パソコンの故障でよくある症状は? 主な原因やチェック方法を解説!

「パソコンの調子が悪いけど、故障したのだろうか」「パソコンが故障する原因や主な症状を知りたい」とお考えではありませんか? パソコンは精密機器であり、さまざまな原因で故障しやすいものです。しかし、実際に故障するとどんな症状が出るのか、本当に故障したかどうかチェックするにはどうすればよいかなど、よく分からないこともあるでしょう。

そこで今回は、パソコンの故障について詳しく解説します。

  1. パソコンが故障したときに見られる症状
  2. パソコンが故障する原因
  3. パソコンの故障が疑われるときのチェック方法
  4. パソコンを修理するか買い替えるかの判断基準
  5. 故障したパソコンを処分する方法は?
  6. 故障したパソコンを処分するときの注意点
  7. パソコンの故障に関するよくある質問

この記事を読むことで、パソコンが故障する原因やチェック方法などがよく分かります。パソコンの故障について詳しく知りたい人は、記事を読んでみてください。

1.パソコンが故障したときに見られる症状

最初に、パソコンが故障したときにどんな症状が見られるかご紹介します。

1-1.起動画面から進まない

パソコンが故障すると、起動画面のまま進まなくなることがあります。マザーボードに不具合が起きているときなどに出やすい症状です。いったん強制的に電源を落とし、再起動してみて問題がなければ大丈夫でしょう。しかし、起動画面で進まない状態が頻発する場合は、パソコンが故障したと考えてください。

1-2.キーボードに反応しない

キーボードに反応しなくなるのも、パソコンが故障したときによくある症状の一つです。特定のキーだけ反応しない場合と、すべてのキーに反応しない場合に分かれます。キーボードは使用頻度が高く、また、タイピングにより酷使されるため、故障しやすいパーツの一つです。キーボードから入力できない場合、マウスをはじめとするポインティングデバイスからの入力だけとなります。ネット閲覧だけならもまだしも、文章を入力する場合はとても不便です。

1-3.各種ネットワークを利用できない

パソコンが故障すると、各種ネットワークを利用できないことがあります。たとえば、Wi-Fiを認識できない、ほかのパソコンやスマホなどとのネットワークが構築できないといった感じです。ネットワークを利用できないのでは、パソコンの使い勝手が大幅に下がってしまいます。ネットワークの設定に問題がない、再起動しても改善しないなどの場合は、パソコンの故障による可能性が高いでしょう。

1-4.突然再起動する

パソコンが故障すると、突然再起動することがあります。パソコンのマザーボードや電気系統のパーツが寿命を迎えていると、よく出る症状です。作業中に突然再起動してしまうため、大切なデータが消えてしまうこともあるでしょう。また、再起動を繰り返すため、パソコンを使えなくなることもあります。

1-5.画面表示に異常が見られる

パソコンが故障すると、画面表示に異常が見られることがあります。パソコンのパーツの中でも、画面は使用頻度が高く、故障しやすいものです。パソコンが故障すると、画面に以下のような症状が見られます。

  • 画面がチラ付く
  • 画面の色合いがおかしい
  • 画面に線やシミのようなものが現れている
  • 画面がぼやける
  • 画面に何も映らない
  • 画面の明るさを最大にしても十分に明るくならない

1-6.データの読み込みや保存ができない

パソコンが故障すると、データの読み込みや保存ができなくなることがあります。特に、HDDが寿命を迎えていると、よく見られる症状です。データを読み込んだり保存したりしたくても、エラー表示が出てしまってうまくいきません。HDDの空き容量が十分にあるのにもかかわらずデータの読み込みや保存ができない場合は、パソコンが故障したと考えてよいでしょう。

1-7.電源が入らない

電源が入らないのも、パソコンが故障すると見られる症状の一つです。電源が入らないので、パソコンに保存してあるデータにもアクセスできません。AC電源につないでいる状態で電源ボタンを押してもまったく反応がない場合は、電源ボタン周辺の部品が故障している可能性があります。パソコンが故障したときの症状の中でも、最も手ごわいパターンです。

2.パソコンが故障する原因

パソコンが故障する原因について、詳しく見ていきましょう。

2-1.経年

パソコンが故障する原因として、経年が挙げられます。パソコンの寿命は、一般的に3~4年程度です。経年により部品が劣化することで、さまざまな不具合につながり、最終的に故障してしまいます。外観はキレイに見えても、内部部品の劣化は確実に進んでいるものです。購入後、4年程度経過したパソコンは、いつ故障してもおかしくないと考えてください。

2-2.強い衝撃を与えた

パソコンを落下させたりパソコンの上にものを落としたりして強い衝撃を与えることも、故障する原因です。特に、フローリングやコンクリートのなどの上にパソコンを落とした場合や、重たいものをパソコンの上に落とした場合などは、パソコンが破損してしまうことがあります。特に、ノートパソコンは、小型・軽量で持ち運びやすい一方で、落下させやすいので注意しましょう。

2-3.間違った使い方

間違った使い方も、パソコンが故障する原因になります。場合によっては突然故障する可能性が高くなるほか、パソコンに大きな負荷がかかるため、1~2年程度で寿命を迎えることもあるでしょう。たとえば、以下のような使い方です。

  • 電源ボタンを押して電源を切る
  • キーボードを必要以上に強くタイピングする
  • 24時間電源を入れたままにする

パソコンは、使用説明書をよく読んで正しい方法で使うことが大切です。

2-4.汚れを掃除しない

汚れを掃除しないことも、パソコンが故障する原因です。パソコンは直接手で触れて使うため、ホコリ・手あかなどの汚れが付着しやすくなります。きちんと掃除しないと、キーボードや接続コネクターなどのすき間からパソコン内部に汚れが入り込み、内部部品が劣化することがあるので気を付けましょう。

2-5.水分をかけてしまった

パソコンに水分をかけてしまうと、高確率で故障します。パソコンに水がかかると、電気系統の部品がショートしてしまうからです。また、ショートせずに済んでも、湿気がパソコン内部に残って部品の劣化を進めてしまい、故障しやすくなります。パソコンの周辺に飲みものを置くことがある人や、パソコンを使用しながら飲食することが多い人などは、特に注意してください。

2-6.不適切な使用環境

不適切な使用環境も、パソコンが故障する原因になります。パソコンは精密機器であり、高温多湿やホコリっぽい場所での使用は向きません。また、直射日光が当たる場所も、パソコンの素材を早く劣化させます。不安定な場所に設置することも、パソコンの落下リスクを高めることになるでしょう。パソコンを長持ちさせるには、適切な使用環境を整えることが大切です。

2-7.コンピューターウイルスの感染

コンピューターウイルスに感染することで、パソコンが故障することがあります。コンピューターウイルスに感染すると、パソコンに大きな負荷がかかるからです。中には、パソコンのプログラムを書き換えてしまうことで、正常に起動しなくなるケースもあります。信頼できないホームページを閲覧したり配布元をよく確認せずにファイルをダウンロードしたりするのは、やめましょう。また、ウイルス対策ソフトをインストールし、常に最新バージョンへアップデートしておくことも必要です。

2-8.雷

雷も、パソコンが故障する原因の一つです。パソコンをAC電源につないで使っているときに落雷すると、パソコンに高圧電流が流れて故障することがあります。落雷による故障を予防するには、落雷対策済みの電源タップを使用するとよいでしょう。また、ノートパソコンの場合は、雷が鳴り出したらAC電源をコンセントから抜いて、バッテリーで使用する方法もおすすめです。

3.パソコンの故障が疑われるときのチェック方法

パソコンの故障が疑われるときは、以下のような方法でチェックしてみてください。

3-1.パソコンを再起動してみる

パソコンの故障が疑われる場合は、パソコンを再起動してみましょう。一時的な不具合なら、再起動するだけで直ることがあります。パソコンを再起動しても直らない、直ってもすぐに再発してしまうといった場合は、パソコンの故障を疑いましょう。なお、画面がフリーズしてしまった場合などで強制的に再起動すると、パソコンに大きな負荷がかかります。パソコンを短時間で何度も再起動させるのは、控えたほうがよいでしょう。

3-2.パソコンのOSをアップデートしてみる

パソコンのOSをアップデートすると、パソコンの不具合が解消されることがあります。パソコンのOSは、アップデートプログラムが随時提供されているので、チェックしてみてください。中には、不具合に対するバッチプログラムが含まれていることがあります。セキュリティー対策の点でも、OSのアップデートプログラムは、常に最新版をインストールしておきましょう。

3-3.新しいソフトをアンインストールしてみる

新しいソフトをインストールした後でパソコンが不調になった場合は、ソフトをアンインストールしてみましょう。新しいソフトが原因ならば、アンインストールするだけで直ることがあります。中でも、動画編集ソフトなど多くのメモリーを消費するソフトは、パソコンに大きな負荷を与えるため、不調になりやすいものです。ソフトをアンインストールした後は、パソコンを再起動してみてください。その後正常に使用できれば、故障ではありません。

3-4.新しい接続機器を外してみる

パソコンに新しい接続機器を導入してから調子が悪い場合は、接続機器を外してみて不具合が再現するか確認してみましょう。特に、古いパソコンでは新しい接続機器の仕様に対応できず、不具合が出ることがあります。接続機器を外してみて不具合が出なくなった場合は、パソコンと接続機器の相性が悪いことが原因です。なお、接続機器のドライバーをアップデートすることで問題が解決することがあるので、同時に試してみてください

3-5.パソコンの自己診断ツールを試してみる

パソコンの故障が疑われるときは、パソコンの自己診断ツールを試してみるのもよいでしょう。多くのパソコンには、故障を自己診断するプログラムがインストールされています。パソコンの自己診断ツールを実行した結果、不具合の原因が判明することもあるでしょう。ただし、パソコンの自己診断ツールも万能ではありません。残念ながら、原因を特定できないこともあるので、そのほかの方法と併用することをおすすめします。

3-6.メーカーのオンライン診断を受ける

パソコンをネットにつなぐことができる場合は、メーカーのオンライン診断を受けられることがあります。メーカーのオンライン診断とは、メーカーのオペレーターとパソコンを共有し、リモートで操作して不具合の原因を診断する方法です。ただし、すべてのメーカー・機種で対応できるとは限りません。また、オンライン診断でも原因を特定できない場合もあります。

4.パソコンを修理するか買い替えるかの判断基準

パソコンが故障した場合で、修理するか買い替えるか判断する基準を詳しく解説します。

4-1.パソコンの修理がおすすめの場合

以下のような場合は、パソコンを修理に出すことがおすすめです。

4-1-1.メーカーや販売店の保証期間内かつ無料で修理できる

メーカーや販売店の保証期間内かつ無料で修理できる場合は、買い替えより修理をおすすめします。保証期間内に正常な使用によって故障したケースなら、無料で修理してもらえるはずです。ただし、保証書の原本および購入時のレシートを添付する必要があります。保証書を紛失したなどの場合は、有料対応となることがあるので気を付けてください。

4-1-2.メーカーや販売店の保証期間外だが安価に修理できる

すでにメーカーや販売店の保証期間外であっても、安価に修理できる場合は、修理を検討してみましょう。小さなパーツ交換だけで対応できれば、修理費用が安価に済みます。また、簡単に直るのもメリットです。

4-1-3.パソコンの性能・機能・デザインなどが気に入っている

パソコンの性能・機能・デザインなどが気に入ってる場合も、ひとまず修理を検討してみてください。たとえば、限定モデルなどで特別な仕様やデザインの機種は、新品や状態のよい中古品を入手しづらいものです。可能であれば、買い替えではなく修理での対応のほうが満足できるでしょう。

4-2.パソコンの買い替えがおすすめの場合

パソコンの買い替えがおすすめなのは、以下のような場合です。

4-2-1.修理可能だが修理費用が高価

パソコンが修理可能であっても、修理費用が高価な場合は、買い替えをおすすめします。パソコンのパーツの中でも、マザーボードや液晶画面などは、特に高価です。場合によっては、修理費用が数万円になるケースもあります。数万円の修理費用をかけてまで今のパソコンを使う価値があるか考えてみると、買い替えたほうがよいことも多いでしょう。

4-2-2.メーカーの補修用パーツ保管期間を過ぎている

メーカーの補修用パーツ保管期間を過ぎている場合も、買い替えがおすすめです。メーカーでは、パソコンの販売終了後も、一定期間補修用パーツを保管しています。補修用パーツがあれば、故障したパソコンでも修理可能なケースが多いでしょう。しかし、補修用パーツの保管期間を過ぎてしまった場合は、メーカーでも修理を断られることがあります。

4-2-3.パソコンの性能・機能・デザインなどに不満がある

故障したパソコンの性能・機能・デザインなどに不満があるのなら、修理より買い替えがよいでしょう。不満がある機種を修理して使い続けるより、気に入った機種に買い替えたほうがはるかに建設的です。買い替えで出費がかさむものの、高い満足度を得ることができます。

5.故障したパソコンを処分する方法は?

故障したパソコンを処分する方法について、詳しくご紹介します。

5-1.パソコンリサイクル法に沿って処分する

故障したパソコンは、パソコンリサイクル法に沿って処分することができます。パソコンリサイクル法とは、パソコンやパソコン用モニターに含まれる資源を有効活用することなどを目的とした法律です。パソコンリサイクル法に沿って処分するには、以下を参考にしてください。

  1. メーカーのリサイクル受付窓口に連絡してパソコンやパソコン用モニターの回収を申し込む
  2. メーカーから専用の配送伝票が送られてくる
  3. メーカーの指示に沿ってパソコンやパソコン用モニターをこん包し、配送伝票を貼り付けて発送する

上記は、パソコンリサイクルマークが付いている機種を処分するパターンです。パソコンリサイクルマークが付いている機種は、パソコンリサイクル料金と配送費用共に無料で処分できます。古いパソコンなどで、パソコンリサイクルマークが付いていない場合は、パソコンリサイクル料金と配送費用の合計で1台に付き数千円程度の支払いが発生するので注意しましょう。なお、より詳しい内容は、一般社団法人パソコン3R推進協会のホームページをご覧ください。

5-2.小型家電リサイクル法に沿って処分する

自治体によっては、ノートパソコンに限り、小型家電リサイクル法に沿って処分することができる場合があるので確認してみるとよいでしょう。小型家電リサイクル法とは、小型家電に含まれている資源の有効活用などを目的とした法律です。小型家電リサイクル法に沿ってノートパソコンを処分する場合、無料で自治体により資源リサイクルしてもらえます。ただし、必ずしも住んでいる自治体でノートパソコンが小型家電リサイクル法の対象家電に指定されているとは限りません。また、役所などに設置してある小型家電専用回収ボックスまで、ノートパソコンを自分で運ぶ手間がかかります。

5-3.販売店の下取りに出す

パソコンを買い替える場合は、販売店の下取りに出して処分できることがあるので、確認してみるとよいでしょう。販売店では、新規購入を促すために買い替えで不要になったパソコンを下取りしてもらえることがあります。ただし、販売店によっては故障したパソコンは下取り対象から外れることがあるので注意してください。また、新規購入者向けのサービスとなるため、下取りだけの依頼はできないことがほとんどです。

5-4.ジャンク品として売る

故障したパソコンでも、ジャンク品として売れることがあります。故障していても、修理用パーツを取るためや自作パソコンのパーツを取るためなどによる需要があるからです。ジャンク品として売る場合は、ジャンク品買取専門店に売る、ネットオークションやフリマアプリに出品するなどの方法があります。なお、ジャンク品として売れる場合は、1台数十~数百円程度になるでしょう。

5-5.不用品回収業者に処分してもらう

故障したパソコンは、不用品回収業者に処分してもらうことも可能です。不用品回収業者では、回収後のパソコンを再生資源や修理用パーツにしたり、中古品として再販したりして有効活用しています。不用品回収業者に処分を依頼した場合、都合のよい日時と場所で回収してもらえる、そのほかの不用品も同時に処分してもらえるなどの点が主なメリットです。当パソコンダストでも故障したパソコンの処分をお受けしていますので、お気軽にお申し付けください。

5-6.業務用パソコンは産業廃棄物として専門業者に依頼する

故障した業務用パソコンは、産業廃棄物として専門業者に依頼して処分する必要があります。故障した業務用パソコンを処分するときは、産業廃棄物収集運搬許可を取得済みの業者に依頼してください。一般家庭用と偽って処分したり、産業廃棄物収集運搬許可を未取得の業者に処分を依頼したりすると、廃棄物処理法違反と見なされることがあります。場合によっては、業者と依頼者の両方に罰金が科されることもあるでしょう。

6.故障したパソコンを処分するときの注意点

故障したパソコンを処分する場合、いくつか注意すべき点があります。

6-1.HDDの内部データを消去しておく

故障したパソコンを処分する前に、HDDの内部データを消去しておきましょう。HDDの内部データを消去するには、以下のような方法があります。

  • HDDにデータ消去専用ソフトで意味のない文字列を上書きする
  • HDDに強力な磁気を当てて読み込み不可にする
  • HDDを折り曲げるなどにより物理的に読み込み不可にする

なお、故障したパソコンの場合、データ消去専用ソフトが使えないこともあるでしょう。その場合は、パソコンからHDDを取り出して強力な磁気を当てるか、折り曲げるなどにより物理的に読み込み不可にする方法でデータを消去しましょう。なお、故障したパソコンを業者に処分してもらう場合、HDDのデータ消去も同時に依頼できることがあります。

6-2.記録メディアをすべて取り除いておく

故障したパソコンを処分する場合、記録メディアをすべて取り除いておくことも忘れないでください。DVDスロットやメモリーカードスロットなどをすべてチェックし、記録メディアを取り除いてあることを確認してから処分しましょう。実際にチェックしてみると、挿入したままになっていた記録メディアが見つかることがあります。こうした記録メディアには、個人で撮影した画像や作成した文書など、二度と取り戻せない貴重なデータが記録されていることが多いものです。個人情報の流出を防ぐ意味からも、念には念を入れてチェックしてください。

6-3.写真シールや名前シールなどを剝がしておく

パソコンを隅々までチェックし、写真シールや名前シールなどが貼ってあったら忘れずに剝がしておきましょう。思わぬところから個人情報が流出することがあります。特に、小さな子どもがいる家庭では、知らないうちに貼られていることがあるものです。モニターやキーボードの裏などは死角になりやすく、剝がし忘れが発生しやすいので気を付けましょう。

6-4.メーカーのユーザー登録を解除しておく

故障したパソコンを処分する際、メーカーのユーザー登録を解除しておきましょう。メーカーにユーザー登録すると、パソコンの所有中にサポート情報などの有益な情報を得られます。しかし、パソコンを処分した後は、不要な情報が届き続けるだけです。ユーザー登録の解除方法は、メーカーのホームページなどで確認してください。

7.パソコンの故障に関するよくある質問

最後に、パソコンの故障に関する質問に回答します。それぞ参考にしてください。

Q.高価なパソコンほど故障しにくい?
A.断言できません。確かに、高価なパソコンは耐久性が高いパーツを使用しているケースが多いのは事実です。とはいえ、使い方や使用環境などによっては、早く故障してしまうこともあります。

Q.故障する前にパソコンを買い替えるメリットは?
A.たとえば、買い替えで不要になったパソコンでも。故障していなければサブパソコンとして活用することができます。また、パソコンの状態によっては、買取に出すことが可能な場合もあるでしょう。

Q.キーボードが故障したノートパソコンを使い続けるのは無理?
A.ノートパソコンのキーボードが故障しても、マウスをはじめとするポインティングデバイスを活用することで使い続けることは可能です。短文程度なら、パソコンのソフトキーボード機能により入力できます。また、外付けキーボードを利用すれば、長文入力も問題なくできるでしょう。ただし、外付けキーボードを利用する場合は、携帯性に欠けることがあります。

Q.メーカーの保証期間内でも有料修理になる場合は?
A.一般的に、通常使用の範囲を超えた取り扱いによる故障は、有料修理になるでしょう。たとえば、購入時に付いてくる1年間のメーカー保証では、パソコンに飲食物をこぼしたりパソコンを落下させたりしたことが原因での故障は、保証対象外になります。ただし、特約でカバーでき、無料修理となることもあるでしょう。

Q.落雷でパソコンが故障した場合は保険金をもらえる?
A.家財保険に加入している場合は、落雷によるパソコンの故障で保険金をもらえることがあります。詳しくは、加入中の保険の補償内容を確認してください。

まとめ

今回は、パソコンの故障について詳しく解説しました。パソコンが故障する原因は、経年・間違った使い方・不適切な使用環境などさまざまです。故障したパソコンは、パソコンリサイクル法に沿って手続きする、販売店の下取りに出す、不用品回収業者に依頼するなどの方法で処分しましょう。なお、当パソコンダストでも、故障したパソコンの処分をお受けしています。当社指定の宅配便で着払い送付していただければ、処分費用と宅配便の送料共に無料となり、大変お得です。さらに、パソコンと同梱(どうこん)することで、宅配便の送料有料対象品も無料で処分できるので、この機会にぜひご利用ください。