リビングの収納アイデアが知りたい! 自分に合った方法を見つけよう!

リビングは家族が集まり、客人を招き入れる場所でもあります。さまざまなもので散らかっている状態では、急な来客時に慌てて片付けなければなりませんよね。また、リビングが乱雑な状態になっていると、家族が集まりにくくなり、コミュニケーションも減ってしまいます。人が集まる場所だからこそ散らかりやすいので、収納のポイントを押さえることが大切なのです。本記事では、リビングの収納アイデアとポイントを解説します。

  1. リビング収納でよくある困りごと
  2. リビング収納で気をつけるべきポイント
  3. リビング収納を成功させるアイデア
  4. リビング収納に関してよくある質問

この記事を読むことで、リビング収納のアイデアとポイントが分かります。キレイな空間を維持し続けたい方は、ぜひ参考にしてください。

1.リビング収納でよくある困りごと

最初に、リビングの収納でよくある困りごとや問題点を明らかにしておきましょう。問題点を把握することで、解決のための対策が見えてきますよ。

1-1.子どものおもちゃなど片付けてもすぐに散らかる

リビングは家族全員の共有空間となり、一緒にテレビを見たり遊んだりする快適な空間と言えるでしょう。しかし、小さい子どもがいる家庭でよくある問題点が、片付けても片付けてもおもちゃなどの道具が散らかってしまうことです。気がつけば、子どものおもちゃや雑誌・本などが散らかり、片付けてもキリがないと諦めてしまいますよね。家族が集合する場所だからこそ、さまざまなものであふれ、意識しなければすぐに散らかってしまうのです。

1-2.それぞれ使うものが増える

リビングはテレビを見たり、映画鑑賞をしたり、雑誌を読んだりと家族一人ひとりがそれぞれ思いおもいに過ごす場所です。そのため、それぞれが使用しているものが増えやすい場所でもあります。テーブルの上には食べ残しのお皿や雑誌・マンガ本、床には脱ぎ捨ての洋服や靴下など、思いのままにものが置かれていることはないでしょうか。ものが増えると、ホコリや汚れも溜(た)まりやすくなり掃除がしにくい環境となります。リビングに家族それぞれのものがあふれている場合は、減らすところから片付けを始めなければなりません。

1-3.収納場所がない・どこに収納したら良いのか分からない

リビングの収納は限られているため、本当に収納したいものを見極めなければなりません。収納場所がないからと、収納ボックスを使用するのも方法の1つですが、増やしすぎるとリビングが狭くなり快適な空間ではなくなるので注意してくださいね。収納場所が少なく、どこに収納したら良いのか分からない方は、リビングに今あるものは本当にそこに置いておく必要があるのか、客観的に考えてみましょう。

1-4.スッキリとした空間にならない

いくら片付けをして収納したとしても、それだけではスッキリとした印象になりません。それは、生活動線が確保できていない点が原因になっている可能性があります。パッとリビングに入った瞬間、目の前を遮るようなソファーや背の高い本棚があると窮屈な印象を与えがちです。また、収納スペースに多くのものを詰め込むと、空間的な余裕がなくなり落ち着ける空間になりません。スッキリとした空間にするために、次項で説明する【2.リビング収納で気をつけるべきポイント】をしっかり押さえておきましょう。

2.リビング収納で気をつけるべきポイント

リビングを快適かつスッキリとした空間にするために押さえておきたいポイントをいくつか紹介します。

2-1.今収納しているものを把握する

まずは、今収納しているものをすべて把握することが大切です。ポイントは、今収納しているものが本当にリビングで必要なものなのか客観的に考えることが要点となります。たとえば、購入してから読んでいない雑誌・子どもが使用していないおもちゃなどです。収納しているものの中に使っていないものがあれば、処分するかほかの場所に移してください。リビングの収納は、本当に必要なものだけ置くことが大切なポイントです。

2-2.収納できる場所を確保する

リビングに収納したいものが定まったら、次は収納できる場所を確保してください。前述したとおり、収納できる場所はリビングの広さや間取りによって異なります。主な収納場所としては、テレビ台の下やキャビネット・ラックなどがありますが、収納すべきものを整理整頓することで収納場所も上手に活用できるでしょう。収納スペースが確保できたら、スッキリとものが収納できるボックスやカゴなどを利用すると出し入れしやすくなりますよ。

2-3.ものの定位置を決める

片付けてもすぐに散らかりやすいリビングに共通していることが、ものの定位置が定まっていない点です。リモコンはテーブルの上、雑誌はラックの横にあるボックスなど、定位置をきちんと決めておくことで使ったらすぐに元の位置に戻すことができます。定位置を決めるときは、いつどこでどんな風に使用するのか考えてみてください。できるだけ、使用場所の近くに定位置を決めておけば、使用後もすぐに片付けることができますよ。

2-4.空間に余裕を持たせる

収納場所が確保でき、ものの定位置を決めても空間に余裕がなければすぐに散らかってしまいます。家族全員がくつろげる落ち着きのある雰囲気にするためには、空間的な余裕が必要なのです。たとえば、リビングにあるチェストに書類や本を詰め込みすぎたり、収納ケースをたくさん置いたりしてしまうと、空間に余裕がなく落ち着かない環境になってしまいます。リビングの飾り棚やチェストなど、見える収納場所はわざとすき間を作ることが大切なポイントです。

2-5.背の高い家具は使わない

リビングの広い空間を上手に活(い)かしたい方は、できるだけ背の高い家具を使わないようにしてください。たとえ、余裕のある広いリビングでも、背の高い家具が1つあるだけで狭く感じてしまいます。どうしても背の高い家具を置きたい場合は、リビングの入り口の手前側に配置するといいでしょう。手前に背の高い家具を置き、奥に背の低い家具を設置することで、奥行きが生まれ狭さを感じさせなくなります。

2-6.床にものを置かない

床にものを置かないことは、リビング収納の基本です。散らかりやすい部屋には、細かいものがあちこちにたくさん置かれていたり積まれたりしています。小物類がたくさん床に散らかっているほど、雑然とした空間という印象を与えてしまいがちです。特に、帰宅後にコートや靴下を床に放置しがちなので、使ったものはきちんと定位置に戻すことを意識しておきましょう。

3.リビング収納を成功させるアイデア

それでは、理想的なリビングにするためのアイデアを具体的に紹介していきます。

3-1.テレビボードのまわりは収納ボックスを活用する

リビングの中でも、テレビボードの周りはDVDやCD・雑誌などで散らかりやすい場所です。散らかりやすい場所には、収納ボックスに入れて整理整頓を心がけてください。収納ボックスなら、リモコンやゲーム機・コントローラーなどの周辺機器も片付けることができます。穴付きボックスに入れておけば、ケーブルを穴に通してスッキリ収納できるでしょう。また、増えやすいDVDやCDは、ジャンルなどのカテゴリに分けて収納するのがポイントです。誰が見ても分かるように、ラべリングしてください。

3-2.子どもがいる場合は専用のコーナーを作る

子どもがいる家庭の場合は、リビングに子どもが使用する道具の収納コーナーを作りましょう。よく読む絵本や使うおもちゃなどは、手に取りやすいリビングの一角に収納場所を設けてください。また、リビングを勉強場所にしている家庭もあるでしょう。そんな場合は、子どもたちが学習道具を移動させやすい場所に収納するのがポイントです。ダイニングで勉強するなら、ダイニングの近くに最低限の学習用品が収納できるコーナーを作りましょう。学習道具に限らず、使用場所の近くに収納場所を設けるのがポイントです。

3-3.家族間でのルールを決める

家族全員がくつろげる場所にするため、家族間でリビングの収納ルールを設けるのもアイデアの1つです。たとえば、個人のものは持ち込まない・持ち込む場合は使う人別に分けるというルールを作ります。家族ごとにカラーボックスを用意し、リビングで使うものを収納すれば散らかることもありません。入れるものは極力中身が見えない工夫をし、素材やカラーもほかの家具に合わせると統一感が出るので、スッキリとした空間になりますよ。お客さんに見せたくないものを収納する際は、フタ付きの収納ボックスを積み重ねて省スペースで収納しましょう。

3-4.オープン棚やラックはインナーボックスと布で隠す

リビングにカラーボックスやオープン棚などを置く場合は、生活感を抑えるためにインナーBOXと布で収納しているものを隠しましょう。オープンな棚やラックは、たくさん収納できますが、収納したものがひと目で分かるところがデメリットです。見せる収納が苦手な方は、オープン棚やラックではなく、引き出し収納ができるチェストを置いたほうがいいでしょう。

3-5.広く見せたいなら白いテイストの家具で統一する

「片付けてもまとまりがない」「雑然としている」という悩みが解消されない場合は、白いテイストの家具で統一してみてください。白は部屋を広く見せる効果があり、統一したテーマを決めることでリビングがスッキリとした印象に変わります。また、北欧系・モダン系・ナチュラル系など、好みのテーマを決めるとリビングに置く家具のレイアウトも楽しくなるでしょう。

3-6.小物類は1箇所にまとめる

散らかりやすい小物類は1箇所にまとめることも、アイデアの1つです。たとえば、家電類の取扱説明書や保証書はファイリングをして、1箇所にまとめておきます。また、郵便物などもテーブルの上に放置せず、一時的な保管ボックスに入れるよう習慣化してくださいね。一時的な保管ボックスを1つだけ準備しておけば、忙しいときでも散らかることなく収納できるのでおすすめですよ。

4.リビング収納に関してよくある質問

リビングの収納に関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

Q.リビングの印象をよくするポイントは?
A.焦点を意味するフォーカルポイントを設定することです。たとえば、リビングに入った瞬間、1番視線がいく場所や見てほしい場所にお花や観葉植物を置きます。大好きな雑貨またはステキなインテリアグッズなどを飾るのも方法の1つです。そうすることで、リビングに入った瞬間の視線がコントロールしやすくなり、部屋の印象が華やかになるでしょう。リビングをオシャレな空間にしたいけどやり方が分からない方は、お気に入りのお花を飾るだけでも印象が変わりますよ。

Q.壁面収納のポイントは?
A.オシャレな本やセンスのいいインテリアグッズなど見せたいものは、目立つ壁面の棚に収納してください。逆に、見せたくないものはボックスに入れて目立たない角のほうに収納するのがポイントです。壁面収納は壁全面を上手に活用することで、空間を広く使い、圧迫感のない収納ができるでしょう。特に、白の壁面収納は空間が広く見えるのでおすすめです。

Q.見せるリビング収納での注意点は?
A.見せる収納で注意しておきたいことは、色数を増やさないことです。目に見える場所で収納する方法なので、色数が増えるほどゴチャゴチャとした印象になりリビングの空間が狭く感じます。できるだけ、色数は3種類までに抑えておきましょう。また、オシャレな雰囲気にするため、アクセントとして1つだけ目立つ色を使うのもポイントです。

Q.心地よいリビングにするための工夫は?
A.収納家具や収納グッズを、リビングの印象・雰囲気に合ったデザインや素材にするといいでしょう。好みのテイストで統一すれば、家族全員が心地よい空間になり、違和感のない統一感のあるリビングに仕上がります。どうしても迷ったときは、どんなインテリアにもなじみやすいシンプルな形と色の収納アイテムを使うといいですよ。悪目立ちせずにどのような空間でもすぐになじむでしょう。

Q.収納しない不用品はどのように処分すればいいのか?
A.燃えるゴミや燃えないゴミなど、自治体の処分ルールに従って処分します。ただし、不用品が大量にある場合は、一気にまとめて処分できる回収業者に依頼したほうがいいでしょう。パソコンや家電の周辺機器・生活家電・ゲーム機・デジタル機器などの回収を行っているパソコンダストでは、送料無料対象商品が1点でも含まれていれば有料商品をいくつ同梱(どうこん)しても送料が無料です。ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

いかがでしたか? リビングの収納ポイントは、極力ものを置かないことです。収納スペースに空間的な余裕ができるようにものを減らし、本当に必要なものだけ置いてください。収納するものがある程度決まったら、収納場所を決めていきましょう。よく使う場所の近くに収納することで、使用後にすぐ片付けることができます。整理整頓が行き届いたリビングは、ものの定位置が決まっているものです。収納のポイントを押さえておけば、片付けが苦手な方でもスッキリとしたリビングが維持できますよ。