テレビの買い替えはいつがいいの? 寿命やタイミングもしっかり解説

テレビを買い替えるタイミングは人によって違います。「新製品がほしい」「壊れたら新しいテレビを買おう」など、買い替えの動機はさまざまです。しかし、テレビの寿命が近づいてくると少しずつ調子が悪くなり、劣化サインが目立ち始めます。完全に壊れる前に、テレビを買い替えたほうがいいでしょう。

本記事では、テレビの寿命や買い替えのタイミングについて説明します。

  1. テレビの寿命と買い替えのタイミング
  2. テレビの寿命を延ばすにはどうしたらいい?
  3. テレビを選ぶポイントは?
  4. 不要になったテレビの処分方法
  5. 不要になったテレビはパソコンダストへ
  6. テレビの買い替えに関してよくある質問

この記事を読むことで、テレビを買い替えるポイントなどが分かります。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

1.テレビの寿命と買い替えのタイミング

テレビの寿命は、種類によって異なります。まずは、テレビの種類と寿命、買い替えのタイミングを解説しましょう。

1-1.テレビの種類

主に、テレビの種類は液晶テレビ・有機ELテレビ・プラズマテレビ・ブラウン管テレビの3種類です。

1-1-1.液晶テレビ

現在、最も普及しているのが液晶テレビです。液晶テレビは、液晶部分に後ろから「バックライト」と呼ばれる光をあてることで、映像を映し出す仕組みになっています。寿命は約8~20年ともいわれており、テレビの視聴時間によって早く寿命が訪れることもあるでしょう。バックライトの寿命や半導体といった内部機器の不具合も、テレビの寿命に影響します。

1-1-2.有機ELテレビ

有機ELテレビの正式名称は「有機エレクトロルミネッセンス」で、2000年代前半の初登場から根強い人気があります。バックライトを使わず、有機物で発光させるのが特徴です。映像の色や立体感において、ほかのテレビより群を抜いたクオリティーが魅力ですが、パネルの寿命は約4~10年と短い傾向があります。

1-1-3.プラズマテレビ

プラズマテレビも有機ELテレビと同じく、バックライトを使わず自発光で映像を映し出すのが特徴です。内部に放電するためのスペースを必要とするため、ある程度の厚みと大きさが必要となりますが、パネルの寿命は約15~30年といわれています。

1-1-4.ブラウン管

ブラウン管は、すでに生産終了しているテレビです。ブラウン管テレビはほとんど普及されておらず、画面部分の厚みが大きく、正方形のキューブ型になっているのが特徴といえるでしょう。寿命は約3~5年と短めです。

1-2.寿命のサインをチェック!

ここでは、具体的な寿命のサインをチェックしておきましょう。

1-2-1.画面が暗くなる

バックライトや自発光の電力は、使い続けていると徐々に落ちていきます。いつもより画面が暗く感じる場合、寿命が近づいている証拠です。テレビの寿命が近づくたびに、画面の明るさは購入時の50%程度にまで落ちます。

1-2-2.電源を入れてもテレビがつかない

電源を入れてもテレビがつかなくなる現象は液晶テレビによくあることで、バックライトの寿命が関係しています。ただし、音声は聞こえるのに映像が映らない症状は、バックライトの交換など修理で対応できるケースもあるでしょう。または、基盤に不具合が起きている可能性も考えられます。10年近く使用しているなら、寿命と考えて買い替えを検討したほうがいいでしょう。

1-2-3.画面は映るが、音声が出ない

画面は映っているのに音声が出ないという症状も寿命のサインです。パネルに問題がなくても、テレビ内部の回路や基盤に不具合が起きている可能性があります。

1-2-4.色調の異常・画面に線が出る

全体的な色調がおかしい・画面に線が入るといった症状も、テレビの寿命が近づいてきたときに起こりやすいものです。

2.テレビの寿命を延ばすにはどうしたらいい?

ここでは、テレビの寿命を延ばす方法とポイントを解説します。

2-1.長時間つけっ放しにしない

テレビを長時間つけたままにしてませんか? パネルの寿命は、視聴時間と大きく関係してます。1日に長時間テレビをつけたままにしているほど、寿命は早く訪れやすくなるので、見ていないときはテレビを消すようにしましょう。

2-2.高温の場所に置かない

直射日光の当たる場所にテレビを置くと、強い日差しでテレビ自体が高温になってしまいます。テレビの内部は繊細な基盤や回路があり、高温にさらされると機能の劣化を早めて寿命も縮めてしまうのです。テレビを設置するときは太陽光が直接当たる場所を避けてください。特に、夏場は室温が高くなりやすくなるため、注意しておきましょう。

2-3.湿気の多い場所に置かない

防水タイプのテレビを除き、ほとんどのテレビは水分や湿気に弱い構造となっています。テレビを湿度の高い部屋に設置してしまうと、電源基盤の故障につながってしまうでしょう。窓を開けていて激しい雨が入り込んできたり、冬場には結露の水分で濡れたりするリスクも高まります。

2-4.画面を傷つけない

おもちゃや食器などがうっかりテレビに当たって、画面に傷がつくこともあるでしょう。画面の傷はヒビや割れの原因となるため、十分に注意してください。

2-5.不安定な場所・不潔な場所に置かない

段差のある場所に斜めに置いたり、自作の簡易ボードなど不安定な場所に置いたりすると、テレビが転倒する原因となります。テレビに衝撃を与えやすい環境では、内部の基盤に影響をおよぼし、故障の原因となりやすいので注意しましょう。

2-6.ホコリは適度に取り払う

テレビに限らず、パソコンやオーディオ・ゲーム機などはホコリに弱いものです。ホコリが内部に入ると熱がこもる原因になったり、基盤や回路が故障するリスクが高まったりします。テレビの寿命を延ばすためにも、乾いた布や専用のダスターなどでホコリを拭き取り、清潔な状態で使用するようにしましょう。

3.テレビを選ぶポイントは?

家電量販店のテレビ売り場では、さまざまな種類のテレビが陳列されています。どれを選べばいいのか、迷ってしまうことでしょう。そこで、ここではテレビの選ぶポイントを3つの観点から解説します。

3-1.サイズを考える

テレビのサイズは、テレビを置く部屋の広さに合わせて選ぶといいでしょう。各メーカーがすすめる視聴最適距離を目安にしてください。メーカーによって若干の差異がありますが、52型で約2m、70型で約2.6mです。迫力ある映像を楽しみたいからと大きめサイズを選びがちですが、狭い部屋に大型のテレビを置くと、迫力というよりも圧迫感を覚えてしまいます。

3-2.使用目的を考える

使用目的によって、テレビを選ぶことも大切なポイントです。たとえば、リビングなら大きめサイズ、勉学のために使うならデスクに置ける小型のほうが使い勝手がいいでしょう。改めて、何の目的でテレビを使うのか目的を考えてみてください。

3-3.液晶か有機EL、どちらがいいのか?

液晶テレビか有機ELテレビか、悩んでいる方は多いでしょう。ここで、それぞれのメリットとデメリットを踏まえた上で選び方のポイントを解説します。

3-3-1.幅広いサイズがそろっている液晶テレビ

液晶テレビのメリットは、9型程度のミニサイズから100型クラスの超大型までそろっていることです。選択の幅が広いのはもちろん、画面に照明や日光の映り込みが少ないので非常に見やすいテレビでもあります。また、プラズマに比べて熱の発生量が少ないため、夏場でも快適に見ることができるでしょう。
なお、液晶テレビはパネル背面全体に敷き詰めた直下型タイプ・背面の周辺だけに配置したエッジタイプの2種類があります。

3-3-2.割高だが色鮮やかな映像が楽しめる有機ELテレビ

有機ELテレビは、液晶テレビに比べてコントラストが高く、色の再現性が高いので目を見張るような色鮮やかな映像が楽しめます。液晶テレビより高価ですが、きれいな画質でテレビを見たい・映画を楽しみたい方におすすめです。また、視野角が広いので斜めからでもよく見えます。軽量化されているため、壁掛けも簡単にでき、リビングルームの壁面にかけると空間がスッキリするでしょう。

3-4.最近注目されている4Kテレビ

最近注目されているのが、4Kテレビです。デジタル高画質には3段階あり、最も高画質なものをフルHDと呼びます。一般的な液晶テレビで、フルHDと明記されているディスプレイパネルの解像度は横が1920画素、縦が1080画素です。一方、4Kの解像度は横が3840画素、縦が2160画素となっており、フルHDより4倍の高精細な再現力が実現できます。

4.不要になったテレビの処分方法

ここでは、不要になったテレビの処分方法を解説します。

4-1.購入した店に処分を依頼する

テレビを購入した店舗が分かる場合、そのお店に回収を依頼するといいでしょう。実際の店舗だけではなく、ネット通販でも受け付けているところがあります。リサイクル料金と運搬料がかかりますが、引き取りに来てくれる店舗が多いので手軽にテレビを手放せるのがメリットです。ただし、店舗によっては持ち込みだけになっていたり、すでに閉店して処分してもらえなかったりすることもあります。

4-2.新しいテレビを購入する店で処分してもらう

テレビの買い替えを検討している方は、購入店に古いテレビの処分を依頼しましょう。店舗によって異なりますが、リサイクル料金と運搬料がかかります。中には、下取りサービスを行っているところもあるので、事前に問い合わせて確認するといいでしょう。

4-3.買取に出す

まだ使えるテレビなら、買取業者やリサイクルショップなどで買い取ってもらう方法も選択できます。故障していないテレビに限定されますが、買い取ってもらうことができれば処分費用はかかりません。

4-4.ネットオークション・フリマアプリを利用する

自分でテレビを売りたい場合、ネットオークションやフリマアプリを使って売却するのも方法の1つです。手軽に出品できる上に、落札金額しだいではプラスになる可能性があるでしょう。ただし、テレビのこん包に手間取ったり、送料がかかったりするなどのデメリットがあります。また、見知らぬ人に渡すことになるので、後日「動かない」などのトラブルが起きやすい点もデメリットです。

4-5.不用品回収業者に依頼する

すぐにテレビを処分したい・ほかにも処分したい不用品がある方は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。回収費用や出張・運搬費用はかかりますが、不用品をまとめて処分できます。不用品回収業者の中には、買取サービスを行っているところもあるので処分費用の節約にもつながるでしょう。

5.不要になったテレビはパソコンダストへ

テレビの無料回収を行っているパソコンダストを紹介します。

5-1.不用品は無料で回収

パソコンダストでは、パソコン・不用品の無料回収を行っています。不用品回収後は、メンテナンスを行い中古品販売をしているので、格安での回収料金が実現できるのです。中古品として販売できないものも、部品に分解してリサイクルを徹底しています。

5-2.3つの回収方法

回収方法は宅配・持ち込み・出張の3つの方法があります。全国対応の宅配回収は、「送料無料対象商品」が含まれていれば送料が無料です。持ち込み回収は、予約なしで対応しており、出張回収はパソコン等の回収対象品目が10台以上あれば無料で行っています。

6.テレビの買い替えに関してよくある質問

テレビの買い替えに関してよくある質問を5つピックアップしました。

Q.リモコンや説明書がなくても、引き取ってもらえるのか?
A.テレビ本体が正常に動けば、リモコンや説明書がなくても問題なく引き取ってもらえる場合があります。

Q.壊れたテレビの引き取りはどうなるのか?
A.壊れたテレビは買取対象外です。不用品として処分することになります。

Q.テレビの正しい掃除方法は?
A.テレビ画面は傷つきやすい傾向があるため、やわらかい布で拭きましょう。ウエットタイプ・クリーニングシートは変質やひび割れの原因になるので、使用しないでください。

Q.テレビを高く売るコツは?
A.取扱説明書やリモコンといった付属品をそろえる・きれいに掃除することです。購入時の状態にしたほうが、高く売れる傾向があります。

Q.テレビは自治体回収で処分できないのか?
A.できません。家電リサイクル法の対象品目になっているため、メーカーによる回収とリサイクルが義務づけられています。まずは、メーカーに問い合わせて回収方法を確認してみてください。

まとめ

テレビは、寿命のサインが現れたら買い替えのタイミングです。処分ではなく買取を検討している方は、壊れる前に査定を依頼しましょう。壊れているテレビは買取対象外になるため、家電量販店などの販売店に回収を依頼するか、不用品回収業者へ処分してもらうことになります。中には、無料回収を行っている業者もあるので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。