エアコンのリサイクル料金はどのくらい? 処分をしてくれる場所は?

エアコンは、冷暖房や空気清浄に1年中活躍する家電です。部屋ごとにエアコンがあるというご家庭も多いことでしょう。エアコンは家電リサイクル法の対象家電ですので、不用になった場合も粗大ゴミとして処分することはできません。いざ、処分したいときに困った経験のある方も多いのではないでしょうか?

そこで、今回はエアコンを処分する際にかかるリサイクル料金やリサイクル券の購入方法を解説します。

  1. 家電リサイクル法って何?
  2. エアコンを処分する方法
  3. エアコンを売却したい場合
  4. エアコンのリサイクル料金に対するよくある質問

この記事を読めば、もうエアコンの処分方法に悩むことはありません。エアコンの買い替えや処分を考えている方は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.家電リサイクル法って何?

家電リサイクル法とは、限りある資源を有効活用するために家電を製造・販売したメーカーが、責任を持って製品を回収してリサイクルを行うために定められた法律です。現在は、テレビ・冷蔵庫(冷凍庫)・洗濯機(乾燥機)・エアコンが対象家電に指定されています。そのため、全国どの自治体でもこれらの家電は回収していません。法律に沿って処分する必要があります。

なお、家電リサイクル法の対象になっているエアコンは、家庭用のものだけです。業務用のエアコンは対象外ですので、注意しましょう。

2.エアコンを処分する方法

この項では、エアコンを処分する方法を解説します。どのように処分すればよいのでしょうか?

2-1.買い替えの場合

新しいエアコンを購入するので古いエアコンを処分したい場合は、エアコンの購入時に古いエアコンの処分も依頼できます。家電量販店でリサイクル料金(1,620円均一)・取り外し料金・送料などを払いましょう。店舗によっては送料や取り外し料金をサービスしてくれるところもあります。
当日はすべて業者に任せておけば問題ありません。

2-2.エアコンを処分したいだけの場合

エアコンを処分だけしたい場合は、購入した店舗に取り外しと回収を依頼しましょう。全国チェーンの家電量販店で購入した場合は、基本的にどの店舗でも回収してもらえます。また、「どこの店舗で購入したエアコンでも回収します」という店舗もありますので、購入した店舗がもう存在しないという場合に利用してみましょう。

ただし、この場合はエアコンの取り外しはしてもらえません。別途業者に依頼してエアコンを取り外してもらう必要があります。自分で取り外すことも可能ですが、冷却ガスが漏れだしてしまう場合もありますので、専門業者に依頼した方が安心です。
なお、エアコンの取り外しから回収まで行っている業者もあります。この場合、かかる費用は、エアコンの取り外し料金・運送料・リサイクル料金です。リサイクル料金は、郵便局でリサイクル券を事前に購入して支払います。この場合も、リサイクル料金は1,620円です。回収時に券を渡してください。

なお、古いエアコンが倉庫の中などに置きっぱなしになっており、処分を考えているという場合は家電量販店に直接持ち込むことができます。この場合は、リサイクル料金と手数料だけで大丈夫です。

2-3.無料回収業者に依頼する場合

エアコンは、リサイクルできる部品が多いので無料回収を行っている業者もたくさんあります。パソコンダストでも、送料のみでエアコンを郵送回収していますので、ぜひ利用してみてください。また、送料無料商品と一緒に梱包(こんぽう)していただければ、送料もかかりません。

なお、エアコンと一緒に他の家具家電も回収してほしいという場合は、自宅まで回収に来てくれる業者に依頼する方法もあります。ただし、この場合もエアコンの取り外しはしてくれません。必ず事前に取り外して業者に渡しましょう。

3.エアコンを売却したい場合

この項では、エアコンを売却したい場合の方法を解説します。どのようなエアコンが売却できるのでしょうか?

3-1.売却可能なエアコンとは?

製造されてから10年未満のエアコンは、売却ができます。また、空気清浄機能や自動クリーニング機能がついたエアコンも、買い取ってもらいやすいでしょう。
買い取りは専門業者が行っています。

3-2.買い取ってもらう方法

専門業者に買い取ってもらう場合は、取り外しから業者に任せた方がよいでしょう。素人が取り外すと冷却ガスが抜けたりするなど、思わぬ事故が起きるかもしれません。出張査定を行ってくれる業者も多いので、買い取りを希望する場合は、まず業者に連絡をしてみましょう。インターネットを検索すれば、業者はすぐに見つかります。

3-3.買い取りを行ってくれる不用品回収業者もある

不用品回収業者の中には、買い取りと回収を行っているところもあります。不用品を処分したいが、買い取れるものは買い取って欲しいという方は、回収と買い取りを行っている業者を利用しましょう。この場合は、回収料金から買取額を引いてもらえます。まだ新しい家電が大量に不用になったという場合に、利用するとよいですね。

3-4.注意点

製造から10年未満の製品でも、状態によっては買い取れないこともあります。また、極端に汚れていたり部品が劣化したりしているものも買い取ってもらえません。また、買い取り額は高くても1万円前後です。高く買い取って欲しい場合は、付属品や説明書をきちんとそろえ、ほこりなどをぬぐってから査定をしてもらいましょう。

4.エアコンのリサイクル料金に対するよくある質問

Q.リサイクル料金は全国一律でしょうか?
A.はい。全国どこでもリサイクル料金は同じ1,620円です。

Q.廃棄するならば、自分でエアコンを取り外しても大丈夫でしょうか?
A.かまいませんが、無理やり取り外せば壁などに傷がつくこともあります。

Q.エアコンは、大型のものほど高く売却可能ですか?
A.その傾向はありますが、大型だからといって高値で買い取ってくれるとは限りません。

Q.エアコンをインターネットオークションに出品することはできますか?
A.できますが、梱包(こんぽう)や郵送が行えるかどうかよく考えてから出品しましょう。

Q.エアコンは室外機と本体、セットで引き取ってもらえますか?
A.はい、両方合わせて1台です。

5.おわりに

いかがでしたか? 今回はエアコンのリサイクル料金や処分方法について解説しました。エアコンは取り付けや取り外しが大変な家電です。素人は無理をせず、プロに任せましょう。また、大型のエアコンは60キロ以上あります。自分で持ち運ぶ場合は、複数人で積み上げ・積み下ろしを行ってください。