シャープのパソコンを処分するときに知っておきたい情報一覧!

シャープのパソコンは、2010年までメビウスという製品が製造・販売されていました。タブレット型パソコンも一時期販売していましたが、2016年には販売を終了しています。大切に使用していたとしても、メビウスはそろそろ寿命を迎える頃でしょう。シャープはパソコンの製造・販売を終了しており、回収をしてくれるのかと不安になると思います。今回はシャープのパソコンの処分方法を解説していきましょう。

  1. シャープのパソコンとは?
  2. シャープのパソコンを処分する前にすべきこと
  3. シャープパソコンの処分を自分でおこなう場合
  4. シャープパソコンのリセールについて
  5. シャープパソコンの処分方法~専門業者による回収について
  6. よくある質問

この記事を読むことで、シャープのパソコンの処分方法がわかります。寿命の近づいたシャープのメビウスを持っている方は、処分する前にぜひと読んでください。

1.シャープのパソコンとは?

この項では、シャープのパソコンについて紹介します。

1-1.シャープのパソコンの特徴・人気について

シャープは、2010年まで「メビウス」というノートパソコンを中心に販売活動をおこなっていました。個人向けと法人向けどちらにもラインナップを展開しており、学校・職場でメビウスを使用していたという人も多いでしょう。シャープのパソコンは、最新液晶技術の導入や非インテル系のCPUの積極的な採用、テレビとの相性の良さなどの多くの特徴がありました。

1-2.シャープのパソコンの歴史

シャープは1978年からパソコンの製造・販売をしており、愛好家もたくさんいました。前述のとおり、2010年まで「メビウス」を製造・販売していましたが撤退しています。しかし、2014年にWindows8.1を搭載したタブレット型パソコン「メビウスパッド」を法人向けに販売をはじめ、パソコン市場に再参入しました。その後、メビウスパッドは価格を下げて2016年度まで個人向けに販売されていたのです。

2.シャープのパソコンを処分する前にすべきこと

この項では、シャープのパソコンを処分する前にするべきことを紹介します。

2-1.パソコンのデータ消去

パソコンには大切な個人データが記録されています。仕事で使用している場合、取引先の顧客の個人データが記録されているケースもあるでしょう。データを消去せずに処分してしまうと、大切な個人データが第三者に漏洩(ろうえい)する可能性があります。仕事で使用している場合、その結果として信用を失ってしまう可能性が高いでしょう。データの消去方法ですが、OS標準の消去機能や初期化だけでは復元ツールを使用すれば簡単に復元することができます。そのため、データを完全に消すには金づちなどでHDDを叩いて破壊する「物理破壊」が現実的です。

2-2.大切なデータの移行方法

大切なデータは処分をする前に別のパソコンへ移しましょう。まず、外付けHDDにデータを保存します。そして、外付けHDDから別のパソコンへデータを移行するのが手軽で安全な方法でしょう。

2-3.注意点

データを移行するときにUSBメモリーを利用する方法があります。家族や友人から借りたもの、他のパソコンにつないだことがあるものはUSBメモリー経由で感染するウイルスもありますので注意をしましょう。新品のUSBメモリーを利用すれば問題ありませんが、他のパソコンに繋いだことがあるものは、総合セキュリティソフトでウイルススキャンをおこなうといいでしょう。

3.シャープパソコンの処分を自分でおこなう場合

この項では、シャープのパソコンの処分を自分でおこなう場合の方法を紹介します。

3-1.メーカー回収で処分する

シャープでは、パソコンの製造・販売は終了していますが、回収事業については継続しているので安心してください。パソコン本体のほかに、シャープ製の液晶ディスプレイ・ブラウン管型モニター(CRTモニター)も回収しているので利用するといいでしょう。
個人向けパソコンは、2003年度以降に製造された「PCリサイクルマーク」が貼ってあるパソコンであれば無料で回収しています。また、ディスプレイ・モニターは1点につき3,000~6,000円の費用負担が必要です。法人用のパソコンも回収しています。注意点として法人用のパソコンは回収する台数により料金が異なるので、シャープのホームページから見積もりを依頼するといいでしょう。

3-1-1.処分方法の流れ

WebでシャープPCリサイクルセンターに回収の申し込みをおこないましょう。申込時に住所・氏名などとともに、処分する機種名・製造番号・PCリサイクルマークの有無などを連絡します。PCリサイクルマークの付いていない製品は、回収再資源化料金を記載した払込取扱票を送付し、郵便局にて料金を振り込みましょう。その後、シャープからエコゆうパック伝票が送付されます。処分するパソコンを自ら梱包(こんぽう)し、エコゆうパック伝票を貼り付けましょう。梱包したものを直接郵便局へ持ち込むか、エコゆうパック伝票に記載されている日本郵便の支店へ直接電話し、戸口集荷の依頼をすれば、後はシャープが処分をしてくれます。

3-1-2.メリット・デメリット

メリットは「PCリサイクルマーク」がついていると無料でシャープが処分をしてる点です。シャープは物理的にハードディスクを破壊してくれ、個人情報の観点からも安全性は高いでしょう。
ただし、シャープ製のパソコンとディスプレイ以外の回収はできません。

3-2.PCリサイクルマークのあるものとないもの

2003年10月1日以降に販売されている家庭向けパソコンには、PCリサイクルマークがパソコンに印刷されています。PCリサイクルマークがあるものは回収・再資源化されますので回収料金が無料です。PCリサイクルマークのない製品は回収・再資源化料金を負担しなければなりません。支払いに必要な払込票はシャープから郵送されます。

3-3.自治体回収で処分する方法

ノートパソコンは、小型家電リサイクル法にしたがい無料回収している自治体や家電量販店にて回収してもらえます。ただ、すべての自治体では小型家電を回収しているわけではありません。自分が住んでいる自治体のホームページなどで確認することがが必要です。また、タブレット型パソコンは、自治体ゴミとして回収してもらえるでしょう。どのゴミに該当するかは、自治体ごとに異なります。ゴミを出す前に市役所などに問い合わせをしましょう。ゴミとして出す前には必ずデータの消去をしてください。

3-3-1.処分方法の流れ

自治体のホームページで、小型家電リサイクルボックスがどこに設置されているのか調べます。その後、小型家電リサイクルボックスへパソコンを捨てれば処分完了です。小型家電リサイクルボックスは鍵が付いており、第三者が盗めません。また処分費用は無料になります。

3-3-2.メリット・デメリット

メリットは、ノートパソコンサイズの小型家電なら無料で処分することができる点です。
デメリットは、小型家電リサイクルボックスの設置数も多くなく、処分するまでに手間がかかる可能性があることでしょう。

4.シャープのパソコンのリセールについて

この項では、シャープのパソコンのリセールについて紹介します。

4-1.中古市場の動向

シャープパソコンは生産が終了して時間が経過しており、すでにサポートサービスも終了しています。そのため、中古市場ではほとんど需要がありません。

4-2.人気のある機種と特徴について

前述のとおり、シャープのデスクトップパソコンやノートパソコンには需要がありません。しかし、タブレット型パソコンについては、まだ人気があります。

4-3.リセールの方法

リセールの方法を紹介していきます。

4-3-1.自分でオークションに出す

リセールの方法として、自分でオークションに出すというものがあります。オークションの場合、外箱や説明書などの付属品をそろえておけば高値が付きやすくなるでしょう。

4-3-2.業者に買い取ってもらう

パソコン専門のリサイクルショップに買い取ってもらうという方法があります。生産が終了しているので、すぐに買い取りに出すのがおすすめです。

4-4.それぞれの方法のメリット・デメリット

オークションと買い取りのメリット・デメリットを紹介します。

4-4-1.オークションに出すメリット・デメリット

メリット、業者の買い取りよりも高値が付くケースがあることです。すでに生産が終了しているので同型機種を欲しいと考えるかたは少し高額でも落札をする可能性があるでしょう。
デメリットとしては、確実に買い手が付くかわからない点です。また、自分で出品をするなどしなければならず、オークションに慣れていないと手間を感じることでしょう。

4-4-2.業者の買い取り

オークションに出すよりも確実に現金化することができます。
デメリットとしては、安く買い叩(たた)かれる可能性が非常に高い点です。パソコンは常に進化していますので、古いシャープパソコンの買い取り価格は安くなってしまいます。

5.シャープパソコンの処分方法~専門業者による回収について

この項では、専門業者による回収について紹介します。

5-1.パソコンリユース業者による回収

パソコンリユース業者に回収を依頼することで、PCリサイクルマークの付いていないパソコンや液晶ディスプレイを引き取って処分してもらえます。また、パソコン以外の小型家電も無料で処分してくれる業者もあるのです。

5-1-1.パソコンリユース業者による回収の流れ

パソコンリユース業者の回収方法は3つあります。

  • 宅配回収
  • 持込回収
  • 出張回収

パソコンダスト」は、3種類の方法をすべて利用可能です。

宅配回収は、回収したい製品を段ボールにクッション材などを入れて梱包します。説明書やケーブルなどの付属品も一緒に梱包しましょう。運送会社に集荷を依頼し、発送をして完了となります。

持込回収は、パソコンダストの場合10~18時の時間帯で直接持ち込むことが可能です。

出張回収は、電話または回収依頼フォームで回収品目を伝えます。パソコンダストの場合、出張可能範囲は東京都内です。また、訪問日時を決定し、パソコンダストのスタッフが出張回収に来てくれるでしょう。
パソコンダストの出張対応は対象品目15台以上から可能です。

5-1-2.料金

パソコンダストでは、パソコンなどの対象品目ならば送料無料、回収無料にて回収してもらえます。この際、対象品目以外のものを同梱すると無料回収が可能です。

5-1-3.メリット・デメリット

メリットとしては、パソコンや周辺機器の無料回収をしてもらえる点です。パソコンだけではなく、家電や液晶テレビ・タブレットなども無料で回収してもらえます。また、宅配回収を利用すれば遠方でも利用できる点もメリットです。また、パソコンのデータ消去をしてもらえますので安心できます。
デメリットは、パソコンリユース業者の中には違法業者も多く存在することです。そのため、業者選びが重要になります。

5-2.パソコンリユース業者選び方のコツ

パソコンリユース業者の選び方のコツとしては下記のものがあります。

  • 古物商許可を持っている
  • ホームページに古物商許可番号を掲載している
  • 料金体系がはっきりしている
  • 店舗を構えている
  • スタッフの顔が見える
  • パソコンのデータを消してくれる
  • 対応が迅速で丁寧

このような基準で業者選びをしましょう。トラックなどで不用品回収をおこなっている業者やしつこくセールス電話をかけてくる業者については、トラブルになる可能性があります。実際、国民生活センターに料金を巡ってトラブルが報告されているので注意しましょう。

5-2-1.なぜ無料回収できるのか?

パソコンは中古品にも一定の需要があり、部品には貴金属が多く使用されています。そのため、リサイクルして再利用が可能です。パソコンダストをはじめとした無料回収業者は、パソコンや周辺機器の無料回収をおこなっても利益に繋がります。

5-3.パソコンダストのメリットについて

パソコンダストのメリットとしては、パソコン本体があれば、パソコンの周辺機器も無料で引取りが可能な点です。また、依頼の有無に関わらずパソコンのデータを必ず消去してもらえるという点もメリットでしょう。消去証明書の発行も、有料でおこなっています。

6.よくある質問

Q.タブレット型パソコンもパソコンリユース業者は回収してくれますか?
A. パソコンダストは無料回収です。

Q.回収対象の地域はどこまででしょうか?
A. パソコンダストの宅配回収なら日本全国対応しています。

Q.持込回収の際には梱包をする必要はあるのでしょうか?
A. 梱包の必要はありません。

Q.パソコン内の個人データは完全に消せるのでしょうか?
A. パソコンダストは、理論的ハードディスク消去機・物理的ハードディスク破壊機を組み合わせてハードディスク内のデータを完全に消去しています。

Q.パソコンの周辺機器は、家庭ごみとして回収してもらえるでしょうか?
A. 分類は自治体により異なりますが、家庭ごみとして回収してもらえます。

まとめ

いかがでしょうか。シャープのパソコンの処分方法を紹介しました。シャープのパソコンは、サポートも終了していますので、そろそろ買い替えどきかもしれません。処分するのであれば、パソコンダストなどの優良企業を利用して処分をしてください。