そのまま処分すると大変なことに! 壊れたパソコンの安全な処分方法

壊れたパソコンの処分を考えていませんか?
「壊れているし、どんな処分方法でも問題ないだろう…」
と、そんな風に思っている人は多いでしょう。でも、壊れているからといっていい加減な廃棄をしてしまうと、大変なことになる可能性が高いので注意が必要です。そこで、この記事では壊れたパソコンを安全に処分する方法をご紹介します。
壊れたまま押し入れで眠っているパソコンがあれば、ぜひここでご紹介することを参考に処分してみてはいかがでしょうか?

  1. 壊れたパソコンの処分方法について
  2. 壊れたパソコン、処分する前にココをチェック!
  3. 壊れたパソコンの廃棄で注意することは?

1.壊れたパソコンの処分方法について

1-1.各メーカーで処分してもらう

壊れたパソコンは、各メーカーに引き取ってもらうのも良いでしょう。基本的に電話などで問い合わせて、日程を決めて引き取りに来てもらう…というのが、大まかな流れとなります。ただし、メーカーごとに詳しい手順は異なりますので、まずは引き取ってほしいパソコンのメーカーに直接問い合わせてみましょう。
ちなみに、料金についてですが、これも各メーカーで異なります。無料で引き取ってもらえることもあれば、有料のこともあるでしょう。パソコンの型番などでも変わってきますので、こちらも問い合わせのときに合わせて確認しましょう。

1-2.オークションに出品する

「壊れたパソコンじゃ需要がない…」と思っていませんか?
実はジャンク品でも、状態によってはオークションなどで落札してもらえることがあります。自分でパソコンを修理できる人などは、格安でジャンクパソコンを入手して修理して使うこともあるためです。また、パソコン内部にある、まだ使える部品を必要としている人もいます。そのため、意外ではありますが壊れたパソコンをオークションに出品するというのも、処分方法の1つとして挙げられるのです。
ただし、壊れている以上最新式のものでも高く落札してもらうことはできないので注意しましょう。あまりにも高額な値段で出品してしまうと、全く落札されないままとなる可能性が高いです。

1-3.リサイクルショップで引き取ってもらう

上記でご紹介したとおり、人によっては壊れたパソコンを求めている人もいるので、リサイクルショップでも全く需要がないわけではありません。そのため、壊れているレベルによりますがお店によっては引き取ってくれるところもあるでしょう。
ただし、あまりにも壊れ方がひどい場合や型番が古すぎるものは引き取ってもらえない可能性が高いです。また、引き取ってもらう場合でも非常に安価となるため、注意しましょう。

1-4.パソコン専門の不用品回収業者を利用する

オークションなどに出せないレベルで壊れていたり、型番が古かったり、傷や汚れが目立ったりしているパソコンは特に処分方法に困ってしまうでしょう。そんなときにおすすめなのが、パソコン専門の不用品回収業者です。
不用品回収業者を利用する利点は、スタッフが自宅まで回収に来てくれるので、自分で持ち運んだりする必要がないことでしょう。また、パソコンだけの回収であれば、郵送すればOKという業者もあります。そのような業者なら時間がない人でも手軽にパソコンの処分ができるので、便利ですね。さらに、パソコン専門の業者でもほかのものの回収を行っている場合があるので、引っ越しなどでまとめて片付けたいという人にも便利と言えるでしょう。

2.壊れたパソコン、処分する前にココをチェック!

2-1.ハードディスク内の情報は消去されてるか

パソコンのハードディスクにはたくさんの情報が入っています。パソコンで家族や友人とメールなどのやり取りをしていた場合は、その人たちの連絡先や名前、住所などの情報が入ったままとなっているでしょう。その他、インターネットでクレジットカードを使った買い物をしている場合は、その履歴なども残ったままになっている可能性が高いです。
「でも、いくら情報がたくさん入ってると言っても壊れているし…」
そんな風に軽く考えている人は少なくないと思います。でも、油断は禁物です。どんなにパソコンが壊れていても、やろうと思えばハードディスクに残った情報を引き出してしまうことができます。そのため、ハードディスクに情報が残ったまま壊れたパソコンの廃棄をしてしまうと、その情報が第三者の手に渡ってしまう危険性があるでしょう。

2-2.特に気を付けたいのはオークションやリサイクルショップに出す場合

リサイクルショップやオークションに出す場合は、基本的に自分でハードディスク内の情報を消去しておく必要があります。これをやらないと、知らない人に大切な個人情報が漏れてしまう可能性が高くなるので、気を付けましょう。消去するといっても、ゴミ箱に移すだけでは完全な消去にはなりません。各パソコンで消去方法は異なりますので、自分の使っているメーカーや型番などで調べて、正しい方法で消去しましょう。

2-3.メーカーや不用品回収業者に引き取ってもらう場合は大丈夫?

各メーカーやパソコン専門の不用品回収業者なら、ハードディスク内に情報が残ったままでも消去をお願いすることができます。その際、データの消去をしたという証明書をもらうこともできるので、不安な場合は証明書の発行をお願いすると良いでしょう。

3.壊れたパソコンの廃棄で注意することは?

3-1.とにかく「そのまま処分」しないこと

前述したとおり、パソコンは壊れていてもハードディスクに情報が残ったままになっています。また、適切な削除を行わないと情報はいくらでも復元できてしまうものです。たとえ壊れていても、プロの手にかかれば情報はいくらでも引き出せてしまいます。そのことを念頭に置いて、パソコンを処分するときは絶対にそのまま処分してしまわないように気を付けてください。ネットなどで完全にデータを削除する方法を調べて、手順に従いながら完全な削除を行いましょう。

3-2.オークションはトラブルになりやすい?

基本的にオークションは壊れていないもののやり取りをするだけでもトラブルが多い場所です。特に壊れているパソコンとなれば、トラブルにも発展しやすくなるので注意しましょう。自分の基準と相手の基準は、異なる可能性が高いです。そのため、自分では「大したことない」と思っていたことが、そう思われないこともあるでしょう。オークションで出品するときは、必ず詳細に壊れている内容を記述しておくようにしてください。また、ほかに傷や汚れなどがあれば、その内容も細かく記述しておきましょう。可能であれば傷や汚れがある場所の拡大写真などを載せておく方が取り引き後のトラブルを防ぎやすくなります。

3-3.パソコン専門の不用品回収業者を利用するときに注意したいこと

不要品回収業者を利用する場合は、悪徳な業者に遭遇しないように気を付けましょう。特に気を付けたいのはハードディスク内の情報についてです。悪徳業者に処分をお願いしてしまうと、この情報を悪用されてしまう危険性があります。そのため、パソコン専門の不要品回収業者を利用するときは、必ず「ハードディスク内の情報を消去したという証明書を発行している」業者を選ぶようにしましょう。ここに気を付けて業者選びをするだけで、悪徳業者に遭遇してしまうのを回避しやすくなるはずです。

まとめ

壊れたパソコンの廃棄方法についてご紹介してまいりましたが、いかがでしたか? それでは、ご紹介してきたことを最後におさらいしてみましょう。

  • 壊れたパソコンの処分方法
  • 壊れたパソコンを処分する前にチェックしておきたいこと
  • 壊れたパソコンを廃棄するときの注意点

以上のことを意識しておくことで、壊れて使えなくなってしまったパソコンも安全に処分することができます。パソコンは壊れてしまうと一見ただのガラクタのようですが、実は情報の宝庫です。そのため、うっかりそのまま処分してしまうと大変危険となる可能性があります。
自分の個人情報などが漏れてしまわないようにするためにも、壊れたパソコンの処分をするときは十分に気をつけていきましょう。