ペンタブ

【要チェック】ペンタブの処分方法は? 処分前にすべきことや買取のポイントを解説

パソコンに手書きやイラストを描くことができるペンタブは、買い換えるたびに古いものを処分する必要があります。そこで問題となるのが、ペンタブの処分方法です。パソコンやタブレットのアクセサリーとなるペンタブは、どのように処分すればいいのでしょうか。

本記事では、ペンタブの処分方法を解説します。

  1. ペンタブの処分方法は?
  2. ペンタブはメーカー回収が可能
  3. ペンタブの下取り・引き取りは要確認
  4. 壊れていないペンタブは買取処分へ
  5. ペンタブを専門業者に処分してもらう方法
  6. ペンタブの処分に関してよくある質問

この記事を読むことで、ペンタブをお得に処分するポイントが分かります。悩んでいる方はぜひチェックしてください。

1.ペンタブの処分方法は?

まずは、ペンタブの処分方法で押さえておきたいポイントをチェックしておきましょう。

1-1.さまざまなシーンで使えるペンタブは需要がある

ペンタブは、主にパソコンのソフトをダウンロードして、イラストや文字を描くためのアイテムです。緻密なイラストや文字がすぐに書けることから、趣味で使用したりビジネスで活用したりする人もたくさんいらっしゃいます。また、ペンタブを作っているメーカーは限られており、使用者全体の約7・8割がワコムです。初心者向けのintuosPenシリーズとプロフェッショナル向けのIntuosProシリーズがあります。

また、基本的にペンタブは長く使い続けられますが、約4〜5年が買い替えの目安です。ただ、この数字はペンタブ自体の寿命ではありません。OSやソフト・ドライバ・サポートなどの更新終了によって、パソコンと一緒にペンタブを買い替える方が多いのです。

1-2.自治体回収で処分できる

ペンタブは自治体回収での処分が可能です。各自治体によってゴミの分類は異なりますが、ほとんどの地域で不燃ゴミ扱いとなっています。念のため、自治体のホームページや掲示板などをチェックし、ゴミの分類と処分方法を確認しておきましょう。

1-3.処分方法ごとのメリット・デメリットを知ろう

ペンタブの主な処分方法は、自治体回収・メーカー回収・不用品回収業者・買取があります。販売店などで引き取りまたは下取りができるところもあるでしょう。何通りもある処分方法から1つを選んで処分するには、それぞれのメリットとデメリットを知ることが大切です。後ほど、処分方法ごとの特徴を解説するので、ぜひ最後までチェックしてください。

1-4.処分前にすべきこと

ペンタブを処分する前に、いくつかやっておかなければならないことがあります。

1-4-1.一緒に処分するタブレット端末などのデータ移行と消去

ペンタブ自体にデータが保存されるわけではないため、個別で処分する場合はデータを消去する必要はありません。けれども、ペンタブと一緒にタブレット端末などを処分する場合は、端末に残っているデータを移行し消去する必要があります。具体的な方法としては、専用ソフトで消去する論理的方法とHDDを破壊する物理的破壊の2つです。取扱説明書があれば、一読しデータを移行してから完全消去しましょう。

1-4-2.周辺機器とPCリサイクルマーク

ペンタブと一緒に、タブレット端末やパソコンの周辺機器も処分したい場合は、事前に準備しておきましょう。一緒に処分することで費用が安くなったり、買取額が高くなったりすることがあります。また、パソコン・タブレット端末にPCリサイクルマークがあるか否かも確認しておきたいポイントです。本体を処分する際は、リサイクルマークの有無が処分費用の有無につながります。

2.ペンタブはメーカー回収が可能

メーカーに回収してもらう場合の方法とポイントを解説します。

2-1.メーカー回収が利用できる

要らなくなったペンタブは、メーカーに回収してもらうことができます。ただ捨てるだけだともったいない気持ちになりますが、メーカーに回収・リサイクルしてもらえば何かの役に立つので気持ちが楽です。ただし、メーカー回収を依頼する場合は、そのメーカーの製品であることが第一条件となります。正規品でないものや他メーカーのものは回収対象外となるので注意してください。

2-2.申し込みで簡単に回収してもらえる

メーカー回収の場合は、最初にメーカーへ回収してもらいたい旨を伝えます。お客様カスタマーサポートセンターやリサイクル窓口などがあるので、ホームページをチェックしてください。電話または問い合わせフォームから依頼をした後、伝票が送られてくるのでそれを貼って送るだけでOKです。こん包資材は自分で集めなければなりませんが、簡単に処分できるでしょう。

2-3.回収リサイクル料金はメーカーで異なる

メーカーによって、回収リサイクル料金が異なるのでしっかりと確認しておかなければなりません。料金が必要な場合は、申し込み後に支払う流れとなります。ただし、中には、無料で回収を行っているところもあるのです。ペンタブのリサイクル回収にいくらかかるのか、事前に尋ねておきましょう。

2-4.リサイクルできるが時間がかかる

メーカー回収の大きなメリットは、正しくリサイクルしてもらえることです。大手メーカーほどリサイクルの流れが徹底しているので、再利用してもらうことができ、地球保全につながります。ただし、申し込みからペンタブを郵送するまで時間がかかるため、すぐに処分できるとは限りません。

3.ペンタブの下取り・引き取りは要確認

ペンタブを買い替える場合、引き取りや下取り処分は利用できるのでしょうか。

3-1.下取りサービスを行っているメーカーや業者もある

ペンタブのメーカーや取り扱い業者の中には、下取りサービス・キャンペーンを行っているところがあります。ただし、これはペンタブだけでなく、タブレット端末やパソコンとセットになるケースがほとんどです。ペンタブと一緒に買い替えを検討している場合は、下取りサービスを利用するといいでしょう。その際は、下取り対象となる条件を必ず確認してください。

3-2.引き取ってもらえる可能性がある

ペンタブは元値が数千円と安いことから下取り対象にはなりませんが、引き取りを行っているところがあります。タブレットの需要が高まってきていることもあり、ペンタブの引き取りに力を入れる業者も増えているのです。しかし、無料で引き取っているところもあれば、お金がかかるところもあります。料金の有無に関してもきちんとチェックしておいたほうがいいでしょう。

4.壊れていないペンタブは買取処分へ

壊れていない、まだ使える状態のペンタブを処分するのはもったいないことなので、買取に出すことをおすすめします。ここでは、ペンタブを買取に出す方法とポイントを解説しましょう。

4-1.発売年月日が新しいペンタブほど中古需要がある

ペンタブは消耗品なので寿命があります。10年以上使い続けている方もいますが、平均寿命は約4~5年です。買い替えを検討する目安となるため、5年以上経過したペンタブほど中古需要が低くなります。買取に出したい方は、なるべく早めに売ることが大切です。また、1本あたり数万円する高価なペンタブほど、買取額が高くなるでしょう。高額なペンタブは性能がよく中古需要において人気が高いので、買い手がつきやすくなるのです。

4-2.買取業者やリサイクルショップを利用する

ペンタブの主なリセール方法は、PC専門買取業者かリサイクルショップになるでしょう。中古需要が高く人気がある種類は、リサイクルショップよりも知識が豊富なPC専門買取業者がおすすめです。PCやタブレット端末の取り扱いに長(た)けている業者なら、ペンタブの中古需要を把握しています。その分、査定は厳しめですが、納得できる値段で売れる可能性が高いでしょう。

4-3.お金になるが、買取不可になるものもある

ペンタブを買取に出す大きなメリットは、処分費用をかけずに捨てることができ、査定額の分だけお金が得られることです。現金化できるため、お得感があります。また、欲しがっている人のもとで使ってもらえればうれしいことはありませんよね。ただし、査定によっては買取不可になることもあるため、その場合はほかの方法で処分しなければならなくなり手間と時間がかかります。

5.ペンタブを専門業者に処分してもらう方法

ここでは、ペンタブを専門業者に処分してもらう方法を解説します。

5-1.無料処分が可能

処分費用をかけずにペンタブを手放したい方は、パソコン専門の回収業者に依頼してください。不用品回収はお金がかかりますが、中には無料回収を行っているところがあります。たとえば、パソコン・不用品を無料で回収しているパソコンダストの場合、ノートパソコン・タブレット端末など対象商品が1点でも含まれていれば送料無料で回収が可能です。通常であれば有料となるものも無料で回収できます。

5-2.出張・宅配・持ち込み回収の3つ

詳しくは業者によって異なりますが、主な回収方法は出張・宅配・持ち込み回収の3つです。ペンタブのほかにも処分したいものがあれば、まとめて処分できる出張回収を利用してください。自分のペースで処分したいなら宅配、すぐに捨てたいなら持ち込み回収がおすすめです。

5-3.悪徳業者に要注意!

無料回収を行っている業者の中には、無料と偽り、後で追加料金を請求する傾向があります。特に、街中をトラックで回収している業者は悪徳業者の可能性が高いので注意してください。悪徳業者と優良業者を見極めるポイントは、無料回収の理由が記載されているか否かです。きちんと理由が記載されているところなら安心して依頼できるでしょう。たとえば、パソコンダストの場合は、中古品として再販し、再販できないものは部品として再利用しています。

6.ペンタブの処分に関してよくある質問

ペンタブの処分に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.ペンタブが壊れる原因は?
A.正しく使用すれば10年以上使い続けられるペンタブですが、扱い方によっては数年で壊れることがあります。たとえば、ペンタブを使用中に誤って落としたり、飲み物をこぼしたりして壊してしまったペンタブは買取対象外になるので注意が必要です。また、経年劣化はペンタブ本体の寿命となるため、買取ではなく処分するしかなくなるでしょう。

Q.メーカー回収の際、注意しておきたいことは?
A.タブレット端末と一緒に処分する場合、こん包のやり方がメーカーごとに決まっています。たとえば、縦・横・幅の合計の長さが1.7m以内のダンボール箱など条件があるので確認することが大切です。また、商品を送る方法としては、郵便局に直接持ち込むか、自宅での引き取りとなります。メーカー回収を依頼する前に、一連の流れも併せて確認してください。

Q.会社などで使用したペンタブは自治体回収で処分できる?
A.会社などで使用したものは、すべて産業廃棄物扱いとなります。産業廃棄物は自治体回収で処分できません。一般的に、産業廃棄物収集運搬許可を取得している業者に依頼することになるでしょう。

Q.不用品回収業者に依頼する際の注意点は?
A.一般産業廃棄物収集運搬許可や古物商の許可を取得しているか確認するようにしてください。許可を取得していない業者は、悪徳業者の可能性があります。ホームページ等に許可番号が記載されているか確認することが大切です。

Q.オークションで売ることはできるの?
A.ペンタブをオークションやフリマサイトで売ることはできますが、出品されているのはタブレット端末またはパソコンとセットになっているケースばかりです。ペンタブ単体で売却するのは、難しいところがあるでしょう。たとえ、落札されたとしても、送料や手数料、送るための手間もかかります。そのことを踏まえた上で、ネットオークションを利用してください。

まとめ

ペンタブの主な処分方法は、自治体回収・メーカー回収・買取・専門業者などがあります。使用してから4年以内で発売されたばかりのペンタブであれば、買い取ってもらえる可能性が高いでしょう。ただし、動作確認ができるものに限ります。動作確認ができず、壊れているペンタブは買取対象外となるので、その際は無料回収業者に依頼するとよいでしょう。パソコン専門回収業者の中には、無料回収が可能なところもあります。無料回収業者を利用する際は、なぜ無料で回収できるのか理由を確認してください。理由が記載されていない業者は、悪徳業者の可能性があるので注意が必要です。業者選びは慎重に行ってください。