子供用自転車の買い替え時期が知りたい! 不要になった自転車の手放し方

「子供用自転車はいつ買い替えすべきか」「不要になった自転車はどうやって処分したらいいのか?」など、子供用自転車の買い替えで悩んでいる方は多いでしょう。子供用自転車といっても、年齢別によって推奨サイズは異なります。大きさによってゴミの分類が異なる可能性もあるので注意しておかなければなりません。

本記事では、子供用自転車を買い替えるポイントや処分方法などについて解説します。

  1. 子供用自転車を買い替える時期は?
  2. 年齢別の推奨サイズをチェック!
  3. 子供用自転車の価格相場は?
  4. 不要になった自転車の手放し方
  5. 子供用自転車の買い替えに関してよくある質問

この記事を読むことで、子供用自転車の買い替えをスピーディーに行うことができます。気になっている方はぜひ参考にしてください。

1.子供用自転車を買い替える時期は?

まずは、子供用自転車を買い替える時期をチェックしておきましょう。

1-1.3年周期で買い替える

子供用自転車の買い替え時期は、初めて購入した時期から3年周期で買い替えるケースが多いようです。たとえば、4~5歳のころに車輪付きの自転車を購入するとします。そこから3年経過した7歳あたりで体に合ったサイズの自転車に買い替えるでしょう。そして、そこからまた3年経過した10歳のころにまた新しい自転車に買い替えるなどして少しずつ自転車のサイズを大きくしていきます。このように、子供は成長スピードが速いので、3年を目安に買い替えを考えるのがベストです。

1-2.子供の成長に合わせて買い替える

子供用自転車の買い替えは3年周期が目安となりますが、全員が同じスピードで成長するわけではないので自分の子供に合わせた自転車かどうか見極めることが大切です。実際に使っている自転車の足がべったりついて膝が曲がっていたり、乗っているときに膝がハンドルに当たったりするのなら大きいサイズに買い替えたほうがいいでしょう。またがってみて足がつくくらいなら大丈夫ですが、つま先が少しつく程度の自転車は大きすぎます。子供が自転車に乗っているときの状態をチェックして、体に合っているかチェックしてください。

2.年齢別の推奨サイズをチェック!

ここでは、年齢別の推奨サイズをチェックしておきましょう。

2-1.年中~年長(5~6歳)は16インチ

幼稚園の年中~年長組は16インチの自転車を推奨しています。初めての自転車をいつ与えるべきか悩んでいる親は多いと思いますが、初めての自転車は16インチが最適です。5~6歳以前の身長では正直、安全面での心配がありますし、子供の脚力も足りていない状態なので自転車を上手に扱えない可能性があります。補助輪付きであってもペダルが重い自転車を漕(こ)ぐのはとても大変です。16インチの自転車は補助輪を取り外すくらいの年齢に最適ですので、親にとっても安心できる自転車といえるでしょう。平均よりも身長が高めであれば18インチの自転車でもOKです。

2-2.小学生低学年は20インチ以上

子供用自転車は20インチから大人の自転車へ形状が変わり始めます。小学生低学年から大人の自転車へとシフト転換していったほうがいいでしょう。小学生低学年になると年中~年長よりも体力がついてきますし、体もしっかりし始めるので20インチ以上の自転車を選んでください。また、20インチの自転車はラインナップが豊富な傾向もあります。2台目の自転車としても20インチが選ばれるケースが多いので、子供の好みも聞きながらベストな自転車を選ぶといいでしょう。

2-3.小学生高学年は24インチ

小学生高学年になると身長もぐんぐん伸びてくるので、24インチ程度の自転車がおすすめです。特に、女の子のほうが男の子よりも成長が早く、2台目から3台目に買い替えする時期にもなります。小学生高学年は20~22インチの自転車では小さすぎる傾向があるため、身長に合わせた自転車を選んでください。また、参考として、自転車のサイズと子供の適正身長・年齢を下記に記しました。ぜひチェックしてください。

  • 2~3歳(身長83~98cm):自転車 12インチ
  • 3~5歳(身長92~107cm):自転車 14インチ
  • 3~6歳(身長98~119cm):自転車 16インチ
  • 4~8歳(身長103~125cm):自転車 18インチ
  • 5~9歳(身長111~140cm):自転車 20インチ
  • 6~11歳(身長116~145cm):自転車 22インチ
  • 7歳以上(身長122~151cm):自転車 24インチ

3.子供用自転車の価格相場は?

ここでは、子供用自転車の価格相場について説明します。

3-1.子供用自転車の相場は2万円

自転車といっても種類や機能はさまざまで、価格もピンからキリまであります。子供用の自転車は、約2万円で購入できるケースがほとんどです。大人用とは違って泥よけ・チェーンカバー・舵(かじ)切り棒など必要最低限のオプションパーツが取り付けられています。そのほか、ブレーキはもちろん補助輪が付いている自転車もあるので、大人用自転車よりも割高です。2万円以下のお手頃な自転車もありますが、オプションパーツが減ったり安全性が保証できなかったりするので、なるべく2万円前後の自転車を選んだほうがいいでしょう。

3-2.激安の子供用自転車はリスクが高い

前述したように、子供の安全性を考えるなら激安の子供用自転車は避けたほうがいいでしょう。オプションパーツが減っているほか、安すぎる子供用自転車は専用の工具でカゴやペダルを取り付ける必要があるからです。「安く購入できるなら……」と考える方もいますが、ペダルの取り付け方を間違えてしまうと大ケガにつながる恐れがあるのでおすすめしません。また、専用工具以外での取り付けも破損の原因となります。子供の安全性を考えるのなら、安すぎる自転車よりも安心して使うことができる種類を選んだほうが安全です。

3-3.中古を検討するのもアリ

高額な自転車を買うのが難しい……と悩んでいる方は、中古を検討するといいでしょう。子供用自転車の中古はリサイクルショップや自転車販売店などで取り扱っています。「中古こそオプションパーツが付かないのでは?」と不安になる方もいますが、オプションパーツがしっかりと付いている自転車もあるので安心してください。できるだけ、いろいろな中古ショップを回って安全性の高い子供用自転車を見つけるといいでしょう。最近では、ネットショップでも気軽に購入できる店舗もあります。中古の子供用自転車であれば、新品よりも安く購入できるはずです。

4.不要になった自転車の手放し方

ここでは、不要になった自転車の手放し方をいくつか紹介します。

4-1.粗大ゴミとして処分する

自転車は自治体のゴミとして捨てることができます。自治体によって処分方法やゴミの分類は異なりますが、一辺30cm以上のサイズとなるものは粗大ゴミになるため、ほとんどの自治体で自転車は粗大ゴミ扱いになるでしょう。粗大ゴミとして捨てる場合、事前の申し込みが必要になったり、粗大ゴミ処理券を購入して貼り付けてから指定された場所に持ち運んだりと手間がかかってしまいます。ただし、費用は数百円程度と手軽ですので、安く処分したい方にはおすすめの方法といえるでしょう。

4-2.購入店に回収を依頼する

自転車の買い替えで要らなくなった子供用自転車を手放したい場合は、購入店に回収を依頼するのも方法の1つです。ほとんどの販売店では、新しいものと引き換えで古い自転車の回収を行っています。店舗の中には、回収を受け付けていないところもあるので、念のため、古い自転車の回収を行っているか確認しておくといいでしょう。また、4月といった入学式シーズンは自転車を新しく購入する方が増えるので、店舗によっては無料回収キャンペーンを行う可能性もあります。そのようなキャンペーンを活用して上手に自転車を買い替えるのもポイントの1つです。

4-3.買取専門店やリサイクルショップを利用する

問題なく正常に使うことができる自転車であれば、買取専門店やリサイクルショップに査定を依頼する方法もあります。まだ乗れるのに捨てるのがもったいない……と感じている方は、一度査定を依頼してみるといいでしょう。理想の値段で売れるとは限りませんが、買い取ってもらうことができれば処分費用を抑えられます。また、買取の際は本体の傷・タイヤのパンク・ライトの点灯などがチェックされるので事前に確認しておくとスムーズな買取ができるでしょう。

4-4.不用品回収業者に依頼する

自転車をすぐに処分したい・手間と時間をかけずに手放したいという方は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。不用品回収業者の多くは、さまざまな不用品の回収を行っています。自転車以外にも処分したい不用品があれば、まとめて回収してもらえるでしょう。また、不用品回収業者の中には、無料回収を行っているところもあります。たとえば、パソコン・不用品の無料回収を行っているパソコンダストでは、回収したものを自社でメンテナンスして再販したり、再販できないものは部品に分解して販売したりしているので無料回収が可能です。自転車の処分でお悩みの方は、ぜひチェックしてください。

5.子供用自転車の買い替えに関してよくある質問

子供用自転車の買い替えに関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.サイズが合わない自転車を使い続けるのはよくないか?
A.非常に危険ですのでサイズが合わない自転車は選ばないでください。ペダルと足の回転数が合わないと足が外れて転んでしまう恐れがあるからです。また、視野が狭くなっては車や歩行者にぶつかる危険性もあります。子供が乗る自転車ですので、大人よりも事故を起こす危険性が増すことを考えて選ばなければなりません。

Q.幼児期はストライダーを選んだほうがいいのか?
A.幼稚園年少であれば、自転車よりもストライダーを選ぶのも選択肢の1つです。ストライダーとは漕ぐ部分がない自転車のことで、バランス感覚がつかみやすい特徴があります。そのため、ストライダーで自転車に慣れれば、サドル付きの自転車でもすぐに乗れるようになるでしょう。最近は、ストライダーで十分乗りこなせるようになってから初めての自転車を買ってあげる家庭も増えています。

Q.子供に合う自転車選びのチェックポイントは?
A.以下のポイントに注目するといいでしょう。

  • 子供の身長に合う適応身長になっているか
  • サドルを1番下まで下げて乗ったとき、両足の指がつく高さか
  • ゆったり座った姿勢でも握り込めるブレーキの大きさと固さか

上記のポイントの中でも、足がつく自転車かどうかが1番重要なポイントとなります。実際に、子供を連れてお店に行って試し乗りをするのがおすすめです。

Q.自転車を処分する際の注意点は?
A.防犯登録の抹消手続きを忘れないことです。自転車を購入する際、ほとんどの人が防犯登録を行っていると思います。自転車と防犯登録は紐(ひも)付いているものですので、処分するときはこの防犯登録を必ず抹消しておかなければなりません。防犯登録の抹消手続きをせずに処分してしまうと、トラブルに巻き込まれる可能性があります。なお、防犯登録の抹消手続きは、自転車防犯登録所の看板がある自転車販売店または警察署で可能です。

Q.回収業者選びのポイントは?
A.どの回収業者に依頼すればいいのか分からずに悩んでいる方は、以下のポイントを参考にするといいでしょう。

  • 不用品の回収実績があるか
  • スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
  • 不用品の回収だけでなく買取を行っているか
  • 無料相談や無料見積もりを受け付けているか
  • 無料回収の理由がしっかりと記載されているか
  • 口コミや評判がいいか
  • 見積書の内容が具体的に記載されているか

上記のポイントを踏まえた上で、複数の業者を比較してみてください。なるべく、不用品回収の実績がある業者を選びましょう。

まとめ

子供用自転車の買い替えは、子供の成長に合わせるのが基本です。初めて自転車を購入したときから3年周期を目安に検討するといいでしょう。子供の成長スピードはとても速いので、定期的に自転車が体に合っているか確認してください。そして、買い替えなどで要らなくなった自転車の処分方法は自治体で処分したり、不用品回収業者に依頼したりするなどの処分方法があります。そのときの状況に合った方法を選んで手放すといいでしょう。