マウスコンピューター製パソコンの廃棄方法は?無料回収・データ消去・故障PCの処分を解説
マウスコンピューターのパソコンを買い替えたり、長年使ったPCが故障したりすると、「どうやって廃棄すればいい?」「PCリサイクルマークが見当たらなくても処分できる?」と迷うことがあります。
家庭で使用していたマウスコンピューター製パソコンは、メーカーが案内する家庭向け回収サービスを利用できます。2026年9月時点では、デスクトップPCとノートPCの回収料金は0円と案内されており、以前のPCリサイクル制度だけを前提にした情報とは条件が異なります【注1】。
一方、処分前にはパソコン内の写真や書類、ブラウザーの保存情報などのデータにも注意が必要です。故障して起動できない場合や、HDD・SSDだけ手元に残したい場合は、処分先がその状態に対応しているか確認してから出しましょう。
マウスコンピューターを廃棄するときは、「家庭用か事業用か」「データをどうするか」「PC本体がどのような状態か」を確認してから回収方法を選ぶことがポイントです。
この記事では、マウスコンピューター公式の回収方法、処分前のデータ消去、故障したPCの扱い、パソコンダストを利用する場合の条件まで解説します。
1.マウスコンピューターのパソコンを廃棄する方法
家庭で使っていたパソコンは、資源有効利用促進法に基づく回収・リサイクルの対象です。
経済産業省では、家庭から排出される使用済みパソコンについて、パソコンメーカーによる回収・リサイクルが行われていると案内しています【注2】。
マウスコンピューターでも家庭向けの回収窓口を設けていますが、現在の公式案内では、デスクトップPCやノートPCは0円で回収するとされています。
家庭用パソコンはメーカーの回収サービスを利用できる
2026年9月時点のマウスコンピューター公式サイトでは、家庭向け回収の対象を「マウスコンピューター(MCJ)製パソコン本体、およびiiyama製ディスプレイ」としています【注1】。
回収料金は次のとおりです。
| 製品 | 回収料金 |
|---|---|
| デスクトップPC | 0円 |
| ノートブックPC | 0円 |
| 液晶ディスプレイ | 0円 |
| CRTモニター | 4,400円(税込) |
| データ消去+証明書発行 | 3,498円(税込・希望者のみ) |
パソコン本体と一緒に送る場合は、本体付属のキーボードやマウスも回収対象です。ただし、マウスコンピューター製以外のパソコンは家庭向けメーカー回収へ申し込めません【注1】。
現在の回収・再資源化は、マウスコンピューターの案内に基づき、小型家電リサイクル法の認定事業者が実施しています【注1】。
PCリサイクルマークだけで料金を判断しない
古いパソコン処分の記事では、「PCリサイクルマークがあれば無料、なければ有料」という説明を見かけることがあります。
PCリサイクルマークは、家庭用パソコンのメーカー回収制度を理解するうえで重要なものです。経済産業省でも、PCリサイクルマーク付きの家庭用パソコンについては、回収・再資源化料金が販売価格に含まれている仕組みを案内しています【注2】。
ただし、マウスコンピューターの2026年9月時点の家庭向け回収ページでは、デスクトップPC・ノートPCについてPCリサイクルマークの有無による料金差は示されておらず、いずれも0円と案内されています【注1】。
そのため、古い情報をもとに「マークがないから必ず有料になる」と判断する必要はありません。
処分するときはPCに貼られたマークだけで判断せず、マウスコンピューター公式サイトの現在の回収条件を確認しましょう。
法人・個人事業主のパソコンは家庭向け回収と別
注意したいのが、会社や個人事業で使用したパソコンです。
マウスコンピューターでは、事業系の使用済みパソコンについて家庭向けとは別の回収制度を設けています。
公式サイトでは、法人・個人事業者などが使用したパソコンやディスプレイは、PCリサイクルマークの有無にかかわらず有償回収と案内されています【注1】。
事業系では見積もりを依頼して回収を進めるため、自宅で個人利用していたPCと同じ手続きで出さないようにしてください。
「購入者が個人か」だけではなく、家庭から出すものなのか、事業活動で使用したものなのかを確認して回収方法を選びます。
2.廃棄前に確認したいデータとパソコンの状態
パソコンは本体を処分すれば終わりではありません。
HDDやSSDには、写真、文書、メール、ブラウザーの履歴や保存情報などが残っている場合があります。必要なデータをバックアップしたうえで、データの扱いを決めてから廃棄しましょう。
必要なデータを保存してから消去する
マウスコンピューターでは、家庭向けPC回収について、HDD内の個人情報など重要なデータは、利用者自身の責任で保存・消去するよう案内しています【注1】。
処分前は次の順番で確認すると分かりやすくなります。
- 残したい写真・書類などをバックアップする
- 必要なソフトやサービスの引き継ぎを確認する
- ブラウザーやクラウドサービスからログアウトする
- 自分で可能な範囲でHDD・SSDのデータを消去する
- USBメモリーやSDカード、DVDなどを抜く
単にファイルを「ごみ箱」へ移動して削除しただけでは、ストレージ上から完全に消去されたとは限りません。
自分でのデータ消去が難しい場合、マウスコンピューターの家庭向け回収では、回収後のデータ消去と証明書発行をセットにした3,498円(税込)のオプションも案内されています【注1】。
データ消去を依頼した記録まで必要な場合は、通常回収とは別にオプションの利用を検討しましょう。
HDD・SSDを手元に残す方法もある
古いパソコンからHDDやSSDだけ取り外し、手元に保管したい場合もあります。
特に、パソコンが故障してデータ消去ソフトを使用できない場合は、記憶装置を取り外してから本体だけ処分する方法も選択肢です。
ただし、メーカー回収を利用するときの部品欠品に関する細かな条件は、利用する回収窓口の最新案内を確認してください。
一方、パソコンダストでは、HDDを取り外したパソコン本体でも回収可能と明記しています。
HDD・SSDだけ手元に残したい場合や、新しいPCへストレージを移植する予定がある場合は、このように部品を外した状態で受け付ける回収方法を選ぶとよいでしょう。
ノートPCのバッテリーが膨張している場合は使用を止める
ノートパソコンの場合は、バッテリーの状態にも注意してください。
マウスコンピューターでは、リチウムイオンポリマーバッテリーが膨らんでいる、変形している場合には、使用を中止してサポートセンターへ連絡するよう案内しています【注3】。
また、バッテリー単体については、マウスコンピューターでは回収・処分できず、バッテリーを製品に装着した状態であればPCのリサイクル回収が可能と案内されています【注4】。
ただし、すでに大きく膨張している、異常に発熱している、液漏れや破損がある場合は、通常の宅配便へ自己判断で出すのは避けましょう。
発送する前にマウスコンピューターのサポートや利用予定の回収先へ状態を伝え、安全な処分方法を確認してください。
3.故障PCや周辺機器もまとめて処分する方法
マウスコンピューター公式の回収を利用する以外にも、買い替え時の下取りやパソコン回収サービスを利用する方法があります。
どの方法が適しているかは、PCの状態、買い替え予定、周辺機器も一緒に処分したいかによって変わります。
| 方法 | 向いているケース | 確認点 |
|---|---|---|
| マウスコンピューター公式回収 | 家庭で使った同社製PCを処分したい | 対象製品、データ消去 |
| 下取り | マウスコンピューターで新しいPCを購入する | 下取り条件、破損・欠品状態 |
| PC回収サービス | 故障PCやHDDなしPC、周辺機器もまとめたい | 送料、故障状態、同梱条件 |
買い替えなら下取りサービスも確認する
新しいマウスコンピューター製PCを購入する場合は、メーカーの下取りサービスを利用できる場合があります。
2026年9月時点では、対象となる新しいパソコンを購入するときに下取りサービスを選択すると、1,100円(税込)の値引きが適用されると案内されています【注5】。
下取りではメーカーや使用年数、起動状態を問わないとされていますが、筐体や液晶の著しい破損、マザーボード・CPU・メモリなど重要パーツの欠品がある場合は対象外です【注5】。
また、HDD・SSDは取り外した状態でも下取り可能です。
「廃棄するだけ」ではなく、新しいマウスコンピューター製PCへの買い替えを予定しているなら、購入時に下取り条件を確認しておくとよいでしょう。
故障・HDDなしのPCなら回収サービスも選択肢
古いマウスコンピューター製PCが起動しない、HDDを取り外している、付属品がないといった場合は、その状態を明確に受け付けている回収サービスを利用する方法があります。
パソコンダストでは、メーカーを問わずデスクトップPCとノートPCを回収しています。
宅配回収では、次の条件のパソコンが送料無料対象です。
- デスクトップPC:動作不問。基本的な部品がそろっていればHDDなし、自作PC、古いPC、故障PCも対象
- ノートPC:動作不問。基本的な部品がそろっていればHDD・ACアダプターなし、古いPC、故障PC、画面割れ、水没も対象
マウスコンピューターのBTOパソコンもメーカーを理由に対象外になることはありません。
また、PCリサイクルマークがないパソコンでも回収可能と案内しています。
具体的な条件は、パソコンダストの宅配回収条件で確認できます。
宅配では送料と周辺機器の同梱条件を確認する
パソコンダストで送料無料の宅配回収を利用する場合は、日本郵便のゆうパックで着払い発送します。
ゆうパックの梱包条件は、3辺の合計160cm以内、重量25kg以内です。
ヤマト運輸や佐川急便などを着払いで送ることはできません。別の運送会社を利用したい場合は元払いとなります。
デスクトップPCやノートPCなどの送料無料対象品が入っている箱には、キーボード、マウス、電源ケーブル、パソコン周辺機器なども同梱できます。
マウスコンピューター製PCだけでなく、古い周辺機器や取り外したパーツなども整理したい場合は、自作PC・BTOパソコンとパーツの処分方法もあわせて確認してください。
なお、ノートPCのバッテリーが膨張・発熱している場合については、パソコンダスト公式サイトで宅配可能とは明記されていません。異常のあるバッテリーを搭載したPCは自己判断で発送せず、事前に受付可否を確認してください。
データを消去できない故障PCも回収後に処理される
パソコンが正常に起動する場合は、自分で必要なデータをバックアップ・消去してから処分するのが基本です。
しかし、電源が入らない、Windowsが起動しないなどの故障で、自分ではデータを消せないこともあります。
パソコンダストでは、回収したパソコンのHDDを取り外し、再利用可能なものはNSAやDoD準拠方式に対応した専用機器で論理消去し、資源化するものは物理的に消去すると案内しています。
通常のデータ消去には費用がかかりません。
消去した記録が必要な場合は、データ消去証明書の発行サービスもあり、2026年9月時点ではHDD1台につき3,300円(税込)、HDD物理破壊写真付きはHDD1台につき4,400円(税込)です。
自分でHDDを取り外して保管する方法と、PCごと回収に出してデータ消去を任せる方法のどちらが合うかを考えて選びましょう。
まとめ
家庭で使用していたマウスコンピューター製パソコンは、メーカー公式の家庭向け回収サービスを利用して廃棄できます。
2026年9月時点では、デスクトップPC・ノートPC・液晶ディスプレイの回収料金は0円です。現在の公式案内ではPCリサイクルマークの有無による料金差は示されていないため、「マークがないから有料」と古い情報だけで判断しないようにしましょう。
マウスコンピューターを処分するときは、次の順番で確認するとスムーズです。
- 家庭用として使っていたPCか、事業用PCか確認する
- 必要な写真・書類などをバックアップする
- HDD・SSDのデータを消去するか、取り外すか決める
- メーカー回収、下取り、PC回収サービスから方法を選ぶ
- 故障や部品欠品がある場合は回収条件を確認する
- バッテリーが膨張している場合は自己判断で発送しない
新しいマウスコンピューター製PCへ買い替えるなら下取り、同社製PCだけを処分するならメーカー回収を確認できます。
一方、故障している、HDDを取り外している、キーボードやマウス、PCパーツなども一緒に整理したい場合は、条件の合うパソコン回収サービスを選ぶ方法があります。
パソコンダストでは、マウスコンピューターを含むメーカー不問のデスクトップ・ノートPCを回収しており、動かないPCやHDDを取り外したPCも送料無料対象です。回収したPCのHDDは無料でデータ消去されます。
「マウスコンピューターだから特別な捨て方が必要」と考えるより、PCの状態とデータ、処分したい周辺機器まで整理して、自分に合う回収方法を選ぶことが大切です。

