横浜市でプリンターを処分する方法は? 手順・注意点を詳しく紹介

プリンターの処分は、分別方法などが分からなくて迷うことがあります。近年はゴミの分別ルールが厳しくなったのに加え、家電はリサイクルが推奨されていることも関連しているためです。また、分別ルールは、自治体によって違いもあります。プリンターはどう処分すればいいのか、手軽に処分できる方法はないのかなど、プリンターの処分に関する疑問も出てくるでしょう。プリンターの正しい処分方法を知っておけば安心です。

そこで、本記事では、横浜市でプリンターを処分する際の方法やゴミの分別ルールなどについてご紹介します。

  1. 横浜市でプリンターは何ゴミになるのか?
  2. プリンターを処分する際の注意点
  3. プリンターを処分する方法
  4. 業者を利用して処分する方法
  5. プリンターを買取に出す方法
  6. プリンターの処分でよくある質問

横浜市でプリンターの処分を検討している方は、本記事を参考にしてみてください。処分方法と併せ、買取に出す方法も覚えておきましょう。

1.横浜市でプリンターは何ゴミになるのか?

まず、横浜市のゴミ分別ルールについて見ていきましょう。

1-1.可燃ゴミ

プリンターは、サイズが小さいものであれば、可燃ゴミとして出すことができます。プリンターカバーも同様です。横浜市では、可燃ゴミの日を週2回と定めています。プリンターをゴミ袋に入れ、指定日にゴミステーションへ出してください。

1-2.サイズが大きいものは粗大ゴミ

横浜市では、1辺の長さが30cmを超える金属、50cmを超えるプラスチックや木製製品は、粗大ゴミに分類しています。そのため、サイズが大きなプリンターは、粗大ゴミとして申請し、手数料を支払って回収してもらわなければなりません。

2.プリンターを処分する際の注意点

プリンターを処分する際は、どのような点を意識すればいいのでしょうか? 注意点をまとめました。

2-1.インクカートリッジは取り外す

プリンターを処分する際は、インクカートリッジを取り外し、本体と分けてください。インクカートリッジはリサイクルが求められる資源です。公共施設や家電量販店などに設置されているインクカートリッジ専用リサイクルボックスへ持ち込みましょう。

2-2.プリンターを分解しない

プリンターを可燃ゴミとして出すために、自分で分解するのは危険です。分解することで金属部品やプラスチック片が飛び出してゴミ袋を突き破り、回収時に思わぬ事故が起きるリスクがあります。サイズが大きいプリンターを強引に小さくして可燃ゴミで出さそうとせず、粗大ゴミとして処分してください。

2-3.粗大ゴミは必ず申請手続きをすること

粗大ゴミは、申請手続きをしなければ、回収してもらうことができません。申請せずにゴミステーションへ出してしまうと、不法投棄などの罪に問われる可能性があります。横浜市の粗大ゴミ受付センターへ申し込みましょう。

2-4.回収日時を守る

可燃ゴミとして出す場合は曜日を守り、粗大ゴミとして出す場合は横浜市に指定された回収日に出してください。曜日や日時を誤ると、持ち去りや放火など犯罪に巻き込まれるリスクが高まるなど、治安の悪化につながる恐れがあります。ゴミの排出者が責任を問われる可能性があるため、決められた日に出すことが大切です。

3.プリンターを処分する方法

プリンターの処分方法を具体的にご紹介します。

3-1.粗大ゴミの申請をする

横浜市では、粗大ゴミの申請手続きが手軽にできるようになっています。粗大ゴミ受付センターのホームページへアクセスしなくても、横浜市LINE公式アカウントから問い合わせや申し込みができるのです。手数料・最短回収日などの確認も簡単にできます。

3-2.手数料を支払う

粗大ゴミの申請手続きを終えたら、粗大ゴミ処理にかかる手数料を支払います。横浜市が指定する金融機関・郵便局・コンビニで規定料金を納入してください。プリンターは、200円分の手数料が必要です。

3-3.指定回収日に出すこと

粗大ゴミの回収日は、通常のゴミ回収日とは異なります。申請時に指定された日時に、指定廃棄場所へ出してください。粗大ゴミの回収日時は限られているため、回収日を間違わないよう注意しましょう。

3-4.自己搬入施設への持ち込みも可能

横浜市には、4つの自己搬入施設があります。プリンターを持ち込んで処分することも可能です。持ち込む前に、粗大ゴミ受付センターへ申し込みを行ってください。また、キャンセルする際は、申し込みの取り消し手続きが必要です。自己搬入施設は、以下を参照してください。

3-4-1.鶴見資源化センター

  • 横浜市鶴見区末広町1-15-1(鶴見工場内)
  • 受付時間:9時〜12時、13時〜16時
  • 休日:日曜・年末年始

3-4-2.港南ストックヤード

  • 横浜市港南区日野南3-1-2(港南資源回収センター内)
  • 受付時間:9時〜12時、13時〜16時
  • 休日:毎月第1水曜日(1月だけ第2水曜日)・年末年始

3-4-3.長坂谷ストックヤード

  • 横浜市緑区寺山町745-45
  • 受付時間: 9時〜12時、13時〜16時
  • 休日:日曜・年末年始

3-4-4.神明台ストックヤード

  • 横浜市泉区池の谷3949-1
  • 受付時間:9時〜12時、13時〜16時
  • 休日:日曜・年末年始

4.業者を利用して処分する方法

横浜市の可燃ゴミや粗大ゴミとして処分する方法以外に、業者に引き取りを依頼する方法も考えてみましょう。業者に依頼する際の手順についてご紹介します。

4-1.良心的な業者を探す

プリンターを回収してくれるのは、不用品回収業者などです。不用品回収業者は年々増えているため、良心的な業者を探すことが大切なポイントとなります。業者をいくつかピックアップしましょう。インターネットなどで検索し、評判がいい業者をいくつか選び、比較検討することが大切です。

4-2.業者へ問い合わせをする

業者をピックアップしたら、無料見積もりの問い合わせをしましょう。業者のホームページからメールフォームなどを利用して問い合わせができます。急いでいる場合は、電話での問い合わせも可能です。

4-3.見積もりを比較して業者を決める

複数の業者から見積もりを出してもらったら、費用だけでなく、対応やサービス面なども比較して業者を決めましょう。業者によってサービスや回収費用はまちまちです。見積時の対応なども検討材料にし、信頼できる業者と契約してください。

4-4.回収希望日を調整する

不用品回収業者は迅速にプリンターの回収をしてくれるため、忙しい方にも最適な方法です。早朝・夜間などの希望がある場合はあらかじめ伝えておき、スケジュール調整をして、回収日時を決めてもらいましょう。

4-5.プリンターの回収完了後に支払い

プリンターの引き取り作業が完了したら、業者へ回収費用を支払ってください。支払いは現金だけという業者もあれば、クレジットカードに対応している業者もあります。支払い方法は、事前に確認しておくと安心です。

5.プリンターを買取に出す方法

まだ使えるプリンターは、買取対象となる場合があります。買取に出す方法を具体的に解説していきましょう。

5-1.リサイクルショップなどで査定を受ける

最寄りのリサイクルショップで査定を受け、買取してもらう方法があります。近隣の店舗であれば、気軽に立ち寄ることができるのがメリットでしょう。とはいえ、リサイクルショップの査定は持ち込みが基本です。プリンターの運搬手段を確保し、輸送時に故障などが起こらないよう厳重にこん包してから持ち込みましょう。

5-2.家電買取専門業者に依頼する

パソコンや周辺機器などの家電買取専門業者であれば、プリンターも買取対象となりやすいでしょう。家電買取専門業者の場合、リサイクルショップより高値で買取してもらえる可能性があります。買取方法は、宅配買取・持ち込み買取・出張買取など、業者によって異なるため、利用しやすい方法を採用している業者を選んでください。

5-3.個人売買でリセールする

業者による買取が難しい場合でも、ネットオークションやフリマサイトを利用し、自分でリセールする方法もあります。希望価格で出品できるのが魅力です。とはいえ、美品や未使用品のプリンターは、業者による出品が多くなっています。また、個人売買は買い手がすぐにつかないのがデメリットです。売買成立まで時間がかかることを想定しておきましょう。

6.プリンターの処分でよくある質問

プリンターの処分に関する質問を集めました。

Q.横浜市とほかの市では、粗大ゴミの出し方が異なるのか?
A.はい、手続きの仕方やゴミの分別などが異なる場合があります。横浜市のルールや粗大ゴミの申し込み手順などをしっかり理解しておき、スムーズに処分できるよう知識を持っておくことが大切です。

Q.横浜市では、チャットでも粗大ゴミの手続きができるのか?
A.はい、できます。粗大ゴミ受付センターのホームページにアクセスすれば、チャットの開始が可能です。ホームページ右下のチャット画面をクリックし、チャットを始めてください。手続きだけでなく、不明点などの質問もできます。

Q.プリンターを自己搬入する際にすべきことは?
A.自己搬入施設では、手数料の支払いを受付していないため、事前に手数料の支払いを終えておきましょう。粗大ゴミ収集シールをプリンターに貼り付けた状態で持ち込んでください。

Q.プリンターを粗大ゴミとして処分する場合、事前申し込みの締め切りは回収日の何日前なのか?
A.締め切りは、回収日の7日前までです。ただし、最短の回収日が週末を挟む場合は、8日前までに申し込みを行ってください。

Q.買取対象となるものと買取対象外となるものの違いは?
A.買取対象となるものは、キャノンやエプソンなど大手メーカーのもので、不具合などがない高年式のプリンターです。一方、壊れたもの・年式が古く寿命が近いモデル・傷や汚れが目立つものは、買取対象外となる可能性が高いでしょう。

まとめ

横浜市でプリンターを処分する場合、サイズが小さいものは可燃ゴミ、サイズが大きいものは粗大ゴミに分類されています。ゴミの分別ルールを守り、正しい捨て方をすることが大切です。粗大ゴミは事前申請や手数料の支払いが必要であるため、プリンターを処分する手順や、自己搬入施設への持ち込み方法などを覚えておき、スムーズに処分できるようにしておきましょう。自治体回収の粗大ゴミ回収日程は限られているので、急いでいる方は業者を利用して処分する方法も視野に入れてみてください。