【解説】テレビを無料で処分したい人必見! リセールから不用品回収まで

テレビを無料で処分する方法を知りたいと思いませんか? テレビは家電リサイクル法の対象になるため、自治体が回収する粗大ゴミとして捨てることは不可能です。そのため、「どうやって捨てるのか分からない」「処分するのにお金がかかるのでそのままにしてある」という人も多いのではないでしょうか。しかし、場所をとるテレビをいつまでも家に置いておくわけにはいきません。この記事では、テレビを無料で処分する方法についてご紹介しましょう。

  1. テレビの処分と家電リサイクル法について
  2. テレビのリサイクル料金について
  3. テレビを無料で処分する方法とは?
  4. テレビの処分に関するよくある質問

この記事を読むことで、不要になったテレビをお得に処分する方法が分かるはずです。

1.テレビの処分と家電リサイクル法について

まずは、テレビの処分について知っておくべきことをまとめました。

1-1.テレビは捨てられない

テレビを捨てようと思ったとき、粗大ゴミとして出そうとする人は多いでしょう。しかし、テレビは粗大ゴミとして捨てることができません。2001年に施行された「家電リサイクル法」により、小売業者による引き取りと製造業者によるリサイクルが義務づけられたのです。私たち消費者は、リサイクル料金を支払って不要になったテレビを引き取ってもらう必要があります。

1-2.家電リサイクル法の対象家電とは?

対象となるのは、テレビのほかにエアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の4品目です。ただし、業務用として製造・販売されているものを家庭で使用していた場合は対象外になります。あくまでも、対象となるのは「家庭用として製造・販売されている家電」です。

1-3.目的と必要性

家電リサイクル法の目的は、ゴミの減量とリサイクルの促進です。この法律ができるまで、家庭から出た廃家電は自治体が回収し、処理を行ってきました。しかし、廃家電の中には粗大ゴミ処理場での処理が難しいものも多く、大部分が埋め立てられてきたのです。また、その中には再利用が可能な資源も大量に含まれていました。そこで、埋め立て処分を行う廃家電を減らして埋め立て地の残余年数をこと伸ばすこと、リサイクルが可能な資源を再活用することを目的として、家電リサイクル法が制定されたのです。

1-4.ブラウン管テレビと液晶テレビについて

ブラウン管テレビも液晶テレビも、同じように家電リサイクル法の対象になります。粗大ゴミとして捨てることはできないため、リサイクル料金を支払って販売店などに引き取ってもらうのが一般的です。

2.テレビのリサイクル料金について

テレビを処分する方法や費用についてご紹介します。

2-1.テレビのリサイクル方法

テレビをリサイクルする方法としては、以下のようなものがあります。

2-1-1.自治体

前述したとおり、テレビは自治体が回収する粗大ゴミとして捨てることができません。しかし、自治体によっては「リサイクル協同組合」や「家電リサイクル協力店」を定めているところも多いのです。テレビを購入した販売店が分からない場合や倒産してしまっている場合など、どのように処分するべきか困ったときは相談してみるとよいでしょう。リサイクル料金と収集運搬料金を支払って回収に来てもらうことができる場合もあります。

2-1-2.メーカー

メーカーに依頼してテレビを回収してもらう方法もあります。手順や料金についてはメーカーごとに異なるため、まずは問い合わせてみましょう。

2-1-3.家電量販店

新しいテレビの購入と引き換えに、不要になったテレビを引き取ってくれる家電量販店もあります。ただし、このようなサービスを行っていない店舗もあるため、事前に問い合わせて確認しておきましょう。

2-2.リサイクル料金について

テレビのリサイクル料金は、メーカーやサイズによって違いがあります。国内大手メーカーのリサイクル料は、以下のとおりです。

  • 15インチ以下:1,836円
  • 16インチ以上:2,916円

ただし、売却や譲渡という形でテレビを処分する場合は、リサイクル料金はかかりません。

2-3.注意点

家電量販店やメーカーにテレビの引き取りを依頼した場合、リサイクル料金のほかに収集運搬料金の負担が必要になります。店舗によって料金は異なるのが一般的です。ただし、自分で指定引取場所に直接持ち込む場合は、収集運搬料金は必要ありません。

3.テレビを無料で処分する方法とは?

テレビを無料で処分する方法についてご紹介します。

3-1.方法と流れ

テレビを無料で処分する方法は2種類あります。

3-1-1.壊れていないテレビはリセール

まだ使える状態のテレビはリセールしましょう。方法として最も手軽なのが、リサイクルショップです。直接お店に持っていけばその場で査定して現金化できるため、すぐに処分したい人におすすめの方法となります。自分で運ぶのが難しい大型のテレビは、出張サービスを行っているお店を利用するとよいでしょう。自宅まで査定に来てもらえます。

3-1-2.壊れているテレビは無料回収

壊れていてリセールできないテレビも、無料で処分することが可能です。家庭から出た不用品の無料回収をしている業者を利用しましょう。パソコンや不用品の回収を行っている「パソコンダスト」では、液晶テレビや液晶モニター・パソコンなどを回収無料品目とし、そのほかの不用品も同梱して送っていただけると送料無料で回収いたします。ぜひチェックしてみてください。

3-2.メリットとデメリット

リセールと無料回収、それぞれのメリットとデメリットをまとめました。

3-2-1.リセール

【メリット】

  • お金をもらって処分できる
  • その場で対応してもらえる
  • 手軽に利用できる

【デメリット】

  • 状態によっては買い取り不可になることもある
  • 高額買い取りを希望するならショップを比較する必要がある

3-2-2.無料回収

【メリット】

  • 状態に関わらず、確実に処分できる
  • ほかの不用品もまとめて回収してもらえる

【デメリット】

  • 悪徳業者も存在するため、業者選びには注意が必要

3-3.注意点

不用品回収業者が無料で回収できるのは、資源を再利用することで利益を得ているためです。そのような理由もなく、むやみに無料回収を宣伝している業者には十分注意してください。必要な許可を得ずに営業している悪徳業者の可能性があります。無料といっておきながら最終的には高額な料金を請求されるケースもあるでしょう。

4.テレビの処分に関するよくある質問

「テレビの処分について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.液晶テレビの寿命は何年くらいですか?
A.使用頻度にもよりますが、一般的には8~10年といわれています。発売から8年前後たつとメーカーに部品がなくなってしまうため、修理よりも買い替えを検討するべきです。

Q.自分で指定引き取り場所に持っていく場合は、どのような流れになりますか?
A.テレビのメーカー名と画面サイズをメモして郵便局へ行き、備え付けの家電リサイクル券に必要事項を記入してください。窓口でリサイクル料金を支払い、支払い済みの家電リサイクル券とテレビを持って指定引取場所へ行きましょう。

Q.中古でも需要があるのはどのようなテレビですか?
A.発売から5年以内の液晶テレビで、高性能なものであれば中古でも高値で売れる可能性があるでしょう。

Q.買い取りしてもらえない液晶テレビとは、どのような状態のものですか?
A.電源が入らない、画面に何も映らない、音が出ないなど、テレビとして機能しないものは買い取り対象になりません。

Q.不用品回収業者とトラブルになった場合は、どこに相談すればよいですか?
A.国民生活センターに相談してください。適切なアドバイスをもらえます。

まとめ

いかがでしたか? 不要になったテレビを無料で処分する方法についてご紹介しました。家電リサイクル法の対象となるテレビを、費用をかけずに処分できる方法があるのです。ぜひその方法を知って、お得に処分してください。