パソコンの選び方を解説! 失敗しないために覚えておくこととは?

「パソコンを購入したいが種類がたくさんありすぎて、どれを選んでいいか分からない」という人は多いと思います。また、「パソコンの性能を知りたいが、用語が分からない」という方も珍しくないでしょう。パソコンは、性能だけでなく用途で選ぶことが大切です。今回は、パソコンの上手な選び方を紹介します。

  1. パソコンを選ぶ際に知っておきたいこと
  2. パソコンの選び方のポイント
  3. パソコンの購入方法
  4. 買い替えの目安や2台目の選び方
  5. 不要になったパソコンの処分方法
  6. パソコンの選び方に関するよくある質問

この記事を読めば、不要になったパソコンの処分方法も分かるでしょう。パソコンの購入を考えている人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.パソコンを選ぶ際に知っておきたいこと

はじめに、パソコンを選ぶ際に知っておくべきことを分かりやすく紹介します。

1-1.パソコンは用途に応じて選ぶ

パソコンは、用途に応じて選ぶことが大切です。たとえば、持ち運んで使いたい場合はノートパソコン、特定の場所で長時間使いたい場合は、デスクトップパソコンが使いやすいでしょう。さらに、パソコンの性能によってできることが異なります。動画編集や3Dゲームを楽しみたいのか、文章を書いたり表が作成できたりすれば十分なのか、はっきりさせておくことが大切です。ゲームや動画編集のような複雑な作業ほど、高性能なパソコンが必要になります。

1-2.パソコンの性能と費用は比例する

パソコンは高性能なほど価格も高くなります。性能がそこそこで最新型のパソコンより、型落ち品でも高性能のパソコンのほうが高いことも珍しくありません。高性能のパソコンはできることがたくさんありますが、使い道によってはそこそこの性能で十分ということもあるでしょう。ですから、自分がパソコンでやりたい作業にどのくらいの性能が必要なのか、見極める重要です。

1-3.メモリ・CPU・容量の意味

パソコンを選ぶ際、メモリ・CPU・容量(ハードディスク)を参考にします。メモリやCPUの役割を詳しく説明すると長くなるので、以下のようなたとえを覚えておくと理解しやすいでしょう。

  • CPU:作業する人の性能、もしくは人数
  • メモリ:作業する場所の広さ
  • 容量(ハードディスク):作業に必要な道具やできあがったものを収納するボックス

つまり、作業する人が有能だったり多人数だったりすれば、作業スピードが速くなります。作業場所が広ければ一度にたくさんの作業が可能です。その一方で、作業する人を増やしたり広い作業場所を確保しようと思ったら費用がかかります。

1-4.OSの違い

OSとはパソコンを動かすシステムです。現在、OSの主流を占めているのがWindowsとmacOSの2つになります。macOSはApple社製のパソコンだけに使われているのに対し、Windowsは多くのメーカーで使用されているのです。なお、安価なパソコンの場合、OSは別売りになっていることがあるので注意しましょう。また、Windowsはvistaまでのサポートがすでに終了しており、Windows7のサポートも2020年1月に終了します。「中古パソコンを安く手に入れたい」という場合は、OSのバージョンに注意してください。

2.パソコンの選び方のポイント

この項では、満足できるパソコンの選び方のコツを紹介します。

2-1.サポートが手厚いのは有名国内メーカー

パソコンを製造・販売しているメーカーは、DellやHPなどの世界中にシェアをもつ海外メーカーや、富士通・NECなど有名国内メーカーがあります。このほか、ドスパラやマウスコンピューターなど、パソコン好きには名の知れたメーカーもおすすめです。また、パソコン工房など自分好みのパソコンをカスタマイズしてくれるメーカーもあります。多くの家電量販店で購入でき、サポートが手厚いのは、日本メーカーです。有名メーカー製で手ごろな価格のパソコンが欲しい場合は、DellやHPを選んでもいいでしょう。高性能なパソコンをできるだけ安く手に入れたい場合は、ドスパラも一押しです。

2-2.初心者は日本のメーカーがおすすめ

パソコンにあまり詳しくない、そこそこの機能があらかじめ全部ついているパソコンが欲しい場合は、日本のメーカーのものがおすすめです。前述したように、たいていの家電量販店で販売されているので、売り場で説明を受けてから購入することができます。また、家まで設置しに来てくれるサービスもあり、初心者でも安心です。

2-3.通販の場合は出荷日に注意する

通販でパソコンを購入する場合、出荷まで時間がかかることもあります。今すぐパソコンが欲しい人は、出荷日を確認しましょう。また、メーカーによってはOSやワードやエクセルなどのオフィスソフトが別売りのところもあります。値段に含まれているソフトや機能の内容もよく確認しましょう。

3.パソコンの購入方法

この項では、パソコンの購入方法とそれぞれの特徴・注意点を紹介します。

3-1.店頭で購入する

パソコンは、専門ショップや家電量販店で購入できます。実際に見て大きさや使い心地を確かめることができるほか、いろいろなパソコンを比較できるのもメリットです。その反面、国内有名メーカーの製品しか置いていないところも多く、価格が通販に比べると高めのところもあります。

3-2.通信販売

Amazonや楽天など大手ネットショップサイトや、テレビショッピング、メーカーなどから、パソコンを購入することもできます。特に、メーカーのサイトから購入すると、自分好みの性能にカスタマイズすることも可能です。その反面、初心者にはカスタマイズの方法がわかりにくいところもあるほか、実際に商品が届くまで時間がかかることもあります。

3-3.ネットオークションやリサイクルショップ

リサイクルショップや、ネットオークションを利用すれば、中古のパソコンをお手ごろ価格で手に入れることも可能です。性能はそこそこでかまわないので、とにかく安くパソコンが欲しい人は、中古も選択肢に入れて探してみてもいいでしょう。ただし、中古は壊れても保証サービスがつかないところも多く、短期間しか使えないリスクもあります。

4.買い替えの目安や2台目の選び方

この項では、パソコンを買い替える目安や2台目の選び方を紹介します。

4-1.パソコンの寿命は約5年

パソコンの寿命は、1日8時間動かして約5年が目安です。5年以上使えることもあれば、5年未満で寿命が来ることもありますが、3年以上使用したパソコンは、いつ寿命が来てもおかしくないと考えましょう。また、パソコンはいきなり故障することも珍しくありません。パソコンが故障すると重要なデータが取りだせなくなります。定期的なバックアップを取ることはもちろんのこと、余裕を持って買い替えするのがおすすめです。

4-2.パソコンの寿命が近づくと出る症状

パソコンの寿命が近づくと、以下のような症状が出やすくなります。このような症状が出たら買い替えを検討しましょう。

  • いきなりパソコンが強制終了し、再起動する
  • ブルースクリーン(画面が青くなる)
  • パソコンが固まって動かなくなることが多くなる
  • HDDから異音がする

4-3.2台目は1台目と違う使い方ができるものがおすすめ

今は、1人で複数台のパソコンを持つ人も珍しくありません。2台目は、1台目と異なる形やスペックにするとパソコンを使える場所やできることの幅が広がります。たとえば、高性能のデスクトップパソコンを持っている場合、ノートパソコンを2台目にすることで、出先などでパソコンを使えるようになるでしょう。ただし、高性能なパソコンを持っている人が、サブマシンとしてあまり性能のよくないパソコンを持つと、データの共有ができなかったりすることもあります。2台目を購入する場合、共有したいデータや使い道をよく考えて選びましょう。

5.不要になったパソコンの処分方法

この項では、古いパソコンの処分方法を紹介します。

5-1.基本はメーカーに回収を依頼する

パソコンはタブレットを除き、どの自治体でもゴミとして回収していません。メーカーに回収を依頼して引き取ってもらいましょう。2003年以降に販売され、PCリサイクルマークがついているパソコンならば無料で回収してもらえます。すでにパソコンの販売を中止しているところでも、回収は行っている会社もあるので、まずはサイトで確認してみましょう。自作PCなどはパソコン3R推進協会が回収しています。なお、ノートパソコンの場合は自治体や家電量販店が小型家電リサイクル法に基づき、回収しているところもあるので、確認してみてもいいでしょう。

5-2.パソコンは処分する前にデータを削除する

パソコンを処分する前に、データをすべて削除しましょう。パソコンは個人情報のかたまりです。万が一、情報がネット上に流出した場合、回収はほぼ不可能でしょう。パソコンを処分する前のデータ削除は、専用プログラムを使用します。専用プログラムは、パソコンを購入した際に付属のCD-ROMについていることもあれば、専用ページからダウンロードするようになっているものもあるので、確認してください。無料ソフトも公開されています。このプログラムを使うと、復元はとても難しくなるので、重要なデータは必ずバックアップを取ってから削除しましょう。なお、パソコンが壊れて立ち上がらない場合は、HDDを取りだして金づちなどで物理的に壊せば安全です。

5-3.パソコンダストを利用するメリット

パソコンダストでは、パソコンを送料・回収料無料で宅配回収しています。

  • 2003年以前に購入したパソコンでメーカーに回収してもらうには料金がかかる
  • 自作のパソコンで回収してもらうには料金がかかる
  • 事情があって今すぐパソコンを回収してほしい

このようなケースは、ぜひパソコンダストをご利用ください。パソコンはリユースしたり部品を再利用したりするため、無料で回収できます。また、パソコンと同こんならば、指定品目も送料無料で回収可能です。ただし、CRTモニター(ブラウン管のモニター)は回収不可ですのでご注意ください。パソコンダストは事前連絡不要、パソコンをこん包して送るだけですので、誰でもお気軽に利用できます。

6.パソコンの選び方に関するよくある質問

この項では、パソコンの選び方に関する質問を紹介します。

Q.パソコンが安くなる時期はあるでしょうか?
A.新年(初売り時期)は、家電量販店でパソコンが目玉商品として安く販売されることが多く、購入にはねらい目です。また、パソコンは春と秋に新製品が出ることが多いので、その前後に型落ち品がセールとなることがあるでしょう。1世代前くらいなら、性能に問題はほとんどありません。

Q.小さなノートパソコンはスペックも低いのでしょうか?
A.そうとは限りません。小さくても高性能のものもあります。

Q.ゲーミングPCとはなんでしょうか?
A.3Dゲームをスムーズに行える高性能なパソコンです。

Q.WindowsとmacOSでは、使えるソフトに違いはありますか?
A.広く普及しているソフトの多くが、両方で使うことが可能です。Windowsが作成しているワードやエクセルも、macOSで使用できます。

Q.パソコンダストでは壊れたパソコンでも回収可能ですか?
A.はい。壊れてデータが取りだせないパソコンでも、専用機器を用いて完全にデータを削除できるので、安心してください。ただし、液晶が割れていたり本体に大きな損傷があったりするものは、回収不可です。

Q.パソコン周辺機器は、ゴミとして自治体に回収してもらえますか?
A.はい。多くの自治体で、キーボードやマウスなどはゴミとして回収してもらえます。何ゴミにあたるかは、市のサイト等で確認してください。

まとめ

今回は、パソコンの選び方やポイントを紹介しました。パソコンは、まず使用目的を決めてから、選ぶことが大切です。使用目的が決まったら、必要な性能も分かります。