
パソコンケースを処分したい方必見! その方法や売却方法を解説します!
パソコンケースとは、マザーボードやHDDなどパソコンの本体に使われている機材を納めておくケースのことです。自作でパソコンを組み立てる人向けにケース単体で販売されています。材質は金属やプラスチックなどがあり、デザイン性の高いものも珍しくありません。また、パソコンを自作する方の中には「パソコンケースだけが不用になってしまったが、処分方法が分からずに困っている」という方もいるでしょう。
そこで、今回はパソコンケースの処分方法を解説します。
この記事を読めば、交換などで不用になったパソコンケースの処分方法に悩むことはありませんよ。パソコンを自作する方は、ぜひ読んでみてくださいね。
1.パソコンケースって何?
前述のとおり、パソコンケースとは、マザーボードやHDDなどパソコン本体を構成する機材を収納しておくものです。自作でパソコンを組み立てる場合は、ケースの中に機材を納めていきます。また、メーカー品のパソコンを購入後にケースを交換する方もいるでしょう。
パソコンケースは、機材が納まりさえすればどのようなものを使ってもかまいません。パソコンを自作する方の中には、ダンボールなどをパソコンケースにしてしまう方もいます。しかし、断熱や防じん・排熱のことを考えるとやはり専用のケースの方がおすすめです。
市販のパソコンケースは金属製やプラスチック製が多く、電源ユニットがついているものとついていないものがあります。
2.パソコンケースの処分方法
この項では、パソコンケースの処分方法を解説します。どのような処分方法があるのでしょうか?
2-1.中身ごと処分したい場合
パソコンケースを中身ごと処分したい場合は、PCリサイクル法に沿った方法で処分します。自作パソコンはパソコン3R推進協会が有料で回収し、リサイクルしていますので、まずはホームページから回収を申し込みましょう。パソコン本体だけのリサイクル料金は、1台4,000円です。液晶ディスプレイも一緒に処分したい場合は、プラス4,000円になります。申し込み後に、ゆうちょ銀行の口座に料金を振り込みましょう。ゆうパックの伝票が届きますので、本体を梱包(こんぽう)したうえで、郵便局から発送してください。
2-2.パソコンケースだけを処分したい場合
パソコンケースだけならば、自治体が不燃ゴミ・金属ゴミ・粗大ゴミなどとして回収してくれます。何ゴミになるかは自治体によって異なるので、分からない場合は市役所の担当課などに問い合わせてください。市役所のホームページに、ゴミの分別について詳しく記載している自治体もありますので、一度チェックしてみましょう。なお、自治体によっては処分費用がかかることもあります。
2-3.処分する際の注意点
パソコンケースごと中身を処分する場合は、必ずHDDに入っている情報を消去しましょう。OSごと消してしまうのが一番確実です。そのようなプログラムを無料で公開しているサイトもありますので、利用してみてください。また、HDDを取り出して金づちなどで物理的に破壊してもよいでしょう。塩水につける方もいますが、東日本大震災をきっかけに、海水につかったHDDを復活させる技術も開発されました。ですから、物理的に破壊した方が確実です。壊れたHDDも、金属ゴミとして回収してもらえます。
3.パソコンケースは売却できる?
パソコンケースは、中古でも一定に需要があります。中古のパソコンを売買するお店や、インターネットオークションを利用すれば売却することができるでしょう。ただし、すべての中古パソコンケースに需要があるわけではありません。店舗に売却したい場合は、まず買い取ってもらえるかどうかを問い合わせましょう。中身ごと買い取りますよ、という場合もあります。この場合は、HDDの中身を全部消してから売却しましょう。
ヤフオクなどのインターネットオークションに出品する場合は、メーカーや販売年度などを記載し、多方向から撮影した写真を添付しておくよいですね。また、大きなケースは送料も高くなります。事前に送料を調べておくとよいでしょう。落札されたら早めに梱包(こんぽう)し、郵送しましょう。
4.パソコン無料回収業者を利用する方法
この項では、パソコンの無料回収業者を利用してパソコンケースを処分する方法を解説します。なぜ、無料で処分してもらえるのでしょうか?
4-1.パソコンを無料回収してくれる業者とは?
パソコンは、リサイクル価値の高い製品です。メンテナンスをおこなってそのまま中古パソコンとして販売することもできますし、部品や金属だけでもリサイクルできます。つまり、古紙やダンボールなどと同じように無料で回収しても十分に利益が出るのです。ですから、安心して利用してください。
パソコンダストでも、パソコンを全国から無料で宅配回収しています。
4-2.業者を利用するメリット
パソコンを無料回収してくれる業者を利用すれば、すぐにパソコンを処分することができます。今すぐパソコンを処分したい、という方にはピッタリでしょう。また、壊れているパソコンからデータを消去するサービスも行っている業者もありますので、「パソコンを処分したいけれど、内部の情報を消去できない」という方でも安心です。
4-3.業者を利用する方法
パソコンを無料回収する業者を利用する場合は、まず業者が開設しているホームページをチェックし、回収方法を調べましょう。パソコンダストでは、ゆうパックや飛脚宅配便の着払いを利用した宅配回収を行っています。また、パソコンと同梱すれば無料で回収できる商品も豊富です。詳細についてはホームページをご覧ください。
なお、パソコン以外にも不用品を一度に処分したいという場合は、自宅まで回収に来てくれる業者を利用しましょう。こちらは有料ですが、業者で運び出しも行ってくれるので、大型の家具や家電をパソコンと一緒に処分したいという場合は便利です。
4-4.注意点
パソコンを無料回収してくれる業者は、無料回収ができるものが決まっています。近年、「格安で不用品をなんでも処分します」という営業の電話をかけて回収の依頼を受け、無理やり貴金属などの価値のあるものまで回収していく業者が出てきました。優良な業者は、基本的にセールスの電話は行っていません。また、古物商許可を取得していない会社や、連絡先が携帯電話だけという会社も利用しない方がよいでしょう。
5.パソコンケースの処分に対するよくある質問
Q.パソコンケースも自作しましたが、これは自治体で処分してくれますか?
A.ケースだけならば問題ありません。該当するゴミの日に出してください。
Q.パソコンケースに流行はありますか?
A.一定の流行はあるようですが、売却価格などに影響はあまりありません。
Q.古いパソコンケースは需要がないのでしょうか?
A.完全にないとは言えませんが、新しいものに比べると低くなります。
Q.パソコンの無料回収業者は、ケースだけでは回収してくれませんか?
A.パソコンを回収していますので、ケースだけでは回収してくれないところが多いでしょう。
Q.パソコンケースは、金属としての価値はありますか?
A.ほとんどありません。
6.おわりに
いかがでしたか? 今回は、パソコンケースを処分する方法を解説しました。パソコンケースだけならば処分することは難しくありません。しかし、中身ごと処分したい場合は法律に沿って処分しましょう。また、HDDの中身は必ず消去してから処分してください。情報が一度流出してしまうと、回収する方法はありません。