粗大ゴミを片付ける方法が知りたい! 処分のポイントとコツについて

粗大ゴミが大量に出てきたり、運搬が困難な不用品があったりすると、処分方法に悩む方が多いでしょう。粗大ゴミの処分方法は自治体によって異なるため、まずは、地域のルールを把握しておかなければなりません。また、自治体以外にも処分方法があります。なかなか粗大ゴミの片付けや処分ができない方でも、ポイントとコツをつかんでおけば上手に処分できるでしょう。本記事では、粗大ゴミの片付け方から処分方法まで解説します。

  1. 粗大ゴミについて
  2. 粗大ゴミの片付け方
  3. 粗大ゴミの片付け~業者選びのポイント
  4. 粗大ゴミの片付けと処分に関してよくある質問

この記事を読むことで、粗大ゴミの片付け方法と捨て方が分かります。困っている方や気になっている方は、ぜひ参考にしてください。

1.粗大ゴミについて

まずは、粗大ゴミと法律との関係や捨て方の決まりごとについて説明します。

1-1.粗大ゴミはどんなものか?

粗大ゴミの定義は自治体で異なりますが、東京都23区の場合は一辺が30cm以上のものを「粗大ゴミ」としています。たとえ、小型家電製品・壊れた傘であっても、30cm以下は不燃ゴミ、30cm以上は粗大ゴミになるのです。多くの自治体が大きさでゴミの分類をしています。細かい大きさは自治体で異なるため、きちんとチェックしてくださいね。
代表的な粗大ゴミといえば、ソファー・本棚などの大型家具、楽器、音響装置、OA機器などがあるでしょう。ただし、自治体によっては、ベッド・ソファーを粗大ゴミの対象外にしているところもあるので注意してください。

1-2.粗大ゴミと法律について

以前は、冷蔵庫・テレビなどの家電や粗大ゴミを埋め立て地で処理していました。次々と家庭から排出される家電の処理に、埋め立て地の許容量を超えてしまったのです。その結果、法改正によって粗大ゴミは簡単に廃棄することができなくなりました。粗大ゴミを処分する際は、不燃・可燃ゴミと同様に自治体ごとの決まりに沿って処分しなければなりません。もし、粗大ゴミを空き地に捨てると、法律違反として5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金になります。粗大ゴミの処分は、廃棄物処理法に基づいて処分することが大切です。

1-3.捨て方の決まりごとについて

粗大ゴミの捨て方は、自治体によって異なります。まずは、自治体のホームページなどで粗大ゴミの捨て方を確認してください。中には、粗大ゴミを排出する前に申し込みが必要なところもあります。申し込み後、地元のスーパー・コンビニエンスストアで粗大ゴミシール(券)を購入し、処分したいものに貼りつけてください。貼りつけた後は、指定回収場所へ運ぶか、直接ゴミ処理センターへ持ち込みます。ただし、自治体によっては処分方法が異なるので、注意が必要です。

粗大ゴミにかかる費用は200~500円ほどですが、直接持ち込む場合は費用がかからないところもあるでしょう。中には、指定場所での回収でも無料で処分できる自治体があります。粗大ゴミの品目によっても料金が異なるため、事前に確認しておきましょう。

2.粗大ゴミの片付け方

粗大ゴミの処分方法と、片付けのポイントを説明します。

2-1.まずは仕分けをする

粗大ゴミが大量にある場合は、種類ごとに仕分けをすることで片付けやすくなります。大まかな品目・種類に粗大ゴミを分けていきましょう。たとえば、家電・家具・パソコンなどです。大まかに分けることで、どんなものがあるのか自分自身も把握できます。中には、ピアノ・金庫など特殊なもの、タイヤ・ホイール・バッテリーなどのカー用品、ガスボンベ・消化器などの危険物もあるでしょう。これらのものは、ほとんどの自治体で回収できないものです。

2-2.売れるもの

基本的に、売れるものは動作確認がとれるものです。査定時にも、正常に稼働できるか、故障していないか、不具合や不調が起きていないかを確認します。動作確認を行った上で、目立つ傷と汚れや付属品の有無など細かいところをチェックするでしょう。
また、新商品に近い状態で製造年月日から経過していないもの・人気ブランドやメーカーのものも高く売れる可能性があります。特に、炊飯器・冷蔵庫・洗濯機など日常生活に必要な白物家電は、新しい製品ほど高額買い取りが期待できるでしょう。家電を売りたいときは、できるだけ早めに売ることがポイントです。

2-3.自治体による回収

粗大ゴミの処分で1番に考えるのが自治体による回収です。一辺が30cm以上のものは、ほとんどが粗大ゴミ扱いとなるでしょう。ただし、自治体によって処分ルールが異なります。自治体のホームページや回覧板・掲示板などで確認してください。自治体での処分は、費用が安くなる点が大きなメリットです。けれども、自分で運搬しなければならない・回収日が決まっているなどのデメリットがあるため、すぐに処分したい方や粗大ゴミが大量にある方は、ほかの方法で処分したほうがよいでしょう。

2-4.リサイクルショップへ売る

まだ、使えそうなものがあればリサイクルショップへ売ることができます。ほとんどのリサイクルショップでは、家具・家電・衣類・ブランド品・アクセサリー類・楽器など幅広い商品の買い取りを行っているでしょう。多少、傷・汚れがあっても正常に稼働するものなら買い取ってもらえる可能性があります。ただし、希望額で買い取ってもらえるわけではありません。1度査定に出してみて、買値を確認してください。粗大ゴミを売ることで、処分費用を抑えることができます。しかし、すべての粗大ゴミが買い取ってもらえるわけではないので注意してください。

2-5.回収業者に依頼する

不用品が大量にある・買い取ってもらえなかったという方は、回収業者への依頼をおすすめします。回収業者は宅配回収・持ち込み回収・出張回収の3つから好きな方法が選択可能です。処分を依頼する場合、リサイクル料金・収集運搬費用などがかかりますが、中には無料で回収できる業者もあります。ただし、無料だからといって安易に飛びつくと、悪徳業者に引っかかる可能性があるので注意が必要です。きちんと見極めた上で、優良業者を選びましょう。

3.粗大ゴミの片付け~業者選びのポイント

粗大ゴミの片付けがスムーズにできるかどうかは、業者選びが大きなポイントです。ここでは、優良業者と悪徳業者を見極めるコツを説明しましょう。

3-1.業者へ依頼したほうがいい場合

自治体で回収できない・買い取ってもらえない場合は、不用品回収業者への依頼をおすすめします。粗大ゴミに当てはまるものでも、自治体では回収できないものがあるのです。たとえば、家電リサイクル法の対象品目(テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン)でしょう。これらは、メーカーによる回収義務があるため、自治体での処分が不可となります。また、パソコンもPCリサイクル法でメーカーの回収が義務づけられているため、自治体では回収できません。処分方法に悩んだときは、回収業者に依頼したほうがよいでしょう。

3-2.業者選びのポイント

どの業者に依頼すべきか悩んだときは、以下のポイントを踏まえて複数の業者を比較してください。そうすれば、優良業者と悪徳業者を見極めることができます。

  • スタッフの対応が丁寧でスピーディー
  • 回収方法が選択できる
  • 低費用、または無料回収が可能
  • 送料などの費用がかからない
  • 壊れていても回収が可能
  • 取扱商品が幅広い
  • 無料相談を受けつけている
  • 古物商の許可を取得している

悪徳業者は、運営するために必要な古物商の許可を取得していない傾向がありますホームページで、許可番号が記載されているか確認してください。また、見積もりの内容があまい傾向もあります。細部まで記載されていない場合は、その場でスタッフに尋ねましょう。丁寧に答えてくれない場合は、悪徳業者の可能性があるので依頼しないほうがよいです。

3-3.注意点

できれば、無料で処分したいものですが、安易に無料回収を依頼してはいけません。なぜなら、近年、無料回収業者とのトラブルが起きているからです。「トラックに積んだ後で料金を請求された」などのトラブルを防ぐためには、なぜ無料回収ができるのか理由に注意してください。理由が明確でない業者は、悪徳業者の可能性が高いです。「パソコンダスト」は、回収したものを中古品として再販売し、再販できないものは部品パーツとして売却しているからこそ、処分にお金をかけません。無料相談も受けつけているので、ぜひ1度ご相談ください。

4.粗大ゴミの片付けと処分に関してよくある質問

粗大ゴミの片付けと処分に関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

Q.小型家電になるものは? どうやって処分すればいいのか?
A.粗大ゴミとよく間違えるのが「小型家電」です。小型家電はカメラ・電子辞書・スマートフォン・タブレット端末などが対象となります。小型家電の処分方法は、自治体に設置してある「小型家電回収ボックス」に投函(とうかん)するだけでOKです。ただし、小型家電回収ボックスを設置していない自治体もあります。その場合は、家電量販店などに置かれている回収ボックスを利用するか、回収業者に依頼してください。

Q.粗大ゴミで回収してもらえないものとは?
A.家電リサイクル法の4品目とパソコン以外にも、危険物・バッテリー・タイヤ、そして事業系のゴミがあります。会社・企業・店舗などで使用したものは、すべて産業廃棄物扱いになるので自治体で処分できません。事業系のゴミを回収している業者に依頼してください。ゴミステーションに出してしまうと、不法投棄とみなされるので注意が必要です。

Q.粗大ゴミの回収日時に間に合わなかったときはどうすべきか?
自治体に粗大ゴミの回収を依頼している場合は、再度回収の申し込みが必要です。間に合わなかった旨を伝えた上で、改めて回収日時の指示を受けてください。ここで注意してほしいのは、間に合わなかったからと指示を受けた日時以外に粗大ゴミを排出しないことです。「家に置いておくのが嫌だから」という理由で、勝手に放置してはいけませんよ。

Q.回収業者で回収できないものはあるのか?
A.業者によって異なりますが、回収できないものがいくつかあります。たとえば、「パソコンダスト」の場合は、家電リサイクル法の対象品目・CRTモニター・大型複合機(コピー機)・木製と布製の家具が回収対象外です。家電リサイクル法の対象品目は、メーカーの窓口に問い合わせて回収依頼をしましょう。そのほかの品も、メーカーによる回収か、産業廃棄物の収集を行っている業者、自治体による粗大ゴミで処分することになります。

Q.宅配回収の流れが知りたい
A.ダンボールなど梱包(こんぽう)材料を自分で用意し、クッション材(新聞紙など)を入れて品物を包んでいきます。付属品がある場合は、一緒に梱包してください。そして、運送会社に集荷を依頼し、業者の届け先へ送ります。具体的な流れは業者で異なるため、事前に確認しておきましょう。

Q.宅配回収の場合、送料は自己負担になるのか?
A.業者の中には、高額な送料を請求するところもありますが、「パソコンダスト」は条件さえ整えば送料無料で回収できます。条件とは、送料無料の対象商品を同梱(どうこん)することです。送料無料対象品目を1点同梱すれば、有料対象商品がいくつあっても送料無料となります。ちなみに、送料無料の対象品目は、液晶モニター・液晶テレビ・デスクトップパソコン・ノートパソコン・スマートフォン・タブレットなどです。幅広い商品が送料無料の対象品目なので、ぜひご利用ください。

まとめ

粗大ゴミの処分方法は、自治体・リサイクルショップ・回収業者などの方法があります。「自分のペースで処分したい」「近くに回収してもらえる店舗がない」という方は、回収業者の宅配回収を利用するとよいでしょう。自分のペースで不用品の片付けができます。条件を満たせば送料と処分費用をかけずに回収可能な業者もあるので、複数の業者を比較してみてください。業者選びのポイントを踏まえた上で比較すれば、安心して依頼できる業者が見つかるでしょう。粗大ゴミを上手に片付ける方法を理解することで、身のまわりがスッキリしキレイになりますよ。