工作機械の処分方法は? 何ゴミで処分できるのか? 注意点などを紹介

「工作機械は何ゴミになるのか?」「自治体回収以外に処分方法はあるのか」など、工作機械の処分方法で悩んでいる方は多いでしょう。工作機械は、リサイクルが可能です。ただ処分するだけでなく、買取という方法もあります。では、どんなものが買取対象になるのでしょうか。

そこで、本記事では、工作機器の処分や買取のポイントなどについて解説します。

  1. 工作機械にはどんなものがあるのか?
  2. 工作機械は何ゴミに分類されるのか?
  3. 工作機械を処分する方法
  4. 工作機械を買取に出す方法
  5. 工作機械の処分に関してよくある質問

この記事を読むことで、工作機械の正しい処分方法が分かります。悩んでいる方はぜひチェックしてください。

1.工作機械にはどんなものがあるのか?

最初に、工作機械にはどんなものがあるのか基本情報をチェックしておきましょう。

1-1.金属・ガラス・セラミックスなどの加工を行う機械

簡単に説明すると、工作機械は金属・ガラス・セラミックスなど幅広い素材の加工を行う機械のことです。私たちの身のまわりには、デジタル製品・家電製品といった精密部品や自動車など大型なものまでさまざまな商品に金属が使われています。金属から構成される部品は、すべて素材から加工して作られているものです。つまり、加工を行うものづくりには必要不可欠な機械といえるでしょう。

1-2.旋盤(せんばん)・中ぐり盤など種類はさまざま

工作機械は用途別でさまざまな種類があります。主な種類とそれぞれの特徴は以下のとおりです。

  • 旋盤:代表的な機種で、円筒・円盤状の工作物を回転させて加工する
  • ボール盤:ドリル工具を回転させることで穴を開けることができる
  • 中ぐり盤:ドリル工具などで開けた穴の内面を精度・加工する
  • スライス盤:フライス工具を回転させることで平面・曲面・みぞなどを加工する
  • 歯切り盤:ボブカッタ・ラックカッタなどの工具を使って歯切り加工する
  • 研削盤:バイト・フライス工具などの代わりに砥石(といし)車を使って加工する

1-3.最新鋭の工作機械に注目が集まっている

最近の傾向としては、最新鋭の工作機械に注目が集まっています。さまざまな種類がある中、特に注目されているのは、普及が進んでいる旋盤形複合加工機です。旋回しながら加工できる回転工具主軸を備えているため、旋盤機能を高めると同時に工具を多数備えることができます。また、5軸制御マシニングセンタも普及が広まっているようです。複雑な形状でも簡単にできる機械なので、さまざまな分野で重宝されています。

2.工作機械は何ゴミに分類されるのか?

では、要らなくなった工作機械は何ゴミに分類されるのでしょうか。

2-1.産業廃棄物扱いになるケースがほとんど

工作機械は一般家庭で使用されることが少なく、ほとんどは企業や工場で使われています。事業目的で使用したものは、どのようなものでも産業廃棄物扱いになるので注意が必要です。産業廃棄物は、基本的に自治体回収で処分することができません。一般ゴミにはならないため、産業廃棄物収集運搬許可を取得している回収業者に依頼することになります。自治体回収の処分方法が分からない方は、1度、自治体の相談窓口に問い合わせて確認するといいでしょう。回収業者を紹介してくれるところもあります。

2-2.一辺が30cm以上の場合は粗大ゴミ

家庭で使用した工作機械を処分する場合、一辺が30cm以上のものは粗大ゴミ扱いになる自治体がほとんどです。粗大ゴミとして処分する際は、可燃ゴミや不燃ゴミと同じ処分方法でないので注意してください。回収指定場所や回収日が決まっていたり、事前に申し込みが必要になったりするケースがあります。コンビニやスーパーで事前に粗大ゴミ処理券を購入しなければならなくなるため、自治体のホームページ等で確認することが大切です。

2-3.工作機械はリサイクル対象になる

工作機械はリサイクルできるものです。金属などの素材を加工するものなので、工作機械自体が金属でできていたり、有用資源が含まれていたりすることがあります。たとえ、使わなくなったものや故障したものでも、リサイクルしてもらえる可能性があるでしょう。ゴミとして処分するのではなく、リサイクルとして処分するのも方法の1つです。具体的な処分方法に関しては、後ほど【3.工作機械を処分する方法】で説明するのでぜひチェックしてください。

3.工作機械を処分する方法

ここでは、工作機械を処分する方法について解説します。

3-1.産業廃棄物収集運搬許可を取得している業者に依頼する

主な処分方法としては、産業廃棄物収集運搬許可を取得している業者に回収してもらうことです。前述したように、事業目的で使用したものは産業廃棄物扱いとなるため、自治体回収で処分できません。必ず、産業廃棄物収集運搬許可を取得している業者に依頼するようにしましょう。許可を取得していない業者は、不正を働く悪徳業者の可能性があります。回収後に不法投棄したり、追加費用として高額な金額を請求したりする恐れがあるので注意が必要です。

3-2.無料回収業者に依頼する

無料回収業者に処分してもらう方法もあります。「無料回収業者に依頼するとトラブルになるのでは?」と不安を感じる方がいますが、ポイントは無料回収の理由が記載されているか否です。たとえば、不用品の無料回収を行っているパソコンダストでは、回収したものを自社でメンテナンスし中古品として再販売しています。再販できないものは貴重な資源に細かく分けて、再利用しているので無駄な費用をかけることなく回収が可能です。きちんと無料回収できる理由が記載されていれば、安心して利用できるでしょう。

3-3.リサイクルショップ等に買い取ってもらう

ゴミとして処分するのではなく、リサイクルショップ等で買い取ってもらうのも方法の1つです。買い取ってもらうことができれば、処分費用をかけずに手放すことができます。中古品として欲しがっている人のもとで再利用してもらえるため、気持ち的にも楽に捨てることができるでしょう。「まだ使えるのに捨てるのはもったいない」「新しく購入する機械の足しにしたい」と思っている方は、1度査定を依頼してください。状態やメーカーによっては、高額で売れる可能性もあるでしょう。

4.工作機械を買取に出す方法

それでは、工作機械を買取に出す方法とポイントを解説します。

4-1.中古機械を扱っている専門業者またはリサイクルショップ

工作機械を買い取っている店舗は、中古機械を扱っている専門業者またはリサイクルショップです。不用品回収業者の中には、買取サービスを行っているところもあります。高額買取を期待するなら中古機械を中心に扱っている専門業者がおすすめです。リサイクルショップは工作機械以外にもさまざまなジャンルの商品を扱っているため、専門知識を持っていません。けれども、専門業者はどんな工作機械が売れるのか、中古市場で需要があるのか知識があります。そのため、適切な値段で買い取ってもらえる可能性が高いといえるでしょう。

4-2.査定のポイントは動作確認

工作機械の査定ポイントで大切なのは、動作確認です。問題なくきちんと動くか、問題点や不具合がないかどうかをチェックします。基本的に、稼働できる工作機械であれば、ほとんどの店舗や業者で買い取ってももらうことができるでしょう。ただし、壊れている・不具合が出ているものは買い取ってもらえない可能性が高いので注意が必要です。買い取ってもらう前に、無料査定を複数の業者に依頼すれば、高値で売れる業者が選択できます。

4-3.高価買取の3つのポイント

工作機械を高く買い取ってもらいたい方は、状態・メーカー・製造年月の3点に注目してください。状態がよく、人気メーカーで製造年月が新しい工作機械ほど高価買取が期待できます。工作機械の人気メーカーといえば、ファナックなどです。ファナックから出ている工作機械は業界No.1を誇っており、研究開発にも力をいれているので高い技術力があります。ファナックのほかには、産業用ロボットで有名な安川電機などです。また、日ごろのメンテナンスやお手入れが高価買取の重要なポイントでもあります。

4-4.買取業者選びのポイント

買取業者の中には、安い金額で買い取ろうとする悪徳業者があります。悪徳業者の特徴は、スタッフの対応が悪く、すぐに契約を迫ろうとするなどです。突然、家を訪れては「要らないものはありませんか?」と買取を強要するところもあるので注意してください。買取業者を選ぶ際は、以下のポイントに注目するといいでしょう。

  • 工作機械の買取実績があるか
  • 高価買取が期待できるか
  • 不用品の買取だけでなく回収を行っているか
  • スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
  • 無料査定や無料見積もりを行っているか
  • 無料回収の場合、その理由がきちんと記載されているか
  • 評判や口コミがいいか

複数の業者を比較することで、悪徳業者を見極めることができるでしょう。最低でも3〜4社の業者に無料査定を依頼し比較してください。

5.工作機械の処分に関してよくある質問

工作機械の処分に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.工作機械の必要性は?
A.古代エジプトから存在していた機械だといわれている工作機械は、ものづくりに必要不可欠な機械です。産業革命から工業生産財として成り立つようになり、ものづくりには熟練工の存在が必要でした。けれども、工作機械の発展・進展によって熟練工の技術が機会で実現できるようになったのです。現在、ほとんどの加工・製品生産工場では工作機械が使われています。だからこそ、中古でも高価買取が期待できるというわけです。

Q.買取の大まかな流れは?
A.具体的な買取の流れは業者によって異なりますが、だいたいは以下のような流れとなります。

  1. ホームページまたは電話から申し込みをする
  2. 簡単な査定を行い、だいたいの買取額が提示される
  3. 実際に、現場を訪れ査定を行う
  4. 最終的に査定額を決め、納得すれば搬出・運搬

また、買取を依頼する際は、古物営業法の規定により機械の所有者が確認できる身分証明書を提示する必要があります。免許証などの身分証明書を事前に用意しておきましょう。

Q.工作機械の搬出や運搬・解体が必要な場合は?
A.工作機械の大きさや設置場所によっては、搬出・運搬が困難になるケースがあります。業者の中には、搬出・運搬に高額な費用を請求してくるところがあるため、事前に費用をチェックすることが大切です。また、場合によっては解体が必要になることもあります。解体が必要か、どのくらいの費用がかかるのかも入念に確認することが大切です。疑問点や不安要素があれば、事前に業者スタッフに尋ねてください。

Q.工作機械を買い取ってもらう際の注意点は?
A.水や油など充填されるものは、中に入っているものを事前に除去することが大切です。基本的に、水・油などは取り除いてから買取を依頼しましょう。また、危険物・内容物不明なものも除去することが大切です。放射能汚染の恐れがあるものは、買取や回収自体がNGになる可能性があります。また、引き取り時には車両進行や作業許可の申請をお願いする場合もあるでしょう。

Q.不用品回収業者に依頼する際の費用は?
A.工作機械の大きさや台数などによって異なりますが、1点あたり5,000~1万円になる可能性があります。工作機械のほとんどは重量がある大型サイズとなるため、搬出や運搬に時間と手間がかかるからです。別途、搬出・運搬料がかかったり、場合によっては、もっと高額になったりする可能性もあります。費用をできるだけ抑えたい方は、無料回収業者を利用したり、無料査定を依頼したりするといいでしょう。

まとめ

金属などを加工する工作機械は、リサイクルが可能な機械です。さまざまな部品が使われているからこそ分解して再利用したり、再商品化したりできます。まだ、使える状態であれば、中古機械として買い取ってもらうこともできるでしょう。工場や会社などで使用した工作機械は産業廃棄物扱いとなるため、自治体回収での処分ができません。産業廃棄物収集運搬許可を取得している回収業者に依頼し、処分してもらいましょう。お得に処分してもらえるところもあるので、複数の業者を比較してください。