windows7の廃棄方法を詳しく知りたい! 簡単&安全に処分するコツ!

「古いパソコンのOSがwindows7だけど、どんな方法で廃棄すればよいのだろう」とお考えではありませんか? 新しいパソコンに買い替える場合など、古いパソコンの処分をどうするか悩みますよね。中でも、windows7搭載のパソコンは古い機種が多いため、どんな方法で処分すればよいのか分かりづらいものです。それに、なるべく簡単に処分できる方法があれば知りたいことでしょう。

そこで今回は、windows7の廃棄について詳しく解説します。

  1. windows7のサポートが終了した
  2. windows7をそのまま使用するリスク
  3. 買い替えかアップグレードするかの判断基準
  4. windows7のデータを消去するには?
  5. windows7搭載パソコンを廃棄する方法
  6. windows7の廃棄に関するよくある質問

この記事を読むことで、windows7を廃棄するときの注意点がよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。

1.windows7のサポートが終了した

最初に、windows7のサポート状況について見ていきましょう。

1-1.2020年1月14日にサポートが終了した

windows7は、2020年1月14日にマイクロソフトによるサポートが終了しました。今後は、サポートがなくても使い続ける、OSをアップグレードする、パソコンを買い替えるなどの対応をする必要があります。より詳しい内容は、マイクロソフトのホームページを参考にしてください。

1-2.引き続きパソコンを使うことはできる

windows7のサポートが終了した後も、引き続きパソコンを使うことができます。ただし、セキュリティーの更新ができなくなるのがデメリットです。安心してパソコンを使い続けるためには、常に最新のサポートが必要になります。メーカーのサポートが切れたOSを使い続けることは、数々のリスクを負うことを理解しましょう。

2. windows7をそのまま使用するリスク

windows7のままでパソコンを使い続けるとどんなリスクがあるのか、詳しく見ていきましょう。

2-1.パソコンに不具合が出てもサポートしてもらえない

windows7のままでパソコンを使い続けて不具合が出ても、サポートしてもらうことができません。今までは、マイクロソフトが不具合に対してさまざまな修正プログラムを提供してサポートをしてきました。しかし、サポートが終了したため、今後どんな不具合が出ても、対応してもらえないのです。たとえば、windows7のままのパソコンを使用中に致命的な不具合が発生した場合でも、自己責任になります。

2-2.多くのソフトが使いづらくなる

windows7をそのまま使い続けると、多くのソフトが使いづらくなるのもデメリットになります。マイクロソフトがサポートを終了すれば、メーカーも自社ソフトのサポートを終了するからです。今後は、ソフトを使い続けて何らかの不具合が出ても、一切のサポートを受けられなくなります。ソフトを起動・使用することができても、万が一の際にサポートを受けられないのでは困るでしょう。

2-3.ウイルスに感染する可能性が高くなる

ウイルスに感染する可能性が高くなるのも、大きなリスクです。windows7のサポートが終了したことで、悪意のある第三者からのウイルス攻撃を受けやすくなります。また、同時にハッカーの対象になりやすいのもデメリットです。ウイルス感染やハッキングにより個人情報や企業機密などが流出すると、思わぬ被害を受けることになります。windows7のままでパソコンを使い続けるのは、リスクが高過ぎるでしょう。

3.買い替えかアップグレードするかの判断基準

windows7搭載パソコンから買い替えるか、OSをアップグレードするかの判断基準をご紹介します。

3-1.OSのアップグレードがおすすめの場合は?

以下のようなケースでは、OSのアップグレードで対応することをおすすめします。

  • パソコンが高性能でアップグレードしても問題ない
  • なるべく費用をかけたくない
  • 過去にOSのアップグレードを経験済み
  • パソコンの知識に詳しい

3-2.パソコンの買い替えがおすすめの場合は?

OSのアップグレードではなくパソコンの買い替えをおすすめするのは、以下のようなケースです。

  • パソコンの性能が低くてアップグレードできない
  • パソコンが寿命を迎えている
  • アップグレードするのに不安がある
  • アップグレードするのが面倒
  • 新しいパソコンで魅力的な製品がある

windows7搭載パソコンは、最新機種と比較した場合、アップグレードの必要条件を満たさないものが多く見られます。苦労してアップグレードするよりも、買い替えるほうがメリットが大きいでしょう。

4.windows7のデータを消去するには?

windows7のデータを消去する方法を詳しく解説します。

4-1.パソコン付属のデータ消去ツールを使用する

メーカーパソコンには、独自のデータ消去ツールが付属していることが多く見られます。データ消去ツールを使えば、簡単にwindows7のデータ消去をすることが可能です。各メーカーのデータ消去ツールを使用し、手順に従って進めていきましょう。併せて、以下のパソコンメーカーのサポートページも参考にしてください。

4-2.外部のデータ消去ソフトを使用する

windows7のデータは、外部のデータ消去ソフトを使用して消去することもできます。たとえば、以下のようなものを検討してみるとよいでしょう。

なお、利用するときは必ず注意事項をよく読み、手順に従って慎重に進めてください。

4-3.専門業者にデータ消去を依頼する

専門業者に依頼してwindows7のデータ消去をしてもらうことも可能です。専門業者では、以下のような方法でデータ消去を進めます。

  • HDDに強力な磁気を当ててデータを読み込み不可にする
  • 専用のシュレッダーでHDDを裁断し、物理的に読み込み不可にする

なお、業者によっては、データ消去証明書を有料で発行してもらえることがあります。確実にデータ消去をした証明が欲しい場合は、忘れずに依頼しておきましょう。

5.windows7搭載パソコンを廃棄する方法

windows7搭載パソコンを処分する主な方法を詳しくご紹介します。

5-1.パソコンリサイクル法に基づいて廃棄する

windows7搭載パソコンは、パソコンリサイクル法に基づいて処分することができます。パソコンにPCリサイクルマークが付いているものは、無料で処分可能です。PCリサイクルマークを紛失している場合は、1台数千円程度の処分費用がかかります。パソコンリサイクル法に沿って処分する場合は、メーカーの担当窓口に連絡して回収を依頼しましょう。各メーカーの窓口一覧は、一般社団法人パソコン3R推進協会のホームページを参考にしてください。

5-2.自治体回収に小型家電として出す

自治体の中には、大阪市などのようにwindows7搭載パソコンを小型家電として処分することができるところがあります。小型家電として処分する場合は、役所や商業施設などに設置された「小型家電専用回収ボックス」に投入してください。処分費用は無料です。回収後は自治体が再資源化し、有効活用されます。

5-3.販売店の下取り・引き取りを利用する

パソコンの買い替えを伴う場合、販売店の下取りや引き取りを利用できないか調べてみるとよいでしょう。以下のようなタイミングで、パソコンの新規購入を促すために販売店が下取りや引き取りを強化することがあるので、チェックしてみてください、

  • ボーナス時期(6~7月・12月)
  • 新入学シーズン(3~4月)
  • 販売店の決算月(3月・9月が多い)

販売店の下取りや引き取りを利用できれば、新規購入と同時に処分でき、処分費用が無料になるなどのメリットを受けることができます。なお、下取りや引き取りだけでは依頼できないことがほとんどなので注意しましょう。

5-4.ネットオークションやフリマアプリに出品する

不要になったwindows7搭載パソコンは、ネットオークションやフリマアプリに出品して売ることも考えてみましょう。ネットオークションやフリマアプリでは、主にマニアが状態のよいwindows7搭載パソコンを探しています。自分で売りたい価格を設定でき、タイミングによっては思わぬ高額落札もあり得るので、なるべく高く売りたい人は出品を検討してみるとよいでしょう。ただし、クレームや支払い遅延などのトラブルも多く、こん包や配送の手間がかかるなどのデメリットも多くあります。出品する前に、メリット・デメリットをよく理解しておくことが必要です。

5-5.不用品回収業者に処分してもらう

不用品回収業者に依頼して、不要になったwindows7搭載パソコンを処分してもらうのもおすすめです。不用品回収業者に処分を依頼した場合、以下のようなメリットがあります。

  • 故障や不具合があっても依頼できる
  • 複数台のパソコンを1回で処分してもらえる
  • クリーニングする必要がない
  • 宅配回収や出張回収は集荷場所まで運ぶ必要がない
  • 宅配回収や出張回収は都合のよいタイミングで依頼できる
  • 業者によってはデータ消去を依頼できる
  • そのほかの不用品も同時に処分してもらえる

なお、当パソコンダストでもwindows7搭載パソコンの処分をお受けしています。当社指定の宅配便で着払い指定していただくと、処分費用や送料を負担する必要がなく完全無料です。また、同梱(どうこん)いただければそのほかの不用品の処分費用も無料になります。このお得な機会にぜひご利用ください。

6.windows7の廃棄に関するよくある質問

最後に、windows7の廃棄に関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。

Q.windows7をアップグレード中にパソコンがフリーズしてしまったのですが?
A.パソコンのメモリー不足・ハードディスクの空き容量不足などが考えられます。フリーズしたまま放置しても一向に処理が進まない場合は、強制的に電源を落としてやり直すか、新しいパソコンに買い替えることを検討してください。

Q.windows7からOSをアップデートしたら画像ソフトの挙動がおかしいのですが?
A.まずは、画像ソフトメーカーのホームページなどをチェックし、アップデートプログラムが提供されていないか確認してください。ソフトをアップデートすることで、正常に動かすことができるようになります。アップデートプログラムの提供がない場合は、残念ですがソフトを使い続けることをあきらめましょう。

Q.windows7搭載パソコンが壊れている場合、内部データの消去はどうする?
A.何らかの不具合によりパソコンが起動できない、電源が入らない、といった場合は、HDDを物理的に破壊することでデータ消去することができます。自分でHDDを取り出して破壊するほか、業者に依頼することも可能です。

Q.液晶画面が割れているパソコンを廃棄するときの注意点は?
A.運搬する際に画面の破片でケガをしないよう、ダンボール紙や厚紙を割れている部分に当て、周囲をビニールテープで固定しておきましょう。さらに、「割れあり注意」と書いておくと親切です。

Q.不用品回収業者でパソコンを無料回収できるのはなぜ?
A.パソコンには、レアメタルをはじめリサイクル可能な資源が使われているからです。不用品回収業者では、回収後のパソコンを分解して素材別に分け、再生可能資源は専門業者に売却することで利益を得られるため、無料で回収しても元を取ることができます。

まとめ

今回は、windows7の廃棄について詳しく解説しました。マイクロソフトのwindows7に関するサポートは、2020年1月14日で終了しています。サポートが切れてもパソコンを使い続けることは可能です。しかし、さまざまなデメリットを考えると、OSをアップグレードするかパソコンを買い替えることをおすすめします。アップグレード・買い替えのいずれでも、まずは、大切なデータを移行・保存しておきましょう。なお、パソコンを買い替える場合は、不要になったwindows7パソコンを処分するので、パソコンに残っているデータは確実に消去する必要があります。最もおすすめなのは、不用品回収業者に処分を依頼する方法です。中には、完全無料で処分してもらえるケースもあるので調べてみるとよいでしょう。