ノートパソコンとデスクトップの違いは? それぞれの特徴を解説!

ノートパソコンとデスクトップには、どのような違いがあるのでしょうか。どちらを購入すればいいのか、どのような違いがあるのかなど、悩んでいる方は多いはずです。それぞれのメリットとデメリットをしっかりと把握しておけば、自分の目的に合ったパソコンが利用できるでしょう。

本記事では、ノートパソコンとデスクトップの違いについて詳しく説明します。

  1. ノートパソコンとデスクトップの違いは?
  2. ノートパソコンのメリット・デメリット
  3. デスクトップのメリット・デメリット
  4. ノートパソコンとデスクトップで迷ったときの判断基準
  5. ノートパソコンとデスクトップに関してよくある質問

この記事を読むことで、ノートパソコンとデスクトップそれぞれの特徴が分かります。気になっている方はぜひ参考にしてください。

1.ノートパソコンとデスクトップの違いは?

まずは、ノートパソコンとデスクトップの違いをチェックしておきましょう、

1-1.持ち運びができるか・決まった場所で使うか

ノートパソコンとデスクトップの大きな違いは、持ち運びができるか・決まった場所で使うかどうかです。ノートパソコンはコンパクトなサイズとなっており、どこでも気軽に持ち運びができます。けれども、デスクトップは据え置き型ですので、持ち運びができません。つまり、携帯性の違いが大きな要素といえるでしょう。よって、電源供給方法にも大きな違いがあります。どこでも持ち運べるノートパソコンはバッテリーに充電があれば稼働しますが、デスクトップは常にコンセントをケーブルにつながなければなりません。

1-2.作業と収納のしやすさ

ノートパソコンとデスクトップには、作業と収納のしやすさという点にも違いがあります。ノートパソコンはデスクトップほど、作業が快適になるとはいえません。慣れれば問題ないという方もいますが、きちんと作業したい方にとっては物足りなさを感じるでしょう。一方、デスクトップは大画面のモニターとキーボードを使うので、作業しやすい点があります。ただし、収納しやすさの点では、コンパクトなサイズのノートパソコンが有利といえるでしょう。デスクトップは一度固定すれば、気軽に動かすことができません。

1-3.カスタマイズ性にも違いがある

ノートパソコンとデスクトップでは、カスタマイズ性にも大きな違いがあります。ノートパソコンは軽量化を目的としたパソコンなので、カスタマイズの自由度は低いでしょう。一方、デスクトップはさまざまなパーツを交換したり、自分で増設したりすることができます。オリジナルパソコンを作る方も、ほとんどがデスクトップです。

2.ノートパソコンのメリット・デメリット

ここでは、ノートパソコンのメリットとデメリットを解説します。

2-1.携帯性に優れている

ノートパソコンの大きなメリットといえるのが、優れている携帯性です。バッテリーが内蔵されているので、充電さえあればコンセントのない場所でも使うことができます。自宅で作業するのはもちろんのこと、オフィスやカフェ・図書館・新幹線の車内などあらゆる場所で作業できるのは大きなメリットです。携帯性が優れているからこそ、パソコンメーカーによっては衝撃に耐性を施したり、長時間バッテリーが使えるようにしたりするところもあります。ノートパソコンはどんどん進化しているのです。

2-2.省エネルギーかつコンパクトなサイズ

ノートパソコンは持ち運びを重視していることから、ほとんどがコンパクトなサイズです。デスクトップは配線がありすぎてゴチャゴチャしたり、どの配線がどこにつながっているのか分からなくなったりします。けれども、ノートパソコンはデスクをスッキリと使うことができ、整理整頓しやすく、スペースを活用しやすい点がメリットです。また、デスクトップよりも格段に低消費電力の部品を使っているため、省エネで使うことができます。

2-3.画面が小さく、放熱性が悪い

場所を選ばず使うことができるノートパソコンでもデメリットがいくつかあります。主なデメリットは、画面が小さいことです。デスクトップは大きめのモニター画面を使うことができるため、作業効率が上がったり、ディスプレイと目を離して使ったりすることができます。けれども、ノートパソコンはどうしても画面が小さくなってしまうため、目が自然と近くなったり、作業がしにくかったりしてしまうのです。また、デスクトップと比べると放熱性が悪いのもデメリットとなります。容量の大きいデータを送受信したり、複数のウィンドウを開けて作業をしたりすると、すぐに本体が熱くなるでしょう。パソコンは熱さに弱い精密機器なので、故障の原因になる可能性もあります。

3.デスクトップのメリット・デメリット

ここでは、デスクトップのメリットとデメリットを解説します。

3-1.複雑な作業ができる

デスクトップの大きなメリットは、ハイスペックであることです。ノートパソコンとは違ってCPU・HDD・メモリー・グラフィックボードの交換または増設ができるため、ハイスペックな仕様にできます。その結果、複雑な作業ができるようになるのです。たとえば、グラフィックを多用するようなクリエイティブな作業をしたり、PCゲームをプレイしたりする場合は、デスクトップのほうがいいでしょう。3Dモデル作成・高画質動画の編集にも、ハイスペックのパソコンが必要になるのでデスクトップが選ばれます。

3-2.自分好みにカスタマイズできる

自分好みにカスタマイズできるのは、デスクトップの大きなメリットといえるでしょう。前述したように、デスクトップは本体サイズに余裕があり、周辺機器の自分の好きなものにそろえることができるのです。たとえば、キーボードの打ちやすさを重視している方は、使いやすいキーボードに変えることができるでしょう。ハイスペックな作業をする場合はデスクトップでも熱を持ちやすいので、扇風機といった周辺機器を増設する方もいます。自分にとって作業しやすい環境を整えられるのは、デスクトップならではの楽しみ方です。

3-3.設置するためのスペースが必要

デスクトップのデメリットは、設置するためのスペースが必要になることです。本体が大きいので部屋に置こうとしてもスペースが足りないという方は多いのではないでしょうか。高性能かつカスタマイズ性のことを考えると、やはりサイズは大きくなってしまいます。もちろん、デスクトップは持ち運びができませんし、ディスプレイ・スピーカー・キーボードといったパソコンの周辺機器は自分で別途そろえる必要があるでしょう。また、より高性能のデスクトップを購入するとなると、それなりに値段が高くなるのもデメリットです。

4.ノートパソコンとデスクトップで迷ったときの判断基準

ここでは、ノートパソコンとデスクトップで迷ったときの判断基準を紹介します。

4-1.使用する場所を考える

まずは、パソコンをどこで使いたいのか、使用場所について考えることが大切です。パソコンを外出先へ持ち運びたいと思っているのならノートパソコン、家で使うのであればデスクトップなど使用する場所に合わせて選んでください。ただし、屋内だからとデスクトップパソコンに決めるのはまだ早いです。屋内でもダイニングテーブルで作業することもあれば、ベッドの上で扱ったりすることもあるでしょう。屋内でもパソコンを持ち運び、場所を限定せずに使いたいかどうか考えることが大切です。

4-2.パソコンを使用する目的は?

パソコンを使用する場所を考えるだけでなく、使用する目的もハッキリしておかなければなりません。たとえば、簡単な書類を作成したり、ネットサーフィンをしたりするのであれば、そこまでスペックが高くないノートパソコンでも十分です。逆に、パソコンでゲームをプレイしたり、動画や画像の編集をしたりするのであれば、ハイスペックなデスクトップを使ったほうがいいでしょう。パソコンで何をするかによって、ノートパソコンかデスクトップか選んでください。一般的に、デスクトップのほうが作業効率が高くなるため、デスクトップでできることがノートパソコンではできないというケースがあります。

4-3.設置スペースや片付けやすさ

ノートパソコンかデスクトップか判断基準として、設置スペースと片付けやすさもあります。デスクトップは設置スペースが必要になるため、家に設置できるスペースがあるか確認が必要です。スペースが足りない方は、場所を選ばずに使えるノートパソコンに人気があります。ただし、デスクトップにも設置スペースを抑えることのできるコンパクト型やスティック型・一体型デスクトップパソコンもあるので、それらを検討するのも選択肢の1つです。デスクトップは接続ケーブル等が必要になるため、配線といった片付けやすさにも注目するといいでしょう。

4-4.予算に合わせる

パソコンの購入を検討している方にとっては、予算も判断基準の1つといえるでしょう。最近は、スペックが高く軽量化が進んでいるノートパソコンも登場しているので、デスクトップとそこまで差はありません。けれども、デスクトップはキーボード・液晶ディスプレイなど周辺機器も準備しなければならないので総合的に考えると高くなる可能性があります。予算を踏まえた上で検討するのも判断基準の1つです。

5.ノートパソコンとデスクトップに関してよくある質問

ノートパソコンとデスクトップに関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.初心者はどちらのほうがいいのか?
A.使用環境や目的などによって異なりますが、初心者におすすめなのはノートパソコンです。安くて2万~3万円ほどで購入できますし、何よりも持ち運べるというメリットが大きいといえるでしょう。パソコンのトラブルがあったとき、持ち運びができるので店舗ですぐにチェックしてもらったり、ほかの人に見てもらえたりできます。もちろん、メーカーのサポートがついている場合は電話で教えてもらうことができますが、やはり直接見て教えてもらったほうが分かりやすいでしょう。

Q.ハイスペックなPCゲームをプレイしたい人に向いているのは?
A.デスクトップが向いています。ノートパソコンもデスクトップのほうが高性能モデルが多く、ハイスペックなPCゲームを思う存分楽しむことができるでしょう。リアルな映像の3Dタイトルが快適にプレイできたり、途中で画面が固まったりすることもありません。拡張性に優れているデスクトップだからこそ、ハイスペックが要求されるPCゲームも対応できるでしょう。

Q.コスパに優れているのは?
A.ほぼ同じ性能でノートパソコンとデスクトップを比較してみると、コストパフォーマンスに優れているのはデスクトップです。小さめのサイズにすればするほどコストがかかり、本体の価格が割高になってしまいます。昔と比べればノートパソコンのコスパも高くなりましたが、デスクトップパソコンのほうがコスパは優れているといえるでしょう。

Q.デスクトップを使用する際の注意点は?
A.電源は常に接続しておくことになるため、データは定期的にバックアップを取っておかなければなりません。ノートパソコンはバッテリーが内蔵されていますが、デスクトップにはないのが大きな違いです。よって、コンセントが抜けたり停電したりすると、パソコン本体も電源が落ちてしまいます。パソコンのデータをなくさないように、常にバックアップを取っておきましょう。

Q.古いパソコンを処分する方法は?
A.PCリサイクル法に基づいてメーカーへ回収を依頼したり、新しいパソコンを購入する販売店に頼んだりする方法があります。自治体回収での処分ができないことになっているので注意してください。手間と時間をかけず、できるだけお金をかけたくない方は無料回収業者がおすすめです。ノートパソコンなどの無料回収を行っているパソコンダストでは、回収したものを再販したり、部品に分解して再利用したりしています。処分で悩んでいる方はぜひ一度お問い合わせください。

まとめ

ノートパソコンは持ち歩けるサイズ感、デスクトップは家に置いてハイスペックな作業ができる大きな特徴があります。まずは、自分がどこで使いたいのか・パソコンで何をしたいのか考えてみてください。そして、使用目的や用途に合わせて選ぶことが大切です。どうしても悩んでしまうときは、家電量販店やパソコン販売店のスタッフに相談するといいでしょう。