テレビの寿命が近づいているサインは? お得に処分する方法も紹介

テレビをどのようなタイミングで買い換えればいいのか、テレビをお得に処分する方法はあるのか、テレビの寿命や処分方法で悩んでいる方は多いでしょう。急に電源が入らなくなったり、焼け焦げた変な臭いがしたりするなどの症状は、テレビの寿命サインです。事前に、テレビの寿命サインを把握しておけば、ベストなタイミングで買い換えることができます。

そこで、本記事では、テレビの寿命サインや古いテレビの処分方法などを解説しましょう。

  1. テレビの寿命はどのくらいか?
  2. テレビの寿命が近づいているサイン
  3. テレビの寿命を延ばすには?
  4. 寿命がきたテレビの処分方法
  5. 新しいテレビを選ぶポイント
  6. テレビの寿命に関してよくある質問

この記事を読むことで、テレビの寿命を延ばすコツや新しいテレビを選ぶポイントなども分かります。悩んでいる方はぜひチェックしてください。

1.テレビの寿命はどのくらいか?

まずは、テレビの寿命がどのくらいか、基本情報をチェックしておきましょう。

1-1.テレビの平均寿命は約10年

テレビの種類によって異なりますが、平均寿命は約10年といわれています。現在、最も普及している液晶テレビは、バックライトの寿命が関係しているからです。バックライトと呼ばれている光を当てることで映像を映し出す仕組みなので、このバックライトが寿命を迎えるとテレビも使えなくなります。そのほか、有機ELテレビの平均寿命は4~10年程度、プラズマテレビの平均寿命は15~30年程度です。

1-2.メーカーの部品保有期間にも注目

テレビの平均寿命は約10年ですが、使用時間が多ければ多いほど寿命が早く訪れます。また、テレビを買い換える際は寿命だけでなく、メーカーの部品保有期間にも注目してください。部品保有期間とは、メーカーが本体製造打ち切り後も修理用の部品などを保有する一定期間のことです。部品保有期間を過ぎていると、修理を依頼しても必要な部品がありません。そのため、新しいテレビへ買い換えをすることになります。メーカーによって部品保有期間は異なりますが、だいたい本体製造打ち切り後8年です。修理か買い換えで悩んだ際は、部品保有期間に注目しましょう。

2.テレビの寿命が近づいているサイン

ここでは、テレビの寿命が近づいているサインをいくつか紹介します。

2-1.急に電源が入らなくなる

テレビが寿命を迎えると、急に電源が入らなくなることがよくあるでしょう。テレビの電源が急に入らなくなるのは、回路の不調か電源基盤に問題が起きている可能性が考えられます。急に電源が入らなくなるけれど何回に1回は普通に映るというケースでも、早めにテレビの買い換えを検討したほうがいいでしょう。特に、テレビを見ることが多い人は電源が入らなくなるたびにストレスがかかってしまうので、早めの対応がおすすめです。

2-2.焼け焦げた臭い

テレビから焼け焦げた臭いがする場合、早めに買い換えたほうがいいでしょう。電源をつけると焼け焦げた臭いがする状態は非常に危険です。そのまま放置しておくと、火災の原因になる恐れがあります。

2-3.映りや色が悪くなる

テレビの映りや色が悪くなっている場合も、寿命を迎えているサインです。テレビの写りが悪くなるのは、バックライトが劣化している証(あか)しともいえるでしょう。テレビの色が変化する症状は、本体の故障が原因です。ただし、コンセントをしっかりとつなぎ直したり、電源を入れ直したりするともとに戻ることもあります。頻繁に写りや色が悪くなる場合は、テレビの寿命と考えていいでしょう。

2-4.音が割れる・ノイズが入る

音が割れたり、ノイズが入ったり、聞こえなくなったりする場合もテレビの劣化サインです。テレビの音に異変が生じた場合、スピーカーが故障している可能性があります。また、スピーカーの近くにものを置くことで異変が生じるケースもあるため、テレビの周囲にそのようなものがないかどうかチェックしてみましょう。周辺にものがないのに音が割れる場合は、テレビの買い換えをおすすめします。

3.テレビの寿命を延ばすには?

ここでは、テレビの寿命を延ばす方法について詳しく説明します。

3-1.テレビの設置場所に気をつける

テレビの寿命を延ばすためには、設置場所を慎重に決めることが大切です。テレビは熱に弱い特徴があるため、直射日光が当たる場所や高温になりやすい場所には置かないようにしてください。熱が集まる場所に設置すると、テレビ本体の温度がどんどん上がり、寿命を縮める原因になるからです。特に、何か月・何年も高温になる場所に置いてしまうと故障するリスクが高まります。なるべく、設置場所は直射日光が当たらない、湿度が低い場所を選んでください。

3-2.定期的なお手入れが必要不可欠

定期的に、テレビをお手入れすることも寿命を延ばすポイントです。テレビからは静電気が出ているため、どうしてもホコリが集まってきます。テレビについたホコリを放置していると、故障の原因になるので注意が必要です。また、テレビ本体に積もっているホコリだけでなく、コンセント周辺のホコリも除去しましょう。コンセント周りのホコリは火災の原因になるため、定期的なお手入れが必要です。

3-3.転倒・水濡れ防止を忘れずに

今、使用しているテレビには転倒・水濡れ防止を施しているでしょうか。地震によってテレビが転倒したり、雨漏りで水に濡れたりしてしまうと、テレビの故障につながるので注意が必要です。それらのトラブルを未然に防ぐためにも、テレビの転倒・水濡れ防止を徹底してください。主な防止策としては、耐震パッドを使ったり、パネルカバーを取りつけたりするなどの方法があります。

3-4.つけっぱなしは避ける

テレビをつけたままにすることは、寿命を縮める行為ですので注意が必要です。テレビをつける時間が長くなるほど内部の部品が劣化するため、視聴時間を決めておきましょう。なんとなくつけっぱなしにする時間をなくし、見ていないときはテレビを消してください。少しでも無駄を省くことが、テレビを長く使い続けるポイントでもあります。

4.寿命がきたテレビの処分方法

ここでは、寿命がきたテレビの処分方法を解説します。

4-1.家電量販店に引き取ってもらう

新しいテレビの購入を検討している方は、古いテレビを家電量販店に引き取ってもらう方法があります。テレビは家電リサイクル法の対象品目になっているため、ほとんどの小売店で古いテレビの引き取りを受けつけているでしょう。購入と同時に古いテレビを引き取ってもらうことができるので、手間と時間はかかりません。ただし、テレビを引き取ってもらう際は、リサイクル料金と収集運搬料金がかかります。

4-2.買取に出す

まだ正常に使える状態のテレビなら、買取業者に買い取ってもらうのも方法の1つです。壊れていない限り、ほとんどの業者に買い取ってもらえるでしょう。ただし、壊れていたり不具合が出たりしているテレビは買取不可になる可能性があります。査定を依頼する前に、テレビがどのような状態になっているか確認してください。

4-3.不用品回収業者に依頼する

すぐにテレビを処分したい・壊れているテレビを手放したいと思っている方は、不用品回収業者に依頼する方法もあります。不用品回収業者に依頼するメリットは、手間と時間をかけずに処分できることです。テレビ以外にも処分したい不用品があれば、まとめて処分できます。不用品回収業者の多くがさまざまな品目を扱っているため、テレビなど自治体回収で捨てられないものも回収可能です。

4-4.無料回収ならパソコンダストへ

できるだけ処分費用を抑えたい方は、無料回収業者に依頼する方法があります。パソコンや不用品の無料回収を行っているパソコンダストでは、壊れているものでも無料回収が可能です。「なぜ無料で回収できるのか」「無料回収業者に依頼するとトラブルになるのでは」と思われがちですが、無料回収の理由が明確になっている業者なら安心できます。たとえば、パソコンダストの場合は回収したものを自社でメンテナンス・再販し、再販できないものは部品として販売しているので無料回収が可能です。逆に、無料回収の理由が明確になっていない業者は悪徳業者の可能性が高いため、注意してください。

5.新しいテレビを選ぶポイント

ここでは、新しいテレビを選ぶポイントについて詳しく説明します。

5-1.画面サイズの選び方

大きい画面で映画を見たいからと、部屋の広さに合っていない画面サイズを選ぶのはNGです。テレビの画面サイズを選ぶ際は、部屋の広さと視聴距離を考慮しましょう。視聴距離に関して、フルハイビジョンテレビは画面の高さ×3倍、4Kなら画面の高さ×1.5倍が適正視聴距離です。部屋の広さに合わせて画面サイズを選ぶ際は、下記を参考にしてください。

  • ~39V型:~6畳
  • 40~43V型:6~8畳
  • 48~60V型:8~10畳
  • 65V型~:10畳~

5-2.液晶テレビか有機ELテレビか

新しいテレビを選ぶ際、液晶テレビか有機ELテレビのどちらにすべきか悩んでいる方は多いでしょう。どちらにすべきか悩んでしまうときは、使用目的(シーン)や予算を考えてください。予算を抑えたい・いろいろな機種の中から選びたい方は、液晶テレビがおすすめです。繊細で美しい映像を楽しみたい・スリムで軽量なテレビにしたい方、有機ELテレビがいいでしょう。

5-3.機能面もチェック!

最近のテレビには、さまざまな機能がついています。その機能面にも注目して、新しいテレビを選ぶといいでしょう。特に、テレビで録画機能を使うことが多い方は、内蔵チューナー数をチェックしてください。内蔵チューナー数が多ければ多いほど、同時視聴や録画できる番組数が多くなります。そのほか、さまざまな機能がついているので、使用目的に合わせて選びましょう。

6.テレビの寿命に関してよくある質問

テレビの寿命に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.画面は映るけれど、音声が出ないのはなぜか?
A.テレビ内部の回線または基盤に不具合が生じているからです。画面が映るとテレビに問題はないと思われがちですが、音声が出ない状態は何らかの不具合が起きている証拠となります。音声が出ないと意味がないので、修理を依頼するか、新しいテレビに買い換えたほうがいいでしょう。

Q.テレビを掃除する際の注意点は?
A.水気に弱い特徴があるため、テレビを掃除するときは乾いたマイクロファイバータオルを使いましょう。マイクロファイバータオルで取り除けない汚れの場合は、テレビ専用のクロスまたはウェットティッシュを使ってください。特に、部屋の中でたばこを吸う人はヤニがテレビ画面につきやすくなるため、拭き掃除をすることが大切です。

Q.テレビは自治体回収で捨てられないのか?
A.家電リサイクル法によって、テレビは自治体回収で捨てることができません。メーカーによるリサイクルと回収が義務づけられており、家電量販店に引き取ってもらうか、メーカーに回収を依頼することになります。自治体の中には、家電リサイクル券を購入し指定引取場所へ直接運搬することも可能です。

Q.リサイクル料金はいくらかかるのか?
A.テレビのリサイクル料金は、メーカー・テレビの種類・サイズなどで異なります。大まかなリサイクル料金は、下記を参考にしてください。

  • 液晶・プラズマ式テレビ(小):1,870円
  • 液晶・プラズマ式テレビ(大):2,970円
  • ブラウン管式テレビ(小):1,870円
  • ブラウン管式テレビ(大):2,970円

Q.劣化サインが出ているときの対処法は?
A.テレビに不具合が見られる際は、電源のオン・オフを繰り返してみてください。その操作を2~3回繰り返しても、もとの状態に戻らない場合はメーカーに問い合わせてみるといいでしょう。メーカーのカスタマーサービスに相談することで、問題が解決することもあります。

まとめ

テレビの平均寿命は約10年といわれています。ただし、使用頻度によっては早く寿命が訪れることもあるでしょう。発売年月から10年が経過し、不具合が起き始めた際は買い換えを検討してみてください。古いテレビを処分する方法としては、家電量販店に引き取ってもらったり、下取りに出したり、不用品回収業者に回収もしくは買取を依頼したりするなど方法はさまざまです。不用品回収業者の中には、無料回収を受けつけているところもあります。パソコンダストでは無料回収を行っているので、テレビの処分でお悩みの方はぜひ一度お問い合わせください。