タブレットの捨て方は? 処分前に必ずやるべきこと、注意点も解説
「使用済みのタブレットはどう処分すればいいのか」「処分前に何かすべきなのか」など、タブレットの処分で悩んでいる方は多いでしょう。
タブレットは小型家電リサイクル法の対象品目になっている自治体が多いため、ゴミとして処分せずにリサイクル回収が推奨されています。
また、タブレットには個人情報が含まれているので処分前にデータを削除することが大切です。
本記事では、タブレットを正しく処分する方法や処分前の注意点などを解説します。
この記事を読むことで、タブレットを処分する際のポイントや無料宅配回収サービスの特徴も分かります。気になっている方はぜひ参考にしてください。
1.タブレットの処分前にやるべきこと
まずは、タブレットを処分する前にやるべきことをチェックしましょう。
データのバックアップを取る
タブレットを処分する前に、データのバックアップを取りましょう。タブレットを廃棄すると記録されているデータをすべて失ってしまうため、処分前のバックアップが必要です。機種によってデータのバックアップ方法は異なりますが、主な方法としてクラウドストレージ、外部デバイスという2つの方法があります。
クラウドストレージ
クラウドストレージは、オンライン上でファイルを保存し共有できるサービスのことです。オンライン上にさまざまなデータが保存できるため、新しいタブレットでインターネットにつなぐとすぐにデータが復旧できます。ただし、無料で利用できるクラウドストレージは容量に限界があるのでバックアップできるデータが限られてしまうでしょう。
外部デバイス
SDカードやUSBメモリなどの外部デバイスを利用して、データをバックアップする方法です。クラウドストレージとは違い、容量がある外部デバイスを利用すれば写真・音楽・PDFなどさまざまな種類のデータが保存できます。
データを完全消去する
バックアップを取った後は、データを完全消去します。なぜデータを完全消去する必要があるかというと、データが残っている状態でタブレットを処分すると情報漏えいにつながる恐れがあるからです。実際に、処分したタブレットからデータが流出し悪用されたというトラブルが起きています。個人情報が含まれているデータを守るためにも、完全に消去する必要があるのです。なお、データを消去する方法は機種によって異なります。参考として、iPadとAndroidの場合を下記にピックアップしました。
iPadの場合
- 「設定」→「一般」をタップする
- 「転送またはiPadをリセット」から「リセット」を選択する
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップする
Androidの場合
- 「設定」→「システム」→「リセット」をタップする
- 「端末をリセットまたはデータの初期化」を選択する
- メッセージ表示後に「すべて消去」や「リセット」を選択する
タブレットの場合、データの消去と一緒に初期化されます。ただし、機種によってデータの消去方法や初期化が異なるため、取扱説明書を確認してください。取扱説明書がない場合は、それぞれの公式ホームページでチェックするといいでしょう。
アカウントの削除とペアリングの解除
タブレットを処分する前に、Googleアカウントの削除やApple Watchなどペアリングの連携を解除する必要があります。GoogleアカウントやApple IDを削除せずに処分すると、クラウドサービス上に保存されているデータが流出する恐れがあるからです。初期化を行う前に、タブレットからアカウントを削除しておきましょう。また、タブレットをiPhoneやApple Watchなどとペアリングしている場合も連携の解除が必要です。
バッテリーやSDカードを取り外す
自治体でタブレットを処分する場合は、バッテリーを取り外してください。バッテリーと一緒にタブレットを処分すると、火災や爆発の危険があるからです。バッテリーは多くの自治体でリサイクル回収の対象となっているため、指示に従って処分しましょう。また、タブレットに挿入されているSDカードも忘れずに取り外す必要があります。SDカードにはさまざまな種類のデータが記録されているため、データの流出を防ぐためにも処分前に取り外してください。
未払い料金を確認する
タブレットを処分する前に、未払い料金を確認することも大切なポイントです。特に、タブレット本体の料金を分割払いしている方は、必ずチェックしてください。未払い料金がある状態でタブレットを処分しても、契約を解除しない限り料金は発生します。タブレットを処分する前に未払い料金がないかを確認することが大切です。
2.タブレットの処分方法とポイント
ここでは、タブレットの処分方法とポイントを解説します。
小型家電リサイクル法の対象品目
自治体によって異なりますが、多くの自治体はタブレットを小型家電リサイクル法の対象品目としています。小型家電リサイクル法とは、携帯電話・スマホ・タブレット・ビデオカメラなどの小型家電をリサイクル回収する仕組みのことです。小型家電には貴重な有用資源が含まれているため、それらの再利用を目的にリサイクルを行っています。小型家電リサイクル法の対象になっている場合は、公共施設や家電量販店に設置されているリサイクルボックスへと投かんするだけでOKです。お住まいの地域でタブレットは小型家電リサイクル法の対象になっているか、ホームページをチェックしてください。
キャリアショップのリサイクルプログラムを利用する
前述したように、タブレットなどの小型家電には貴重な有用資源が含まれているので、キャリアショップもリサイクル回収を積極的に行っています。たとえば、Apple社の場合、使用済みのApple製品を近くのApple Storeに持ち込むか、宅配でのリサイクルを申し込む形でリサイクル回収が可能です。ほかのキャリアショップでもリサイクル回収の取り組みを行っているのでチェックしてみてください。キャリアショップのリサイクルプログラムを利用することで、環境にやさしい方法で処分できます。
下取りサービスを利用する
まだタブレットが正常に動く状態であれば、家電量販店やキャリアショップの下取りサービスを利用するのも処分方法の1つです。特に、新しいタブレットへの買い換えを検討している方は、下取りサービスを利用することでお得に買い換えができます。買取額が高くなればなるほど、新しいタブレットが安く購入できるでしょう。ただし、機種購入代金の未払いがない、改造していないなど下取り条件が決まっているので注意が必要です。
無料回収業者に依頼する
タブレットの処分費用を抑えたい、ほかの不用品もまとめて処分したい方は無料回収業者に依頼する方法もあります。「無料回収業者に依頼するとトラブルになるのでは」「後で処分費用を請求されるのでは」と不安を感じますが、無料回収の理由が明確になっている業者なら安心です。また、無料回収業者の中には壊れたものでも回収しているところがあります。宅配回収・持込回収・出張回収と状況に合わせた方法で回収してもらえるのもメリットです。
3.パソコンダストの無料宅配回収サービス
ここでは、パソコンダストの無料宅配回収サービスについて詳しく説明します。
徹底したリサイクル・リユースの仕組み
パソコンダストでは、リサイクル・リユースすることで新たな価値を生み出しています。回収したものは自社でメンテナンス・修理を行い、中古品として再販しているのが特徴です。たとえ、再販できない状態であったとしても、自社施設で30種類以上に選別し資源として再販しています。そのため、当社は低コストで商品を仕入れ、お客様は無料で不用品が処分できるのです。回収後に処分費用を請求することはありませんので安心してください。
幅広い品目に対応
パソコンダストの無料宅配回収サービスは、幅広い品目に対応しています。タブレットなどの小型家電はもちろん、パソコン・周辺機器、生活家電、デジタル・AV機器、カーオーディオ・カーナビ、ゲーム機など多種多様です。タブレット以外に処分したいものがあれば、まとめて段ボールにこん包し処分できます。自宅にいながら不用品が処分できるのは、宅配回収ならではです。
送料無料対象商品も幅広い
宅配回収を行っている業者の中には高額な送料が発生するケースもあります。しかし、パソコンダストの場合は送料無料対象商品が1点でも含まれていれば有料商品をいくつ同こんしても送料は無料です。なお、送料無料対象商品は以下のとおりとなります。
- デスクトップパソコン(動作不問)
- ノートパソコン(動作不問)
- 液晶テレビ(2012年以降製造の正常可動品&スタンド付属)
- 液晶モニター(22インチ以上の正常可動品)
- スマホ・タブレット(正常可動品・初期化済み)
- ハイスペックゲーム機(正常可動品)
Apple製品に限り、2012年モデル以降の商品であれば送料無料となります。着払い可能条件は、3辺合計160cm以内・重さ25kg以内と決まっているので注意してください。サイズと重量がオーバーする場合は送料がお客様負担となります。
データ消去サービスも利用可能
自分でデータ消去ができない方は、パソコンダストのデータ消去サービスをご利用ください。タブレットと一緒にパソコンを処分したい方も、まとめてデータを消去します。パソコンダストでは論理的ハードディスク消去機と物理的ハードディスク破壊機を用いて、データを完全消去するのが特徴です。論理的消去と物理的破壊を組み合わせることで情報漏えいを確実に防ぎます。
4.タブレットの処分に関してよくある質問
タブレットの処分に関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.不燃ゴミとして捨てられるのか?
A.自治体の中には、タブレットを不燃ゴミとして処分できるところがあります。不燃ゴミとして処分する場合は、指定袋に入れてゴミ置き場に持ち込むだけでOKです。不燃ゴミとして処分する際もデータは必ず消去し、バッテリーとSDカードは取り外しましょう。バッテリーは各自治体でリサイクル回収を行っているので、ホームページ等で確認してください。
Q.メーカーに引き取ってもらうことはできるのか?
A.「PCリサイクルマーク」が付いているタブレットは、メーカーに引き取ってもらうことができます。PCリサイクルマークとは、2003年10月以降に販売された家庭向けパソコンに貼り付けられているものですが、一部のタブレットにも付いている可能性があるので確認してみてください。メーカーにリサイクル回収を申し込むだけで、簡単に処分できます。
Q.ネットオークションやフリマアプリで売れるのか?
A.自分でタブレットを売りたい方は、ネットオークションやフリマアプリを利用するのも選択肢の1つです。ネットオークションやフリマアプリでは、実際にさまざまなタブレットが出品されています。どのくらいの値段で落札されているのか、チェックしてみるといいでしょう。
Q.タブレットを買取に出す際の注意点は?
A.タブレットのデータを完全消去し、初期化した状態で買取に出すことです。データ消去は買取業者側では行ってくれません。データが消去されていない、初期化されていないタブレットは買取対象外になる可能性があるので注意が必要です。
Q.宅配回収サービスを利用する流れは?
A.パソコンダストの場合は、下記のような流れとなります。
- 回収したい商品を段ボール等にクッション材を入れてこん包する
- 運送会社に集荷を依頼する(またはコンビニや郵便局へ持ち込む)
- 宛先に発送する
段ボールにクッション材を入れてこん包する際は、できるだけ発泡スチロール類は入れないでください。過剰こん包はせず、圧縮こん包への協力をお願いしています。
まとめ
タブレットを処分する前に、データのバックアップを取り完全消去する必要があります。データが残った状態で処分すると、個人情報など大切なデータが流出する恐れがあるので注意してください。また、さまざまな処分方法がありますが、手間と費用をかけずにタブレットを処分したい方は無料宅配回収サービスがおすすめです。パソコンダストではタブレットなど幅広い品目を対象に、無料宅配回収サービスを行っています。タブレットの捨て方で悩んでいる方はぜひチェックしてください。