LANケーブルの正しい捨て方は? 買取でお得に処分する方法も!

邪魔なLANケーブルを処分して、部屋をすっきりさせたいと思いませんか? 家電やパソコンなどで使用するLANケーブルにはさまざまな種類がありますが、無線化したときや買い替えたときなどに不要になることもあるでしょう。そんなとき、捨て方がよく分からなくてそのまま放置してある、という家庭も多いはずです。

この記事では、不要になったLANケーブルを処分する方法や買取に出す方法をご紹介しましょう。

  1. LANケーブルの処分方法
  2. LANケーブルは買取してもらえるのか?
  3. LANケーブルの処分に関するよくある質問

この記事を読むことで、LANケーブルの捨て方にはどのようなものがあるのか、買取に出すにはどこに依頼すればよいのかなどが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。

1.LANケーブルの処分方法

まずは、LANケーブルを処分する方法をいくつかご紹介しましょう。それぞれのメリットとデメリットも参考にしてください。

1-1.自治体のゴミ回収を利用する

LANケーブルは、自治体が回収する一般ゴミとして捨てることが可能です。多くの自治体では燃えないゴミとして回収していますが、小型家電として無料回収しているところもあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。自治体を利用するメリットは、やはり「安さ」です。ただし、回収する曜日が決まっているため、引っ越しなどで「今すぐ処分したい」という人にはおすすめできません。また、ケーブルの長さや太さによっては粗大ゴミ扱いになる自治体もあり、その場合は事前の申し込みや粗大ゴミ処理券の購入が必要です。自治体のホームページで調べておきましょう。

1-2.パソコンと一緒にメーカーに回収してもらう

パソコンを購入した際に付属されていたLANケーブルであれば、パソコンと一緒にメーカーが回収してくれます。パソコンとLANケーブルを同時に処分できるという点がメリットでしょう。各メーカーのホームページで、回収方法を確認してください。ただし、別で購入したLANケーブルはメーカーに回収してもらうことができないため、注意が必要です。

1-3.業者に依頼する

不用品回収業者に依頼して回収してもらう方法もあります。回収方法には主に「店頭持ち込み」「宅配回収」「出張回収」があるため、自分に合った方法を選択するとよいでしょう。LANケーブル以外にも処分したい不用品が大量にある場合は、自宅まで回収にきてもらえる「出張回収」がおすすめです。ただし、業者によっては出張費が別途かかるため、事前に確認しておきましょう。

1-4.無料回収業者を利用する

業者の中には、送料無料対象商品と同こんして宅配で送るだけで、無料引き取りをしてくれるところもあります。パソコン周辺機器など、ほかにも処分したいものがあればまとめて送るとよいでしょう。
回収業者は、回収したLANケーブルからリサイクルできるものを取り出して再利用することで利益を得ています。特に、無料回収業者を利用する際は、無料で回収できる理由をきちんと説明できる業者を選ぶことが大切です。中には悪質な業者も存在するため、業者選びは十分慎重に行ってください。

1-4.業者を選ぶ際のポイント

回収業者を選ぶ際のポイントは、以下のとおりです。以下の項目に当てはまらない業者は、悪徳業者の可能性があるため注意しましょう。

  • 豊富な実績があるか
  • 見積書の内容に不明確な点はないか
  • 無料見積もりを受け付けているか
  • 一般廃棄物収集運搬業の許可を得ているか

2.LANケーブルは買取してもらえるのか?

状態のよいLANケーブルは買取してもらえる場合もあるため、廃棄する前に検討してみましょう。

2-1.買取してもらえるものもある

LANケーブルの種類や状態によっては、買取対象になるものもあります。たとえば、銅の含有量が多いケーブルや、もともとの値段が高いオーディオ類のケーブルなどは、高額買取してもらえる可能性もあるでしょう。また、新品未使用のケーブルも買取対象になるため、買取に出してみることをおすすめします。

2-2.リサイクルショップや不用品回収業者に依頼する

LANケーブルの買取を依頼できるのは、リサイクルショップや不用品回収業者などです。直接リサイクルショップに持ち込めばその場で査定してもらえますが、総合リサイクルショップだと査定金額が低くなりがちなので、専門性の高いショップに持っていくことをおすすめします。パソコン周辺機器やオーディオ機器などの買取を専門に行っているところを探してみるとよいでしょう。
ほかにも不用品がある場合は、買取も行っている不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。状態のよいものは買取・悪いものは回収という形で引き取ってもらえるため、確実に不用品を処分できます。ただし、業者を選ぶ際は「古物商」の許可を持っているか必ず確認が必要です。許可を持たずに営業することは違法行為であり、そのような業者を利用するとトラブルに巻き込まれてしまう可能性があるでしょう。

2-3.買取金額の相場を把握しよう

LANケーブルを買取に出す前に、大まかな買取金額相場を把握しておくのがおすすめです。LANケーブルは、メーカーや種類によって買取金額に大幅な差が出ます。特に、銅を多く含んでいるものは高額で買取してもらえる可能性があるでしょう。また、「日本製線」や「CHORD」など有名メーカーのLANケーブルは、数千円~数万円の高値がつく場合もあります。

2-4.ネットオークションやフリマサイトで売る方法も

ネットオークションやフリマサイトにLANケーブルを出品して売る方法もあります。自分で出品金額を設定できるため、うまくいけば高額で売れる可能性もあるでしょう。LANケーブルはマニアも多いため、こうしたサイトで珍しい商品を探すケースも少なくません。ただし、買い手が見つかるまで手元に置いておかなければならないことや、こん包・発送の手間がかかることなどがデメリットです。郵送中にLANケーブルが断線してしまわないよう、しっかりとこん包することも必要になります。

3.LANケーブルの処分に関するよくある質問

「LANケーブルを処分したい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.  LANケーブルは燃えないのですか?
A.LANケーブルに使われているポリ塩化ビニールは、摂氏800℃以上の高温でないと完全に焼却できず、不完全燃焼を起こしてダイオキシンが発生してしまいます。そのため、燃えるゴミとして捨てることは不可能です。

Q.自分が住んでいる自治体ではLANケーブルを小型家電として回収しているようですが、どのようにして回収してもらえばよいでしょうか?
A.自治体によって異なりますが、大型スーパーや公共施設などに回収ボックスを設置している自治体が多くなっています。ボックスに投かんするだけで回収可能です。そのほかにも、専用窓口を設置している自治体などもあるため、ホームページで確認してみるとよいでしょう。

Q.長さ30センチ以上あるLANケーブルは、燃えないゴミとして捨てることができないのですか?
A.自治体によっては、ケーブルを束ねるか短く切ってゴミ袋に入れることで、燃えないゴミとして回収しているところもあります。

Q.  LANケーブルを買取に出す前にやっておくべきことは何でしょうか?
A.掃除をして汚れを落とし、ケーブルとして正常に使用できるか、何のケーブルかを確認しておくことをおすすめします。

Q.悪質な不用品回収業者の特徴とはどのようなものですか?
A.事務所の所在地や固定電話の番号を明らかにしない・領収書や見積書を発行しない・事業に必要な許可の有無を確認できない、などの業者は利用しないほうがよいでしょう。

まとめ

いかがでしたか? 不要になったLANケーブルを処分する方法や買取に出す方法を詳しくまとめました。「何のケーブルか分からないがそのまま放置してある」という人は意外と多いでしょう。ぜひこの記事を参考にして、安全でお得に処分してください。