パソコンは情報漏えいに注意して廃棄! 流出を防ぐデータ消去を紹介

パソコンにはたくさんの情報が詰まっているため、情報漏えい対策をしっかり整えなければなりません。情報流出のきっかけになるのは、パソコンの廃棄時です。データ消去などをしっかり行い、個人情報や機密情報が漏えいしないように注意してください。本記事では、パソコンの廃棄時に起こりやすい情報漏えいについて解説します。

  1. パソコン廃棄と情報漏えい
  2. パソコン廃棄時の情報漏えい対策
  3. パソコン廃棄の情報漏えい対策をしてくれる業者とは?
  4. パソコンの情報漏えいでよくある質問

この記事を読むことで、パソコン廃棄時の情報漏えいについてよく分かります。情報は流出してしまうと大変危険です。危機管理意識をしっかり持ち、パソコンを廃棄するようにしましょう。

1.パソコン廃棄と情報漏えい

まず、情報漏えいの危険性や、情報漏えいが起こる原因などをご紹介します。

1-1.情報漏えいの危険性

パソコンは各家庭に普及するようになりました。企業でもパソコンは必需品で、社員1人1台所有する場合がほとんどです。社員が自宅でパソコンを使って仕事をする、テレワークの導入も進んでいます。家庭や仕事でパソコンをインターネットに接続して利用する機会が多く、情報漏えいのリスクも高まっているのです。また、パソコンの廃棄時に限らず、外部からアクセスされて情報を抜き取られてしまうケースもあります。情報は、いったん流出してしまうと取り戻すことはできません。第三者に知られては困る情報もあるため、日ごろから情報漏えいへの危機意識はしっかり持つようにしましょう。

1-1-1.個人の場合

家庭のパソコンを使って、インターネットで買い物をする機会があると思います。インターネットバンキングなど便利な機能が普及し、パソコンにクレジットカード情報や銀行口座番号などを記録している場合もあるでしょう。暗証番号などをパソコンに記録している場合、知らぬ間に情報の抜き取りが行われ、金銭的ダメージを受けるケースがあります。あるいは、画像などがインターネットに出回ってしまうと、名誉を傷つけられることもあるでしょう。近年多いのは、SNSアカウントの乗っ取り被害です。なりすましと呼ばれる行為で、個人情報だけではなく、画像や住所録なども流出し、友人にも多大な被害をかけてしまうことがあります。

1-1-2.企業の場合

企業のパソコンには、社外秘の情報や顧客情報などが詰まっており、悪用するために盗む事件が多発しています。また、社員の情報なども記録されているため、名簿の抜き取りによる被害も起こるでしょう。たびたび問題になる企業の情報漏えいは社会に大きな影響をもたらし、企業の価値を大きく損ねる要因です。特に、社員が自宅で仕事を行うテレワークなどを導入している企業は、徹底した情報管理が求められます。社員一人ひとりがしっかり危機管理意識を高め、情報漏えいへの知識を持つことが大切です。

1-2.パソコンの情報漏えいが起こる主な原因

パソコンの情報漏えいは、主にヒューマンエラーが原因です。パソコンを廃棄するときに、情報をしっかり消したつもりでも、実際には完全にデータ消去がなされていないという事例が多々あります。経済産業省の発表によると、パソコンやUSBなどのメディア(記録媒体)の盗難が全体の70%を占めており、第三者による不正アクセスやウイルス感染による情報漏えい被害は4.4%と少なめです。近年では、メールに添付されたURLをクリックすることで、外部サイトへ誘致し、ウイルス感染による情報漏えいを引き起こす事件が増えています。新たな手法による詐欺で、パソコン本体やデータに甚大な被害を引き起こしているので注意してください。また、パソコンから印刷した紙データをきちんとシュレッダーにかけず、そのまま処分してしまうのも危険です。きちんと処理してから廃棄するようにしましょう。

1-3.実は廃棄時も危険が潜んでいる

パソコンを使っていると、起動しない・画面が真っ暗・通常の動作ができないというトラブルが起こり得るでしょう。操作を続けることができないため、パソコンをそのまま処分してしまうという方もいます。また、リサイクル回収に出すのが面倒で、ゴミと同じように廃棄してしまうケースもあるでしょう。しかし、パソコンはリサイクルが求められる製品で、ゴミとして出した場合は不法投棄とみなされます。不法投棄したパソコンは盗難に遭う危険性が高く、勝手に内部の情報を復元されてしまい、インターネットにばらまかれてしまうこともあるのです。また、不法投棄は罪に問われるのに加え、環境汚染にもつながります。パソコンは、きちんとリサイクル回収に出すようにしましょう。パソコンの廃棄時は情報の流出を念頭に置き、徹底したデータ消去を行うことを心がけてください。

2.パソコン廃棄時の情報漏えい対策

情報漏えいはどのように防ぐことができるのでしょうか? データ消去のやり方などをご紹介します。

2-1.なぜ情報漏えいするのか?

既述したとおり、パソコンは故障してもハードディスクにデータが保持された状態です。操作不能な状態でも、廃棄前はハードディスクのデータを完全に消去しなければなりません。一見何もデータが残っていないように感じますが、簡単に復元できてしまいます。ハードディスクだけを抜き去り、ほかのパソコンで閲覧するなど、悪用する方法はいくらでもあるのです。そのため、廃棄時は悪用されないようにデータを完全に消去してください。

2-2.データ消去の必要性

パソコンの廃棄前は、初期化を行う方が多いと思います。初期化も大切な作業ですが、データを復旧しようと思えばできる状態です。初期化は、購入時の状態に戻すだけの簡単な作業なので、データ消去をしっかり行い、ハードディスクのデータを読み取ることができないようにしましょう。

2-3.ソフトを使ったデータ消去方法

ソフトを使ったデータ消去は、ハードディスクのデータに意味のないデータを上書きすることで、復元不可能な状態にする方法です。ただし、データ消去を実行する前はバックアップを取っておき、新しいパソコンでデータを使用できるように準備しておきましょう。

2-4.ハードディスク破壊によるデータ消去

ハードディスクを取り出し、ドリルなどを使って穴を空(あ)け、物理的破壊を加える方法もあります。ハードディスクそのものを壊すため、データの読み込み・復旧ができなくなるのがメリットです。ただし、物理的破壊には工具が必要になります。個人で行うのが難しい場合は、業者や店舗に依頼するようにしましょう。

3.パソコン廃棄の情報漏えい対策をしてくれる業者とは?

業者による情報漏えい対策をご紹介します。業者選びのポイントも覚えておきましょう。

3-1.業者による廃棄がおすすめのケース

パソコンが正常に動作できる場合は、業者に依頼する必要はありません。ソフトを起動し、データ消去ができるからです。しかし、ソフトによるデータ消去だけでは不安に感じるという場合は、パソコンの廃棄時に再度業者にデータ消去を依頼すれば、安心して処分することができるでしょう。また、パソコンが起動せず、正常な動作ができない場合は、業者によるデータ消去で読み取れない状態にしておくことが重要です。近年では、水没したパソコンでも、ハードディスクが復旧できる技術が開発されています。情報漏えいを防ぐには、安全かつ確実な業者によるデータ消去が安心でしょう。

3-2.事業用パソコンの場合は?

事業用パソコンは台数も多く、個別にデータ消去を行うのが難しいケースもあるでしょう。事業用パソコンの場合、専門業者に一括して回収を依頼し、データ消去してもらう方法がおすすめです。パソコンダストなら、個人・企業どちらでも対応しています。台数が多い場合、出張回収が可能です。回収後、論理的消去と物理的破壊の2種類でデータ消去を実行します。データ消去証明書も有料で発行しており、安心してご依頼いただけるでしょう。

3-3.業者選びのポイント

パソコンの廃棄は、無料回収などお得な方法を用いている業者がおすすめです。パソコンダストでは、回収したパソコンからレアメタルなどの希少金属を取り出し、再資源化することで収益を得ています。そのため、パソコンの無料回収ができるのです。データ消去も無料で手がけており、安心してパソコンの廃棄ができるでしょう。宅配回収の場合、パソコンは送料無料対象品目に含まれているため、送料の負担なく処分できるのもメリットです。パソコンの廃棄やデータ消去は、パソコンダストまでお気軽にご相談ください。

4.パソコンの情報漏えいでよくある質問

パソコンの情報漏えいは万全にしなければなりません。質問集を参考に、安全に廃棄する方法を覚えておいてください。

Q.個人でできる情報漏えい対策とは?
A.パソコンにはインターネットサイトのIDやパスワードを記録する機能があります。「記録する」という項目を選択し、いったん記録してしまうと、設定画面から手動で消さない限り、データに残ってしまうのです。買い物をするときもクレジットカード情報は残さず、毎回入力する方法を採りましょう。

Q.専門業者以外では、データ消去は受け付けていないのか?
A.家電量販店のパソコン窓口などを利用しましょう。ヤマダ電機・ビックカメラ・Joshinなど大型店舗に併設されています。データ消去にかかる費用などは、直接利用する店舗へ問い合わせをしてください。

Q.修理がきっかけで個人情報が流出することもあるのか?
A.はい、あります。悪質業者による情報の抜き取りも起こり得るでしょう。パソコンの修理を依頼する場合も、なるべく大手の信頼できる業者を選んでください。

Q.ウイルス対策ソフトは導入したほうがいいのか?
A.ウイルス対策ソフトの導入は、企業でも積極的に行っています。ウイルス感染をきっかけに情報を取られてしまうことが多いため、個人のパソコンでも導入し、内部のデータを守るようにしましょう。また、定期的にウイルスチェックを実行し、感染の有無を確かめてください。

Q.フィッシング詐欺とはどのようなもの?
A.フィッシング詐欺とは、メールなどを使って特定のサイトへのアクセスを促す手法です。送信元が分からないメールに添付されたURLをクリックし、広告などに誘致するスパムメールが送られてきます。不特定多数へ送信しているのが特徴です。受信者はアクセスしたサイトを閲覧しているだけのつもりでも、個人情報を抜き取るために作られたサイトである可能性が高いでしょう。

まとめ

いかがでしたか? パソコンにはたくさんの情報が詰まっているため、廃棄時は情報漏えいに注意しなければなりません。ハードディスク内のデータは初期化ではなく、ソフトを使ったデータ消去や物理的破壊などで、完全に消すことが重要です。企業の場合も、機密情報や顧客情報の管理を徹底し、廃棄は信頼できる業者へ依頼するようにしましょう。パソコンは、廃棄とデータ消去が無料でできるパソコンダストがおすすめです。お気軽にご相談ください。