レノボのパソコンを処分する前に! データ消去の重要性と賢い処分方法

「レノボのパソコンを処分する方法」についてご存じでしょうか? レノボは中国のパソコンメーカーで、比較的安い価格で購入できるのが特徴です。企業向けのパソコンメーカーというイメージがありますが、家庭用として購入する人も少なくありません。価格が安く使いやすいレノボのパソコンですが、処分する際にはどうしたらよいのでしょうか。「処分方法が分からない」という人のために、処分の際に知っておくべきことを詳しくご紹介します。

  1. レノボとは?
  2. レノボを処分する前にするべきこと
  3. レノボの処分を自分でする場合
  4. レノボの中古市場について
  5. レノボを専門業者に回収してもらう場合
  6. レノボの処分に関するよくある質問

この記事を読むことで、不要になったレノボの処分方法や注意点が分かるはずです。ぜひ参考にしてベストな処分方法を知ってください

1.レノボとは?

まずは、レノボのパソコンについて詳しくご紹介します。

1-1.特徴や人気について

レノボのパソコンは、コストパフォーマンスに優れていることで知られています。一般的な中国製の製品とは異なり、世界的にも品質面での評価が非常に高いのが特徴です。特に、キーボードの品質が優れており、打ちやすく疲れにくいということから多くの企業でも採用されています。無駄なソフトが入っていないため、国内製品よりも数万円は安く購入できるでしょう。

1-2.歴史

レノボのルーツは1984年にさかのぼります。国の機関である中国科学院の研究員が設立し、その後香港で独自ブランドを発売しました。2004年にIBM社のPC部門を買収し、パソコンの販売事業は世界でトップクラスとなったのです。サポートや開発はほとんどIBMから引き継いだものであり、中小企業や一般家庭で多くのレノボパソコンが採用されています。

1-3.人気機種

レノボといえば、断然「ThinkPadシリーズ」が人気です。キーボードの打ちやすさはもちろんのこと、頑丈で音が静かという品質の高いシリーズとなっています。基本的にはビジネス用に開発されたパソコンですが、自宅用に購入する人も多いです。

2.レノボを処分する前にするべきこと

レノボのパソコンを処分する前に、いくつか注意すべきことがあります。

2-1.パソコンのデータ消去

パソコンを処分する前に、必ず中のデータを消去することを忘れないでください。パソコンの中には、自分が思っている以上に大切なデータが入っています。たとえば、自分や知人のメールアドレスなど個人情報やクレジットカード情報・利用したサービスのIDやパスワードなどです。データを消去せずにパソコンを処分すると、情報が流出して第三者に悪用されてしまう可能性は十分にあります。自分だけでなく、知人や家族をトラブルに巻き込んでしまうことも考えられるでしょう。そういった事態を防ぐためにも、処分前にはパソコン内のデータを完全に消去してください。確実な消去方法は以下のとおりです。

2-1-1.専用ソフトを使う

専用ソフトを使って別のデータに書き換える方法があります。そうすることによって、データを復元することは不可能になるのです。専用ソフトには、有料のものと無料のものがあります。有料のデータ消去ソフトは、以下の2種類です。

無料の専用ソフトで有名なのは「DESTROY」や「File Shredder」などです。無料だからといって消去能力に不安があるというわけではなく、有料ソフトに比べて時間と手間がかるという違いがあります。

2-1-2.ハードディスクを物理的に破壊する

パソコンが壊れていて起動できない場合などは、専用ソフトを使ってデータを消去できません。そのようなときは、ハードディスクをパソコンから取り出してハンマーやドリルなどで破壊してしまうのも一つの方法です。ただし、まだ使えるパソコンをリサイクルショップなどに買い取りしてもらう場合はこの方法を使えません。

2-1-3.業者に依頼する

自分でデータを消去することに不安がある人は、業者に依頼しましょう。パソコンの回収を行っている業者の中には、データ消去も受け付けているところがあります。専用の機械を使って確実に読み取り不可の状態にできるため、処分と同時に依頼してみてはいかがでしょうか。

2-2.大切なデータの移行

処分前にパソコンのデータを消去する際は、新しいパソコンに移行するデータがないか確認しておきましょう。データの移行方法には、以下の3つがあります。

  • USBケーブルで2台のパソコンをつなぐ。USBポートに差し込むだけで転送可能
  • クロスケーブルをLANポートに挿して2台のパソコンをつなぐ。設定が必要
  • USBメモリーや外付けハードディスクを使ってバックアップをとる

ただし、データを移行する前にパソコンのウイルスチェックをしてください。移行したデータをとおして新しいパソコンに感染してしまう恐れがあります。

2-3.周辺機器について

平成15年に施行された「資源有効利用促進法」により、パソコンは自治体が回収するゴミとして捨てることができなくなりました。メーカーや家電量販店・回収業者に回収を依頼する必要があるのです。ただし、プリンターやマウス・キーボードなどの周辺機器は、この法律の対象になりません。ゴミとして捨てることができる自治体もあるため、必ず事前に確認しておいてください。

2-4.そのほか注意点

ファイルをゴミ箱に捨てる方法や、初期化・フォーマットでデータを消去できると思っている人は多いでしょう。しかし、この方法では管理情報が変更されただけで、ハードディスク上にはデータが残っているのです。専用ソフトを使うとデータを復元できてしまうため、完全なデータ消去法とはいえません。確実に消去するためには、やはり上記で紹介した方法を実践してください。

3.レノボの処分を自分でする場合

自分で処分する場合の方法やそれぞれのメリットなどをご紹介します。

3-1.メーカーに回収を依頼する

メーカー回収を利用する際の流れや料金、注意点などをまとめました。

3-1-1.適応機種

レノボが回収できるのは、レノボおよび日本IBMのパソコンだけです。他社製のパソコンや自作パソコンは回収できないため注意してください。

3-1-2.処分の流れ

レノボのホームページにある「PCリサイクルお申込窓口」に電話をし、回収の申し込みをしてください。エコゆうパック伝票が送られてくるため、こん包したパソコンの上部に貼りつけて発送するという流れになります。申し込みから回収まで2~3週間程度かかるでしょう。

3-1-3.料金とPCリサイクルマークについて

回収にかかる料金については、PCリサイクルマークの有無によって変わってきます。PCリサイクルマークとは、2003年10月1日以降に出荷された家庭向けパソコンについているマークのことです。このマークがついているパソコンは購入時にリサイクル料金を支払っているため、無償で回収が可能になります。マークのないパソコンについては、デスクトップパソコン・ノートパソコンともに1台3,240円のリサイクル料金を支払う必要があるのです。

3-1-4.メリット・デメリット

メーカー回収を利用してパソコンを処分するメリットは、PCリサイクルマークのあるパソコンは無料で処分できるという点でしょう。また、資源化の実績を公表しているメーカーも多いため、安心して任せることができます。ただし、ほかのメーカー品は回収してもらえない、パソコン1台ごとに申請が必要という点がデメリットです。PCリサイクルマークのないパソコンはリサイクル料金を支払う必要があるため、郵送されてくる料金支払用紙を持って、コンビニか郵便局まで支払いに行かなければなりません。その点を手間に感じる人も多いのではないでしょうか。

3-2.自治体回収で処分する

自治体によっては、回収ボックスを設置して不要になったパソコンを回収しているところもあります。大型スーパーや家電量販店・公共施設などに設置されている回収ボックスに投かんするだけで、無料で処分可能です。ただし、実施している自治体が少なく、自治体によって対象品目が異なるため注意が必要でしょう。また、回収ボックスの設置場所を自分で探し、持って行くことに不便を感じる人も多いはずです。

4.レノボの中古市場について

中古市場での人気やリセールの方法をまとめました。

4-1.中古市場で人気なのは?

レノボのパソコンは中古市場でも人気です。特に「ThinkPadシリーズ」は使いやすく初心者にもおすすめなため、中古で購入する人も少なくありません。発売から5年以内のもので状態がきれいなパソコンであれば、中古でも売れる可能性は十分にあるでしょう。

4-2.リセール方法とそれぞれのメリット・デメリット

パソコンをリセールする方法とそれぞれのメリット・デメリットをご紹介します。

4-2-1.リサイクルショップ

パソコンの買い取りを強化しているリサイクルショップに持ち込む方法があります。近所にお店があるなら、最も手軽な方法といえるでしょう。その場で査定して現金化してもらえるため、急いで処分したい人におすすめです。ただし、パソコンの状態によっては買い取り不可になる可能性もあり、その場合は再び持ち帰らなければなりません。

4-2-2.ネットオークション

自分でネットオークションに出品する方法だと、うまくいけば希望価格で売れる可能性もあるでしょう。ネットオークションは多数の利用者がいるため、買い手が見つかりやすいというメリットがあります。ただし、買い手が見つかるまではパソコンを手元に置いておかなければならず、急いで処分した人には不向きです。また、慣れていないとトラブルに巻き込まれるケースもあるということを覚えておきましょう。

4-2-3.回収業者

パソコンや不用品の回収を行っている業者に依頼する方法もあります。パソコン以外の不用品もまとめて処分できるチャンスでしょう。回収と買い取りを同時に受け付けている業者を利用すれば、状態のよいものは買い取り、悪いものは回収という形で引き取ってもらえるため、確実に不用品を処分できます。ただし、業者の中には悪質な営業を行っているところもあるため、業者選びには十分注意してください。

5.レノボを専門業者に回収してもらう場合

レノボをパソコンリユース業者に回収してもらう方法についてまとめました。

5-1.パソコンリユース業者による回収

パソコンリユース業者を利用する流れや料金・メリットなどをご紹介します。

5-1-1.流れ

パソコンや不用品の無料回収をしている「パソコンダスト」では、宅配回収をおすすめしています。段ボールに入れて「日本郵便」または「佐川急便」で送るだけで不用品を回収いたしますので、大変便利です。そのほかにも、直接持ち込んでいただく方法、パソコン15台以上からは出張回収も受け付けています。

5-1-2.料金

パソコンダスト」では、パソコンや液晶テレビ・スマートフォンなどを無料回収の対象としています。対象商品と一緒にこん包して送ると、そのほかの不用品も送料無料で無料回収が可能です。

5-1-3.メリット

パソコンダスト」をご利用いただくメリットには、以下のようなものがあります。

  • パソコンだけでなく、周辺機器の引き取りも可能
  • データの消去も依頼できるため、手間がかからない
  • 無料対象商品が幅広いため、お得に不用品を処分できる
  • 法人も利用可能

5-2.選び方のコツ

前述したとおり、不用品の回収や買い取りを行っている業者の中には、悪徳業者も存在しています。そのような業者を利用すると、高額な料金をだまし取られる、回収した不用品を不法投棄されるなどのトラブルに巻き込まれる可能性があるため、十分注意してください。悪徳業者を見分けるためにも、業者の選び方を知っておきましょう。

  • 回収や買い取りに必要な許可を得ている
  • 豊富な実績がある
  • 無料相談を受け付けている
  • スタッフの対応が丁寧でスピーディーである
  • 無料回収の理由をホームページなどに明記している

パソコンダスト」では、回収した不用品を再販売・再資源化することで利益を得ています。そのため、無料で回収することが可能なのです。このように、なぜ無料で回収できるのかをきちんと説明できない業者は、利用しないほうがよいでしょう。

6.レノボの処分に関するよくある質問

「レノボのパソコンを処分したい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.データが保存されているのはパソコンのどの部分でしょうか?
A.データが保存されているのは、パソコンに内蔵されているハードディスクです。ほかの部分にデータが記憶・記録されることはありません。

Q.まだ使えるパソコンを買い取りに出したいのですが、高額査定のポイントは何ですか?
A.きれいに掃除をし、付属品をそろえておきましょう。できるだけ購入時の状態に近づけておくことが高額査定のポイントです。

Q.自作パソコンは不用品回収業者に回収してもらえますか?
A.基本的には回収可能です。PCリサイクルマークがないものや故障して動かないパソコンも回収できる業者がほとんどのため、確認してみてください。

Q.パソコン内のデータを消去するべきなのはどんなときですか?
A.パソコンを処分するとき以外にも、使わなくなったパソコンを友人や知人に譲るとき、売るときには必ずデータを消去してください。

Q.不用品回収業者とのトラブルは警察に連絡したほうがよいでしょうか?
A.脅されたり暴力を振るわれたりしたときは、すぐに警察へ届けてください。そうでない場合は、国民生活センターに相談窓口があります。適切なアドバイスをもらえるため、相談してみてください。

まとめ

いかがでしたか? レノボのパソコンを処分する方法について詳しくご紹介しました。パソコンを処分する前に、どうやってデータを消去すべきか、どの方法でパソコンを処分するべきか、よく考えたほうがよいでしょう。安全かつお得にパソコンを処分する方法を知るためにも、ぜひこの記事を参考にしてください。