積書も渡されずトラックに積み込まれた

基本的に、優良業者は回収費用の内訳が記載された見積書を渡しますが、悪徳業者は渡さないケースがあります。実際に、見積書を渡されず勝手にトラックに積み込まれ、高額な料金を請求されたというトラブルが続出中です。中でも非常に悪質なのが、「見積もり無料」と記載しているのにもかかわらず見積書を出してくれないケースでしょう。実際に、そう記載されたチラシを見て依頼したのに見積書も渡されず15万円も支払わされてしまった事例があります。

2-3.回収してもらったものが不法投棄されていた

お金に関するトラブルだけでなく、回収してもらったものが不法投棄されていたというトラブルも頻繁に起きています。たとえば、「不用品を回収します」と訪問され、自転車とパソコンディスプレイを渡して2,000円支払いました。しかし、後日、回収品が道路脇に捨て去られていたことが分かったのです。この場合、所有者はあくまで依頼した側になるため、不法投棄の罰金は所有者が支払わなければなりません。さらに余計な出費がかかってしまうことになります。

2-4.何かと理由をつけて追加料金を支払わされた

廃品回収業者とのトラブルで近年増えているのが、何かと理由をつけて追加料金を請求してくるケースです。最初に提示した見積もり金額とは違い、後づけで追加料金を請求してくる悪徳業者はあとを絶ちません。「思ったよりも回収する不用品が多かったから」「見積もりで出した料金よりもサイズが大きい」など、いい加減な理由をつけて支払わせようとします。さらに、やっかいなのが、割と強引に請求してくるケースです。かなり強引に追加料金を支払わせようと脅迫じみた言葉で脅してくる悪徳業者も存在します。

3.廃品回収業業者とのトラブルを防ぐ方法

廃品回収業者とのトラブルを防ぐ方法とポイントを解説します。

3-1.トラックで巡回している業者には依頼しない

さまざまな種類の廃品回収業者がありますが、トラックで巡回している業者には依頼しないようにしてください。拡声器を使って「無料で回収します!」と宣伝しながらトラックで回っている業者は悪徳業者の可能性が高めです。廃品回収業を行うためには、都道府県から産業廃棄物収集運搬などの許可を取得しなければなりません。トラックで回っている業者は許可を持っていない違法業者の可能性が高く、実店舗を持っていない傾向があります。

3-2.複数の業者を比較する

「早く処分したいから」と1社だけチェックして依頼する方がいますが、その方法では後々トラブルに発展する可能性があるので注意が必要です。トラブルを未然に防ぐためには、複数の業者を比較することが1番大切といえるでしょう。どんなものを回収しているのか、きちんと見積書を出してくれるか、どのようなサービスを展開しているのかなど、さまざまなポイントを比較してください。最低でも3~4社の業者を比較すれば良しあしが分かり、悪徳業者を見極めることもできるでしょう。

3-3.廃品回収業者選びで押さえておきたいポイント

廃品回収業者とのトラブルを防ぐには、悪徳業者を見極めるポイントを把握することが重要です。依頼する側が見極めるポイントを把握しておけば、悪徳業者に引っかかることもありません。トラブルのリスクを最小限に抑えることができるため、せめて以下のチェックポイントを押さえておきましょう。

  • 産業物収集運搬許可や古物商などの許可を取得しているか
  • 店舗の所在地を明かしているか
  • ホームページ等に具体的なサービス内容が記載されているか
  • スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
  • 無料相談や無料見積もりを受けつけているか
  • 口コミや評判がいいか

無料回収業者に依頼する場合は、なぜ無料回収が可能なのか理由をチェックしてください。理由がハッキリと記載されている業者なら安心して依頼できます。たとえば、パソコンダストでは回収したものを自社でメンテナンスし再販、再販できないものは部品に分解して再利用しているので無料回収が可能です。無料回収の理由が記載されていない業者は、あとで追加料金を請求する可能性があるので依頼しないでください。

4.被害にあってしまった際の対処法

では、被害にあってしまったときはどのように対処すればいいのでしょうか。

4-1.消費生活センターなどに相談する

廃品回収業者とのトラブルになったときは、なるべく早めに消費生活センター等に相談することをおすすめします。消費生活センターではさまざまなトラブルの相談を受けつけているため、最適な解決策を教えてもらうことができるでしょう。また、今後、悪徳業者とどのように付き合うべきなのか、どのような対応をしたほうがいいのかなどさまざまなアドバイスを受けることができます。周囲の人に相談できないときは、消費生活センターに話を聞いてもらうだけでも気持ちが楽になるのでおすすめです。

4-2.自治体の窓口に相談する

自治体の窓口に相談するのも方法の1つです。各自治体では、廃品回収業者とのトラブルに備えて相談窓口を設けています。直接、役所などに赴いて相談することができますが、電話やインターネットからでも相談を受けつけているところがあるので話を聞いてもらいましょう。相談する際は、いつどこでどんなトラブルになったのか具体的に説明することが大切です。1人で抱え込んでしまうとさらにやっかいな状態になってしまうため、早めに相談しましょう。

4-3.クーリングオフ制度が適応されるケースも

トラブルの内容によっては、クーリングオフ制度が適応できます。クーリングオフ制度とは、一定期間であれば無条件で契約の申し込みを撤回したり解除したりできる制度です。たとえば、不用品を利用者の自宅やオフィスで回収する場合や、トラックで回収を行っている業者を利用する場合などでクーリングオフ制度が適応されます。ただし、回収業者の実店舗や営業所で契約・取引をした場合はクーリングオフ制度が適用されないので注意してください。また、以下の物品と取引様態は規制の対象外となります。

物品

  • 自動車(二輪を除く)
  • 家電(携行が容易なものを除く)
  • 家具
  • 本屋CD・DVD・ゲームソフト類
  • 書籍有価証券

取引態様

  • 消費者自ら自宅での契約締結等を請求した場合
  • いわゆる御用聞き取引の場合
  • いわゆる常連取引の場合
  • 転居に伴う売却の場合

5.廃品回収業者とのトラブルに関してよくある質問

廃品回収業者とのトラブルに関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.良い廃品回収業者を見つけるコツは?
A.見積書をきちんと出してくれるか、またそこに記載された内容が詳しいかどうかをチェックすることです。何の回収にいくらかかるのかをきちんと記載している業者なら安心して依頼できるでしょう。また、領収書を必ずもらってください。トラブルが多い悪徳業者は、領収書を渡さないことが多い傾向があります。領収書には不用品の処理を依頼してお金を支払った証拠となるため、必ずもらっておきましょう。

Q.友人からおすすめされた廃品回収業者は安心か?
A.必ずしも安全とは限りません。実際に、「友人や知人からおすすめされた業者だから」という理由で依頼した結果、トラブルになったという事例が起きています。たとえ、親しい人から紹介されたとしても、本当に信用できる業者か自分で確認することが大切です。少しでも不安を感じたら安易に依頼しないほうがいいでしょう。

Q.産業廃棄物収集運搬許可証以外にチェックしておきたいポイントは?
A.屋号・住所・固定電話の記載があるかホームページ等を確認してください。よく街中を走っている営業車などには、車の横に社名が書いてありますが、トラックの横や後ろには屋号が記載されているものです。チラシに住所や固定電話が記載されているかもチェックしておきたいポイントとなります。

Q.うるさいトラックのアナウンスは通報できるのか?
A.条例違反の可能性があるため、まずは自治体に相談してください。自治体ごとの法律となる条例には、公害になるような騒音を出すことを禁止しています。明らかにうるさいと感じた場合は、自治体に相談し条例違反として通報することが可能です。ただし、通報するときは自分の顔や身元がバレないように配慮してください。後々報復されるリスクがあるため、顔を見られないようにしましょう。

Q.訪問業者には依頼しないほうがいいのか?
A.依頼しないでください。訪問業者は悪徳業者の可能性が高く、あとでトラブルになるケースがよくあります。優良業者は営業をしなくても需要があるため、アポなしで家を訪問することはありません。悪徳業者ほど急にやってきては、無理に不用品を回収しようとします。そして、高額な費用を請求してくるのです。訪問業者がやってきたときは、玄関に入れず、インターホン越しで断るようにしてください。

まとめ

廃品回収業者との間でよくあるトラブルは、「無料といっていたのに回収費用を請求された」「高額な追加料金を請求された」などです。主に、金銭トラブルが多いのですが、回収してもらったものが不法投棄されていたトラブルも起きています。無料回収業者に依頼するときは、なぜ無料で回収できるのか理由に注目してください。しっかりと無料回収の理由が記載している業者なら、安心して依頼できるでしょう。